自動照合の金額加重例外

自動照合ルール・セットを定義する場合、「金額加重例外」セクションに入力する値は、「金額加重」しきいによって考慮される未回収残高金額の内容を適格化します。

金額加重例外の使用方法

しきいパーセントを入力して、トランザクションの未回収残高金額の様々な部分に適用する加重を適格化します。

次の金額加重例外しきいを入力します。

  • 正味税加重: 税金を除いたトランザクション合計金額(ただし、運送費を含む)に適用する加重を入力します。

  • 税および運送費の正味額加重: 税金および運送費を除いたトランザクション合計金額に適用する加重を入力します。

  • 正味運送費加重: 運送費を除いたトランザクション合計金額(ただし、税金を含む)に適用する加重を入力します。

  • 期限外割引加重: 期限外割引を含むトランザクション金額に適用する加重を入力します。

入金額とトランザクション金額の間に完全一致が存在する場合、自動適用では、金額加重例外を参照せずに、「金額加重」しきい値を使用します。

入金額とトランザクション金額の間に完全一致が存在しない場合、自動適用では、すべての金額加重例外の中で最適な一致を検索して、パーセント・スコアを導出します。

たとえば、次の金額加重例外しきい値を入力します。

加重

正味税加重

70%

税および運送費の正味額加重

70%

正味運送費加重

80%

期限外割引加重

60%

ロックボックスの処理中に、次の詳細を含む入金消込に対してトランザクションが提示されます。

  • 顧客アカウント番号: 1001

  • 未払額残高: 127

  • 割引後の金額: 120.65

  • 税金残高: 20

  • 運送費残高: 7

  • 期限外割引: 6.35

ロックボックスは、次の詳細を含む消込に対して入金を提示します。

  • 顧客アカウント番号: 1005

  • 参照金額: 120

トランザクション金額と入金額の間に完全一致が存在しないため、自動適用では、金額加重例外の中で最も一致するものを検索して、金額加重を導出します。入金額と、運送費を除いたトランザクション金額(127 - 7 = 120)の間に完全一致が存在します。そのため、自動適用では、金額加重しきいの計算スコアとして「正味運送費加重」しきい値80%を使用します。