自動照合の文字列処理の仕組み
「自動照合ルール・セットの作成」ページおよび「自動照合ルール・セットの編集」ページの「文字列処理」セクションには、自動適用で使用される「入金別照合」文書参照タイプに対するトランザクション照合の検索を支援するルールが用意されています。
これらのルールは、削除処理後の番号と入金処理中に提供される照合番号を比較するために、文字列のどの部分を削除するかを示します。文字列の照合勧告は、自動照合ルール・セットの加重しきい値に従って処理されます。
トランザクション文字列および送金文字列のルールを定義できます。
文字列処理に影響する設定
文字列処理の設定を使用して、文字列比較の前に文字列のどの部分を削除するかを指定します。これは通常、英数字のプリフィクスまたはサフィクス、あるいは番号を同じ長さにするために埋込みに使用されるゼロの文字列です。
次の設定を入力します。
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文字列位置: 文字列の「前」または後ろのいずれから文字および数字を削除するかを指定します。
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文字列値: 削除する文字および数字のタイプを指定します(「ゼロ」、空のスペースまたは「すべて」)。「すべて」には、ゼロ、スペースおよびすべての文字、数字または特殊文字が含まれます。
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文字数: 削除する桁数を指定します。
文字列処理の使用方法
トランザクション番号の文字列処理設定が次のような場合:
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文字列位置: 前。
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文字列値: すべて。
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文字数: 5。
文字列ABC: 10044は、10044に変換されます。文字列処理プロセスにより、文字列から最初の5文字(英数字ABC、コロン(:)およびスペース)が削除されました。
トランザクション番号の文字列処理設定が次のような場合:
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文字列位置: 後ろ。
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文字列値: ゼロ。
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文字数: 3。
文字列は次のようになります。
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ABC: 10044000は、ABC: 10044に変換されます。
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985660000は、985660に変換されます。
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985660000000003は処理されません。これは、自動適用が文字列の末尾にあるゼロを探しましたが、かわりに数字を検出したためです。