顧客リスト・レポート

顧客リスト・レポートを使用して、顧客情報をレビューします。既存の顧客情報、手動で入力された顧客情報、「スプレッドシートから顧客をアップロード」プロセスを使用してアップロードされた顧客情報または「データ・インポート」プロセスを使用してインポートされた顧客情報をレビューできます。

顧客レコードには大量の情報が含まれている可能性があるため、事前定義済レポートに存在しない顧客情報をレビューすることや、表示される情報のフィルタリング方法を変えることが必要になる場合があります。Oracle Transactional Business Intelligenceの機能を使用して、ダッシュボード全体またはダッシュボードの個々のレポートをコピーして変更できます。これにより、「売掛/未収金 - 顧客リアルタイム」サブジェクト領域から使用できるレポートに対して、列を置き換えたり追加することができます。

「顧客リアルタイム」サブジェクト領域では、表示のために数多くの追加データ属性を使用でき、この中には、顧客関係、顧客信用価値、優先請求プラクティス、延滞手数料と違約金の計算、支払プリファレンスなどが含まれています。

このレポートは、新しい顧客情報を入力するときや、既存の顧客情報を更新するときに使用します。

選択するレポート・パラメータ

顧客データを選択するには、必須パラメータの少なくとも1つに値を入力します。

顧客の選択を絞り込むには、追加パラメータを使用します。追加パラメータはダッシュボードの各タブで使用でき、顧客担当者、顧客住所、支払情報などのデータのタイプに基づいて、選択したデータを絞り込むことができます。

最終更新日

このパラメータを使用して、アップロードされたデータをレビューします。

顧客アップロードの発行日を入力します。

  • 1つ目のフィールドに発行日を入力し、2つ目のフィールドを空白のままにして、発行日からシステム日付までのすべての顧客データを含めます。

  • 両方のフィールドに同じ日付を入力して、特定の日の顧客アップロードの結果を表示します。

ヒント: 1日の終わりにレポートを実行する場合、および1日の間に複数のアップロードがあった場合、レポートにはアップロードされたすべての顧客データが含まれます。データが大量になる場合は、顧客名の範囲などの追加パラメータを使用して、ニーズに従ってデータをフィルタすることが必要になる場合があります。

顧客レコードはいつでも手動更新される可能性があるため、顧客アップロードの発行が完了した直後にレポートを実行するのがベスト・プラクティスです。

顧客名

表示する顧客の範囲を入力します。レポートでは、顧客名が取得され、英数字順に表示されます。

1人の顧客のみを表示するには、両方のフィールドに同じ名前を入力します。最初のフィールドにのみ顧客名を入力した場合、レポートには、入力した名で始まるすべての顧客が英数字順で表示されます。

顧客登録ID

表示する顧客の関連パーティ識別子を入力します。たとえば、ある顧客のすべてのアカウントが確実に選択されるようにするために、このパラメータを使用します。場合によっては、顧客名よりも信頼性が高くなります。

顧客区分

1つの分類(商用または政府など)にのみ属する顧客を表示します。

レポート出力

事前定義済レポートには、顧客アップロード・スプレッドシート・テンプレートと類似したフォーマットで顧客情報が表示されます。

次の5つのタブがあります。

  • 顧客の一般情報: 顧客名、顧客区分、顧客プロファイル区分、関連する識別子(顧客登録ID、D-U-N-S、納税者ID、顧客アカウント番号、サイト番号)。

  • 顧客住所情報: 各顧客サイトの住所およびすべてのサイト関連情報。

  • 顧客担当者情報: 各顧客アカウントの担当者名(完全な担当者詳細を含む)。

  • 顧客参照アカウント情報: 各顧客請求先サイトの総勘定元帳参照勘定科目(収益、運送費、売掛/未収金、自動インボイス決算、税金、未請求売掛金および繰延収益)。

    自動会計が請求先サイトに依存する場合、Receivablesでは、トランザクションの請求先サイトを使用して、トランザクション配分の関連セグメント値を決定します。

  • 顧客支払情報: 各顧客アカウントの銀行口座情報。

事前定義済レポートには、担当者や支払情報などの情報がレコードに含まれていない場合でも、顧客アカウント・サイトのすべてのレコードが表示されます。これにより、たとえば、顧客アップロードから欠落している可能性があるデータを識別できます。値のないレコードを表示する必要がない場合は、Oracle Transactional Business Intelligenceの標準機能を使用して、必要な情報を含むサイトのみが表示されるように個々のレポートを変更できます。

レポートの情報をPDF、ExcelまたはCSV形式でエクスポートして、オフラインで表示できます。