顧客スプレッドシート・アップロード・データの検証の例

アップロードの処理中に、「スプレッドシートから顧客をアップロード」プロセスにより、「顧客」および「担当者」ワークシートの特定の列に一意の値があるかどうかが確認されます。値が一意である場合、レコードが作成されます。値が一意でない場合、レコードは失敗し、アップロード・エラーが発生します。

この検証が行われる列は次のとおりです。

  • 「顧客」ワークシート:

    • 顧客番号

    • アカウント番号

    • サイト番号

  • 「担当者」ワークシート:

    • 個人番号

次の各項では、検証プロセスの例を示します。これらの例は、すべてのレコードのソース・システム値が同じであることを前提としています。

「顧客」ワークシート: 顧客番号の検証

顧客番号の検証では、「顧客番号」、「顧客ソース参照」および「顧客名」の各列を横断して値の一意の組合せが検索されます。

次の表のレコードは、同じ顧客名について、2つの異なる顧客番号と顧客ソース参照があるため、顧客番号の一意性検証に失敗します。

顧客番号

顧客ソース参照

顧客名

VCORP 256113

VCORP 256113

Vision Corporation

VCORP 256114

VCORP 256114

Vision Corporation

次の表のレコードも、顧客番号と顧客ソース参照の同じ組合せについて、2つの異なる顧客名があるため、顧客番号の一意性検証に失敗します。

顧客番号

顧客ソース参照

顧客名

VCORP 256113

VCORP 256113

Vision Corporation

VCORP 256113

VCORP 256113

Vision ABC Corporation

次の表のレコードも、同じ顧客番号について、2つの異なる顧客ソース参照があるため、顧客番号の一意性検証に失敗します。

顧客番号

顧客ソース参照

顧客名

VCORP 256113

VCORP 256113

Vision Corporation

VCORP 256113

VCORP 256114

Vision Corporation

同様に、アカウント番号の検証では、「アカウント番号」、「アカウント・ソース参照」および「アカウント摘要」の各列を横断して値の一意の組合せが検索されます。サイト番号の検証では、「サイト番号」、「サイト・ソース参照」および「サイト名」の各列を横断して値の一意の組合せが検索されます。

「担当者」ワークシート: 個人番号の検証

個人番号の検証では、「個人番号」、「個人ソース参照」、「名」および「姓」の各列を横断して値の一意の組合せが検索されます。

次の表のレコードは、個人番号と個人ソース参照の同じ組合せについて、2つの異なる名と姓の組合せがあるため、個人番号の一意性検証に失敗します。

個人番号

個人ソース参照

1000228801

1000228801

Rodney

Jones

1000228801

1000228801

John

Jones

次の表のレコードも、同じ個人番号について、2つの異なる個人ソース参照があるため、個人番号の一意性検証に失敗します。

個人番号

個人ソース参照

1000228801

1000228801

Rodney

Jones

1000228801

1000228802

Rodney

Jones

次の表のレコードは、一意性検証に成功します。検証プロセスでは、同じ名と姓の組合せを持つ2つの異なる個人番号と個人ソース参照の組合せが許可されています。これは、2人の異なる個人の名前が同じである場合があるためです。

個人番号

個人ソース参照

1000228801

1000228801

Rodney

Jones

1000228802

1000228802

Rodney

Jones