偶発収益削除イベント
Receivablesのイベントベースの収益管理プロセスでは、偶発収益を含むトランザクションの収益の認識が管理されます。トランザクションに1つ以上の偶発収益が含まれる場合、Receivablesは偶発が失効するまで収益を前受収益勘定に繰り延べます。
収益繰延の程度と後続の収益認識のタイミングは、偶発の種類によって異なります。
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時間ベースの偶発の削除および収益認識は、偶発が失効して初めて可能になります。
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支払ベースの偶発の削除および収益認識は、支払が行われて初めて可能になります。
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偶発の削除および収益認識は、請求後顧客受入条項の失効(暗黙的受入)または手動での受入(明示的受入)が行われて初めて可能になります。
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請求前顧客受入条項では、請求のためにReceivablesにインポートする前に、フィーダ・システムに顧客受入を記録するか、またはその条項が失効することが要求されます。偶発を削除し、請求のためにオーダーをReceivablesにインポートするには、顧客受入またはその失効が発生している必要があります。
Receivablesで提供されている偶発には、それぞれ対応する削除イベントがあります。削除イベントによって、トランザクションまたはトランザクション明細から偶発を削除するために必要な処理またはイベントが決まります。
この表は、偶発収益およびそれに対応する削除イベントを示しています。
偶発名 |
偶発削除イベント |
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取消 |
偶発の失効日または失効期間 |
顧客信用価値 |
入金消込 |
搬送 |
搬送証明 |
不良回収の可能性(延滞手数料やその他手数料などの条件により発生) |
入金消込 |
明示的受入 |
顧客受入 |
拡張支払条件 |
入金消込 |
導入 |
顧客受入 |
請求前受入 |
請求 |
払戻 |
偶発の失効日または失効期間 |