Receivablesを操作するための簡単な構成

Receivablesの操作環境は7つの構成により作成できます。残りの構成はオプションであるか、事前定義値があります。

該当する場合は、レガシー・システムから顧客情報を移行するためのプランをReceivables構成に含める必要があります。

Receivables構成タスク

Receivablesの操作環境を作成するために必要な7つの構成タスクがあります。これらのタスクを実行する前に、Oracle Financialsに必要なすべての実装タスクが完了していることを確認する必要があります。

次の7つのタスクを示されている順序で実行します。

  1. 売掛/未収金システム・オプションの設定

    売掛/未収金システム・オプションを設定して、Receivables環境を定義します。Receivablesの設定中に、勘定科目、顧客および請求書のパラメータ、自動インボイスおよび自動入金プログラムの動作を指定します。

  2. 売掛/未収金活動の定義

    売掛/未収金活動を定義して、その他現金、割引、延滞手数料、修正、消込など、トランザクションと入金以外のすべての活動のデフォルト会計を作成します。

  3. 自動会計ルールの定義

    自動会計の定義は、顧客請求を処理するために必要な構成タスクです。

    自動会計を定義して、ReceivablesでトランザクションのデフォルトGL勘定科目を決定する方法を指定します。Receivablesでは、自動会計の設定を使用して、収益、売掛金、運送費、税金、前受収益、未請求売掛金、延滞手数料および自動インボイス決済(仮勘定)勘定科目のデフォルト勘定科目を作成します。

  4. 入金区分および入金方法の定義

    入金区分および入金方法の定義は、顧客支払を処理するために必要な構成タスクです。

    入金区分によって、この区分で入金方法を割り当てる入金に必要な処理ステップが決まります。これらのステップには、確認、送金および決済が含まれます。入金方法では、入金エントリおよび消込の会計を指定し、顧客送金銀行情報を決定し、自動入金処理および資金振替エラー処理を構成します。

  5. 送金先住所の定義

    未回収売掛/未収金の支払の送信先を顧客に知らせるための送金先住所を定義します。Receivablesでは、トランザクション入力時に、この住所を使用してデフォルト送金先情報が提供されます。

    トランザクションを完了するには、送金先住所を指定する必要があります。

    自動インボイスを使用しますが、特定の顧客サイトについて送金先住所を定義していない場合、自動インボイスでは、送金先住所を決定できなかったすべてのトランザクションが拒否されます。

  6. 承認限度の定義

    承認限度を定義して、Receivablesユーザーが修正またはクレジット・メモ要求を承認できるかどうかを決定します。承認限度は、文書タイプ、金額および通貨別に定義します。

  7. 取引明細書送付サイクルの定義

    顧客取引明細書を作成するタイミングを制御する取引明細書送付サイクルを定義します。取引明細書送付サイクルは顧客プロファイルに割り当てます。