会計例外のレビューおよび訂正

「会計エラーの管理」ページを使用して、「会計の作成」、「複数期間会計の作成」および「補助元帳仕訳の転記」の各プロセスで生成された例外を検索できます。「会計エラーの管理」ページでは、例外処理を効率化および集中管理できます。

特定の元帳および補助元帳のすべての会計例外を1ページに表示し、その問題を解決するための推奨処理を確認して実行できます。

会計エラーの管理

  1. 「総勘定元帳仕訳」作業領域から、「会計エラーの管理」タスクを選択します。

  2. 「会計エラーの管理」ページで、プライマリ元帳および補助元帳のエラーを検索します。オプションで、エラー・カテゴリごとに検索結果を絞り込むことができます。

    ノート: プライマリ元帳で例外を検索する場合、補助元帳レベルのレポート通貨またはセカンダリ元帳での会計エラーも表示されます。
  3. 推奨処理および代替処理を確認し、例外シナリオに適した処理を決定します。

  4. エラーや、実行を決定した処理に応じ、推奨処理を選択するか、必要なタスクに手動でナビゲートして訂正を実行します。

    ノート: 「実行された処理」オプションを選択して、特定のエラーに対して修正処理が実行されたかどうかをマークすることもできます。後で、実行した処理がないことを示す値を指定してエラーを再度検索すると、修正処理が実行されていないエラーが表示されます。これは、注意が必要なエラーを特定するのに役立ちます。

会計エラーを修正した後、「処理」ボタンを選択すると、「会計の作成」プロセスまたは「複数期間会計の作成」プロセスを再度発行できます。これらのプロセスを実行するには、次のいずれかのオプションを使用します。

  • 「会計の作成」を選択して「会計の作成」プロセスを最終モードで発行し、現在日までのすべてのエラー・レコードをクローズします。

  • 「ドラフト会計の作成」を選択して「会計の作成」プロセスをドラフト・モードで発行し、現在日までのすべてのエラー・レコードをクローズします。

  • 「会計の作成および無効な勘定科目の置換」を選択して「会計の作成」プロセスを最終モードで発行し、現在日までのすべてのエラー・レコードをクローズします。この場合、無効な勘定科目が検出されると、アプリケーションによって、無効な勘定科目が元帳に対して定義されている仮勘定で置換されます。

  • 「複数期間会計の作成および転記」を選択して最終モードで「複数期間会計の作成」プロセスを発行し、複数期間仕訳を一般会計に転送します。

  • 「ドラフトの複数期間会計の作成」を選択して、「複数期間会計の作成」プロセスをドラフト・モードで発行します。

ヒントおよび考慮事項

  • 「会計エラーの管理」ページに表示できるのは、最大1000レコードのみです。これらのエラーを解決してから「会計の作成」プロセスを再発行すると、修正したエラー・レコードは(問題がまだ完全に解決されていない場合を除き)削除され、それ以外のエラー・レコードがページに表示されます。または、「Excelにエクスポート」オプションを選択すると、すべての会計エラーがスプレッドシートにエクスポートされます。

  • この機能を使用可能にする前に発生した会計例外は、会計自動化が使用可能になっていないかぎり、「会計エラーの管理」ページには表示されません。この機能を使用可能にして、「会計エラーの管理」ページで既存の例外をレビューしてから、「会計の作成」または「補助元帳仕訳の転記」プロセスを再度発行する必要があります。

  • 「検索」セクションの「トランザクション情報」フィールドを使用して、特定のトランザクションの会計エラーを検索します。請求書番号や入金番号など、トランザクションを識別できる番号を入力します。

  • 関連する権限がある場合は、「推奨処理」ハイパーリンクを使用して、UIの設定、ESSプロセスの発行、ダウンロードなどの推奨処理に直接移動します。