支払プロセス要求の支払期日および支払日

支払プロセス要求では、「支払期日」および「支払日」の値に基づいて、支払対象として賦払を選択するかどうか、および割引を適用するかどうかが決定されます。

次のシナリオで、支払プロセス要求へのこれらの値の影響について、「割引常時計上」オプションの影響とあわせて説明します。

支払の準備ができた請求書に、次の情報を含む賦払があるとします。

支払プロセス要求の「日付基準」は「支払日」で、サプライヤ・サイトの「支払期日基準」は「割引」に設定されています。

この表は、様々な「支払期日」、「支払日」および「割引常時計上」の組合せの例と、その結果としての賦払および割引情報を示しています。

例	支払期日	支払日	「割引常時計上」オプション	賦払が選択されるか	仕入割引額
1	2015年7月14日	2015年7月17日	使用可能/使用不可	いいえ。「支払期日」が初回割引日より前です。	なし。賦払は選択されません。
2	2015年7月15日	2015年7月17日	使用可能/使用不可	はい。「支払期日」が初回割引日以降です。	100 USD。「支払日」が初回割引日より後ですが、第2回割引日前です。
3	2015年7月15日	2015年7月31日	使用不可	はい	なし。「支払日」が2つの割引日より後で、「割引常時計上」オプションが使用不可です。
4	2015年7月15日	2015年7月31日	使用可能	はい	150 USD。「支払日」が2つの割引日より後ですが、「割引常時計上」オプションが使用可能であるため初回割引が適用されます。
5	2015年7月15日	2015年8月31日	使用不可	はい	なし。「支払日」が支払期日より後で、「割引常時計上」オプションが使用不可です。ノート: 設定によっては利息が計算される場合があります。
6	2015年7月15日	2015年8月31日	使用可能	はい	150 USD。「支払日」が支払期日より後ですが、「割引常時計上」オプションが使用可能であるため初回割引が適用されます。ノート: 設定によっては利息が計算される場合があります。

ノート: 「日付基準」が「支払期日」であるか、「日付基準」が「支払日」で、サプライヤの「支払期日基準」が「支払期限」である場合、結果は異なります。この場合、支払プロセス要求では、「支払期日」が支払期日以降のときにのみ、賦払が選択されます。