消込参照および仕訳明細

消込参照は識別可能な参照値で、関連する清算勘定仕訳明細に入力または移入されます。一例として請求書番号があり、これは請求書の見越決済仕訳明細および関連する相殺仕訳明細を識別します。

清算勘定の自動消込プロセスでは、他の要素とともに消込参照が使用され、どの仕訳明細をまとめるか決定されます。

ノート: 清算勘定の消込は、入力金額ではなく、計上済金額に基づきます。

消込参照の入力

いくつかの方法で、消込参照を仕訳明細に入力または移入できます。

  • 一般会計に仕訳を作成する場合は、「仕訳の作成」ページの「仕訳明細」セクションで消込参照を指定できます。

  • ファイルベース・データ・インポートやOracle ADF Desktop Integrationなど、スプレッドシートベースのツールで仕訳を作成するときに、消込参照を指定できます。

    注意: 消込参照をGLにインポートするには、元帳および消込可能な勘定科目セグメント値の両方について消込が使用可能になっている必要があります。
  • セカンダリ元帳を使用している場合は、プライマリ元帳の仕訳転記プロセスにより、セカンダリ元帳の反映先の仕訳に消込参照が自動的に移入されます。これは、セカンダリ元帳またはセカンダリ元帳の勘定科目セグメント値に対して、消込が使用可能かどうかに関係なく実行されます。

  • 逆仕訳済(手動または自動)の仕訳明細に消込参照が含まれる場合、結果の逆仕訳には同じ消込参照が移入されます。これは、関連する元帳(プライマリまたはセカンダリ元帳)、あるいは勘定科目セグメント値に対して、消込が使用可能かどうかに関係なく実行されます。

    ノート: 元となる仕訳明細がすでに消込済の場合、逆仕訳することはできません。消込戻し処理を行って、まず、このような仕訳明細の消込を取り消す必要があります。「仕訳の管理」ページの「逆仕訳可否詳細」列に、仕訳明細を逆仕訳できない理由が示されます。
  • 補助元帳会計を設定して、消込参照を自動的に仕訳明細に移入できます。会計属性および仕訳明細ルールの詳細は、『Oracle Fusion Cloud Financials補助元帳会計の実装』ガイドを参照してください。元帳と消込可能な勘定科目セグメント値の両方に対して消込が使用可能な場合は、仕訳インポート・プロセスにより、参照がインポートされます。

消込参照、および「仕訳明細の照会」ページの消込ステータスなどのその他の消込属性を使用して、仕訳明細を検索できます。

ノート: 「突合せ参照としての配賦ルール名」機能をオプト・インした場合、配賦ルール名を突合せ参照属性として使用できるようになります。その後、配賦ルールから生成されたすべての仕訳明細を、グループとして消し込むことができます。