19 HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート
この章の内容は次のとおりです。
HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明
HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMビジネス・オブジェクトをスプレッドシート・テンプレートから生成したスプレッドシートからロードします。ビジネス・オブジェクトまたはビジネス・オブジェクト・コンポーネントのスプレッドシート・テンプレートには、選択した属性が指定した順序で含まれています。テンプレートから生成されたすべてのスプレッドシートは、構造と組織がテンプレートと同じになります。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートについて説明します。
事前定義済スプレッドシート・テンプレート
事前定義済スプレッドシート・テンプレートは、就業者、ジョブ、事業所などの一般的にロードされるオブジェクトのために使用できます。これらのテンプレートには、サポートされているすべてのコンポーネントとオブジェクトの列が含まれています。「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで保存済検索を使用して、事前定義済スプレッドシート・テンプレートを取得します。
スプレッドシート・テンプレートのステータス
スプレッドシート・テンプレートを編集したり、削除したり、テンプレートからスプレッドシートを生成できるかどうかは、そのステータスによって決まります。次の表では、テンプレート・ステータス値を要約しています。
スプレッドシート・テンプレートのステータス | 編集 | 削除 | スプレッドシートの生成 |
---|---|---|---|
下書き |
可 |
可 |
不可 |
アクティブ |
可 「注意」を参照。 |
不可 |
可 |
非アクティブ |
可 |
不可 |
不可 |
アクティブなスプレッドシート・テンプレートをユーザーが使用できないようにするには、そのステータスを「非アクティブ」に変更します。「下書き」に戻すことはできません。
スプレッドシート・テンプレートの特徴
スプレッドシート・テンプレートの数多くのコンポーネントを構成できるため、ビジネス要件にあわせてスプレッドシート・テンプレートを作成できます。たとえば、次のことができます。
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含める列を選択します。
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列の順序と見出しを指定します。
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列を有効化および無効化します。
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デフォルト値を指定します。
-
オプションの値を必須にします。
-
列の見出しにポインタを重ねたときに表示されるヘルプ・テキストを入力します。
値リストは、関連する属性に対して表示されます。
スプレッドシート・テンプレートの管理
スプレッドシート・テンプレートを作成するには、次のようにします。
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既存のスプレッドシート・テンプレートをコピーし、そのコピーを編集します。
-
スプレッドシート・テンプレートを最初から作成します。
-
別の環境からエクスポートされたスプレッドシート・テンプレートをインポートします。
スプレッドシート・テンプレートの翻訳
スプレッドシート・テンプレート内の次のテキスト・エントリについて翻訳バージョンを提供できます。
-
テンプレート名および摘要
-
テンプレート手順
-
列見出しおよび摘要
スプレッドシート・テンプレートを編集して翻訳テキストを入力する前に、セッション言語をターゲット言語に設定します。
スプレッドシート・テンプレートのカテゴリの定義: 手順
数多くのスプレッドシート・テンプレートを定義する場合は、検索を容易にするために、それらをカテゴリごとにグループ化できます。事前定義のカテゴリはありません。このトピックでは、テンプレート・カテゴリを定義する方法について説明します。
テンプレート・カテゴリの定義
次の手順に従います。
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「設定および保守」作業領域で「タスク」パネル・タブを開き、「検索」をクリックします。「検索」ページで、「共通参照の管理」タスクを検索して選択します。
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「共通参照の管理」ページで、参照タイプORA_HRC_DL_TEMPLATE_CATEGORYを検索します。
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検索結果で、ORA_HRC_DL_TEMPLATE_CATEGORYを選択してその参照コードを表示します。
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「新規」アイコンをクリックして、参照コード表に行を追加します。
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カテゴリの参照コードを定義します。たとえば、就業者テンプレートのカテゴリを作成するには、次のようにします。
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「参照コード」フィールドにWORKER_TEMPLATESと入力します。
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「内容」フィールドにWorkerと入力します。この値は、たとえば「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページのカテゴリのリストに表示されます。
ヒント: 「表示順序」の値は、カテゴリのリストにおけるこのカテゴリの位置を指定する数字です。
-
-
「保存してクローズ」をクリックします。
これで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」および「テンプレート定義の管理」ページでカテゴリを選択できるようになりました。「スプレッドシート・データのロード」ページでスプレッドシート・テンプレートの拡張検索を実行するときに、カテゴリで検索することもできます。
スプレッドシート・テンプレートの作成および編集: 手順
スプレッドシート・テンプレートの作成は、4ステップのプロセスです。次のようにします。
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テンプレートの一般情報を定義します。
-
テンプレートのコンテンツとレイアウトを設計します。
-
必要に応じて、テンプレート手順を指定します。
-
設計をレビューし、テンプレートからテスト・スプレッドシートを生成します。
このトピックでは、このプロセスの4ステップの手順を示し、既存のスプレッドシート・テンプレートの編集方法について説明します。
テンプレートの定義
次の手順に従います。
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「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択し、「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページを開きます。
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「作成」をクリックします。
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「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。
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テンプレートの名前を入力します。デフォルトでは、生成されたスプレッドシートの名前は、日時スタンプが付けられたテンプレートの名前です。
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「コード」の値は、「名前」の値に基づいて自動的に生成されます。コードは上書きできます。
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テンプレートが関連するビジネス・オブジェクトを選択します。
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テンプレートが国別仕様固有である場合は、国別仕様データ・グループを選択します。
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「サポートされている処理」フィールドで値を選択します。そのコンポーネントの削除をサポートしていないビジネス・オブジェクトを選択した場合は、デフォルトで「作成および更新」が表示されます。
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必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。
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「OK」をクリックします。
「定義」ページが開きます。一部のフィールドには、「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで入力した値が含まれています。「ステータス」は、デフォルトでは「下書き」です。スプレッドシートは、「アクティブ」テンプレートからのみ生成できます。テンプレートは、使用する準備が整うまで、「下書き」ステータスのままにします。
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「テンプレート・パラメータ」セクションで、これらのパラメータの一部またはすべての値を設定できます。使用可能なパラメータは、ビジネス・オブジェクトによって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
常勤換算の計算 |
就業者アサイメントでの勤務時間の常勤換算値を自動的に計算するかどうかを指定します。デフォルトでは、企業の場合、この値は「いいえ」です。 このパラメータは、就業者オブジェクト用に作成されたテンプレートにのみ適用されます。 |
ロードの最大コンカレント・スレッド |
スプレッドシート・データをロードするために同時に使用するスレッドの最大数を指定します。企業の場合、この値は「HCMデータ・ローダーの構成」ページで設定できます。 |
将来の有効日更新のパージ |
有効日メンテナンス・モードを制御します。このパラメータが「はい」に設定されている場合、Oracle HCM Cloud内のすべての既存データはスプレッドシート内のデータで置き換えられます。それ以外の場合、既存の先日付の変更はすべて保持されます。デフォルトでは、企業の場合、スプレッドシート・アップロードでのこの値は「いいえ」です。 |
テンプレート・パラメータを設定する必要はありませんが、ここで指定した値は企業設定を上書きし、テンプレートから生成されたスプレッドシートにのみ適用されます。テンプレートのユースケースをサポートするように、これらのパラメータを設定できます。たとえば、新規採用をロードするためのスプレッドシート・テンプレートでは、「将来の有効日更新のパージ」を「はい」に設定できます。就業者レコードをアップロードするためのスプレッドシート・テンプレートでは、このパラメータを「いいえ」に設定できます。テンプレート・パラメータを設定するには、次のようにします。
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「テンプレート・パラメータ」セクションで、「追加」をクリックします。
-
パラメータ値を選択します。
-
選択したパラメータの値を選択または入力します。
-
追加のパラメータに対して、ステップ1から繰り返します。
「設計」タブをクリックして、「設計」ページを開きます。
テンプレートの設計
「使用可能属性」パネルに、オブジェクトの最上位レベルのコンポーネントのすべての属性がリストされます。「使用可能属性」メニューを使用して、異なるコンポーネントを選択します。
次の手順に従います。
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「使用可能属性」パネルの属性を「選択済属性」パネルに追加します。
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「選択済属性」パネルで属性の順序を変更して、生成されたスプレッドシートでの順序を指定します。
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個別の属性を必要に応じて編集するか、「拡張設定の構成」を選択して、すべての属性を一度に管理します。
-
テンプレート設計が完了したら、「インストラクション」タブをクリックして手順を入力します。それ以外の場合は、「レビュー」タブをクリックします。
「サポートされている処理」フィールドで「削除のみ」の値を選択した場合、削除可能なコンポーネントのみが表示されます。属性を選択すると、削除するオブジェクトの特定に必要なすべての属性が、自動的に「選択済属性」パネルに移動します。
テンプレート手順の入力
「インストラクション」ページで、テンプレートから生成されるスプレッドシートの個別の手順ワークシートに表示される手順を入力できます。これらの手順では、ロードされるオブジェクトの検証方法などについて記述できます。手順を入力するには、次のようにします。
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「追加」をクリックします。
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「インストラクションの作成」ダイアログ・ボックスで、見出しとインストラクション・テキストを入力します。
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必要に応じて、インストラクション・テキストの追加セクションを作成するには、ステップ1と2を繰り返します。セクションを順序変更および削除できます。
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「レビュー」タブをクリックします。「レビュー」ページが開きます。
テンプレートのレビュー
「レビュー」ページには、テンプレート設計が表示されます。
-
テンプレートを検証するには、「検証」をクリックします。
-
サンプル・スプレッドシートを生成するには、「プレビュー」をクリックします。
ヒント: 任意のページで「レビュー」をクリックし、サンプル・スプレッドシートを生成できます。ただし、スプレッドシートには、これまでに保存した構成のみが表示されます。デフォルトのファイル名はGenericHdlSpreadsheet.xlsxです。
-
ファイルをローカルに保存するか、開きます。開くと、サインインを求めるプロンプトが表示されます。
-
スプレッドシートをレビューします。
-
テンプレートを保存します。
テンプレートを使用可能にする準備が整ったら、編集してそのステータスを「アクティブ」に設定します。
テンプレートの編集
スプレッドシート・テンプレートを編集するには、「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで検索し、検索結果でその名前をクリックします。既存のスプレッドシート・テンプレートはどのステータスにあっても編集できますが、そのコードまたはタイプは変更できません。さらに、アクティブなテンプレートの属性は削除できませんが、無効にすることはできます。
スプレッドシート・テンプレートの設計: 説明
スプレッドシート・テンプレートの作成は、4ステップのプロセスです。次のようにします。
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テンプレートの一般情報を定義します。
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テンプレートのコンテンツとレイアウトを設計します。
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必要に応じて、インストラクション・テキストを指定します。
-
設計をレビューし、テンプレートからテスト・スプレッドシートを生成します。
このトピックでは、このプロセスの設計ステップについて説明します。
「使用可能属性」パネル
「使用可能属性」パネルに、オブジェクトおよび関連付けられるすべての翻訳オブジェクトのすべてのコンポーネントのすべての属性がリストされます。次のことができます。
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ツリー・ビューに切り替えて、コンポーネント階層を表示します。オブジェクトのコンポーネントごとに、属性、フレックスフィールド属性および子コンポーネントの個別のエントリが階層に表示されます。
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特定のコンポーネントを選択します。たとえば、事業所オブジェクトの場合は、事業所のその他の住所コンポーネントを選択して、他の事業所コンポーネントを使用可能属性のリストから除外できます。
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属性名をクリックして、属性詳細を表示します。
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属性を「使用可能属性」パネルから「選択済属性」パネルに移動します。最初の属性を移動すると、コンポーネントの必須属性が自動的に「選択済属性」パネルに移動します。条件付きで必須の属性は移動しません。それらの属性を含めるには明示的に追加する必要があります。
「選択済属性」パネル
「選択済属性」パネルには、属性が追加した順に表示されます。次のことができます。
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属性の順序を変更します。「順序変更」アイコンをクリックして、「属性の順序変更」ダイアログ・ボックスを開きます。
-
コンポーネントを複製します。このオプションは、「個人電話番号」や「事業所国別仕様その他情報」など、1つのオブジェクトに複数回出現する可能性のあるコンポーネントのために存在します。
ヒント: 追加インスタンスを作成する前に、コンポーネントの選択済属性を編集します。 -
属性の詳細を編集します。たとえば、次のことができます。
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列の見出しを変更します。
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オプションの値を必須にします。
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デフォルト値を指定します。
注意: デフォルト値は、生成されたスプレッドシートに含まれていません。混乱を避けるために、デフォルト値が指定された属性を生成されたスプレッドシートから除外できます。 -
生成されたスプレッドシートにその属性を含めるかどうかを指定します。
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オプションの属性を無効にします。これらの属性は表示されますが、更新できません。
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生成されたスプレッドシートにヘルプ・テキストとして表示する摘要を入力します。
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適切な属性について、リスト表示タイプを選択できます。
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拡張設定
一度にすべての属性を管理するには、「属性定義の拡張オプション」アイコンをクリックします。「属性定義の拡張オプション」ページでは、次のものを管理できます。
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基本情報、フレックスフィールド属性および値リスト。
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属性キー。データをファイルからスプレッドシートにインポートする場合は、ヘッダーを含めることができます。インポート・ファイルで使用されている属性名は、スプレッドシートでの名前とは異なる場合があります。この場合は、「属性キー」フィールドにインポート・ファイル内の名前を含める必要があります。たとえば、事業所コードをその呼称が事業所IDであるファイルからスプレッドシートにインポートできます。データが正常にインポートされることを確実化するには、「事業所コード」属性の「事業所ID」に、「属性キー」の値を設定する必要があります。
スプレッドシート属性のデフォルト値の構成: 説明
HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用した一括データ・ロード用のスプレッドシートを設計する場合、属性のデフォルト値を指定できます。このトピックでは、デフォルト値を指定できる方法について説明します。
日付属性のデフォルト値の指定
次の表では、デフォルトの日付値を指定するためのオプションについて説明しています。
オプション | 説明 |
---|---|
指定日 |
日付ピッカーを使用して、固定日を選択します。 |
ロード日 |
スプレッドシート行がロードされた日付を使用します。 |
既存の選択済属性 |
別の日付属性を選択して、デフォルト値を指定します。この属性は、「設計」ページの「選択済属性」セクションに存在する必要があります。 |
式の使用 |
デフォルト値を導出するGroovy式を指定します。 |
たとえば、日付属性のデフォルト値をロード日に設定するには、次のようにします。
-
「スプレッドシート・テンプレートの管理」の「設計」ページの「選択済属性」セクションで属性を選択し、「編集」をクリックします。
-
「編集」ダイアログ・ボックスで、「デフォルト値」を「値」に設定し、リストから「ロード日」を選択します。
日付以外の属性のデフォルト値の指定
次の表では、日付以外の属性のデフォルト値を指定するためのオプションについて説明しています。
オプション | 説明 |
---|---|
定数値 |
デフォルト値を入力します。 |
既存の選択済属性 |
同じデータ型の別の属性を選択して、デフォルト値を指定します。この属性は、「設計」ページの「選択済属性」セクションに存在する必要があります。 |
式の使用 |
デフォルト値を導出するGroovy式を指定します。 |
Groovy式の指定
Groovy式を使用すると、その他の属性値を操作してデフォルト値を指定できます。デフォルト値を導出するGroovy式を指定するには、次のようにします。
-
「設計」ページの「選択済属性」セクションで属性を選択し、「編集」をクリックします。
-
「編集」ダイアログ・ボックスで、「デフォルト値」を「値」に設定し、リストから「式の使用」を選択します。
-
テキスト領域に式を入力して、「検証」をクリックし、式が有効であることを確認します。
値セットを使用した属性検証の構成: 手順
データ・ロード用のスプレッドシート・テンプレートを設計する場合、値セットに基づいて属性の検証値のリストを構成できます。「値セットの管理」タスクを使用して、値セットを作成します。このトピックでは、値セットが存在する場合に値セット検証を構成する方法について説明します。
スプレッドシート・テンプレートでの属性検証の構成
次の表に、スプレッドシート属性値を検証するために使用できる値セットの検証タイプを示します。
検証タイプ | 値サブタイプ |
---|---|
非依存 |
テキストまたは翻訳済テキスト |
依存 |
テキストまたは翻訳済テキスト |
サブセット |
テキストまたは翻訳済テキスト |
表 |
なし |
値セットを使用してスプレッドシート内の属性を検証するには、次のようにします。
-
「スプレッドシート・テンプレートの管理」タブの「設計」ページで、スプレッドシートに含める属性を選択します。
-
「選択済属性」セクションで、「属性定義の拡張オプション」アイコンをクリックします。
-
「属性定義の拡張オプション」ダイアログ・ボックスで、その属性の「リスト・タイプ」フィールドを「値セット」に設定します。
-
その属性の「リスト表示オブジェクト」フィールドで、値セット名を入力します。
-
値セットの検証タイプが「表」である場合は、「リスト・バインド・マップ」フィールドに次の値を連結して入力します。
-
値セット定義からの関連パラメータ
-
値セットを制限する値を含む属性の属性キー
属性キーの先頭にコロン(:)を追加し、完全な値をカッコ([ ])で囲みます。次の表で例を示します。
フィールド 値 リスト・タイプ
値セット
リスト表示オブジェクト
REASON_CODES_VS
リスト・バインド・マップ
[pActionCode:Worker_ActionCode]
この例の場合:
-
値セット定義からの関連パラメータはpActionCodeです。
-
値セットを制限する属性の属性キーはWorker_ActionCodeです。この値は、スプレッドシート・テンプレートで選択された属性の属性キーです。または、定数値や現在の日付(adf.currentDate)を指定することもできます。複数のパラメータを指定するには、パラメータ名と値の各ペアをセミコロン(;)で区切る必要があります。たとえば、
[pActionCode:Worker_ActionCode;pEnabled:Y]
となります。
-
-
値セットの検証タイプが「依存」である場合は、「リスト・バインド・マップ」フィールドに次の値を連結して入力します。
-
Bind_IndependentValue
-
値セットが依存する属性の属性キー
属性キーの先頭にコロン(:)を追加します。次の表で例を示します。
フィールド 値 リスト・タイプ
値セット
リスト表示オブジェクト
REGION_OF_BIRTH_VS
リスト・バインド・マップ
Bind_IndependentValue:Worker_CountryOfBirth
この例では、値セットが依存する属性の属性キーはWorker_CountryOfBirthです。
注意: 「リスト・バインド・マップ」値は、検証タイプが「非依存」またはサブセットのいずれかである値セットには必要ありません。「属性のリスト表示」や「リスト表示基準」など、値リストのその他のフィールドは、値セット検証には必要ありません。 -
-
「属性定義の拡張オプション」ダイアログ・ボックスで、変更を保存します。
スプレッドシート・テンプレートの自動生成される属性値: 説明
就業者オブジェクト用のスプレッドシート・テンプレートでは、「個人番号」や「アサイメント番号」など、一部の属性の値が自動的に生成されるように指定できます。たとえば、就業者スプレッドシート・テンプレートの「設計」ページで、「選択済属性」パネルの「個人番号」属性を編集し、「自動生成」を選択します。この場合、ユーザーは、生成されるスプレッドシートに個人番号値を指定する必要はありません。ただし、関連レコードを識別して一緒に処理できるように、一意の識別子を引き続き指定する必要があります。したがって、生成されるスプレッドシートに個人番号が含まれ、かつ、その値が一意の識別子である必要があります。この値は個人番号として使用されません。個人番号は、就業者レコードが正常に作成されたときに生成されます。
ユーザーがこの一意の識別子を論理オブジェクトに指定することが確実になるように、次のルールがテンプレート定義に適用されます。
-
属性に対して「自動生成」オプションを選択すると、「必須」オプションが自動的に選択され、読取り専用となります。
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「必須」オプションが選択され、「デフォルト値」フィールドが「なし」に設定されている場合、「表示」オプションが自動的に選択され、読取り専用となります。
-
デフォルトの列見出しが定義されています。たとえば、「個人番号」属性の場合、列見出しは「個人一意識別子」です。「アサイメント番号」属性の場合、列見出しは「割当一意識別子」です。デフォルトの列見出しは変更できます。
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属性のデフォルトの摘要では、一意の識別子を指定する必要があることが示されます。この摘要は編集できます。
テンプレートから生成されるスプレッドシートには、必要に応じて「個人番号」または「アサイメント番号」属性が、その新しい列見出しと摘要とともに含められます。レコードが確実に正常にロードされるように、属性値にはユーザーが一意の識別子を入力する必要があります。
スプレッドシート・テンプレートのコピー: 手順
スプレッドシート・テンプレートをコピーし、そのコピーを編集すると、新しいスプレッドシート・テンプレートを効率的に作成できます。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートをコピーする方法について説明します。このタスクは、「データ交換」作業領域で実行します。
スプレッドシート・テンプレートのコピー
次の手順に従います。
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「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択します。
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「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、コピーするスプレッドシート・テンプレートを検索します。
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検索結果でスプレッドシート・テンプレートを選択し、テンプレートの「処理」メニューから「コピー」を選択します。
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「テンプレートのコピー」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。
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「名前」フィールドにスプレッドシート・テンプレートの一意の名前を入力します。
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「コード」の値は、名前の値に基づいて自動的に作成されます。コード値は上書きできます。
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テンプレートが国別仕様固有である場合は、国別仕様データ・グループを選択します。
注意: 「サポートされている処理」の値は変更できません。たとえば、ソース・スプレッドシートで「サポートされている処理」が「削除のみ」に設定されている場合、スプレッドシートのコピーには同じ値が含まれます。 -
必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。
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「OK」をクリックします。
-
-
「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。
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「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、新しいスプレッドシート・テンプレートを検索します。
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検索結果で、編集用に開くスプレッドシート・テンプレートの名前をクリックします。
任意のステータスのスプレッドシート・テンプレートをコピーできますが、新しいスプレッドシート・テンプレートのステータスは常に「下書き」です。テンプレートを使用する準備が整ったら、ステータスを「アクティブ」に変更します。アクティブなスプレッドシート・テンプレートは、「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」ページで使用できます。
スプレッドシート・テンプレートのエクスポートおよびインポート: 手順
スプレッドシート・テンプレートを他の環境にインポートすると、そのテンプレートを再作成する必要がなくなります。たとえば、スプレッドシート・テンプレートをテスト環境からエクスポートし、それを本番環境にインポートできます。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートをエクスポートおよびインポートする方法について説明します。これらのタスクは、「データ交換」作業領域で実行します。
スプレッドシート・テンプレートのエクスポート
ソース環境で、次の手順に従います。
-
「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択します。
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「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、エクスポートするスプレッドシート・テンプレートを検索して選択します。
-
スプレッドシートの「処理」メニューから「エクスポート」を選択します。
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「オープン」ダイアログ・ボックスで、「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックします。
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「保存するファイルの名前の入力」ダイアログ・ボックスで、ファイルの場所を選択し、「保存」をクリックします。
ファイルは指定した場所にXML形式でエクスポートされます。ファイルをターゲット環境に提供します。
スプレッドシート・テンプレートのインポート
ターゲット環境で次の手順に従います。
-
「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択します。
-
「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、「インポート」をクリックします。
-
「インポート」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。
-
スプレッドシート・テンプレートの一意の名前を入力します。この名前は、ターゲット環境に適用されます。
-
「コード」フィールドは、名前の値に基づいて自動的に入力されます。値は上書きできます。
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テンプレートが国別仕様固有である場合、国別仕様データ・グループを選択します。
-
「ファイルの選択」をクリックして、テンプレート・ファイルを選択します。
-
必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。
-
「インポート」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、テンプレートをインポートします。
「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。
-
-
「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、インポートしたテンプレートを検索します。
インポートしたスプレッドシート・テンプレートのステータスは、常に「下書き」です。テンプレートを使用する準備が整ったら、ステータスを「アクティブ」に変更します。