1 Oracle HCM Cloudとの統合の概要
この章の内容は次のとおりです。
Oracle HCM Cloudとの統合: 概要
このガイドでは、アプリケーションをOracle HCM Cloudと統合する方法について説明します。内容のほとんどは、データをロードまたは抽出する方法について説明しています。
このトピックでは、このガイドで扱う範囲を示し、各章の内容を要約します。
概要
次の表では、第1章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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1 |
概要 |
このガイドの概要と、データのロードおよび抽出に使用可能なアプローチの概要。 |
HCMデータ・ローダーを使用したデータ・ロード
次の表では、第2章から第16章までについて説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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2 |
HCMデータ・ローダーの概要 |
HCMデータ・ローダーおよびデータ・ロード・プロセスの概要。 |
3 |
データ・ファイルの命令および提供 |
データ・ファイルに含める有効な手順、アップロード用にデータ・ファイルを提供する方法およびビジネス・オブジェクト・テンプレートを生成して使用する方法。 |
4 |
HCMデータ・ローダーを使用するための準備 |
構成パラメータの設定、参照オブジェクトの定義、値リストのレビューおよびビジネス・オブジェクト情報の検索。 |
5 |
データの準備 |
イメージや添付ファイルなど様々なタイプのデータを正常にロードするための準備に関する一般的なガイド。サポートされているキー・タイプの指定に関する情報。 |
6 |
有効日データのロード |
有効日オブジェクトを正常にロードし、目的の結果を実現する方法。 |
7 |
フレックスフィールド・データのロード |
付加および拡張可能フレックスフィールドのデータをロードする方法。 |
8 |
設定オブジェクトのロード |
処理、処理事由、名前書式、Personタイプなどの設定オブジェクトをロードする方法。 |
9 |
就業者のロード |
就業者オブジェクトのコンポーネントをロードする方法。 |
10 |
就業者関連オブジェクトのロード |
休暇欠勤ケース、文書レコード、ユーザーなどの就業者関連オブジェクトをロードする方法。 |
11 |
報酬オブジェクトのロード |
給与ベースや給与などの報酬オブジェクトをロードする方法。 |
12 |
ワーク・ストラクチャのロード |
等級、ジョブ、組織などのワーク・ストラクチャをロードする方法。 |
13 |
階層ツリーのロード |
部門ツリーおよび組織ツリーのオブジェクトをロードする方法。 |
14 |
タレント・オブジェクトのロード |
目標や目標プランなどのタレント・オブジェクトをロードする方法。 |
15 |
学習オブジェクトのロード |
コース、クラスルーム・リソース、レガシー学習アイテムなどの学習オブジェクトをロードする方法。 |
16 |
HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード |
データをインポートおよびロードし、エラーを修正する方法。 |
スプレッドシート・ローダーを使用したデータ・ロード
次の表では、第17章から第20章までについて説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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17 |
スプレッドシートを使用したデータ・ロード |
使用可能なスプレッドシート・ローダーの概要およびスプレッドシート使用の一般的な設定要件。 |
18 |
HCMスプレッドシート・データ・ローダーの概要 |
HCMスプレッドシート・データ・ローダー、その処理およびアクセス要件の概要。 |
19 |
HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート |
スプレッドシート・テンプレートを作成、編集、コピー、エクスポートおよびインポートする方法。 |
20 |
HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード |
テンプレートからスプレッドシートを生成し、スプレッドシートにデータを入力して、そのデータをインポートおよびロードし、エラーを修正する方法。 |
HCMデータ・ローダーのロード後処理
次の表では、第21章および第22章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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21 |
HCMデータ・ローダーのロード後処理 |
HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して特定のビジネス・オブジェクトをロードした後で実行する必要があるプロセス。 |
22 |
HCMデータ・ローダーのためのHCM抽出および診断 |
HCMデータ・ローダーのためのHCM抽出を構成および実行する方法。「HCMデータ・ローダー・エラー分析レポート」診断テストを実行する方法。 |
HCMデータ・ローダーのベスト・プラクティス
次の表では、第23章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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23 |
HCMデータ・ローダーのベスト・プラクティス |
データの作成および保守のための推薦アプローチ。 |
給与データのロード
次の表では、第24章から第29章までについて説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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24 |
給与データのロード |
設定時および後で給与データをロードする方法の概要。 |
25 |
給与バッチ・ローダー |
給与バッチ・ローダー・タスクを使用して、エレメント・エントリや給与定義などの給与ビジネス・オブジェクトをOracle HCM Cloudにロードする方法。バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの作成。給与バッチ・ローダーを使用して、環境間でエレメントおよびFormulaを移行する方法。 |
26 |
ワークブックを使用した給与バッチ・ローダー |
ワークブックでタスクを使用してFastFormulaグローバルおよびエレメント・エントリをロードする方法を示すバッチ・ステータスおよび例の詳細。 |
27 |
給与バッチ・ローダー・ファイルのロード |
「ファイルからのバッチのロード」プロセスの使用、ファイル・アップロードの自動化、およびファイル形式とデータ変換の詳細。バッチ・ローダーFormulaタイプFormulaの詳細、およびそれを変換や複数のタスクに使用するためのサンプルのFormula。 |
28 |
給与バッチ・ローダー・ワークブック |
バランス調整、バランス・グループ、銀行データ、エレメント・エントリ、エレメント情報、給与定義、給与関係、第三者組織およびユーザー定義表のワークブックの詳細。 |
29 |
給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータ |
XML形式の第三者時間入力、年金控除項目および休暇欠勤情報のOracle Global Payrollへのロード。 |
データの抽出
次の表では、第30章から第33章までについて説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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30 |
HCM抽出の管理 |
HCM抽出を使用したOracle HCM Cloudからのデータの抽出。 |
31 |
HCM抽出のフィルタおよび提供 |
HCM抽出データのフィルタおよび提供形式の選択。 |
32 |
フロー・パターン |
フロー・パターンを使用した抽出レポートおよびプロセスの完了。 |
33 |
福利厚生データの抽出 |
福利厚生プラン保険会社の設定および保険会社ごとの福利厚生登録情報のXMLファイルへの抽出。 |
暗号化データの転送
次の表では、第34章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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34 |
暗号化データの転送 |
データ暗号化を設定する方法。暗号化データをアップロードおよび抽出する方法。 |
Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合
次の表では、第35章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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35 |
Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合 |
Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceとOracle HCM Cloudとの統合を管理する方法。 |
Webサービス
次の表では、第36章について説明しています。
章 | タイトル | 内容 |
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36 |
Webサービス |
Webサービスを使用してWebベースのアプリケーションをOracle HCM Cloudと統合する方法。 |
インバウンド統合: 説明
このトピックでは、Oracle HCM Cloudへのインバウンド統合を開発する方法について説明します。
内容は次のとおりです。
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HCMデータ・ローダー
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HCMスプレッドシート・データ・ローダー
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給与バッチ・ローダー
HCMデータ・ローダー
任意のソースからOracle HCM Cloudにデータを一括してロードするには、HCMデータ・ローダーを使用します。
HCMデータ・ローダーは次のものをロードします。
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複雑で階層的なデータ
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完全なシステム抽出などの大量のデータ
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オブジェクト履歴
HCMデータ・ローダーは、データ移行と現在継続中のデータ・メンテナンスの両方に使用できます。HCMデータ・ローダーの主な利点として、次のサポートがあります。
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ほとんどのHCMビジネス・オブジェクト
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増分または部分的なデータ・ロード
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レコードを一意に識別するための4つのタイプのキー
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構成済の付加フレックスフィールドおよび拡張可能フレックスフィールド、変換データ、ツリー階層、個人イメージおよび文書レコード添付ファイル
HCMデータ・ローダーは次のものを備えています。
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データ・アップロードの開始、進行状況のモニターおよびエラーのレビュー用の包括的なユーザー・インタフェース
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サポートされているビジネス・オブジェクト階層ごとのテンプレート・ファイル(独自のデータ・ファイルのベースとして使用できます)
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サポートされているすべてのビジネス・オブジェクト階層の構造および属性をレビューするためのユーザー・インタフェース
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データ・アップロードを自動化するために使用できるWebサービス
HCMスプレッドシート・データ・ローダー
スプレッドシートからHCMデータ・ローダー・ステージ表にデータをインポートするには、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用します。HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMデータ・ローダーがサポートしているビジネス・オブジェクトのほとんどをサポートしています。これにより、使いやすさと柔軟性の両方がもたらされます。たとえば、属性の省略、属性順序の変更、属性ラベルの変更およびヘルプ・テキストの追加により、ビジネス・ニーズにあわせてスプレッドシート・テンプレートを構成できます。
給与バッチ・ローダー
給与ビジネス・オブジェクトをOracle HCM Cloudにロードするには、給与バッチ・ローダーを使用します。
.zipファイルをOracle WebCenter Contentサーバーに提供します。給与バッチ・ローダーが次の処理を実行します。
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ファイル・コンテンツを給与バッチ・ローダー・ステージ表にインポートします
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給与ビジネス・オブジェクトを給与バッチ・ローダー・ステージ表からアプリケーション表にロードします
フロー処理サービスというWebサービスを使用すると、給与バッチ・ローダー・プロセスの両方の手順を自動化できます。
アウトバウンド統合: 説明
このトピックでは、Oracle HCM Cloudからのアウトバウンド統合を開発する方法について説明します。
内容は次のとおりです。
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HCM抽出
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Oracle Business Intelligence Publisher (Oracle BI Publisher)
HCM抽出
Oracle HCM Cloudからデータを一括して取得する主な方法はHCM抽出で、これはデータ・ファイルおよびレポートを生成するためのツールです。
HCM抽出には、抽出するレコードおよび属性を指定するための専用のインタフェースがあります。次のようにします。
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複雑な選択基準を使用して、抽出対象のレコードを識別します。
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FastFormulaデータベース・アイテムおよびルールを使用して、HCM抽出にデータ要素を定義します。
HCM抽出を管理するには、データ交換作業領域を使用するか、または給与作業領域でチェックリストのインタフェースを使用します。あるいは、Oracle HCM Cloudの外部からフロー処理サービスというWebサービスを使用して抽出を実行できます。この機能を使用すると、統合フロー全体の一部としてアウトバウンド抽出を自動化できます。
HCM抽出の出力形式
Oracle BI Publisherとの組込み統合を使用すると、CSV、XML、Microsoft Excel、HTML、RTF、PDFなどの様々な形式で抽出を生成できます。
抽出処理サービスというWebサービスを使用すると、完了した抽出から未加工の階層型XMLをダウンロードできます。あるいは、BI ScheduleServiceを使用して、書式設定済のBIレポート(たとえば、CSVファイル)をダウンロードできます。どちらの場合も、出力はバイト配列でストリーミングされます。このため、任意のオーケストレーション・メカニズムでこの出力を処理する必要があり、場合によってはラッパー・コードを使用します。
また、設計ステージでは出力形式を指定しないでHCM抽出を生成することもできます。その後、Oracle BI PublisherまたはBI ReportServiceを使用して、抽出に基づいてBIレポートを生成できます。この手法では、生成したHCM抽出XMLとのインタフェースとなる専用のBIデータ・モデルを使用します。
Oracle BI Publisher
Oracle BI Publisherは、事前定義済のOracle Transactional Business Intelligence分析構造またはユーザー独自のデータ・モデルに基づいて、スケジュール済のレポートと計画外のレポートの両方をサポートしています。様々な形式でレポートを生成できます。アウトバウンド統合にOracle BI Publisherを使用するには、XMLやCSVなどの自動ダウンストリーム処理に適した形式でレポートを生成します。