13 階層ツリーのロード

この章の内容は次のとおりです。

部門ツリーのロード: 説明

部門ツリーは、部門の階層です。ツリーごとに複数のバージョンを定義できます。ただし、どの日付でも、アクティブ化できるバージョンは1つのみです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある部門ツリー・オブジェクトの側面について説明します。

キーのサポート

部門ツリーは統合キー・タイプをサポートしていないため、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる他のほとんどのオブジェクトとは異なります。部門ツリーをロードするときに、ユーザー・キー属性を指定する必要があります。

部門ツリーの実装方法

部門ツリーは、2つのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して実装されます。次の表では、これらのオブジェクトについて説明しています。

オブジェクト 説明

部門ツリー

ツリーの定義およびバージョン。ツリー・バージョンに対して部門ツリー・ノードをロードするまで、ツリー・バージョンは空です。

部門ツリー・ノード

ツリー・バージョンに対する部門ツリー・ノード。各ノードは部門を表します。

部門ツリーの使用準備

部門ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをフラット化、監査およびアクティブ化する必要があります。ツリー・バージョンは、アクティブになるまで、職責範囲などの他のオブジェクトから参照できません。「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「部門ツリーの管理」ページでツリー・バージョンをアクティブ化できます。つまり、次の処理を行います。

  1. 部門ツリーを検索して選択します。

  2. 階層を展開して、アクティブ化するバージョンを選択します。

  3. 「処理」ステータスの設定「アクティブ」を選択してツリー・バージョンをアクティブ化します。ツリー平板化および監査は自動的に実行されます。

階層ツリーの管理の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。

部門ツリーのロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、部門ツリー・データをDepartmentTree.datファイルに指定します。部門ツリーと部門ツリー・バージョンの両方のTreeStructureCode属性を、部門ツリーを示すPER_DEPT_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

注意: 既存の部門ツリーに対して新しい部門ツリー・バージョンをロードする場合は、DepartmentTree.datファイルに部門ツリー・コンポーネントを含める必要があります。新しい部門ツリー・バージョンは単独ではロードできません。

次のDepartmentTree.datファイルの例では、Department Tree Codeというコードを持つ部門ツリーと、3つのバージョン(1月、2月および3月に1つずつ)を作成します。

METADATA|DepartmentTree|TreeStructureCode|TreeCode|TreeName|TreeDescription 
MERGE|DepartmentTree|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|My Tree Name|My Tree Description 
METADATA|DepartmentTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|TreeVersionDescription|TreeVersionStartDate|TreeVersionEndDate 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan| Tree Description Jan|2015/01/01|2015/01/31 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Feb| Tree Description Feb|2015/02/01|2015/02/28 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Mar| Tree Description Mar|2015/03/01|2015/03/31

部門ツリーの削除

HCMデータ・ローダーを使用して、部門ツリーと部門ツリー・バージョン・コンポーネントを削除できます。部門ツリーを削除すると、ツリーとそのすべてのバージョンおよびノードが削除されます。

注意: 部門自体は削除されません。ツリー階層で定義された関係のみが削除されます。

次のDepartmentTree.datファイルの例では、部門ツリーを削除します。

METADATA|DepartmentTree|TreeStructureCode|TreeCode 
DELETE|DepartmentTree|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code

部門ツリー・バージョンを削除すると、指定したバージョンとそのノードのみが削除されます。ツリーとその別のバージョンは保持されます。次のDepartmentTree.datファイルの例では、部門ツリー・バージョンを削除します。

METADATA|DepartmentTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName 
DELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Feb

部門ツリー・ノードのロード: 説明

部門は、就業者が割り当てられる内部組織です。部門という分類のある組織は、部門ツリー・バージョンにツリー・ノードとして追加できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある部門ツリー・ノード・オブジェクトの側面について説明します。

部門ツリー・ノードのロードの準備

部門ツリー・ノードをロードするには、次のことが必要になります。

  • ノードが属する部門ツリーと部門ツリー・バージョンを作成する必要があります。これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードすることも、「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「部門ツリーの管理」タスクを使用して作成することもできます。

  • ツリー・ノードによって参照される部門が、ツリー階層バージョンの開始日に存在する必要があります。部門ツリー階層に部門を追加することのみでは、部門は作成されません。同様に、部門ツリー階層から部門の参照を削除しても、部門レコードは削除されません。

部門ツリー・ノードのロード

部門ツリー・ノードでは、親部門と子(部門または別の部門ツリー・バージョン)の間の関係が記録されます。子が別の部門ツリー・バージョンの場合は、そのバージョンの部門ノードは参照によって含められます。部門ツリー・ノードをロードするときには、次のルールが適用されます。

  • 部門ツリー・バージョンの最上位レベル・ノードを除くすべてのノードに対して、親部門を指定する必要があります。親部門が存在する必要があります。

  • TreeStructureCode属性をPER_DEPT_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

  • 循環の関係を避けるために、1つの部門は各ツリー・バージョンで1回のみ含めることができます。

  • 各ツリー・バージョンのトップ・ノードは1つのみ設定できます。最上位に複数の同等の部門が必要な場合は、トップ・ノードとしてダミー部門を使用することを検討してください。

部門ツリー・ノードのロード: 例

部門という分類のある組織は、部門ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して部門ツリー・ノード・オブジェクトをロードする方法について説明します。

部門ツリー・ノードの作成

次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、部門ツリー・ノードを既存の部門ツリー・バージョンにロードします。

METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|ParentDepartmentName 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Vision University| 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|School of Arts and Science|Vision University 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Drama|School of Arts and Science 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|Vision University 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|French|Languages 
MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|German|Languages

次の図は、このDepartmentTreeNode.datファイルで作成される階層ノードを示しています。

Vision Universityは階層の最上位に位置します。
これは、School of Arts and Science部門とLanguages部門を継承します。
School of Arts and ScienceはDrama部門を継承します。Languages部門は、
French部門とGerman部門を継承します。

部門ツリー・ノードの削除

HCMデータ・ローダーを使用して、部門ツリー・ノード・オブジェクトを削除できます。部門はツリー・バージョンから削除されますが、部門オブジェクト自体は引き続き存在します。部門ツリー階層の部門ツリー・ノードとその下のすべてのノードを削除するには、DeleteChildNodesFlag属性をYに設定します。次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、ノードとその子ノードを削除します。

METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|DeleteChildNodesFlag 
DELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|Y

次の図は、Languagesノードとその子ノードを削除した後の階層を示しています。

Vision Universityは階層の最上位に位置します。これは、
School of Arts and Science部門を継承します。School of
Arts and Science部門はDrama部門を継承します。

部門ツリー・ノードを削除して、その子ノードを昇格させるには、DeleteChildNodesFlag属性をNに設定します。次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、ノードを削除して、その子ノードを昇格させます。

METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|DeleteChildNodesFlag 
DELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|N

次の図は、Languagesノードを削除して、その子ノードを昇格させた後の階層を示しています。

Vision Universityは階層の最上位に位置します。
これは、Schools of Arts and Science部門、French部門およびGerman部門を継承します。
School of Arts and ScienceはDrama部門を継承します。

組織ツリーのロード: 説明

組織ツリーは、なんらかの分類のある組織の階層です。ツリーごとに複数のバージョンを定義できます。ただし、どの日付でも、アクティブ化できるバージョンは1つのみです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある組織ツリー・オブジェクトの側面について説明します。

キーのサポート

組織ツリーは統合キー・タイプをサポートしていないため、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる他のほとんどのオブジェクトとは異なります。組織ツリーをロードするときに、ユーザー・キー属性を指定する必要があります。

組織ツリーの実装方法

組織ツリーは、2つのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して実装されます。次の表では、これらのオブジェクトについて説明しています。

オブジェクト 説明

組織ツリー

ツリーの定義およびバージョン。ツリー・バージョンに対して組織ツリー・ノードをロードするまで、ツリー・バージョンは空です。

組織ツリー・ノード

ツリー・バージョンに対する組織ツリー・ノード。各ノードは組織を表します。

組織ツリーの使用準備

組織ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをフラット化、監査およびアクティブ化する必要があります。ツリー・バージョンは、アクティブになるまで、職責範囲などの他のオブジェクトから参照できません。「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「組織ツリーの管理」ページでツリー・バージョンをアクティブ化できます。つまり、次の処理を行います。

  1. 組織ツリーを検索して選択します。

  2. 階層を展開して、アクティブ化するバージョンを選択します。

  3. 「処理」ステータスの設定「アクティブ」を選択してツリー・バージョンをアクティブ化します。ツリー平板化および監査は自動的に実行されます。

階層ツリーの管理の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。

組織ツリーのロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、組織ツリー・データをOrganizationTree.datファイルに指定します。組織ツリーと組織ツリー・バージョンの両方のTreeStructureCode属性を、組織ツリーを示すPER_ORG_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

注意: 既存の組織ツリーに対して新しい組織ツリー・バージョンをロードする場合は、OrganizationTree.datファイルに組織ツリー・コンポーネントを含める必要があります。新しい組織ツリー・バージョンは単独ではロードできません。

次のOrganizationTree.datファイルの例では、Organization Tree Codeというコードを持つ組織ツリーと、3つのバージョン(1月、2月および3月に1つずつ)を作成します。

METADATA|OrganizationTree|TreeStructureCode|TreeCode|TreeName|TreeDescription 
MERGE|OrganizationTree|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|My Tree Name|My Tree Description 
METADATA|OrganizationTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|TreeVersionDescription|TreeVersionStartDate|TreeVersionEndDate 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Jan| Tree Description Jan|2015/01/01|2015/01/31 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Feb| Tree Description Feb|2015/02/01|2015/02/28 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Mar| Tree Description Mar|2015/03/01|2015/03/31

組織ツリーの削除

HCMデータ・ローダーを使用して、組織ツリーと組織ツリー・バージョン・コンポーネントを削除できます。組織ツリーを削除すると、ツリーとそのすべてのバージョンおよびノードが削除されます。

注意: 組織自体は削除されません。ツリー階層で定義された関係のみが削除されます。

次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリーを削除します。

METADATA|OrganizationTree|TreeStructureCode|TreeCode 
DELETE|OrganizationTree|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code

組織ツリー・バージョンを削除すると、指定したバージョンとそのノードのみが削除されます。ツリーとその別のバージョンは保持されます。次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリー・バージョンを削除します。

METADATA|OrganizationTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName 
DELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Feb

組織ツリー・ノードのロード: 説明

なんらかの分類のある組織は、組織ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある組織ツリー・ノード・オブジェクトの側面について説明します。

組織ツリー・ノードのロードの準備

組織ツリー・ノードをロードするには、次のことが必要になります。

  • ノードが属する組織ツリーと組織ツリー・バージョンを作成する必要があります。これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードすることも、「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「組織ツリーの管理」タスクを使用して作成することもできます。

  • ツリー・ノードによって参照される組織が、ツリー階層バージョンの開始日に存在する必要があります。組織ツリー階層に組織を追加するのみでは、組織は作成されません。同様に、組織ツリー階層から組織の参照を削除しても、組織レコードは削除されません。

組織ツリー・ノードのロード

組織ツリー・ノードでは、親組織と子(組織または別の組織ツリー・バージョン)の間の関係が記録されます。子が組織である場合は、ClassificationCode属性でその分類を指定します。子が別の組織ツリー・バージョンの場合は、そのバージョンの組織ノードは参照によって含まれます。組織ツリー・ノードをロードする際には、次のルールが適用されます。

  • 組織ツリー・バージョンの最上位レベル・ノードを除くすべてのノードに対して、親組織を指定する必要があります。親組織が存在する必要があります。

  • TreeStructureCode属性をPER_ORG_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

  • 循環の関係を避けるために、1つの組織は各ツリー・バージョンで1回のみ含めることができます。

  • 各ツリー・バージョンのトップ・ノードは1つのみ設定できます。最上位に複数の同等の組織が必要な場合は、トップ・ノードとして企業を使用することを検討してください。

組織ツリー・ノードのロード: 例

なんらかの分類のある組織は、組織ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して部門ツリー・ノードをロードする方法について説明します。

組織ツリー・ノードの作成

次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、組織ツリー・ノードを既存の組織ツリー・バージョンにロードします。

METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode|ParentOrganizationName|ParentOrganizationClassificationCode 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|Vision Enterprise|Enterprise|| 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|US Division|Division|Vision Enterprise|Enterprise 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|US LE|Legal Employer|US Division|Division 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|Vision Enterprise|Enterprise 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|France LE|Legal Employer|EMEA Division|Division 
MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|Italy LE|Legal Employer|EMEA Division|Division

次の図は、このOrganizationTreeNode.datファイルで作成される階層ノードを示しています。

Vision Enterpriseは階層の最上位に位置します。
これは、US DivisionとEMEA Divisionを継承します。US Divisionは、
1つの雇用主のUS LEを継承します。EMEA Divisionは、2つの雇用主の
France LEとItaly LEを継承します。

組織ツリー・ノードの削除

HCMデータ・ローダーを使用して、組織ツリー・ノードを削除できます。組織はツリー・バージョンから削除されますが、組織オブジェクト自体は引き続き存在します。組織ツリー階層の組織ツリー・ノードとその下のすべてのノードを削除するには、DeleteChildNodesFlag属性をYに設定します。次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、ノードとその子ノードを削除します。

METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode|DeleteChildNodesFlag 
DELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|Y

次の図は、EMEA Divisionノードとその子ノードを削除した後の階層を示しています。

Vision Enterpriseは階層の最上位に位置します。これは
US Divisionを継承し、US Divisionは雇用主のUS LEを継承します。

組織ツリー・ノードを削除して、その子ノードを昇格させるには、DeleteChildNodesFlag属性をNに設定します。次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、ノードを削除して、その子ノードを昇格させます。

METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode|DeleteChildNodesFlag 
DELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|N

次の図は、EMEA Divisionノードを削除して、その子ノードを昇格させた後の階層を示しています。

Vision Enterpriseは階層の最上位に位置します。
これは、US Division、France LEおよびItaly LEを継承します。US Divisionは、
雇用主のUS LEを継承します。