5目標ライブラリ
この章の内容は次のとおりです。
目標ライブラリ: 説明
目標ライブラリとは、企業の目標設定プロセスを効率的に管理するために作成および保守する再利用可能な目標のリポジトリです。HR担当者は、「目標」、「パフォーマンス管理」および「タレント・レビュー」の各作業領域で使用されるパフォーマンス目標と、「キャリア開発」、「タレント・レビュー」および「後任管理」の各作業領域で使用される育成目標を作成します。
組織所有者、マネージャおよび就業者は、目標ライブラリを検索して目標をコピーできます。マネージャおよびHR担当者は、「目標管理」作業領域で設定された目標プランを使用して、選択した就業者に目標を割り当てることができます。目標ライブラリを使用して、目標を整合的に定義し、類似の目標がすでに存在する場合は新しい目標を作成する労力を軽減します。目標ライブラリからの目標を追加する場合、組織所有者、マネージャおよび就業者は、目標名、タイプ、ステータスなどの様々な基準を使用して目標を検索できます。次の場所にある「目標ライブラリの管理」タスクを使用して目標ライブラリに目標を追加します。
-
「目標」作業領域の「タスク」タブの「関連リンク」パネル。
-
「キャリア開発」作業領域の「タスク」タブの「関連リンク」パネル。
目標ライブラリは、「プロファイル管理」作業領域でコンテンツ・ライブラリの一部として保守されます。
目標ライブラリでは、次の操作を実行できます。
-
目標の追加
-
目標の編集
-
目標のステータスの設定
-
目標にアクセスできるかどうかの決定
目標の追加
目標をライブラリに追加し、目標タイプを指定して、その属性(名前、摘要、達成基準、ターゲット完了日など)を決定します。「外部ID」属性を使用して、外部アプリケーションでパフォーマンス目標を参照できます。この属性値は、アプリケーション構成に応じて、アプリケーションによって生成されるか、またはユーザーが定義します。また、目標タイプに加えて、目標のサブタイプも決定できます。サブタイプとは、目標タイプ内の目標をさらに分類するための方法です。サブタイプは、ビジネスの要件に基づいて構成されます。また、使用可能な場合は、ターゲット結果を目標に追加することもできます。ライブラリから目標をコピーする場合、必要に応じて目標属性を変更できます。
目標の編集
誰かが目標をすでにコピーしたかどうかに関係なく、目標ライブラリ内の目標はいつでも編集できます。ライブラリ内の目標に行った変更は、すでにコピーされ現在使用されている目標には影響を与えません。この2つのバージョンの目標の間にはリンクが存在しないためです。目標の外部IDは編集できません。
目標ステータスの設定
デフォルトでは、作成した目標のステータスは、コピーできるように「アクティブ」に設定されます。目標がすでにコピーされ、就業者によって現在使用されていても、目標のステータスを「非アクティブ」に設定できます。目標のステータスを非アクティブに変更した場合、その目標をコピーに使用できなくなります。編集目的などで目標を非アクティブにしてから、「アクティブ」ステータスに戻して、編集した目標を再度使用可能にすることができます。
目標にアクセスできるかどうかの決定
目標を編集または追加するときに、目標をロールに対して使用可能にするかどうかを選択します。デフォルトでは、すべてのロールが目標へのアクセス権を持ちます。HR担当者のみに目標へのアクセス権を付与するかどうか、またはマネージャと就業者も含めるかどうかを決定できます。