7基本給

この章の内容は次のとおりです。

概要

就業者の基本給を表示および調整します。ライン・マネージャは、様々なビジネス・フローおよび作業領域で報酬を授与できます。報酬マネージャおよびHR担当者は、管理、監督およびトラブルシューティング目的で同じタスクを実行できます。

次のことができます。

  • セキュリティおよび他の制約に従って、就業者の給与ベースを表示して変更できます。

  • 次の項目を調整して基本給を調整できます。

    • 金額

    • パーセント

    • 支給率

    • その他の給与係数

  • 現在の給与と新規給与のグラフィカル分析とともに給与履歴を表示できます。

基本給を管理するには、次の作業領域から開始します。

ロール 作業領域

ライン・マネージャ

「自分のダッシュボード」 - 「マネージャ・リソース」

「自分のクライアント・グループ」-「個人管理」

報酬マネージャ

「自分のクライアント・グループ」-「報酬」

HR担当者

「自分のクライアント・グループ」-「個人管理」

次のシナリオは、アプリケーションが年俸および年間フルタイム給与を計算する方法を示しています。このシナリオでは、標準勤務時間、就業者の勤務時間と常勤換算(FTE)、給与額、年換算係数および周期を使用します。

このトピックでは、次の3つのシナリオに共通の前提および計算を示します。

  • 就業者の時間が標準勤務時間に等しい場合

  • 就業者の時間が標準勤務時間より少ない場合

  • 就業者の時間が標準勤務時間より多い場合

前提

すべての例で次のことが前提とされます。

  • 1週当たりの雇用主標準勤務時間は、40です。

  • 通貨は、USドル(USD)です。

  • FTEは、1週当たりの就業者の勤務時間を1週当たりの標準勤務時間で除算して計算されます。

  • 時給就業者の年換算係数は、1週当たりの雇用主標準勤務時間 x 1年当たりの週数を表します。

標準勤務時間、勤務時間およびFTEは、就業者の雇用レコードから取得されます。これは、「個人管理」作業領域の「雇用の管理」タスクを使用して参照できます。給与の年換算係数および周期は、就業者の給与レコードに関連付けられた給与ベースから取得されます。

就業者の時間が標準勤務時間に等しい場合

次の表は、このシナリオに対する時給レートの入力を示しています。

計算の入力

就業者の標準勤務時間

40

FTE

1

年換算係数

2080

基本給

15 USD

計算:

  • 年俸: 15 x 2080 = 31,200 USD

  • 年間フルタイム給与: 15 x (2080/1) = 31,200 USD

就業者の時間が標準勤務時間より少ない場合

次の表は、このシナリオに対する時給レートの入力を示しています。

計算の入力

就業者の標準勤務時間

20

FTE

0.5

年換算係数

2080

基本給

15 USD

計算:

  • 年俸: 15 x 2080 x 0.5 = 15,600 USD

  • 年間フルタイム給与: 15 x (2080/1) = 31,200 USD

次の表は、このシナリオの月給レートの入力を示しています。

計算の入力

就業者の標準勤務時間

20

FTE

0.5

年換算係数

12

基本給

5,000 USD

計算:

  • 年俸: 5,000 x 12 = 60,000 USD

  • 年間フルタイム給与: 5,000 x (12/0.5) = 120,000 USD

次の表は、このシナリオに対する年俸レートの入力を示しています。

計算の入力

就業者の標準勤務時間

20

FTE

0.5

年換算係数

1

基本給

50,000 USD

計算:

  • 年俸: 50,000 x 1 = 50,000 USD

  • 年間フルタイム給与: 50,000 x (1/0.5) = 100,000 USD

就業者の時間が標準勤務時間より多い場合

次の表は、このシナリオに対する年俸レートの入力を示しています。

計算の入力

就業者の標準勤務時間

48

FTE

1.2

年換算係数

1

基本給

20,000 USD

計算:

  • 年俸: 20,000 x 1 = 20,000 USD

  • 年間フルタイム給与: 20,000 x (1/1.2) = 16,667 USD

ダウンロード・パラメータに一致する給与情報が移入された統合Microsoft Excelワークブックを生成できます。統合ワークブックを使用して、給与情報を編集します。その後、アプリケーション・データベースに変更をアップロードします。ワークブックによって、給与変更率や給与差額を指定して給与を編集できますが、給与ベースを変更することはできません。

ワークブックを使用して給与をダウンロードする基本プロセスは、次のとおりです。

  1. ワークブックを生成して移入します。

  2. ワークブックのデータを編集します。

  3. 編集結果をアップロードします。

  4. エラーを解決します。

改訂に対応するために必要な回数分これらの手順を繰り返します。

ワークブックの生成および移入

「報酬」作業領域で、次のことを実行します。

  1. 「タスク」パネル・タブの「給与のダウンロード」をクリックします。

  2. 給与開始日や通貨などのダウンロード・パラメータを選択します。

  3. ワークブックの編集をアップロードする予定の場合、最新の給与開始日および現地通貨オプションを選択します。

    表示される通貨は、給与ベースに添付された給与エレメントの入力値から取得されます。

  4. 「ダウンロードのプレビュー」をクリックして、ダウンロード・パラメータに一致するデータを表示します。

  5. 「ワークブックで準備」をクリックして、ワークブックを生成し、ダウンロード・パラメータに一致するデータを移入します。

ワークブックのデータの編集

ダウンロードが完了した後、白い背景を持つセルのデータを変更できます。ワークブックで「変更済」のセルには記号が表示されます。これは、白いセルの1つにデータが入力された行を表します。新規基本給または新規金額を入力する場合、新規給与開始日も入力する必要があります。新規基本給と現在の基本給が同じではないことを確認します。そうしないと、変更のアップロード時に更新失敗エラーが発生します。

ワークブックには、給与ベースの最大5つのアクティブ給与コンポーネントのデータを保持するため、5つの列が含まれます。給与ベースのアクティブ給与コンポーネントが5つより少ない場合、アクティブ給与コンポーネントの列セルのみに値が含まれます。他の列セルは空白のままです。アクティブ給与コンポーネントが5つより多い場合、ダウンロードには最初の5つのみ含まれます。

編集結果のアップロード

編集を完了したら、「アップロード」をクリックして、「変更済」としてマークされた行をアプリケーションにロードします。アプリケーションでは、白以外の背景を持つセルの編集はアップロードされません。

注意: アップロード中にプロンプトが表示されても、「アップロード後に即時ダウンロード」オプションを選択しないでください。この処理では、コミットされたデータが即時にワークブックにダウンロードされるため、アップロード中に発生したエラーがわかりにくくなります。

変更を検証するには、「給与の管理」ページを開き、給与を更新した個人を検索して選択します。

エラーの解決

アップロード・プロセスによって、各ワークブック行の「ステータス」フィールドが自動的に更新されます。レビューを必要とするエラーが存在する場合、プロセスでは次のことが実行されます。

  1. アプリケーション・データベースの変更をロールバックします。

  2. ワークブック行のステータスを「アップロード失敗」に設定します

  3. 次のワークブック行に進みます。

エラーを表示して解決するには、次の手順を実行します。

  1. 「ステータス」フィールドの「更新失敗」をダブルクリックします。

  2. ワークブックのデータ問題を修正します。

  3. 最新の変更をアップロードします。

基本給に関するFAQ

給与ベースは、基本給を表す期間を決定し、コンポーネントで給与を項目化するかどうかを指定して、給与検証の関連等級レートを識別します。就業者の給与ベースは、通常、一定のままですが、変更されることもあります。次に例を示します。

  • 就業者が個別コントリビュータからマネージャに変更されます。給与ベースは、時給から年俸に変更されます。

  • 組合契約の修正によって就業者の支給レートの項目化が義務付けられます。コンポーネントを使用しない時給ベースは、コンポーネントを使用する時給ベースに変更されます。

「報酬」作業領域の統合ワークブックを使用して、複数の個人の給与を表示および編集します。次の手順を実行します。

  1. 「給与のエクスポート」タスクを使用して、エクスポート・パラメータを設定します。

  2. 「編集のプレビュー」セクションの「ワークブックで準備」をクリックして、ワークブックを生成します。

  3. ワークブックで編集を行います。

  4. アプリケーション・データベースに変更をアップロードします。