11ワークフォース配置分析

この章の内容は次のとおりです。

ワークフォース配置の分析: 概要

「ワークフォース配置の分析」ビジネス・プロセスによって、ライン・マネージャと人事(HR)担当者は、個々の就業者とワークフォースの統計および雇用関連の情報を参照できます。HR担当者とライン・マネージャは、個々の就業者に対して処理を実行できます。

このプロセスのビジネス・アクティビティは、次のとおりです。

  • ワークフォース配置インテリジェンスの生成

    「ワークフォース予測」作業領域で、ライン・マネージャは、自分の直属の部下と間接的部下の高パフォーマンスおよび自己都合退職のシステム生成予測を参照します。「就業者予測」作業領域で、ライン・マネージャは、What-If分析を実行します。

  • ワークフォース配置パフォーマンスの評価

    OTBIによってHCMに関するレポートを作成し、ダッシュボード、インフォレットまたはEメールを使用してレポートを配信できます。または、HCM Cloudトランザクションに埋め込むこともできます。

ワークフォース配置インテリジェンスの生成

システム生成のパフォーマンス予測は、従業員に関する自分の評定を検証する際に役立ちます。パフォーマンス予測を自己都合退職予測と組み合せて使用することで、企業にとって最大の損害となる自己都合退職を回避できます。

パフォーマンス予測に影響する設定

パフォーマンス予測は、すべての従業員のデータに基づきます。関連データを収集して予測を生成するプロセスは、Oracle Data Mining (ODM)を使用して自己都合退職を予測する「予測分析のためのデータの収集およびデータ・マイニングの実行」です。「設定および保守」作業領域の「予測モデルの管理」タスクを使用して、予測モデルを管理できます。

企業または指定したマネージャ・アサイメントに対してデータ収集を実行できます。ただし、プロセスのデータ・マイニング・ステージは、常に使用可能な最新データのすべてに対して実行されます。

プロセスには、デフォルト・スケジュールはありません。企業の関連トランザクション(採用、退職、昇格・昇進など)の容量が多い場合、毎週プロセスを実行することをお薦めしますが、それ以外の場合は少なくとも月に1回実行してください。パフォーマンスへの影響を避けるため、システム・アクティビティが少ない時間にプロセスをスケジュールします。

パフォーマンスの予測方法

パフォーマンスは、次のように予測されます。

  1. 従業員のすべての雇用関係で、プロセスは、次のような大規模な属性セットの値を収集します。

    • 等級の時間

    • 現在のジョブ

    • 最新の昇給

    • パフォーマンス評点

    • 前年度の疾病休暇欠勤数

    収集対象の属性には、高パフォーマンスとの相関を示す可能性の高い属性が含まれます。一定の状況ではマネージャ名などの単純な値が必要とされ、別の状況では、病欠の増加率などの値をプロセスが計算します。これらの属性の大部分は、アサイメント・レベルで保持されるため、複数のアサイメントを持つ雇用関係では、複数の値が収集されます。

    派遣就業者と非就業者の雇用関係は除外されます。

  2. 属性値はODMに渡され、そこでデータのパターンおよび関係が識別されて、従業員パフォーマンスを予測するためのモデルが構築されます。

  3. ODMは、予測モデルに従って現在の従業員のパフォーマンス予測を行います。たとえば、特定のジョブおよび等級のパフォーマンスが高い場合、そのジョブおよび等級の現在の従業員は、他のジョブおよび等級の就業者より高パフォーマンスである可能性が高くなります。

    各予測は、従業員アサイメントに関連しています。複数のアサイメントを持つ従業員に対しては、複数のパフォーマンス予測が行われます(アサイメントごとに1つ)。従業員が複数のアサイメントで1人のマネージャに直属している場合、マネージャは、その従業員の複数の予測を参照できます。

パフォーマンス予測は、チームと個別アサイメントの両方で使用できます。

  • チーム予測は、チームの平均予測パフォーマンスを示します。また、現在のパフォーマンス評点や勤続期間などの要因ごとに、その要因が主な寄与要因となっている従業員アサイメントのパーセントも示します。

  • 個別予測は、従業員アサイメントの予測パフォーマンスを示します。前のパフォーマンスなどの関連要因の値と、予測に対する各要因の相対的な寄与も表示されます。

人員は、通常、企業の最大の資産であり、その喪失に対しては多くの理由から高いコストを支払うことになる可能性があります。システム予測によって、潜在的な問題とその推定原因を認識できるため、それらに対応可能になります。たとえば、高パフォーマンスが予測される従業員が、同時に自己都合退職の可能性を示している場合、そのリスクを減らすために、等級や事業所などの関連要因の変更を検討できます。自己都合予測は「ワークフォース予測」作業領域に表示されます。

自己都合退職の予測に影響する設定

自己都合退職の予測は、すべての雇用関係の既存データに基づきます。関連データを収集して予測を生成するプロセスは、Oracle Data Mining (ODM)を使用してパフォーマンスも予測する「予測分析のためのデータの収集およびデータ・マイニングの実行」です。

企業または指定したマネージャ・アサイメントに対してデータ収集を実行できますが、プロセスのデータ・マイニング・ステージは、常に使用可能な最新データのすべてに対して実行されます。

プロセスには、デフォルト・スケジュールはありません。次のようにプロセスを実行することをお薦めします。

  • 企業の関連トランザクション(採用、退職、昇格・昇進など)の容量が多い場合、毎週実行します。

  • トランザクションの容量が多くない場合、少なくとも月に1回実行します。

パフォーマンスへの影響を避けるため、システム・アクティビティが少ない時間にプロセスをスケジュールします。

自己都合退職の予測方法

各予測はパーセント値で、それは自己都合退職の予測見込みです。計算方法は次のとおりです。

  1. 従業員のすべての雇用関係で、プロセスは、大規模な属性セットの値を収集します。これらの属性には、等級の時間、現在のジョブ、最新の昇給、パフォーマンス評点、前年度の疾病休暇欠勤数などが含まれます。収集対象の属性には、自己都合退職との相関を示す可能性の高い属性が含まれます。一定の状況ではマネージャ名などの単純な値が必要とされ、別の状況では、病欠の増加率などの値をプロセスが計算します。これらの属性の大部分は、アサイメント・レベルで保持されるため、複数のアサイメントを持つ雇用関係では、複数の値が収集されます。

    派遣就業者と非就業者の雇用関係は除外されます。

  2. 属性値はODMに渡され、そこでデータのパターンおよび関係が識別されて、自己都合退職した従業員と他のすべての従業員の相違点を取得する予測モデルが構築されます。

  3. ODMは、予測モデルに従って現在の従業員の自己都合退職予測を行います。たとえば、特定のジョブおよび部門の自己都合退職が多い場合、その部門でそのジョブを担当する現在の従業員は、他のジョブまたは部門の就業者より自己都合退職のリスクが高くなります。

    各予測は、従業員アサイメントに関連しています。複数のアサイメントを持つ従業員に対しては、複数の自己都合退職予測が行われます(アサイメントごとに1つ)。従業員が複数のアサイメントで1人のマネージャに直属している場合、マネージャは、その従業員の複数の予測を参照できます。

これらの予測によって、自己都合退職のリスクが非常に高い従業員を識別できます。高リスク・グループの自己都合退職の絶対リスクがパーセントの数値上はまだ低い場合でも、従業員の他のグループと比較すれば、そのリスクは高くなります。

自己都合退職予測は、チームと個別アサイメントの両方で使用できます。

  • チーム予測は、チームの平均リスクを示します。また、現在の給与や等級などの要因ごとに、その要因が主なリスク要因となっている従業員アサイメントのパーセントも示します。

  • 個別予測は、従業員アサイメントの予測リスクを示します。現在の給与などの関連要因の値と、予測に対する各要因の相対的な寄与も表示されます。

予測属性: 説明

自己都合退職予測とパフォーマンス予測は、就業者の個人、雇用、休暇欠勤、報酬およびタレント管理情報の特定の属性に基づきますが、それらの大部分はアサイメント・レベルで保持されます。このトピックでは、予測分析に表示される要因名ごとに関連属性を示し、各属性値の計算または導出方法について説明します。

個人属性

次の表で個人属性について説明します。

要因名 説明

就業者は従業員

就業者は現行従業員雇用関係を持っています。

自宅市区町村

就業者の現在の自宅住所の市区町村

自国

就業者の現在の自宅住所の国

労働許可またはビザの失効までの時間

就業者のビザまたは労働許可が次に失効するまでの週数

第2パスポートあり

就業者は第2パスポートを持っています。

就業者は再雇用

就業者は以前企業に雇用されていました。

喫煙者

就業者は喫煙者です

契約失効までの時間

就業者の契約が失効するまでの月数

国内転勤希望

就業者は同じ国の異なる事業所への転勤を希望しています。

海外転勤希望

就業者は異なる国への転勤を希望しています。

雇用属性

次の表で雇用属性について説明します。

要因名 説明

現在の雇用主

アサイメントに基づく雇用主

現在の企業

現在の企業

就業者カテゴリ

アサイメントに基づく就業者カテゴリ

勤続期間

就業者の企業勤務年数

前回の試用期間終了からの経過時間

就業者の前回の試用期間が完了してからの月数

現在のアサイメント・ステータス

アサイメントのステータス

国別仕様

雇用主の国別仕様

現在または最新のマネージャ

アサイメントのライン・マネージャ

現在のマネージャとの時間

就業者が現在のマネージャに直属している月数

各マネージャの平均時間

就業者が企業のすべての従業員アサイメントで各マネージャに直属していた平均月数

過去5年間のマネージャ変更数

過去5年間の就業者の従業員アサイメントすべてにおけるマネージャ変更数

通常開始時間

アサイメントに基づく勤務開始時間

通常終了時間

アサイメントに基づく勤務終了時間

通常勤務時間

毎日の予定勤務時間数

FTE

就業者の現在の従業員アサイメントに基づくFTE値の合計

現在の等級

アサイメントに基づく等級

現在の等級の時間

最後の等級変更またはアサイメントの開始と現在の日付との間の月数

各等級での平均時間

企業での就業者の過去および現在の従業員アサイメントすべてにおける各等級変更間の平均月数

各種等級数

企業での過去および現在の従業員アサイメントすべてにおけるこの就業者の各種等級数

過去2年間の等級変更数

過去2年間の従業員アサイメントすべてにおけるこの就業者の各種等級数

現在の部門

アサイメントに基づく部門

現在の部門の時間

最後の部門変更またはアサイメントの開始と現在の日付との間の月数

各種部門数

企業での過去および現在の従業員アサイメントすべてにおけるこの就業者の各種部門数

各部門での平均時間

企業での就業者の過去および現在の従業員アサイメントすべてにおける各部門変更間の平均月数

現在のジョブ

アサイメントに基づくジョブ

現在のジョブの時間

最後のジョブ変更またはアサイメントの開始と現在の日付との間の月数

各ジョブでの平均時間

企業での就業者の過去および現在の従業員アサイメントすべてにおける各ジョブ変更間の平均月数

現在のポジション

アサイメントに基づくポジション

現在のポジションの時間

最後のポジション変更またはアサイメントの開始と現在の日付との間の月数

各ポジションでの平均時間

企業での就業者の過去および現在の従業員アサイメントすべてにおける各ポジション変更間の平均月数

現在の事業所

アサイメントに基づく事業所

休暇欠勤属性

次の表で休暇欠勤属性について説明します。

要因名 説明

前年度の取得休暇数

前年度の取得休暇日数

企業休暇合計

就業者の企業勤務が開始してからの取得休暇日数

前回の休暇からの経過時間

最後の休暇と現在の日付との間の月数

現行年度の疾病数

現行年度の取得疾病日数

前年度の疾病数

前年度の取得疾病日数

前年度と比較した疾病の増加

前年度と比較した年累計の疾病日数の変更率

前回の疾病からの経過時間

最後の疾病日と現在の日付との間の月数

前年度の疾病休暇欠勤数

前年度の疾病の個別期間数

前年度と比較した疾病休暇欠勤の増加

前年度と比較した年累計の疾病休暇欠勤数の変更率

報酬属性

次の表で報酬属性について説明します。

要因名 説明

最新給与変更

変更前の年間給与に対する比率としての最新給与変更

最新給与変更の事由

最新給与変更の事由

最新給与変更からの経過時間

最後の給与変更または採用日と現在の日付との間の月数

平均給与変更

採用日からのすべての給与変更率の平均

次回給与レビューまでの時間

現在の日付と次回給与レビュー日との間の月数

前回のオプション受領からの経過時間

ストック・オプションが前回付与されてからの月数

確定オプションと未確定オプションの比率

就業者の合計ストック・オプションに対する比率として表された確定ストック・オプション

タレント管理属性

次の表でタレント管理属性について説明します。

要因名 説明

現在のパフォーマンス自己評点

アサイメントにおける就業者の現在の自己評定

現在のマネージャ・パフォーマンス評点

就業者のアサイメントにおけるマネージャの現在の総合パフォーマンス評点

マネージャ評点と自己評点との差異

就業者に対するマネージャの総合評点と就業者の自己評定との間の差異

現在の評価担当マネージャ

就業者の評価を実行するマネージャの名前

前のマネージャ・パフォーマンス評点

アサイメントにおけるマネージャの前の総合パフォーマンス評点

現在のパフォーマンス評点

アサイメントにおける現在の総合パフォーマンス評点

現在のパフォーマンスの変更

前年度の評点に対する比率として表されたアサイメントにおける現在の総合パフォーマンス評点

すべてのパフォーマンス予測は、パーセントで表示されます。パーセント値で示すため、評点モデルの予測数値評点は、その評点モデルの最大数値評点に対する比率として表されます。

たとえば、従業員アサイメントの予測パフォーマンスが数値評点4である場合、従業員の予測パフォーマンスは、次のように示されます。

  • 最大数値評点が7の場合、57.14%

  • 最大数値レーティングが5の場合は、80%

パフォーマンス予測の評点レベルへのマッピング

パフォーマンス文書で、評点モデルの評点レベルを使用して従業員パフォーマンスを評点付けます。予測パフォーマンス・パーセントを評点レベルにマップするには、最初にそれを関連評点モデルの数値評点にマップする必要があります。数値評点を設定した後に、関連する評点レベルを指定できます。

次の例で、71.5%の予測パフォーマンスは、数値評点3と4の間にあり、評点レベルでは「良好」と「非常に良好」の間にあります。

パフォーマンス・パーセント 数値評点 評点レベル

20%

1

不良

40%

2

普通

60%

3

良好

80%

4

非常に良好

100%

5

優秀

次の例で、71.5%の予測パフォーマンスは、数値評点5と6の間にあり、評点レベルでは10と14の間にあります。

パフォーマンス・パーセント 数値評点 評点レベル

12.5%

1

1

25%

2

4

37.5%

3

6

50%

4

8

62.5%

5

10

75%

6

14

87.5%

7

17

100%

8

20

「予測モデルの管理」ページで、自己都合退職およびパフォーマンス予測モデルの最新の精度情報を参照できます。

予測モデル精度の測定方法

自己都合退職とパフォーマンスの両方の予測モデルは、使用可能な履歴データのサブセット(約70%)を使用して構築されます。Oracle Data Mining (ODM)は、残りの保持データ(予測モデルの構築に使用していない30%)に対して自己都合退職およびパフォーマンス予測を行って、モデルの精度をテストします。その後、ODMは、その予測を実際の結果と比較します。

予測モデルのパーセント精度の意味は、次のとおりです。

  • 自己都合退職予測の場合、すべての従業員(企業を退職した従業員と残っている従業員の両方)に対して行われた正しい予測のパーセントから導出されます。

  • パフォーマンス予測の場合、予測値と実績値がどれほど近似しているかを示すメジャーです。

ワークフォース・モデリングは、マネージャと人事(HR)担当者に、グラフィカル・ツールを使用してワークフォース変更を計画、モデル化し実行する機能を提供します。モデルは、マネージャ階層またはポジション階層のいずれかに基づいています。階層は最上位のマネージャまたはポジションで始まり、アサイメント、ポジション、欠員および求人が含まれます。最上位のマネージャまたはポジションに直接または間接的にレポートします。

モデルでは次の処理を実行できます。

  • 昇格・昇進

  • 異動

  • 退職

  • マネージャの変更

  • 事業所の変更

  • ポジションの追加、変更、非アクティブ化または削除

  • ポジション在職者の変更

  • 欠員の作成、変更または削除

  • Oracle Recruiting Cloudの求人の作成および編集(セキュリティ設定に応じて決定)

ドラッグ・アンド・ドロップするか、表形式表示を使用して新しいマネージャを選択することで、直属の部下の有無にかかわらず、個人を異動できます。モデルでは欠員を作成可能で、最終承認時にデータベースに追加されます。分析を使用して計画変更の影響をレビューします。モデルが承認されると、モデリング済変更を使用して有効日が指定されたトランザクションが作成されます。欠員には有効日が指定されないため、モデルが承認されると、欠員変更や新規欠員が表示されます。

地理的階層にドラッグ・アンド・ドロップして、ポジション変更を実行します。たとえば、在職者を含むポジションを階層にドラッグ・アンド・ドロップしてから、在職者を別のポジションに移動します。ポジション同期化およびポジション・デフォルト設定機能を使用します。

ポジション階層では、ポジションに対して次の処理を実行できます。

  • 作成

  • 編集

  • 非アクティブ化または削除

  • 非アクティブ化を元に戻す

  • 削除を元に戻す

  • モデル内のポジションの移動

  • オープン・ポジションへの欠員の変換

  • 求人の作成および編集

セキュリティとアクセス

ライン・マネージャとHR担当者は、ワークフォース・モデリングにアクセスできます。モデルの作成者または最上位マネージャの場合、すべてのワークフォース・モデリング機能にアクセスできます。最上位マネージャとしてモデルにアクセスできるように、モデルの作成者はモデル・プロパティでアクセス権を付与できます。HR担当者はモデルを編集可能で、他の承認者はモデルを開いて表示できます。

デフォルト承認者を定義するルールは、次のとおりです。

  • モデリング済変更がすべて最上位マネージャまたはポジションの組織内で発生する場合、承認者は、作成者のHR担当者、最上位マネージャのマネージャ、およびマネージャ承認の1レベル上位です。

  • 前述のルールに加え、すべての変更を承認する権限を持つマネージャおよびその1レベル上位者が承認者になります。これらの承認者に、作成者のHR担当者および最上位マネージャの2レベル上位者が追加されます。

  • 最上位マネージャまたはポジションの階層以外で変更がある場合、もう1つのルールでは、すべての変更を承認する権限を持つマネージャとモデルを承認する1レベル上位のマネージャが必要となります。

ポジション関連の権限(ポジションの作成、編集、削除など)を持つロールは、ワークフォース・モデリングでポジション関連の処理を実行できます。HR担当者の場合、この機能はすぐに自動的に使用できるようになっています。

ステータス

次の表は、ワークフォース・モデリング・ステータスを示しています。

ステータス 説明

下書き

次の場合、モデルは「下書き」ステータスになります。

  • 送信されるまで

  • 編集されたとき

  • 承認中に承認者がモデルを編集した場合

  • 作成者が待ち状態のモデルを取り下げた場合

待ち状態

モデルは、「下書き」、「否認済」または「差戻済」モードから送信された後、「待ち状態」ステータスになります。

否認済

モデルは、承認者が否認した場合、「否認済」ステータスになります。

差戻済

モデルは、承認者が追加情報を要求した場合、「差戻済」ステータスになります。

完了

モデルは、すべての承認者に承認された後、「完了済」ステータスになります。この時点で、トランザクションが作成され、アサイメントが有効日付きの変更で更新されます。

組織変更の効果

新規作成されたワークフォース・モデルが承認されると、関連アサイメントは、モデル有効日を使用して更新されます。現在のところ、これに対する通知は発行されません。ロール・プロビジョニング・セキュリティは、設定に従って自動的に発生します。たとえば、ライン・マネージャ・ロールが自動プロビジョニングで使用可能になっている場合、マネージャになるユーザーには、自動的にライン・マネージャ・ロールが付与されます。

注意: HCM Cloudでは欠員に有効日が指定されないため、欠員変更は、モデル有効日とは関係なく、モデルが承認された日に表示されます。

ワークフォース・モデリング分析は、モデル有効日を基準とするモデル化変更の「概要」および「モデル化」ページに表示されます。分析を使用して、ヘッドカウント、給与原価、予測有効性、アラートと変更の数に対する提示変更の影響を参照します。

モデルが完了すると、分析は最終承認日を基準として凍結されます。「予定就業者費用」および「予定ヘッドカウント」分析には、モデルが参照セキュリティを付与されていない就業者アサイメントの情報は含まれません。

次の表は、ワークフォース・モデリング分析を示しています。

分析 説明

変更

変更のある就業者アサイメントの数を表示します。

たとえば、アサイメントを新しいマネージャに移動し、さらに別のマネージャに移動してジョブ変更を行った場合、これらすべての処理は1つの変更としてカウントされます。

予定就業者費用

モデル化の結果として、最上位マネージャに費用合計の変更を表示します。「概要」ページの分析には、モデル化による費用変更のみが表示されます。「モデル化」ページの分析には、モデル化による費用とモデル化による変更が表示されます。

費用は年間給与に基づいており、変更が含まれるのは、アサイメントにセキュリティ・アクセスできる場合のみです。

たとえば、就業者を自分に直属するように異動し、その給与を更新できます。ただし、就業者の給与を参照するセキュリティ・アクセスを持っていない場合、ワークフォース・モデルでその就業者の支払に対して行った変更は、分析に含まれません。

予定ヘッドカウント

ヘッドカウントのワークフォース測定値に基づいたモデル化の結果として、最上位マネージャにヘッドカウントの変更を表示します。

アラート

モデルの未処理アラートの数を表示します。

次の2つのアラート・タイプがあります。

  • 検証エラー: 最終承認でOracle Fusionアサイメントが更新され、問題が存在する場合に発生します。

  • アサイメント変更: モデル化の開始以降にライブ・アプリケーションでアサイメントが変更され、その変更が同期ダイアログを使用してまだ解決されていない場合に発生します。

予測有効性

モデル化の最中に変更され、パフォーマンス予測と自己都合退職予測に最大の影響を与えた要因を表示します。

予測有効性には、個々の就業者、マネージャまたは最上位マネージャに対するモデル化の影響が表示されます。モデル化の結果として予測の変更に最大の影響を与えた要因と、その影響が有利であるか不利であるかが示されます。分析は、予測の変更に属性が与えた影響と、その属性が予測を向上させたか低下させたかを表します。

予測有効性 = 予測パフォーマンス * (100% - 予測自己都合退職) / 2

次の場所からワークフォース・モデリング処理にアクセスできます。

  • メイン・ページ

  • 就業者アサイメント・ノード

  • 欠員ノード

  • 表形式表示の「就業者」リージョン

  • 表形式表示の「退職済就業者」リージョン

  • 表形式表示の「欠員」リージョン

  • 保留エリア

  • 「ポジション」ノード

  • 表形式表示の「ポジション」リージョン

  • 「求人」ノード

  • 表形式表示の「求人」リージョン

この表は、「モデル化」ページで使用可能な処理とその説明を示しています。

処理 使用できる状況 説明

就業者アサイメントの編集

就業者アサイメント・ノード、チャートおよび保留エリア

就業者アサイメントのモデル化属性を移動または編集します。就業者のマネージャを変更すると、就業者はそのマネージャの階層に移動します。

欠員の作成

就業者アサイメント・ノード、チャートおよび保留エリア

オープン・ヘッドカウントのプレースホルダとして欠員ノードを作成します。

欠員の編集

欠員ノード、チャートおよび保留エリア

欠員を編集します。

欠員の削除

欠員ノード、チャートおよび保留エリア

選択した欠員ノードを削除します。削除を確認して、モデル化からノードを削除する必要があります。

注意: Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceからインポートされた欠員を削除することはできません。

アサイメントの編集

「モデル化」ページ

チャート、保留エリアまたは表で就業者アサイメント・ノードを選択し、アサイメントを編集します。

「元に戻す」と「再実行」

「モデル化」ページ

このオプションを選択して、変更を元に戻し、再実行します。

モデル・プロパティの編集

「モデル化」ページ

モデル詳細を編集します。

同期化

「モデル化」ページ

同期化プロセスを実行して、ライブ・アプリケーションで変更された情報を更新します。

退職

就業者アサイメント・ノード

退職処理、事由および通知日を選択します。

退職の取消

退職済就業者アサイメント・ノード

このオプションを選択して、モデル内の退職を取り消します。

Excelにエクスポート

表形式表示の「退職済就業者」、「就業者」および「欠員」

このオプションを選択して、スプレッドシートの情報を開いて保存します。

次の表は、ポジションの「モデリング」ページで使用可能な処理とその説明を示しています。

処理 使用できる状況 説明

子ポジションの作成

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

既存のポジションにのみ使用可能です。ポジションの基本情報を入力します。アプリケーションによってポジション階層に新しいポジションが作成され、そのポジションは処理が開始されたポジションにレポートします。

ポジションの編集

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

ポジションを編集し、必要に応じて親ポジションの詳細を編集します。親ポジションを編集する場合は、子を親ポジションとともに移動することも、そのままにすることもできます。

ポジションの非アクティブ化

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

有効日または将来の日付時点で、アクティブまたは休止の在職者がいないポジションに使用できます。

ポジションの非アクティブ化を元に戻す

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

モデル内で非アクティブ化されているポジション用。

ポジションの削除

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

過去、現在または将来において在職者がいない場合は、ポジションを削除できます。

ポジションの削除を元に戻す

「モデリング」ページ、「ポジション」ノード

削除および関連する変更をすべてを取り消すには、このオプションを選択します。モデル内で削除されたポジションのみに使用可能です。

ポジションに変換

「モデリング」ページ、「欠員」ノード

欠員を編集し、ポジションのデフォルト値をレビューします。このオプションは、欠員の親が階層内のポジションの在職者である場合にのみ使用できます。

ワークフォース・モデリングを使用して、就業者を退職させるモデルを作成または編集できます。既存のモデルを使用して、就業者を退職させることができます(これらのモデルには、昇格・昇進や異動などの他の計画更新も含めることができます)。退職させた就業者は、モデル内でグレー表示されます。退職は分析に影響しますので、それを計画退職の影響をレビューするために使用できます。退職変更は、モデルが承認された場合にのみ、トランザクション・システムに適用されます。

退職の取消

計画退職がビジネスに悪影響を与える可能性があると気付いた場合や、組織再編計画の一環として就業者を退職させたが、その計画が取り消された場合などには、退職を取り消します。退職を取り消した場合も、分析に影響します。

退職の分析

ヘッドカウント、給与原価および予測有効性に関する退職または退職取消の影響は、計算および表示され、モデル化変更の即時フィードバックとして提供されます。

部下のいるマネージャの退職

部下のいるマネージャを退職させる場合、それらの部下も退職させることができます。この退職を取り消す場合、各部下の退職は個別に取り消す必要があります。部下を退職させない場合、それらの部下は退職マネージャのマネージャに割り当てられます。退職を取り消す場合は、再割当された各部下を元のマネージャに手動で移動する必要があります。

ワークフォース変更の計画には時間を要することがあり、モデルに影響する変更がライブ・トランザクション・アプリケーションで発生する可能性があります。そのため、ワークフォース・モデリングは、ライブ・トランザクション・アプリケーションの属性をモデルの属性に対してチェックする同期化プロセスを実行し、自動更新などの推奨処理を行います。同期化プロセスによって、ワークフォース・モデリングのアサイメントおよび欠員情報が、ライブ・トランザクション・アプリケーションでいかなる変更が発生したとしても最新状態であることが保証されます。

同期化プロセスが自動的に実行されるのは次の場合です。

  • 編集のためにモデルを開いたとき。

  • 「レビュー」ページを開いたとき。

  • 「承認」ページを開いたとき。

「モデル化」ページの「処理」メニューから手動でプロセスを実行することもできます。

同期化ルール

保存済モデルを開くと、同期化プロセスが自動的に実行され、モデルが最後に更新された日の後で、モデル有効日以前に発生したすべてのアプリケーション変更がレビューされます。ライブ・アプリケーションで変更が発生している場合(モデルの就業者の1人が異動し、別の就業者が退職した場合など)、アプリケーションでは、次のルールを使用して各属性が同期化されます。

  • ライブ・アプリケーションは変更されたがモデルは変更されていない場合、モデルが自動的に更新されます。

  • モデルとライブ・アプリケーションで同じ属性が変更され、ライブ・アプリケーションの変更は取消不可の場合、ライブ・アプリケーションの変更に従ってモデルが自動的に更新されます。取消不可の変更には、採用、異動、退職など、階層内外への移動が含まれます。

  • モデルとライブ・アプリケーションで同じ属性が変更され、ライブ・アプリケーションの変更を更新できる場合、アプリケーションによってモデル化値が推奨されます。このシナリオが発生した場合、すべての属性更新でモデル変更が推奨されます。

同期化アラート

保存済モデルを再度開いたときに、同期化プロセスによってライブ・トランザクション・アプリケーションとモデルで変更が検出された場合、「アラート」ページで自動更新と推奨をレビューできます。変更を確認すると、アプリケーションによって、分析および階層内の情報が更新されます。

ワークフォース配置インテリジェンスの生成に関するFAQ

What-If分析の実行時に変更した就業者の属性値は、指定したプラン名を使用して就業者プランとして保存されます。「What-If分析」タブで就業者の保存済就業者プランのリストからプランを選択して、後で関連予測を参照するか、保存済シナリオを再実行します。すべての就業者の就業者プラン全体のリストから就業者プランを選択することもできます。

注意: 就業者プランの自己都合退職予測とパフォーマンス予測は、最後にWhat-If分析を保存したときに適用された予測です。予測を更新するには、シナリオを再実行する必要があります。

就業者プランを選択すると、保存済のWhat-If分析の属性のみが表示されます(元のWhat-If分析で変更されていない属性は保存されません)。シナリオに変更を追加するには(異なる属性を含めるなど)、シナリオをリセットしてからWhat-If分析を実行する必要があります。

What-If分析を保存しても、就業者のレコードに影響はありません。いずれかの変更を永続的にする場合(就業者の昇格・昇進など)、それを明示的に実行する必要があります。

What-If分析属性に行われた変更の現在のパフォーマンス予測および自己都合退職予測に対する影響が計算され、新しい予測が表示されます。属性変更は、就業者のレコードに適用されませんが、後で検索するために就業者プランとしてWhat-If分析を保存できます。

就業者プランは、就業者の保存済What-If分析です。就業者プランを参照すると、すべての就業者の保存済What-If分析全体のリストが表示されます。各就業者プランは、What-If分析の保存時に指定した名前によって識別されます。各シナリオの予測パフォーマンスおよび自己都合退職の値は、最後にWhat-If分析を保存したときに適用された値です。予測を更新するには、What-Ifシナリオを再実行する必要があります。

就業者のWhat-If分析を保存していない場合、就業者プランのリストには、その就業者のエントリは含まれません。

組織チャートで就業者アサイメントを移動すると、「アサイメントの編集」ダイアログ・ボックスの「マネージャ」および「部門」フィールドは、デフォルトで新しいマネージャと新しいマネージャの部門に設定されます。

他のすべてのフィールドには、モデル有効日を基準とする最新の値が表示されます。現在の値は、就業者の等級や給与に対するアクセス権のない個人がそれらを参照できないように保護されます。

ワークフォース・モデリングでポジションを非アクティブ化できないのはなぜですか。

非アクティブ化するポジションに、有効日の時点または将来においてアクティブまたは休止の在職者がいるためです。在職者がいるポジションを非アクティブ化するには、在職者をポジションから移動するか、在職者を退職させてから、ポジションを非アクティブ化します。非アクティブなポジションがあるモデルを実装した場合、そのポジションはHCMポジション階層に表示されません。

欠員をポジションに変換するにはどうすればよいですか。

編集する欠員をオープンし、ポジションのデフォルト値をレビューします。欠員をポジションに変換するオプションは、欠員の親がポジション階層の在職者である場合のみ使用できます。ポジション・ヘッドカウントは空席数からデフォルト設定されるため、欠員が制限なしの空席になっている場合は、ポジション・ヘッドカウントは1にデフォルト設定されます。新しいポジションを作成すると、そのポジションは親ポジションにレポートします。

ワークフォース配置パフォーマンスの評価に関するFAQ

階層は、完了済トランザクションに基づきます。承認を待機している異動や新規採用などの未完了トランザクションは、表示されません。ただし、指定した日付まで非公開にされている退職は、公開日ではなく退職日から組織階層に表示されます。

個人の昇格・昇進の準備は、同じジョブまたはポジションおよび等級の個人の各昇格・昇進間の平均時間を基準とした、個人の最後の昇格・昇進からの時間に基づきます。たとえば、同じジョブおよび等級の個人の各昇格・昇進間の平均時間が5年の場合、個人の最後の昇格・昇進からの時間が5年の範囲内にあれば、昇格・昇進の予定ありと表示されます。間隔がこの範囲外の場合、昇格・昇進の予定なし、または期限超過と表示されます。パフォーマンスや勤続期間などの追加要因に応じて、昇格・昇進の予定あり、または期限超過と表示されている個人を昇格・昇進させるかどうかを決定します。

階層の各エントリは、アサイメントです。個人が複数のアサイメントを持ち、各アサイメントが階層内のマネージャに直属する場合、その階層には、個人のアサイメントごとに1つのエントリが含まれます。

はい。マネージャを退職させるときに、その部下も同時に退職させるオプションを選択できます。デフォルト動作では、マネージャの部下を退職させずに、退職マネージャのマネージャに自動的に再割当します。

はい。アサイメントを編集して、「昇格・昇進」または「事業所変更」処理を選択します。就業者の給与情報を更新できるのは、就業者が現行給与レコードを持っており、そのアサイメントに等級ラダーがなく、かつその給与ベースでコンポーネントまたは給与レートを使用していない場合です。

就業者を検索し、保留エリアに配置してから退職させることができます。事前定義された承認ルールによって、適切なマネージャがこの変更を承認することが保証されます。たとえば、自分に直属していない就業者を退職させる場合、自分たちが直属している階層内の第1マネージャが退職を承認する必要があります。承認者のマネージャも変更を承認する必要があります。

はい。退職を取り消すことができます。たとえば、モデルで就業者を退職させた後にその退職を取り消しても、モデルに変更はありません。ライブ・トランザクション・システムに影響を与えずにモデル内の退職を取り消すように選択できます。