7目標の一括割当
この章の内容は次のとおりです。
パフォーマンス目標の一括割当: 説明
目標の一括割当は、同時に複数の人にパフォーマンス目標(組織目標を含む)を割り当てるための機能です。HR担当者として、一括割当要求を作成し、目標ライブラリからパフォーマンス目標を選択したり、パフォーマンス目標を作成して要求に追加できます。その後、選択したパフォーマンス目標を選択した就業者に割り当てる要求を送信する必要があります。マネージャの要求者としてこの機能を使用して、そのマネージャのパフォーマンス目標を割り当てることができます。一括割当要求を使用して割り当てられた組織目標は、選択した就業者の「自分の目標」ページ上の目標リストに表示されます。デフォルトでは、これらの目標はどの目標とも連携されません。
「目標の一括割当」ページを開く手順は、次のとおりです。
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「ナビゲータ」→「自分のクライアント・グループ」→「目標」を選択します。
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「タスク」タブの「関連リンク」パネルで、「目標の一括割当」をクリックします。「目標の一括割当」ページが表示されます。
「目標の一括割当」ページで、一括割当要求を作成できます。また、既存の一括割当要求を検索し、ビジネス・ニーズにあわせて更新できます。
目標の一括割当機能を使用して、次のことができます。
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マネージャおよびその部下全員、またはマネージャの直属の部下のみにパフォーマンス目標を割り当てます。
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マネージャの直属の部下またはすべての部下のリストから特定の個人を除外します。
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マネージャが組織目標を作成していない場合に、マネージャの部下にマネージャの個々のパフォーマンス目標を割り当てます。
要求を使用して割り当てられた目標の目標プラン
一括割当要求を使用して、次の方法でパフォーマンス目標を就業者に割り当てることができます。
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特定の目標プランを選択します。
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最新の開始日が設定され、期間に目標の開始日があるアクティブな目標プランをアプリケーションで自動的に選択します。
注意:-
目標の期間にわたる就業者目標プランがない場合、目標は就業者に割り当てられません。
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目標の期間にわたる目標プランが複数存在する場合、開始日が最も遅い目標プランに目標が関連付けられます。
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特別に選択または自動的に選択された目標プランが、就業者に割り当てられます(すでに割り当てられていない場合)。
要求を使用して割り当てられた目標の適格プロファイル
一括割当要求を使用して、適格プロファイルを選択し、プロファイル基準を満たす就業者にのみパフォーマンス目標を割り当てるようにできます。
パフォーマンス目標の一括割当の要求の作成: 考慮する点
ロールおよびセキュリティ権限に応じて、パフォーマンス目標の一括割当要求を作成できます。パフォーマンス目標の一括割当要求を作成するには、「目標」作業領域の「タスク」タブの「関連リンク」パネルにある「目標の一括割当」リンクを使用します。
マネージャにかわって就業者に目標を割り当てるための一括割当要求を作成します。要求を作成する際は、次の事項を決定する必要があります。
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プロセス名
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要求を代理で作成するかどうか
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含まれている目標を関連付けるために、要求でどの就業者目標プランを選択するか
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一括割当要求でどの目標を選択するか
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目標をマネージャ階層に割り当てるか、個人に割り当てるか
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適格プロファイルを要求に今すぐ追加するか、後で追加するか
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一括割当要求をいつスケジュールするか
プロセス名の決定
一括割当プロセスを作成する場合は、プロセスの名前を決定する必要があります。後でプロセスを編集、複製またはスケジュールする際にプロセス名を使用できます。
代理での要求
ライン・マネージャなどにかわって一括割当要求を作成できます。
目標プランの選択
特定の就業者目標プランを選択するか、最新の開始日が設定され、期間に目標の開始日がある目標プランをアプリケーションで自動的に選択します。選択された目標プランは就業者に割り当てられます(すでに割り当てられていない場合)。
一括割当要求に対する目標の選択
一括割当要求を作成する際は、パフォーマンス目標を追加する必要があります。要求のサービス・プロセスの完了後、就業者がこれらの目標を使用できるようになります。新規の目標を目標プランに追加するか、目標ライブラリまたは組織目標から目標を選択して目標プランに追加できます。目標の複製処理を使用して、目標の個別のコピーを就業者に割り当てることもできます。要求者を指定する場合は、自分のかわりに一括割当プロセスを要求する人に、新規の目標またはすでに割り当てられている目標を追加できます。
一括割当要求への適格プロファイルの追加
一括割当要求に適格プロファイルを追加して、要求に含まれるパフォーマンス目標を、すべての必須プロファイルの基準を満たす個人に割り当てます。目標の割当は、ジョブ、ジョブ・ロール、事業所、年齢またはその他の基準に従って適格性要件を満たす就業者に制限できます。たとえば、事業所適格プロファイルを要求に追加して、目標を特定場所に事業所がある個人に制限します。勤続期間を追加して適格性をさらに絞り込み、事業所および勤続期間によって就業者を制限できます。
マネージャ階層および個人への目標の割当
マネージャまたは選択した個人のかわりにパフォーマンス目標を割り当てるには、「目標の一括割当」ページで一括割当要求を作成して送信します。要求にマネージャを選択すると、選択したマネージャに表示されるパフォーマンス目標のみがアサイメントに使用できるようになります。選択したパフォーマンス目標をマネージャの直属の部下、非直属の部下または選択した部下に一括で割り当てることができます。割当先を選択または選択を解除するには、「割当先詳細」列に表示される番号のリンクをクリックします。ジョブ、事業所、部門など、各割当先の詳細も表示できます。
一括割当要求のスケジューリング
要求を保存して「目標の一括割当」ページを閉じた後は、アサイメントのプロセスをスケジュールできます。「目標の一括割当: 検索」ページで「スケジュール済プロセスの管理」をクリックし、「目標スケジュール済プロセスの管理」ページを開きます。プロセスをすぐに実行することも、スケジュールした時刻に(1回または固定間隔で)実行することもできます。プロセスの完了後、要求に含まれている目標が、要求で選択されたすべての就業者に割り当てられます。結果を表示するには、「目標の一括割当」ページで「割当結果」ボタンをクリックします。
「目標」作業領域を使用して、「タスク」タブの「関連リンク」パネルにある「目標スケジュール済プロセスの管理」タスクを開くこともできます。
既存の要求に対するプロセスを再実行する場合は、一括割当要求を編集してプロセスを再実行するか、または新しい要求を送信します。
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要求で選択した新規就業者には、含まれる目標が割り当てられます。
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要求に含まれる新規目標は、選択した就業者が就業者目標プランに含まれる場合は、その就業者に割り当てられます。
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要求に含まれているが、選択した就業者にすでに割り当てられている目標は割り当てられたままになります。選択した就業者に対するこのような目標は変更されません。
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要求に含まれているが、以前に就業者に割り当てられ、後で就業者がその要求から除外された目標は、就業者に割り当てられたままになります。除外した就業者に対するこのような目標は変更されません。以前の送信に含まれた就業者については、目標プランから目標を手動で削除する必要があります。