タスク遅延期間の例

タスク実行者にタスクを割り付けるまでの日数を指定すると、タスクの開始を遅延できます。遅延期間と、指定した他のチェックリスト割付基準によって、タスクがタスク実行者に割り付けられる時期が決定されます。

ノート: 先行タスクがあるタスクに遅延期間を指定した場合、遅延期間は先行タスクが完了とマークされた日から計算されます。たとえば、タスクAをタスクBの先行タスクとして設定し、タスクBに2日間の遅延期間があるとします。7月19日にタスクAが完了している場合、タスクBは7月21日に割り付けられ、開始されます。また、タスクBは「割付待機中のタスク」セクションにもリストされます。

これらの例では、チェックリスト割付基準および遅延期間に基づいてタスク割付日がどのように変化するかを確認します。

例1

新しい採用レコードが作成されてから2日後に、タスク実行者にチェックリスト・タスクを割り付けます。

割付基準

日付

新規採用レコードの作成

2019年6月10日

新規採用の開始日

2019年6月9日

「採用」処理を指定したチェックリスト・テンプレートを作成し、チェックリスト割付基準を「チェックリスト手動割付日、あるいはレコード作成および承認日」に設定

実行者が就業者である「個人情報の確認」タスクの作成

遅延期間の指定

2日間

チェックリスト・タスクが割り付けられ、タスク通知が送信される日(2019年6月10日 + 2日)

2019年6月12日

例2

新しい採用レコードが有効になってから2日後に、タスク実行者にチェックリスト・タスクを割り付けます。

割付基準

日付

新規採用レコードの作成

2019年6月10日

新規採用の開始日

2019年6月9日

「採用」処理を指定したチェックリスト・テンプレートを作成し、チェックリスト割付基準を「処理レコードが有効となる日付」に設定し、「開始所要日数」を4に設定

実行者が就業者である「個人情報の確認」タスクの作成

遅延期間の指定

2日間

チェックリスト・タスクが割り付けられ、タスク通知が送信される日(2019年6月10日 + 4日 + 2日)

2019年6月16日

例3

処理待ち就業者レコードが作成されてから5日後に、タスク実行者にチェックリスト・タスクを割り付けます。

割付基準

日付

処理待ち就業者レコードの作成

2019年5月24日

処理待ち就業者の提示開始日

2019年6月3日

「処理待ち就業者の追加」処理を指定したチェックリスト・テンプレートを作成し、チェックリスト割付基準を「チェックリスト手動割付日、あるいはレコード作成および承認日」に設定

実行者が就業者である「身分証明の提出」タスクを作成します

遅延期間の指定

5日間

チェックリスト・タスクが割り付けられ、タスク通知が送信される日(2019年5月24日 + 5日)

2019年5月29日

例4

処理待ち就業者レコードが有効になってから5日後に、タスク実行者にチェックリスト・タスクを割り付けます。

割付基準

日付

処理待ち就業者レコードの作成

2019年5月24日

処理待ち就業者の提示開始日

2019年6月3日

「処理待ち就業者の追加」処理を指定したチェックリスト・テンプレートを作成し、チェックリスト割付基準を「処理レコードが有効となる日付」に設定し、「開始所要日数」を-2に設定

実行者が就業者である「身分証明の提出」タスクを作成します

遅延期間の指定

5日間

チェックリスト・タスクが割り付けられ、タスク通知が送信される日(2019年6月3日 - 2日 + 5日)

2019年6月6日