プレボーディングへのアクセスの有効化方法

新規採用が開始日前にプレボーディング・タスクにアクセスできるようにするには、新規採用に必要なアクセス権を付与する必要があります。プレボーディング用に個別の作業領域はありません。このタスクは、「オンボーディング」作業領域で実行します。

アクセスの提供

処理待ち就業者を作成すると、ユーザー資格証明が自動的に生成されます。セキュリティ・コンソールでEメール・テンプレートを構成する方法に基づいて、資格証明による通知は、新規採用またはそのマネージャに送信されます。マネージャが通知を受信した場合は、新規採用に詳細を転送できます。

ノート: 処理待ち就業者雇用関係はデフォルトでは非プライマリとして作成されるため、ユーザー・アカウント・プロセスでは、処理待ち就業者のマネージャ詳細を含むアサイメント詳細は取得されません。その結果、処理待ち就業者のマネージャ通知は生成されません。

認証にシングル・サインオン(SSO)モードを使用する場合は、次の追加タスクのいずれかを実行する必要があります。

  • SSOチューザ機能を有効にし、処理待ち就業者を認証できるようにします。

  • 企業LDAPでSSOアカウントを作成し、詳細を新規採用と共有します。

認証にVPNまたはIP許可リストを使用する場合は、処理待ち就業者がアプリケーションにアクセスできるように、必要な権限を付与する必要があります。

ロールの付与

「就業者によるオンボーディングの管理」権限を含む「処理待ち就業者」ロールを新規採用に付与する必要があります。または、処理待ち就業者ロールのコピーであるカスタム・ロールを作成し、さらに権限を追加できます。

次に、処理待ち就業者ロールのコピーであるカスタム・ロールを作成し、処理待ち就業者の文書レコードへのアクセス権を付与して、文書を添付およびアップロードできるようにする方法の例を示します。

  1. 既存の処理待ち就業者ロールをコピーします。

    1. 「ツール」→「セキュリティ・コンソール」で、既存の処理待ち就業者ロールの「ロールのコピー」をクリックし、「最上位ロールと継承されたロールのコピー」を選択して「ロールのコピー」をクリックします。

    2. 「ロールのコピー: 基本情報」ページで、ロール名に「処理待ち就業者文書レコード」と入力します。

    3. 「ロール・コード」フィールドにロール名をスペースなしで入力します。

    4. 必要な説明を追加します。

  2. 必要な機能セキュリティ権限、データ・セキュリティ・ポリシー、集計権限、職務ロールを追加して、ロールを送信します。

    1. 「設定および保守」で、「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルの管理」タスクを検索します。作成したロールを検索してセキュリティ権限を割り当て、ロールを送信します。

      権限タイプ

      権限とポリシー

      機能セキュリティ権限

      • クイック処理へのアクセス

      • RESTサービスの使用 - HR文書タイプ値リスト

      データ・セキュリティ・ポリシー

      • 公開個人

      集計権限と職務ロール

      • 添付ユーザー

      • 就業者による個人文書の管理

      • RESTサービスの使用 - HCM国値リスト職務ロール

      • RESTサービスの使用 - HR文書タイプ値リスト

  3. 処理待ち就業者文書レコード・ロールをユーザーに割り当てます。

  4. 「最新のLDAP変更の取得」プロセスを実行して、新しいロールをHCMで使用できるようにします。「スケジュール済プロセス」作業領域を使用して、最終変更を実行します。

  5. 以前にカスタムの処理待ち就業者ロールが割り当てられたユーザーがアプリケーションにサインインすると、文書レコードを追加できます。