特定のユーザーへの承認の割当の防止

まれに、承認ルールの設定に基づいて、ワークフロー・タスクがタスクを作成した個人にルーティングされることがあります。または、利害の衝突のために、承認すべきでないユーザーにルーティングされることがあります。このようなことが発生しないようにするために、承認チェーンで特定のユーザーをスキップするようにタスクを構成できます。これらのユーザーは、タスクに関するFYI通知を取得できますが、処理できる通知は取得できません。

1. 「設定および保守」作業領域で、タスク構成の管理タスク、または「アプリケーション拡張」機能領域または別の機能領域の別の承認設定タスクに移動します。

2. BPMワークリストの「タスク構成」タブで、「設定するタスク」ペインでワークフロー・タスクを検索します。

3. 検索結果からタスクを選択し、ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。

4. 「構成」サブタブをクリックします。

5. 「ユーザーの自己承認を禁止」セクションで、「これらのペイロード属性で指定されたユーザーによる自己承認を禁止します」チェック・ボックスを選択します。

6. 「ペイロード属性」サブセクションで、1つ以上の属性を追加します。

   1. 「追加」アイコンをクリックします。

   2. 「式ビルダー」アイコンをクリックします。

   3. 式ビルダーで、「変数」→「タスク」→「task:task」を開きます。

   4. スキップするユーザーを表す属性(たとえば、タスク作成者のtask:creator)を選択します。または、かわりにtask:payloadノードを開いて属性を選択します。

      ノート: 実行時にユーザーIDを提供する属性(ユーザーがアプリケーションにサインインするために入力するID)を選択します。

   5. 「式に挿入」、「OK」の順にクリックします。

7. スキップされたユーザーのマネージャにタスクを再ルーティングする場合は、「これらのユーザーのマネージャに承認を再割当てします」チェック・ボックスを選択します。そうでない場合、タスクは承認チェーン内の次の割当先に移動します。

8. 変更を公開する準備が整ったら、「設定するタスク」ツールバーの「タスクのコミット」アイコンをクリックします。

FYIタスクでない場合は、タスクの特定の参加者に対してこの設定を行うこともできます。「割当先」サブタブで関係者を選択し、「拡張」をクリックして、同じ「ユーザーの自己承認を禁止」セクションを見つけます。

• 関係者とタスク・レベルの両方の設定がある場合は、両方が適用されます。

• 「これらのユーザーのマネージャに承認を再割当てします」チェック・ボックスの設定など、競合が発生している場合は、関係者レベルの設定が優先されます。