クラシック・タレント・プロファイル・データのロードに関するガイドライン

タレント・プロファイル・オブジェクトには、タレント・プロファイル、コンテンツ項目、コンテンツ項目関係、教育機関および評点モデルがあります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要があるタレント・プロファイル・オブジェクトの側面について説明します。

ノート: 現在もクラシック・タレント・プロファイルを使用している場合は、リリース21Aへの移行前に拡張タレント・プロファイルにアップグレードする必要があります。個人プロファイルについては、My Oracle SupportのUpgrading Oracle Cloud Profile Management(文書ID 2421964.1)にあるファイル「Enhanced Talent Profiles Section Template.pdf」を参照してください。これには各テンプレートの構造に関する説明があり、HCMデータ・ローダーでTalentProfile.datファイルを作成して個人プロファイル情報をロードする際に役立ちます。この章内の関連トピックは、すべて更新されたうえでMy Oracle SupportのUpgrading Oracle Cloud Profile Management (文書ID 2421964.1)に移動されました。

タレント・プロファイルのロード

タレント・プロファイルには個人プロファイルとモデル・プロファイルがあります。個人プロファイルには、就業者のスキル、資格、成果およびキャリア志向に関する情報が含まれます。モデル・プロファイルには、ジョブまたはポジションに必要なスキルおよび資格に関する情報が含まれます。HCMデータ・ローダーを使用して、個人プロファイルとモデル・プロファイルの両方をロードできます。

次の表では、タレント・プロファイル・オブジェクトの一部のコンポーネントに関する主要情報を要約しています。

コンポーネント

摘要

プロファイル項目

コンテンツ項目のデータを保持します。コンテンツ項目とは、コンテンツ・ライブラリ内のコンテンツ・タイプに属するスキル、資格および資質です。たとえば、コミュニケーション・スキルはコンピテンシ・コンテンツ・タイプのコンテンツ項目である場合があります。プロファイル項目コンポーネントは、プロファイル内で一意にする必要があります。次の点に注意してください:

  • 重複するプロファイル項目には、同じ資質と重複する開始日および終了日が含まれます。
  • 個人プロファイル・コンピテンシの場合、QualifierId1とQualifierId2の両方が必須です。QualifierId1は、マネージャ、HR、自分自身など、コンピテンシを追加したユーザーを指定します。QualifierId2は、変更をレビューしたユーザーを指定します。

プロファイル・キーワード

個人プロファイル内の専門分野および関心分野のキーワードを保持します。

モデル・プロファイルには無効です。

プロファイル関連

ジョブまたはポジションにモデル・プロファイルをリンクします。次のルールが適用されます:

  • HCMデータ・ローダーを使用してプロファイルをアップロードする場合、モデル・プロファイルをジョブ・ファミリまたは組織にリンクすることはできません。このため、これらの構造用にロードするモデル・プロファイルは、情報目的専用になります。

  • 1つのジョブやポジションを同じプロファイルに複数回関連付けることはできません。

個人プロファイルには無効です。

1人の個人は1つの個人プロファイルのみ持つことができます。個人プロファイルの作成対象である個人への参照を指定する必要があります。モデル・プロファイルには個人参照を指定しないでください。

ノート: タレント・プロファイル・オブジェクトの「摘要」属性は必須ではありません。ただし、これを常に個人プロファイルに指定し、就業者名を含めることをお薦めします。そのようにしないと、検索: プロファイル・ページで基本検索を実行したときに、個人プロファイルが検索結果に表示されません。

コンテンツ項目のロード

コンテンツ項目はコンテンツ・タイプの特定のオカレンスです。関連付けられたコンテンツ・タイプおよびそのフィールド・プロパティは、コンテンツ・ライブラリにコンテンツ項目をロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。コンテンツ・タイプのフィールド・プロパティは、コンテンツ項目について収集できる情報を示します。

コンテンツ項目関係のロード

コンテンツ項目関係は、2つのコンテンツ項目間の関係を定義します。コンテンツ項目は、別のコンテンツ項目の親にも子にもなることができます。次のルールが適用されます:

  • 2つのコンテンツ項目が異なるコンテンツ・タイプに属している必要があります。

  • 同じ2つのコンテンツ項目間に複数の関係を作成することはできません。たとえば、コンテンツ項目Aをコンテンツ項目Bの親と子の両方にすることはできません。

  • コンテンツ項目とそれ自体の間に関係を作成することはできません。

  • コンテンツ項目関係の開始日および終了日は、関連付けられたコンテンツ項目の日付範囲外にしないでください。

  • 関連付けられたコンテンツ・タイプ間の関係は、関連するコンテンツ項目をロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。

教育機関のロード

教育機関とは、就業者が自分のプロファイルに教育情報を追加するときに選択する学校、単科大学、総合大学またはその他の組織です。たとえば、第三者から教育機関のリストを入手する場合があります。HCMデータ・ローダーを使用して、この情報をアップロードできます。

次の地理構造は、参照する教育機関をロードする前に、ターゲット環境に存在する必要があります。

  • 都道府県または州

評点モデルのロード

評点モデルを使用し、個人プロファイル内のスキルおよび資質のパフォーマンスおよび熟達度に基づいて、就業者を評点付けします。評点モデルを使用して、モデル・プロファイル内の項目のターゲット熟達度レベルを指定することもできます。ロードする子の評点レベルおよび評点カテゴリ・コンポーネントと同じファイルに親の評点モデルコンポーネントを含める必要があります。