パフォーマンス文書の転送方法

HR担当者およびマネージャは、マネージャ間で就業者パフォーマンス文書を転送できます。

たとえば、就業者が新しいマネージャに割り当てられたり、現在のマネージャが組織を離れた場合に、パフォーマンス文書を転送できます。

就業者に現在のアサイメントまたは文書が複数ある場合、HR担当者とマネージャは、文書を同じマネージャまたは別のマネージャに転送できます。

新規マネージャとして関係者の選択

HR担当者とマネージャの両方が、以前にフィードバックを入力した関係者にパフォーマンス文書を転送できます。また、その関係者を新しいパフォーマンス文書マネージャにすることもできます。これを行う場合、同じパフォーマンス文書の関係者フィードバック要求をそのマネージャに送信することはできません。ただし、前のマネージャは、新しい関係者フィードバック要求の関係者になることができます。

参加者が新規パフォーマンス文書マネージャになった場合、以前に参加者が提供したフィードバックはパフォーマンス文書で引き続き使用できます。同じパフォーマンス文書に対して以前にオープン関係者フィードバック要求がある場合、その要求はロックされ、完了できません。

HR担当者による転送

HR担当者は、マネージャ間で任意のステータスの就業者文書を転送できます。その際には、就業者および文書の転送先のマネージャに対するセキュリティ・アクセス権が必要です。HR担当者は自分の文書を別のマネージャに転送できません。HCMデータ・ローダーを使用して、パフォーマンス文書を他のマネージャに一括転送できます。

  1. 「自分のクライアント・グループ」「パフォーマンス」「パフォーマンス文書」に移動します。

  2. 転送するパフォーマンス文書を検索します。

  3. パフォーマンス文書を選択し、「処理」「転送」をクリックします。

  4. 文書を転送する理由を選択します。

    ノート: 「設定および保守」作業領域の「パフォーマンス参照」タスクのORA_HRA_MASS_UPD_TASK_REASONプロファイル・オプションを使用して、組織が独自の事由をデフォルト・リストに追加できます。
  5. 新しいマネージャの名前を入力し、リストから選択します。

  6. 「送信」をクリックします。

マネージャによる転送

マネージャは、パフォーマンス文書を別のマネージャに転送できます。1つの文書を転送することも、複数の文書を一度に転送することもできます。マネージャは、完了または取消済のパフォーマンス文書を転送できません。

  1. 「自分のチーム」「パフォーマンス」に移動します。

  2. パフォーマンス文書を転送する従業員を検索します。

  3. 従業員名に対する「処理」メニュー(3つのドットで表示)から「転送」を選択します。

  4. 新しいマネージャの名前を入力し、リストから選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

HCMデータ・ローダーを使用した転送

HR担当者は、新しいマネージャにパフォーマンス文書を一括転送できます。HCMスプレッドシート・データ・ローダー、HCMデータ・ローダーおよびパフォーマンス文書オブジェクトを使用できます。マネージャのアサイメント番号を新しいマネージャのアサイメント番号に変更し、「操作」属性に「パフォーマンス文書マネージャの更新」を入力します。新しいマネージャのアサイメント番号が評価対象の従業員のアサイメント番号でないことを確認してください。新しいマネージャのアサイメント番号がオープン・フィードバック要求を持つ関係者に属している場合、関係者は要求からロック・アウトされます。

パフォーマンス文書の転送の影響

パフォーマンス文書を転送した後は、次のようになります。

  • 前のパフォーマンス文書マネージャは、引き続き従業員のライン・マネージャである場合を除いてパフォーマンス文書を表示できません。従業員のライン・マネージャである場合は、読取り専用バージョンの文書を表示できます。

  • 新しいマネージャは、パフォーマンス文書およびその中のすべてのデータを表示できます。

  • 前のマネージャと関係者フィードバックによるパフォーマンス評点とコメントはパフォーマンス文書にそのまま残ります。

  • 新しいマネージャは、前のマネージャによるコメントと評価を含め、パフォーマンス文書を編集できます。

  • 就業者、新しいマネージャおよびフィードバック関係者は、プロセス・フローの次の使用可能タスクを実行して評価を続行できます。

通知が有効になっている場合、HR担当者が文書を転送すると、前のマネージャ、新しいマネージャ、および従業員に通知が送信されます。