マップ・ビューでのアセット・メトリックの追跡

KPIリボンを使用して、マップ・ビューに表示されるアセットの累積メトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を追跡します。場所を検索したり、マップ内の場所にズーム・インして、その場所の累積統計を表示できます。

Oracle IoT Asset Monitoring Cloud ServiceのマップのKPIリボンでは、検出されたアセット、接続されているアセット、アセットの可用性、アセット利用率、オープン・インシデントなど、監視対象アセットの主要なメトリックを追跡できます。

デフォルトでは、次のシステム・メトリックまたはKPIがKPIリボンに表示されます。

  • 検出されたアセット: 現在のビューにおける、検出されたアセットの数を示します。より多くの場所が含まれるようにズーム・アウトすると、この数が増加する可能性があります。特定の場所に属するアセットにズーム・インすると、この数が減少する可能性があります。

  • 接続されているアセット: 現在のビューにおける、接続されているアセットの割合を示します。過去1時間以内にアプリケーションがアセット・センサーと通信した場合に、アセットは接続されているとみなされます。

  • アセット利用率: 現在のビューにおける、利用されているアセットの割合を示します。割り当てられたストレージの場所にアセットがない場合、アセットは利用されたとみなされます。

  • アセットの可用性: 現在のビューにおける、使用可能なアセットの割合を示します。アセットにオープンの停止インシデントが報告されていない場合、アセットは使用可能とみなされます。

  • オープン・インシデント: 現在のビューにおける、アセットのオープン(つまり、未解決の)インシデントの数を示します。インシデントは、メンテナンス・スタッフが作業する際に停止などの問題を知らせるのに役立ちます。

システム・メトリックはライブ・データに基づいています。ライブ・メトリック値は2分ごとにリフレッシュされます。

環境にユーザー定義メトリックを作成した場合は、これらをKPIリボンに追加して、マップに表示されるアセットに対して集計されたメトリック値を表示できます。ビジネス・プロセスに関連するアセット・データを追跡するためのユーザー定義メトリックの作成の詳細は、独自のメトリックの定義を参照してください。

マップ・ビューのKPIリボンには、最大5つのメトリックを表示できます。ユーザー定義メトリックを追加する場合は、既存のメトリックを削除して新しいメトリックを追加する必要があります。

マップ・ビューのメトリックへのアクセス

マップ・ビューに切り替えて、マップにあるアセットのメトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を追跡します。

「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Map」をクリックします。
マップの下のKPIリボンに、システム・メトリックおよび追加されたユーザー定義メトリックが表示されます。

マップ・ビューへのメトリックの追加

ダッシュボードにメトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を追加して、該当するアセットで集計されたメトリック・データを表示します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Map」をクリックします。
  2. マップの下にあるKPIリボンで、「メトリックの構成」(「メトリックの構成」アイコン)アイコンをクリックします。
  3. 「メトリックの追加」(「メトリックの追加」アイコン)アイコンをクリックします。
    KPIリボンにすでに5つのKPIがある場合は、KPIリボンに新しいKPIを追加する前に、KPIを削除する必要があります。
  4. 「メトリック」で、追加するシステムまたはユーザー定義メトリックを選択します。
    ユーザー定義メトリックを追加する場合、KPIリボンに追加する前に、メトリックを作成しておく必要があります。ユーザー定義メトリックの作成の詳細は、独自のメトリックの定義を参照してください。
  5. メトリックに対して「集計」を選択します。
    集計は、メトリック・アセット・タイプのすべてのアセットに対して実行されます。
    たとえば、複数の温度センサーの温度メトリックの平均を計算できます。または、すべての温度センサーの最大温度を表示することもできます。
  6. KPIリボンのメトリックのラベルを選択します。デフォルトのラベルは、選択したメトリックの名前を使用します。
    ラベルは、メトリック名とは異なるように指定できます。たとえば、アセット間の最大温度を集計する場合、Maximum Temperatureを使用してこのファクトを強調できます。
  7. (オプション)メトリック値に対して表示するオプションの単位を指定します。
    たとえば、メトリックで1平方インチ当たりポンドの単位で圧力を測定する場合、psiを使用できます。
  8. KPIリボンのメトリックのを選択します。
  9. メトリックに対する適切な表示タイプを選択します。
  10. 「OK」をクリックして、KPIリボンにメトリックを追加します。
  11. 「保存」をクリックして、KPIリボンの変更内容を保存します。

マップ・ビューでのメトリックの編集

KPIリボンに表示されるメトリックを編集して、その集計設定、ラベルまたは外観を変更します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Map」をクリックします。
  2. 「メトリックの構成」(「メトリックの構成」アイコン)アイコンをクリックします。
  3. 編集するメトリックに対して「編集」(「Edit」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 集計、ラベル、単位、色、外観など、使用可能なメトリック設定を編集します。
    集計は、メトリック・アセット・タイプのすべての表示されるアセットに対して実行されます。
    たとえば、マップに表示される複数の温度センサーの温度メトリックの平均を計算できます。または、マップに表示されるすべての温度センサーの最大温度を表示することもできます。
    ラベルは、メトリック名とは異なるように指定できます。たとえば、アセット間の最大温度を集計する場合、Maximum Temperatureを使用してこのファクトを強調できます。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. 「保存」をクリックして、KPIリボンの変更内容を保存します。

KPIリボンのメトリックの場所の変更

KPIリボンのメトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)の場所を変更して、必要な順序でメトリックを表示します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Map」をクリックします。
  2. マップの下にあるKPIリボンで、「メトリックの構成」(「メトリックの構成」アイコン)アイコンをクリックします。
  3. KPIをクリックし、ハンドル(KPIのハンドル)を使用してドラッグして、リボンの新しい場所に移動します。
  4. 「保存」をクリックします。

マップ・ビューからのメトリックの削除

メトリックまたはキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)が不要になった場合、または新しいメトリックのスペースを確保する場合に、それらをマップ・ビューから削除します。

  1. 「Menu」(「Menu」アイコン)アイコンをクリックし、「Map」をクリックします。
  2. マップの下にあるKPIリボンで、「メトリックの構成」(「メトリックの構成」アイコン)アイコンをクリックします。
  3. マップ・ビューから削除するメトリックに対して「削除」(「Delete」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「保存」をクリックして、KPIリボンの変更内容を保存します。