予測を使用したアセット・リスクの特定

予測では、履歴データおよびトランザクション・データを使用して、将来のアセット・パラメータを予測し、アセットの潜在的なリスクを特定します。

Oracle Internet of Things Cloud Serviceの内部データを使用するか、アセットの予測に役立つ外部のデバイス・データをインポートして使用できます。

注意:

予測が機能するには、データ・ソースに少なくとも72時間の履歴データが含まれている必要があります。これは、システムをトレーニングする予測分析に必要です。

予測は、事前にアセットの障害が差し迫っていることを警告するのに役立ちます。予防メンテナンスは、アセットの故障または使用不能に関連するコストの節約に役立ちます。

ダッシュボード「予測」タブで、アセットの予測にアクセスできます。個々のアセットに対する予測は、アセット詳細ページの「予測」タブに表示されます。

予測の作成

予測を作成して、アセットのリスクを特定します。

  1. 「メニュー」「Menu」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「予測」「予測」アイコンタブをクリックします。
  3. 「新規作成」(「新規作成」アイコン)アイコンをクリックします。
  4. 「名前」フィールドに予測の名前を入力します。
  5. 「Description」フィールドに予測の説明を入力します(オプション)。
  6. 「メトリック」領域の「メトリック・データ型」で次のいずれかのオプションを選択します。
    • カテゴリ別: 特定のカテゴリのデータを選択するには、このオプションを選択します。このオプションは、問合せタイプのメトリック(計算されたKPI)でのみ使用可能で、ブール値を返す必要があります。
    • 継続: 任意の値のデータを選択するには、このオプションを選択します。このオプションは、センサー属性と問合せタイプ・メトリックで使用できます。
  7. 予測を作成するアセット・タイプを選択します。
  8. 予測を作成する属性を選択します。リストは、センサー属性と問合せタイプ・メトリックの両方を含めることができ、「メトリック・データ型」で選択した値に依存します。
  9. 「履歴データ」領域の「トレーニング・データ」で次のいずれかのオプションを選択します。

    注意: 履歴データ・ソースには、少なくとも72時間の履歴データが含まれている必要があります。これは、システムをトレーニングする予測分析に必要です。

    • Oracle IoT Cloud Serviceの内部デバイス・データの使用: Oracle IoT Asset Monitoring Cloud Service内で蓄積されたデバイス・データを使用する場合は、このオプションを選択します。
    • 外部デバイス・データをインポートして使用: 外部のソースからデバイス・データを使用する場合は、このオプションを選択します。使用するコンテキスト・データ接続がすでに存在する場合は、「外部リンク」フィールドでコンテキスト・データ接続の名前を選択します。

      新しいコンテキスト・データ接続を作成する必要がある場合は、予測のための外部データの選択に説明されている手順を完了します。

  10. 「その他」領域の「予測時間ウィンドウ」で次のいずれかのオプションを選択します。
    • 次の24時間: 今後24時間の予測を作成する場合は、このオプションを選択します。
    • 次の7日間: 今後7日間の予測を作成する場合は、このオプションを選択します。
    • 次の30日間: 今後30日間の予測を作成する場合は、このオプションを選択します。
  11. (オプション)「コンテキスト・リンク」リストから1つ以上のコンテキスト・リンクを選択します。
    コンテキスト・リンクを使用して、システムをトレーニングするための予測に追加データを提供します。

    予測の追加データ・ソースとして使用する既存のコンテキスト・データ接続がある場合は、それらをオプションで予測に追加できます。

  12. 「作成」をクリックします。

予測のための外部データの選択

予測を作成して、トレーニング・データ・ソースとして「外部デバイス・データをインポートして使用」を選択する場合は、予測のデータ・ソースを特定する必要があります。

注意:

インポート・データのサイズは5 GBに制限することをお薦めします。データが推奨制限の5GBを超える場合は、追加のコンピュータ・リソースが消費されて、予測モデルを構築するために必要な時間が長くなる可能性があります。
「新規予測の構成」ページで「トレーニング・データ」「外部デバイス・データをインポートして使用」を選択した後は、次の手順を使用して予測の新しい外部データ・ソースを作成します。新しい予測の構成の詳細は、予測の作成を参照してください。
  1. 「外部リンク」フィールドの横にある「追加」アイコンをクリックします。
  2. コンテキスト・データ接続の名前を指定します。
  3. コンテキスト・データ接続のオプションの説明を指定します。
  4. 「Type」リストで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • NoSQL: Oracle NoSQL Database Cloud Serviceインスタンスにリンクする場合は、このオプションを選択します
    • DBaaS: Database Cloud Serviceインスタンスにリンクする場合は、このオプションを選択します。
  5. Oracle NoSQLを選択した場合は、次のようにします。
    1. 「表名」フィールドに表の名前を入力します。
    2. 表がデータベースにすでに存在する場合は、「表はすでに存在します」を選択します。
    「新規予測の構成」ページで選択したメトリックのデバイス・モデルごとに、「フィールド」セクションにデータがすでに移入されていることに注意してください。
  6. Oracle DBaaSを選択した場合は、次のようにします。
    1. 「表名」フィールドに表の名前を入力します。
    2. 表がデータベースにすでに存在する場合は、「表はすでに存在します」を選択します。
    3. 「接続文字列」フィールドに、Database Cloud ServiceインスタンスのURLを入力します。
    4. 「ユーザー名」フィールドに、Database Cloud Serviceインスタンスのユーザー名を入力します。
    5. 「パスワード」フィールドに、Database Cloud Serviceインスタンスのパスワードを入力します。
    「新規予測の構成」ページで選択したメトリックのデバイス・モデルごとに、「フィールド」セクションにデータがすでに移入されていることに注意してください。
  7. 「保存」をクリックします。

予測の編集

予測を編集して、予測の設定を変更します。

  1. 「メニュー」「Menu」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「予測」「予測」アイコンタブをクリックします。
  3. リストから予測を選択します。
  4. 「Edit」(「Edit」アイコン)アイコンをクリックします。
  5. 予測の設定を編集します。
  6. 「保存」をクリックします。

予測の削除

不要になった予測を削除します。

  1. 「メニュー」「Menu」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「予測」「予測」アイコンタブをクリックします。
  3. リストから予測を選択します。
  4. 「Delete」(「Delete」アイコン)アイコンをクリックします。
  5. 「Yes」をクリックします。