7セグメンテーション
この章の内容は次のとおりです。
セグメント・グループでの作業
セグメント・グループの作成
セグメント・グループは、組合せがグループ化されるセグメントで構成されます。セグメント・グループには、セグメントにも適用可能な粒度があります。セグメントは、ディメンション・ベースまたはメジャー・ベースの基準に基づいて定義します。
Oracle Fusion Replenishment Planningの場合、組合せはOracle Fusion Product Managementから収集された品目および場所で構成されます。Oracle Fusion Demand Managementの場合、この組合せには、Oracle Fusionアプリケーションおよび外部ソースから収集された顧客と需要区分も含まれます。
セグメント・グループを作成するには、次のことを行う必要があります。
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セグメント・グループを作成します。
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セグメントを定義します。
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セグメントの基準を定義します。
補充プランニングを行う必要がある品目のセグメンテーションを制限するには、最初に製品情報管理で品目のMPSおよびMRPプランニング方法の属性を補充プランニングに設定します。次に、セグメント・グループのセグメントの基準を設定する際に、製品ディメンションのプランニング方法属性を補充プランニングに設定します。収集およびセグメンテーション後、補充プランニング品目のみがセグメント・グループのセグメントにグループ化されます。
セグメント・グループの作成
セグメント・グループを作成するには、次のステップに従います。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメント・グループおよび基準の管理」を選択します。
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページがオープンします。
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「検索結果」で、「処理」→「作成」をクリックします。
「セグメント・グループの作成」ページが開きます。
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「セグメント・グループ」で、セグメント・グループの名前を入力します。
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「ソース・システム」で、セグメント・グループのソース・システムを選択します。
ソース・システムは、セグメント・グループを添付する補充プランで使用されているものと同じである必要があります。セグメント・グループでは、セグメンテーション後に、選択したソース・システムの組合せのみが使用可能になります。
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「シミュレーション・セット」で、セグメント・グループのシミュレーション・セットを選択します。
セグメント・グループと需要または補充プラン・レベルで、同じ品目属性への変更をシミュレートする予定がある場合は、両方の場合に同じシミュレーション・セットを使用します。
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「摘要」に、セグメント・グループの説明を入力します。
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「セグメントの粒度」の「ディメンション」列で、セグメント・グループの粒度に指定するディメンションを選択します。
少なくとも1つのディメンションを選択する必要があります。選択されたディメンションの最下位レベルが「レベル」列に表示され、表示されたレベルがセグメント・グループの粒度を構成します。
サポートされているのは、事前定義済の「顧客」、「需要区分」、「組織」および「製品」ディメンションのみです。
セグメント・グループが補充プランで使用される場合は、組織ディメンションと製品ディメンションのみを選択します。
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必要に応じて「行の追加」アイコンをクリックして、さらにディメンションを追加します。
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「カタログ」で、グループに含まれるセグメントの製品ディメンションベースの基準に対して属性を指定する際にカテゴリを使用する「製品情報管理」カタログを選択します。
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「セグメント上書きの保持」チェック・ボックスを選択します。
このチェック・ボックスを選択すると、セグメント・グループの組合せに対して「セグメント・メンバーの管理」ページで実行するセグメントの上書きは、セグメンテーションの実行後に保持されます。
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「保存」をクリックします。
セグメントの定義
セグメント・グループ内にセグメントを作成するには、次のステップを実行します。
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「セグメント」で、「行の追加」アイコンをクリックしてセグメントを追加します。
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セグメントの名前および摘要を入力します。
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「ランク」で、デフォルトの数値である10の倍数をそのまま使用するか、セグメント・グループで一意の整数を入力します。
セグメンテーション中に、組合せが複数のセグメントの基準を満たす場合、その組合せはより低いランクのセグメントに割り当てられます。
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必要に応じてさらにセグメントを追加します。
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「保存」をクリックします。
セグメントの基準の定義
セグメントの条件を定義するには、次のステップを実行します。
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「セグメント」で、基準を定義するセグメントを選択します。
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「セグメント基準」の下で、「行の追加」アイコンをクリックします。
セグメントのセグメント基準に行が表示されます。
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次のように基準を設定します。
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セグメント・グループ用に選択されたディメンションに基づいて基準を定義する場合は、「ディメンション」の下のリストで次の操作を行います。
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ディメンションを選択します。
「属性」の下のリストが有効になり、選択したディメンションの属性が表示されます。
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属性のリストで、ディメンションの属性を選択します。
「演算子」の下のリストが有効になります。
「製品」ディメンションを選択し、「製品情報管理」カタログを以前に指定した場合は、リストに「カテゴリ」が属性として含まれます。
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演算子のリストで、属性を評価する演算子を選択します。
選択内容に応じて、「値: 自」および「値: 至」の下のフィールドまたはリストが有効になり、ダイアログ・ボックスが開く場合があります。
属性として「カテゴリ」を選択した場合は、選択した製品情報管理カタログのカテゴリが「値: 自」の下のリストに表示されます。
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属性の値を指定します。
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「ディメンション」のリストで、基準がメジャーに基づくようにする場合は、次の手順を実行します。
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「メジャーベースの基準」を選択します。
「検索と選択: プラン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
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「使用可能なプラン」ペインの「タイプ」で、需要プランまたは補充プランを表示するかどうかを指定します。
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「検索」アイコンをクリックします。
需要または補充プランが表示されます。「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブで「予測の生成」チェック・ボックスが選択されている補充プランのみが表示されます。
需要または補充プランが実行され、必要なメジャーがある表が含まれている必要があります。表には、セグメント・グループ内のディメンションとレベルのみが必要です。
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プランを選択して「選択したプラン」ペインに移動します。
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「OK」をクリックして、「セグメント・グループの作成」ページに戻ります。
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「メジャー評価表」の下のリストで、セグメント基準に選択するメジャーの表を選択します。
「メジャー名」の下のリストが使用可能になります。
選択した需要プランまたは補充プランに関連付けられた表をリストで使用できます。
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メジャーのリストで、メジャーを選択します。
「演算子」の下のリストが有効になります。
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演算子のリストで、メジャー値の評価に使用する演算子を選択します。
選択内容に応じて、「値: 自」フィールド、「値: 至」フィールド、またはその両方が有効になります。
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メジャーの値を指定します。
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必要に応じて、セグメント基準に対して行を追加します。
行を追加する場合は、各行の「グループ」の下のフィールドに整数を入力します。セグメンテーション時には、同じ整数の行がAND演算子で処理されます。その後、結果の基準はOR演算子で処理されます。
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「保存」をクリックします。
セグメント・グループの編集
セグメント・グループ、セグメントおよびセグメント基準を編集および削除できます。
セグメント・グループの編集
セグメント・グループは、複製、編集および削除できます。
「補充プランニング」作業領域でセグメント・グループを削除できるのは、ポリシー割当セットまたは補充プランに関連付けられていない場合のみです。
セグメント・グループに対して行うことができる変更は制限されます。セグメント・グループの名前またはソース・システムは変更できず、ディメンションを追加または削除して粒度を変更することはできません。
セグメント・グループを編集するには、次のステップに従います。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメント・グループおよび基準の管理」を選択します。
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページがオープンします。
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編集するセグメント・グループを検索します。
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セグメント・グループを選択して、「処理」→「編集」をクリックします。
「セグメント・グループの編集」ページが開きます。
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必要に応じて、摘要およびシミュレーション・セットを変更します。
セグメント・グループと需要または補充プラン・レベルで、同じ品目属性への変更をシミュレートする予定がある場合は、両方の場合に同じシミュレーション・セットを使用します。
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「カタログ」で、グループに含まれるセグメントの製品ディメンションベースの基準に対して属性を指定する際にカテゴリを使用するOracle Fusion Product Managementからカタログを選択します。
すでにカタログを選択して、製品ディメンションベースの基準の設定中にそのカテゴリの1つを使用した場合、このリストはグレー表示されます。
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「セグメント上書きの保持」チェック・ボックスを選択するか、選択を解除します。
このチェック・ボックスを選択すると、セグメント・グループの組合せに対して「セグメント・メンバーの管理」ページで実行するセグメント上書きは、再度セグメンテーションを実行した後も保持されます。
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「保存」をクリックします。
セグメントの編集
セグメントの追加、複製および削除と、その名前、摘要、ランクの変更ができます。
「補充プランニング」作業領域でセグメント・グループがポリシー割当セットまたは補充プランに関連付けられていない場合にのみ、セグメントを削除できます。
セグメントのランクを変更した場合、セグメンテーションを再度実行した後に、セグメントへの組合せの割当て方法を変更できます。セグメンテーション中に、組合せが複数のセグメントの基準を満たす場合、その組合せはより低いランクのセグメントに割り当てられます。
セグメント基準の編集
セグメントの基準は、追加または削除できます。
既存の基準に対して行うことができる変更は、値とグループに限定されます。
基準に使用される演算子に応じて、「値: 自」または「値: 至」(あるいはその両方)の値を変更できます。
基準の「グループ」で値を変更すると、セグメンテーション結果に影響する可能性があります。セグメンテーション中、同じ整数の基準はAND演算子を使用して処理されます。その後、結果の基準はOR演算子で処理されます。
セグメンテーションの実行
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページからセグメント・グループに対してセグメンテーションを実行できます。
セグメント・グループに対してセグメンテーションを実行するには、次のステップを実行します。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメント・グループおよび基準の管理」を選択します。
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページがオープンします。
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セグメンテーションを実行するセグメント・グループを検索します。
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セグメント・グループを選択して、「処理」→「セグメンテーションの実行」をクリックします。
「セグメンテーションの実行」ダイアログ・ボックスが開きます。
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「はい」をクリックします。
別のダイアログ・ボックスが開き、セグメンテーション・ジョブの要求番号(プロセスID)が表示されます。この要求番号を使用して、「予定済プロセス」ページでジョブ・ステータスを検索し、ログを記録できます。セグメンテーション・ジョブが失敗した場合は、詳細およびトラブルシューティングについてログを参照してください。
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページで、セグメント・グループのセグメンテーションのステータスと最終実行日は、要求の送信後に更新されます。
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「OK」をクリックします。
セグメンテーション要約の表示
セグメンテーション結果は、「セグメンテーション要約」ページで確認できます。最初に割り当てられた組合せの数、およびセグメントに手動で割り当てられた組合せ(セグメントの上書き)の数が表示されます。
Oracle Fusion Replenishment Planningの場合、組合せはOracle Fusion Product Managementから収集された品目および場所で構成されます。Oracle Fusion Demand Managementの場合、この組合せには、Oracle Fusionアプリケーションおよび外部ソースから収集された顧客と需要区分も含まれます。
次の手順に従って、セグメント・グループのセグメンテーション要約を表示します。
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次のいずれかのステップを実行します。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメンテーション要約の表示」を選択します。
「セグメンテーション要約」ページが開きます。
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「セグメント・グループおよび基準の管理」ページでセグメント・グループを選択し、「処理」→「セグメンテーション要約の表示」をクリックします。
「セグメンテーション要約」ページが開きます。
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ページの「セグメント・グループ」リストで、セグメンテーション要約を表示するセグメント・グループを選択します。
ページがリフレッシュされ、セグメント・グループのセグメンテーション要約が表示されます。セグメント・グループのセグメントで、最初に割り当てられた組合せ、手動で追加された組合せ、手動で削除された組合せ、および最終的に割り当てられた組合せの数が表示されます。
「セグメント・グループおよび基準の管理」ページから「セグメンテーション要約」ページを開いた場合は、リストがグレー表示され、ページで選択したセグメント・グループのみのセグメンテーション結果が表示されます。
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「完了」をクリックします。
セグメンテーション結果の上書き
セグメントに組合せを手動で割り当てることで、セグメンテーション結果を上書きできます。
Oracle Fusion Replenishment Planningの場合、組合せはOracle Fusion Product Managementから収集された品目および場所で構成されます。Oracle Fusion Demand Managementの場合、この組合せには、Oracle Fusionアプリケーションおよび外部ソースから収集された顧客と需要区分も含まれます。
セグメンテーション結果は次のものを使用して上書きできます。
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「セグメント・メンバーの管理」ページ
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スプレッドシートでの編集機能
「セグメント・グループの作成」ページまたは「セグメント・グループの編集」ページでセグメント・グループに対して「セグメント上書きの保持」チェック・ボックスを選択しないかぎり、組合せのセグメントに対して行った変更は、次回にセグメンテーションを実行したときに上書きされます。
GUIを使用したセグメンテーション結果の上書き
「セグメント・メンバーの管理」ページでセグメンテーション結果を上書きするには、次の手順に従います。
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次のいずれかのステップを実行します。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメント・メンバーの管理」を選択します。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開きます。
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「セグメント・グループおよび基準の管理」ページでセグメント・グループを選択し、「処理」→「セグメント・メンバーの管理」の順にクリックします。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開きます。
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「セグメンテーション要約」ページのセグメント・グループのセグメントに対して、「当初件数」、「セグメントに手動追加済」、「セグメントから手動削除済」または「最終件数」の下の数字をクリックします。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開き、セグメントに当初割り当てられた組合せ、手動で追加された組合せ、手動で削除された組合せ、または最終的な組合せが表示されます。
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「セグメント・メンバーの管理」ページの「検索」で、セグメンテーション結果を上書きするセグメント・グループを選択し、「検索」をクリックします。さらに、セグメント別、およびセグメント・グループ内のディメンションのレベル別に検索を絞り込むことができます。
ページがセグメンテーション結果でリフレッシュされます。
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セグメンテーション結果を上書きする組合せごとに、「セグメント上書き」のリストで、新規セグメントを選択します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
スプレッドシートを使用したセグメンテーション結果の上書き
スプレッドシート編集機能でセグメンテーション結果を上書きするには、次の手順に従います。
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次のいずれかのステップを実行します。
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「タスク」パネル・タブの「プラン入力」で、「セグメント・メンバーの管理」を選択します。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開きます。
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「セグメント・グループおよび基準の管理」ページでセグメント・グループを選択し、「処理」→「セグメント・メンバーの管理」の順にクリックします。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開きます。
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「セグメンテーション要約」ページのセグメント・グループのセグメントに対して、「当初件数」、「セグメントに手動追加済」、「セグメントから手動削除済」または「最終件数」の下の数字をクリックします。
「セグメント・メンバーの管理」ページが開き、セグメントに当初割り当てられた組合せ、手動で追加された組合せ、手動で削除された組合せ、または最終的な組合せが表示されます。
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「セグメント・メンバーの管理」ページの「検索」で、セグメンテーション結果を上書きするセグメント・グループを選択し、「検索」をクリックします。さらに、セグメント別、およびセグメント・グループ内のディメンションのレベル別に検索を絞り込むことができます。
ページがセグメンテーション結果でリフレッシュされます。
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「検索結果」で、「スプレッドシートで編集」をクリックします。
ダイアログ・ボックスが開き、Microsoft Excelファイルを開くか保存するように要求されます。
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スプレッドシートを開きます。
「接続」ダイアログ・ボックスが開き、アプリケーションのURLへの接続が要求されます。
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「はい」をクリックします。
ダイアログ・ボックスが開き、資格証明を入力するように求められます。
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Oracle Applications Cloudの資格証明でサインインします。
スプレッドシートがリフレッシュされ、「セグメント・メンバーの管理」ページに表示されるセグメント・グループの組合せが表示されます。
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セグメント・グループ内の組合せに検索を絞り込むには、最初の表に詳細を入力し、「セグメント・メンバーの管理」→「検索」をクリックします。
検索のワイルドカード文字としてパーセント記号を使用できます。
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セグメンテーション結果を上書きする組合せごとに、「セグメント上書き」列のリストで新規セグメントを選択します。
変更された各行の「変更済」列の下のセルに記号が表示されます。
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Oracle Fusion Demand ManagementまたはOracle Fusion Replenishment Planningに変更をアップロードするには、「セグメント・メンバーの管理」→「アップロード」をクリックします。
各行のアップロードの結果が「ステータス」列の下に表示されます。
正常にアップロードされた各行に対しては、「変更済」列の下のセルにある記号は消えます。
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スプレッドシートを保存して閉じます。
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「セグメント・メンバーの管理」ページで変更を表示するには、「表示」→「リフレッシュ」をクリックします。