2表、グラフ、分析セット、情報タイルおよびタイル・セット

この章の内容は次のとおりです。

表、グラフ、分析セット、情報タイルまたはタイル・セットは、セレクタ・ツールを使用して構成できます。「セレクタ・ツール」ページでは、グループを作成および管理したり、表やグラフをグループに関連付けることもできます。プランからセレクタ・ツールにアクセスするには、「処理」をクリックし、「表、グラフおよび分析セットの管理」を選択します。または、表およびグラフ・ツールバーの「処理」メニューからセレクタ・ツールに移動することもできます。

注意: セレクタ・ツールでは、「プランニング分析の構成」ページの「レベルおよび属性」タブにある「表示するメンバー識別子」列に構成された内容に基づいて、メンバー値が表示されます。たとえば、品目の場合、品目名のかわりに品目摘要を表示するように表とグラフを構成でき、これは、セレクタ・ツールで作業するときにも同様に表示されます。

セレクタ・ツールには次のタブがあります。

  • メジャー

  • 階層

  • メンバー

  • レイアウト

  • 比較オプション

各タブの詳細は次のとおりです。

  • メジャー: 表またはグラフのメジャーを選択するには、「メジャー」タブを使用します。「使用可能なメジャー」ペインから「選択したメジャー」ペインにメジャーを移動します。選択したメジャーによって、他のタブの内容が決まります。メジャーのディメンションによって、「階層」タブで使用可能なディメンションと「メンバー」タブのディメンション・メンバーが決まります。たとえば、メジャーが「製品」、「組織」および「時間」についての作成されたディメンションである場合、これらのディメンションとその階層が他のタブに表示されます。「リスト表示」アイコンまたは「ツリー・ビュー」アイコンを使用して、使用可能なメジャーをメジャー・グループ別に表示したり、アルファベット順に表示できます。メジャーは、通常、名前付きの時系列の値として、顧客、組織、製品、サプライヤおよびリソースの各ディメンションの特定の共通部分における次の情報を表します。

    • 履歴パフォーマンス(記帳履歴)このメジャーは、供給プランニングには適用されません。

    • 将来の見込み(出荷予測)

    • キー・パフォーマンス・インジケータ(総マージン率)または派生計算(見積使用可能残高)

    プランニング・プロセスでは、下位レベルから上位レベルへメジャー・データが集計されるか、必要に応じて、同じレベルの他の値からKPIおよび派生計算が計算されます。集計レベルで行われた更新を下位レベルの影響を受けるセルに割り当てるか配布することもできます。メジャーは、インチ、ドル、キロ、リットルなど、様々な単位で表すことができます。コンテキストに応じて、異なる単位でメジャーを表示、更新または比較できます。プランニング・プロセスでは、異なる単位や異なる通貨(通貨額の場合)間の換算が可能です。

  • 階層: 表やグラフで包含または除外するディメンション、階層およびレベルを選択するには、「階層」タブを使用します。各ディメンションについて、グラフまたは表に含める階層およびレベルを選択します。「表示」列のボックスを選択すると、そのディメンションが表またはグラフに含まれます。使用可能な階層を表示するには、ディメンションを展開します。階層のレベルを表示するには、階層を展開します。レベルを選択すると、それが表またはグラフに含まれます。複数のレベルを選択した場合、デフォルトでは、最上位レベルが表またはグラフに表示されます。選択したすべてのレベルが表示されるまで、表またはグラフの各レベルを展開できます。「関連付けられていないデータの表示」チェック・ボックスによって、表またはグラフ内の特定のディメンションに関連付けられていないメジャー値が非表示になるか、表示されるかが決まります。たとえば、「出荷予測」と「正味リソース可用性」が表に含まれているとします。「出荷予測」には、ディメンションとして製品、組織および時間があります。「正味リソース可用性」には、ディメンションとしてリソース、組織および時間があります。「関連付けられていないデータの表示」を選択した場合、「出荷予測」行を表示すると、「リソース」列に「関連付けなし」という単語が表示されます。

  • メンバー: 「メンバー」タブでは、「使用可能」ペインから「選択済」ペインにメンバーを移動して、ディメンション・メンバーを手動で選択します。このタブでディメンションについて選択を行わなかった場合、グラフまたは表には、「階層」タブで選択した最上位レベルから始まるディメンションが表示されます。たとえば、「階層」タブで「四半期」と「月」を含む「グレゴリオ暦」階層を選択した場合、グラフまたは表にはすべての四半期が表示されます。それぞれの四半期に、その月にドリルダウンするためのアイコンがあります。

  • レイアウト: 表またはグラフをフォーマットするには、「レイアウト」タブを使用します。

  • 比較オプション: 「比較オプション」タブは、表およびグラフにのみ適用されます。「比較オプション」タブで、現行プランをアーカイブ・バージョンや代替プランと比較できます。このタブを使用して、時間が経つにつれて特定のメジャーがどのように変化しているかを比較します。「比較オプション」タブには、「ウォーターフォール分析」、「トレンド分析」および「プラン比較」の3つのセクションがあります。

    注意: 「比較オプション」タブはOracle Planning Central Cloudでは使用できません。
    • 「ウォーターフォール分析」セクションでは、表またはグラフ内で選択したメジャーをアーカイブされたプランと比較できます。

      プラン・アーカイブ・プロセスをスケジュールしている場合、「MAPE計算の使用」チェック・ボックスを選択します。MAPE計算では、システム管理者アーカイブが使用され、オンデマンド・アーカイブは使用されません。

      「使用するメジャー・アーカイブ」ドロップダウン・リストで、参照するアーカイブを1つ以上選択します。週数は、アーカイブが作成された時間の長さを表します。プランニング・プロセスではアーカイブを使用するときに次のロジックを使用します。

      • 完全一致の日付を探します。ウォーターフォール時間枠内に複数のバージョンのアーカイブがある場合は、最も近い最新バージョンを使用します。

      • 日付に完全一致するものがなければ、範囲内で最も近いものが使用されます。範囲は選択した週次ウォーターフォール時間枠の+3/-3日、月次アーカイブの場合は+15/-15日です。

      • 選択した週次ウォーターフォール時間枠の+3/-3日以内、または、月次アーカイブの場合は+15/-15日の間に一致が見つからない場合は、何も返されません。

      たとえば、4週間前を選択した場合、プランニング・プロセスは今日の日付(たとえば、3月6日)より前の4週間のアーカイブを検索します。アーカイブが月レベルで保存されていて、2月5日で何も検出されなかった場合、プランニング・プロセスは+15/-15日の範囲内で最新のアーカイブを探します。

    • 「トレンド分析」セクションでは、参照するアーカイブの数を指定できます。プランニング・プロセスは、最新のアーカイブを選択します。たとえば、アーカイブが5つあり、番号5が最新のアーカイブである場合、「含める前のバージョンの数」に3と指定したとします。プランニング・プロセスにより、アーカイブ番号5、4、3が比較のために選択されます。「ウォーターフォール分析」と「トレンド分析」の違いは、「ウォーターフォール分析」の場合、比較する各時間枠から作成されたアーカイブを選択できる点です。「トレンド分析」では、比較するアーカイブの数を選択できますが、比較には最新のアーカイブのみが使用されます。

    • 「プラン比較」セクションは、比較対象として考慮するアーカイブされたプランと代替プランの両方に関連します。比較対象の表またはグラフに表示する差異のタイプを選択できます。たとえば、差異をパーセントで表示するか、絶対パーセントで表示するか選択できます。

セレクタ・ツールでの詳細オプションの使用方法

「拡張フィルタ」基準ツールを使用してデータにフィルタをかけ、一定の条件を満たす特定のメンバーを選択できます。「メンバー」タブでファンネル・アイコンをクリックして「拡張フィルタ」オプションにアクセスします。事前定義済メジャーに、次のフィルタ基準ツールを適用できます。

  • レベル: レベルで選択します。レベル内のメンバーを選択します。たとえば、顧客ディメンションの顧客サイト、時間ディメンションの期間を選択します。

  • ファミリ: ディメンション・メンバーの親または子を選択します。親子関係に基づいてメンバーを選択します。たとえば、週の曜日を選択します。

  • 属性: 名前に基づいて選択します。たとえば、名前に「経済」が含まれる品目に基づいてメンバーを選択します。

  • メジャー基準: メジャー基準の一致に基づいて選択します。基準に一致するメンバーを選択します。たとえば、総マージンが特定の値を上回る製品を選択します。

  • 時間範囲: 日付の範囲を選択します。範囲、開始日、今日の日付に基づいて時間範囲を選択します。

拡張フィルタ基準ツールと処理キーワードを組み合せて使用することで、選択を絞り込むことができます。次の4つの処理によって、基準の適用方法が決まります。

  • 置換: 現在の選択を、基準に適合するメンバーと置換します(存在する場合)

  • 追加: 基準を満たすメンバーを現在の選択内容に追加します

  • 保持: 基準を満たすメンバーのみを現在の選択内容に保持します

  • 削除: 基準を満たすメンバーを現在の選択内容から削除します

フィルタ基準ツールを順次適用することで、選択の絞込みや拡大を行えます。たとえば、カテゴリのすべての品目を選択した後、収益に基づいて上位10品目を保持します。

「結果の表示」ボタンをクリックすると、基準に基づいてフィルタされたメンバーのリストが表示されます。削除されたメンバーは、フィルタされたリストの下に表示されます。結果をそのまま使用することも、前のメンバーにリセットすることもできます。

結果を受け入れると、それらのメンバーの取得に使用された基準がタブの「基準ステップ」領域に表示されます。これらの基準は、表またはグラフが表示されたときに評価されます。基準ステップを削除できます。

  • ステップを削除するには、行内の「X」ボタンをクリックします。

  • 基準を除外した場合の結果を表示するには、「基準変更の表示」をクリックします。

  • 「基準変更の表示」の結果を受け入れるには、「受理」をクリックして「OK」をクリックします。

  • 変更を永続化するには、「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。

  • 変更を永続化しないで結果を表示するには、「適用」「クローズ」の順にクリックします。

分析セットの作成

分析セットは、選択したメジャー、ディメンション・メンバー、またはメジャーとディメンション・メンバーの両方を含めることができる、名前付きの一連の基準です。「分析セットの適用」および「分析セットとして保存」処理を使用して、前に選択した内容を適用したり、セレクタ・ツールで選択した内容を保存します。

既存の分析セットを表またはグラフに適用すると、頻繁に使用するメジャーおよびディメンション・メンバーをすばやく選択できます。

メジャーおよびディメンション・メンバーを保存するオプションがあります。ディメンション・メンバーは、リストとして保存することも、スクリプトとして保存することもできます。たとえば、1月の収益に基づいて、上位10品目を選択できます。リストとして保存した場合、現在の月に関係なく、常に同じ10個の品目が表またはグラフに表示されます。ただし、収益データは時間の経過に伴って変化するため、現在の月の上位品目が表示されるようにする必要があります。そのためには、ディメンション・メンバーをスクリプトとして保存し、表またはグラフが表示されるときに常に基準が評価されるようにします。

表のドリルダウンの使用方法

表を作成した後、表でドリルダウンを使用して階層内のレベルを展開および縮小することにより、様々なレベルの集計を表示できます。表またはグラフを表示したときには、「階層」タブで選択したディメンションおよび階層が表示されます。選択した最上位レベルが表示されます。下位レベルを表示するには、ドリルダウンを使用します。

階層またはディメンションをまたいでドリルダウンするには、レベルが隣接している必要があります。事前定義階層内のレベルではドリルダウンは自動的に使用可能になりますが、階層やディメンションをまたいでドリルダウンするために、ドリルダウン・ペアを構成することもできます。

顧客から品目にドリルダウンする機能を使用して、最終出荷履歴を示す表を表示するには、顧客と品目の列が隣接している必要があります。

  1. 「レイアウト」タブの「表示」メニューで、「ドリル設定の構成」を選択します。

  2. 「ドリル設定の構成」を使用して、既存のドリル・ペアを表示します。

  3. 「+」アイコンをクリックして、新しいドリル・ペアを追加します。

  4. 「ドリル元」列で「顧客」を選択し、「ドリル先」列で「品目」を選択します。

この構成により、各顧客の品目ごとの出荷履歴値を表に表示できます。

注意: ドリルは、表で隣接するレベル間でのみ有効です。

表のリンクの使用方法

表またはグラフを別の表またはグラフにリンクして、一方のコンテキストを他方に渡すには、ツールバーの「処理」メニューから「リンクの管理」を選択します。

次の2つのタブがあります。

  • リンク先の表またはグラフ: 別の表またはグラフへのリンクを作成するには、このタブを使用します。

  • リンク元の表またはグラフ: 別の表またはグラフから、開いている表またはグラフにリンクするには、このタブを使用します。

「+」アイコンを使用して、リンク先またはリンク元の表またはグラフを選択します。

  • 動的リンク使用可能: このチェック・ボックスによって、動的リンクが使用可能かどうかが決まります。使用可能な場合、リンク元の表の選択内容が変更された場合にリンク先の表またはグラフをリフレッシュできます。

  • 強調表示された選択と選択したメンバーを渡す: このボタンを選択すると、現在の表で強調表示されている内容とともにセレクタのフィルタをコンテキストとしてドリル先の表またはグラフに渡すことができます。

リンクを定義した後は、ツールバーのドリル・アイコンを使用して、リンクされた表またはグラフにドリルダウンできます。

サプライ・チェーン・プランニングでのタイル・セットの作成

タイル・セットを作成して個々の情報タイルをグループ化できます。タイル・セットを作成すると、単一ページに関する各種メトリックを追跡する場合に便利です。タイル・セットはページ・レイアウトのペインに追加できます。

ヒント: タイル・セットを作成する前に、タイル・セットに追加する情報タイルを作成する必要があるかどうかを確認します。

タイル・セットを作成するには:

  1. 「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、プランを開きます。

  2. 「処理」「表、グラフおよび分析セットの管理」をクリックします。

  3. 表の検索ツールバーの「処理」メニューで、「作成」「タイル・セット」を選択します。

  4. 「セレクタ・ツール - タイル・セットの作成」ダイアログ・ボックスで、次の詳細情報を指定します。

    • タイル・セットの名前および摘要を入力します。

    • タイル・セットのグループを選択します。

  5. 「使用可能なタイル」ペインから、タイル・セットに含める情報タイルを選択し、「選択したタイル」ペインに移動します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

情報タイルは、データの要約をグラフィカルに表示するために使用されるタイル状のコンポーネントです。各情報タイルには、1つ以上の表またはグラフが関連付けられ、そのキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)に関する追加情報を表示するためのドリルダウン処理があらかじめ定義されています。

情報タイルを作成するには:

  1. 「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、プランを開きます。

  2. 「処理」「表、グラフおよび分析セットの管理」をクリックします。

  3. 「表、グラフおよび分析セットの管理」ダイアログ・ボックスの「検索結果」リージョンで、「処理」をクリックし、「作成」「タイル」を選択します。

  4. 「セレクタ・ツール - タイルの作成」ダイアログ・ボックスの「メジャー」タブで、必要なメジャーを選択し、「使用可能なメジャー」ペインから「選択したメジャー」ペインに移動します。

  5. 「階層」タブで、情報タイルに含めるまたは除外するディメンション、階層およびレベルを選択します。

  6. 「メンバー」タブで、必要なディメンション・メンバーを選択し、「使用可能なメンバー」ペインから「選択したメンバー」ペインに移動します。ディメンション・メンバーを選択しない場合、情報タイルには「階層」タブで選択した最上位レベルから始まるディメンションが表示されます。

  7. 「レイアウト」タブで、次のようにします。

    • 情報タイルのグラフ・タイプを選択します。

    • 「コンテンツ領域」パネルを展開し、「行の追加」ボタンをクリックします。最大4つの表またはグラフを追加し、その情報タイルのコンテンツ領域に表示できます。

  8. 「保存してクローズ」をクリックします。

目標に対する成果を追跡するためにメジャーに対して目標を入力したり、更新できます。ターゲットを設定するには、メジャーを編集してメジャーの目標を更新します。プラン要約にメジャーが表示される際に、そのメジャーの目標またはターゲットが表示されます。目標を定義できるのは、データ型が通貨、数値またはパーセントであるメジャーに対してのみです。

グローバル目標の場合、範囲の下限または上限を指定できます。範囲は、メジャーを目標と比較して表示する際に、ユーザー・インタフェースに表示されます。グローバル目標は、メジャー・レベル・パラメータであり、データ移入専用に定義されるわけではありません。

メジャー・ターゲット目標を入力または更新するには、次のステップを実行します。

  1. 「プランニング・メジャーの管理」ページを開きます。

    1. 「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、プランを開きます。

    2. 「プランの編集」ページで、「タスク」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランニング・メジャーの管理」リンクをクリックします。

  2. 「プランニング・メジャーの管理」ページで、メジャーを選択して「編集」アイコンをクリックします。

  3. 「メジャーの編集」ページで、「拡張」タブ、「目標」サブタブの順に移動します。

  4. 「目標」サブタブで、低い値がよいのか高い値がよいのかを選択します。

    たとえば、総マージンの場合は高い値がよい一方、リスクあり需要の場合は低い値がよいです。

  5. 「グローバル目標」セクションで、範囲下限または範囲上限を指定します。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

グラフ・レイアウト・オプションは、「表、グラフおよび分析セットの管理」オプションを使用してグラフを作成または編集する際に、「レイアウト」タブで使用できます。グラフ・レイアウト・オプションでは、グラフのタイプを定義し、レイアウトおよび軸のディメンションを構成できます。レイアウト・オプションは、グラフのタイプによって異なります。たとえば、棒グラフにはX軸とY軸のレイアウト・オプションがあるのに対して、円グラフにはX軸もY軸もありません。一般オプションは、すべてのレイアウト・オプションに共通し、タイトル、フォント、グラフの位置といったグラフに関する一般情報が含まれます。また、グラフを保存する前に、「レイアウト」タブからグラフをプレビューできます。プレビュー・モードでは、メジャーの書式設定、レイアウトの変更、ドリル設定の変更が可能です。

次のタイプのグラフが使用できます。

  • X軸とY軸のグラフ

    • 縦棒

    • 横棒

    • 折れ線グラフ

  • その他のパラメータを指定するX軸とY軸のグラフ

    • 面グラフ

    • 組合せグラフ

    • バブル・グラフ

  • 円グラフ

  • サンバースト・グラフとツリーマップ・グラフ

  • ファンネル・グラフとレーダー・グラフ

  • ゲージ・グラフ

X軸、Y軸またはデュアルY軸があるグラフの場合、全部でエンティティを3つまで選択できます。メジャーは必須で、1つまたは2つのディメンション階層を選択できます。デュアルY軸グラフには、Y軸にメジャーが必要です。「Y2軸」パネルでY2軸に対してメジャーを1つ選択する必要があります。軸タイトルおよび目盛きざみラベルの回転オプションはすべての軸で使用できます。X軸では、目盛きざみラベルのオプションも使用できます。たとえば、見やすくするために一定の数のラベルを省きます。「書式設定」パネルには、2次元、3次元、棒、折れ線スタイルなど、グラフの視覚効果オプションがあります。

組合せグラフは、面、棒および折れ線で構成されます。これらの各オプションによってあらわされるメジャーは「書式設定」パネルで指定します。

バブル・グラフでは、X軸とY軸のオプションに加えて、グラフのバブル・コンポーネントを選択する必要があります。「バブル」パネルで、階層およびバブル・サイズ設定メジャーを選択します。

サンバースト・グラフはリングで構成されます。表示するリングの数を選択します。各リングは、階層のレベルを表します。リングは、レベルのメンバーごとにセクターに分割されます。セクターのサイズおよび色は、そのオプションに選択したメジャーによって決まります。

ツリーマップ・グラフは四角形で構成されます。階層に対して四角形の深さを選択します。階層のレベルに対する四角形は、親レベルの四角形内にネストされます。四角形のサイズおよび色は、そのオプションに選択したメジャーによって決まります。

ファンネル・グラフとレーダー・グラフでは、階層とメジャーの選択のみが必要です。

ゲージ・グラフは、情報タイルで使用されますが、目標を定義したメジャーが必要です。

グラフ・レイアウト・オプションを編集できないのはなぜですか。

グラフまたは表を作成した場合にかぎり、レイアウト・オプションを編集できます。なお、事前定義のグラフまたは表のレイアウト・オプションは編集できません。

軸スケール・オプションを使用すると、Y軸の最大スケール値および最小スケール値とその間の増分値を定義できます。軸スケールは、「最小」、「最大」および「増分」オプションを使用して定義できます。「最小」は軸の始点を示し、「最大」は軸の終点を示します。「増分」は、データ・ポイントの最小値と最大値の間で、どれだけの増分ごとに値が表示されるかを示します。軸スケール・オプションは、棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフまたは組合せグラフに対してのみ使用可能で、Y軸およびY2軸に適用できます。

フィールドごとに、自動またはユーザー定義の値を定義できます。「自動」を選択した場合、プランニング・プロセスにより、Y軸とY2軸のデータ・ポイントの軸目盛が自動的に調整されます。「手動」を選択した場合、Y軸とY2軸のスケールを手動で指定する必要があります。たとえば、「最小」に3、「最大」に10、「増分」に2を指定した場合、グラフのY軸またはY2軸には、最低値として3、最高値として10が表示されます。また、増分値としてデータ・ポイント5、7および9が表示されます。

表内のメジャー・データ

メジャー・データを編集するために使用する機能

サプライ・チェーン・プランニング作業領域のいずれかで作業をするとき、表内のメジャー・データを編集できます。次の表に、作業時に使用できるいくつかの機能、および各機能の場所を示します。

機能 場所

要約の構成

「表示」メニュー

データ計算オプション

表ツールバー

セルのロックおよびロック解除

1つ以上の要約が構成されている場合:

「処理」メニュー、表ツールバー、セル内を右クリック

表の値のコピー・アンド・ペースト

表の「処理」メニューの「コピー」および「ペースト」オプションを使用して、セルの値をコピーし、編集可能なセルにペーストします。同じプラン内の表間で値をコピーすることもできます。ペーストによって既存の値が上書きされ、上書きされたメジャーに依存するメジャーが再計算されます。

Microsoft Excelなどの外部アプリケーションにデータがある場合は、次の手順を使用してデータをコピーしてペーストすることができます。

  1. 外部アプリケーションからデータをコピーします。

  2. 作業領域の表で、データをペーストする最初の編集可能なセルをクリックし、「処理」「クリップボードからペースト」を選択します。「クリップボードからペースト」ダイアログ・ボックスが開きます。

  3. ダイアログ・ボックスでコンテンツをペーストするには、[Ctrl]+[V]を押します。ダイアログ・ボックスでデータをさらに編集できます。

  4. 「ペーストしてクローズ」をクリックします。コピーされたコンテンツは、表の編集可能なセルにペーストされます。

または、「エクスポート」アイコンを使用して表データをMicrosoft Excelにエクスポートし、同アプリケーションでデータを操作し、データをコピーし、「クリップボードからペースト」オプションを使用して表に戻すこともできます。プラン間でデータをコピーするには、1つのプランからMicrosoft Excelに表データをエクスポートし、「クリップボードからペースト」オプションを使用して、データを他のプランにコピーします。

注意: 値は、プラン範囲内にあるセルにのみペーストできます。データのコピー元のセルの数と方向と、データのペースト先のセルが一致している必要があります。コピーおよびペーストできるのは数値データのみです。編集可能セルの範囲内にある編集不可のセルは、データのペースト時にスキップされ、この結果に関する警告が表示されます。

データ計算オプション

「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で作業をするとき、依存メジャーを含む表内のメジャー・データを編集できます。「データ計算オプション」の選択肢を使用して、計算の実行時期を決定できます。「データ計算オプション」には、編集している表の表ツールバーからアクセスします。

「データ計算オプション」の選択肢は次のとおりです。

  • 自動計算使用可能

  • 今すぐ計算

自動計算使用可能

このオプションを選択してデータを編集すると、値を編集するたびに、適用可能な要約、または式を含む他のメジャーについて計算が実行されます。「自動計算使用可能」選択肢はデフォルトで選択されています。

今すぐ計算

計算の実行時期を選択するには、最初に「自動計算使用可能」の選択を解除する必要があります。「自動計算使用可能」の選択を解除して編集を行う場合、計算を実行するときは「今すぐ計算」選択肢をクリックする必要があります。前回の計算実行時以降に行われたすべての編集について、計算が実行されます。

編集を行った後に表を保存した場合は、必要なすべての計算が実行されますが、結果を表示するには表をリフレッシュする必要があります。

メジャー・データの編集時または表内の値の配賦時にセルをロックする方法

「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で作業をするとき、表内のメジャー・データを編集できます。

セルをロックした場合、編集(配賦を他のセルに分散する編集も含む)ではロックしたセルは変更されません。

注意: 「ロック」および「ロック解除」処理を有効にするには、1つ以上の要約を構成する必要があります。

次のいずれかを実行してセルをロックします。

  • 「処理」メニューの「ロック」処理をクリックします。

  • 表ツールバーの「ロック」アイコンをクリックします。

  • 編集可能なセル内を右クリックします。

どのようにして、メジャー・データの編集時に、表に対してロックおよびロック解除を有効にしますか。

「ロック」および「ロック解除」処理を有効にするには、1つ以上の要約を構成します。要約を構成するには、表の「表示」メニューを使用します。

表内のメジャー・データの編集時に、すべてのセルを一度にロック解除できますか。

はい、「処理」メニューから「すべてロック解除」処理を使用して、すべてのセルを一度にロック解除できます。この処理は、要約を構成している場合のみ、「処理」メニューで使用可能になります。

表内の編集可能なセルを強調表示するにはどうすればよいですか。

表の「表示」メニューで、「編集可能セルの強調表示」を選択して、編集可能なメジャーを含むセルの背景色を指定します。編集可能なメジャーまたは表に適用されている条件付き書式設定は、強調表示色よりも優先されることに注意してください。この設定でページ・レイアウトを保存することもできます。