エクスポートzipを分割して個別に再インポートできます。たとえば、データ・オブジェクトとプロジェクト・ディレクトリを2つのzipファイルに分離してそれぞれをインポートできます。この項では、BAMに同梱されているプロセス分析プロジェクトの例を使用して、エクスポートzipファイルの分割について説明します。
BPMAnalyticsLogicalDOs.zip.31 |
プロセス分析のLogicalDOsが格納されます。他のプロジェクトをロックせずに計算フィールドをここで編集できます。 |
HWFAnalyticsLogicalDOs.zip.32 |
ヒューマン・ワークフロー(HFW)のLogicalDOsが格納されます。プロセス分析プロジェクトおよびHWFプロジェクトで共有されます。 |
CaseAnalyticsLogicalDOs.zip.33 |
ケースのLogicalDOsが格納されます。プロセス分析プロジェクトおよびケース・プロジェクトで使用されます。 |
BPMAnalyticsProject.zip.61 |
プロセス分析プロジェクトのアーティファクトが格納されます。 |
bamalertproj.zip |
プロセス分析用の標準のシード済アラートが格納され、インポート順序は問題になりません。プロジェクトから分離することで、アラート定義を容易に変更できます。 |
BAMDataObjects.zip |
標準のBAM DOsが格納されます(インポート順序は問題になりません) |
BArchDataObjects.zip |
標準のビジネス・アーキテクチャDOsが格納されます(インポート順序は問題になりません) |
バージョニング
zipファイル名にバージョニング情報を含めます。これには、PreseedingFileHistoryデータ・オブジェクトに事前シードされたファイルのバージョンを示すことができるという利点もあります。古いバージョンは事前シード・ディレクトリから削除する必要があり、削除しない場合はすべてのバージョンが事前シードされます。
zipファイルに関するコメントを含めます。これらのコメントはファイル単位で設定できるため、微調整されたバージョニングおよびコメント機能を設定するのに適した方法です。
分割エクスポートZipファイル使用時のベスト・プラクティス
プロジェクトごとに1人のユーザー。複数のユーザーが同じプロジェクトで作業する必要がある場合は、共有サーバーの設定をお薦めします。作業の完了後、指定された1人の開発者がソース・コントロールを実行できます。詳細なソース・コントロール・コメントの保持が必要になる場合があります。
必要な場合は、2つのzipファイルをマージできます。重複したアーティファクトがないことを確認します。任意のzipユーティリティを使用してzipファイルを結合できます。
計算フィールドを更新する場合は、プロジェクトの問合せとビューを保存し、更新していることを確認します。
物理データ・オブジェクト列を追加する場合は、対応する論理データ・オブジェクトの列を追加していることを確認し、ソース・コントロールも必要になります。計算フィールドまたは問合せの変更がない場合、プロジェクトzipファイルを更新する必要はありません。