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Oracle® Fusion Middleware Oracle BAMでのビジネス・アクティビティのモニタリング
12c (12.1.3)
E54314-04
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2 ビューアとしてのOracle Business Activity Monitoringの使用

この章では、Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM)のホームページ(BAMビューアとも呼ばれる)を使用して、ダッシュボードおよびアラートを表示する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 ダッシュボードおよびアラートの理解

ダッシュボードは、ビジネス・ビューと呼ばれる、関連するグラフ、表およびゲージの集合です。ダッシュボードには、特定の時点やリアルタイムの情報(アクティブ・データ)を表示できます。タブ付きダッシュボードには、他の完全なダッシュボードが含まれ、これらのダッシュボードはタブをクリックして表示できます。サムネイルはダッシュボード全体が縮小表示されるイメージであり、クリックしてダッシュボードを開くことができます。

アラートは、イベントにより起動され、かつ1つ以上の条件でフィルタ処理された場合に、1つ以上のアクションを実行します。イベントは、日付や時間、データの変更、または手動によるトリガーに基づきます。条件によって、日付や時間の範囲、または特定の曜日にアラートが制限されます。アクションは、通知を送信したり、データ操作を実行したり、外部アプリケーションを起動できます。たとえば、アラートが、売上の合計を表示するダッシュボードへのリンクが含まれた電子メールを毎週送信します。

ダッシュボードでは、次のタイプのビジネス・ビューを表示できます。

  • ビューには、値の描画線と、視覚的に比較できるように塗りつぶされた面が表示されます。

  • ビューには、集計値を表す縦棒が表示されます。

  • 横棒ビューには、集計値を表す横棒が表示されます。

  • 折れ線ビューには、値または比較値の描画線が表示されます。

  • ビューには、円のセグメントで値が表示されます。

  • コンボ・ビューには、値の組合せが、面、棒および線として同じビューに表示されます。

  • 散布図ビューには、長方形のグラフ上に、X、Y座標が表示されます。

  • バブル・ビューは散布図ビューに似ていますが、X、Y座標が様々なサイズのバブルとして表示されることが異なります。

  • ツリーマップ・ビューには、長方形内に長方形が配置される階層的データ・グループ化が表示されます。たとえば、階層が国、州または都道府県、および市区町村で構成される場合があります。売上数によって長方形のサイズが決定され、売上の合計によって色が決定されるようにできます。

  • 点テーマ・ジオマップは、市区町村をマップ上の点で表します。

  • 色テーマ・ジオマップは、地域をマップ上の色で表します。

  • 「GPSテーマ」ジオマップは、GPSによって追跡される移動中の場所をマップ上の点で表します。

  • 「リスト」には、ソートできる表が表示されます。

  • 「アクション・リスト」には、編集可能な、一部またはすべての表の列の値が含まれます。また、リフレッシュしなくてもデータの変更内容が表示されます。

  • 「縮小リスト」には、1つ以上のディメンションでグループ化された集計データ値の表の行が表示されます。データ値の色分けされたしきい値が含まれる場合もあります。

  • 「ピボット表」には、行と列を組み合せて、集計データ値の多次元ビューが表示されます。ピボット表は、列と行で縦方向および横方向に集計されます。

  • 「KPIウォッチリスト」には、1つ以上のキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)に関する次の情報を含む表が表示されます。

    • 「KPI」には、KPI名がリストされます。

    • 「リスク」には、各KPIに関連付けられているリスク・インディケータの色分けされたステータスがリストされます。

    • 実際には、最新のKPI値が表示されます。

    • 「今日」には、過去10個のKPI値の折れ線グラフが表示されます。古いKPI値は左に、新しい値は右にあります。

    • 「ターゲット」には、現在のKPI値をターゲット値と比較した横棒が表示されます。

  • ダイアル・ゲージは、曲線的な数値が付いたゲージで現在値を示します。

  • ステータス・メーター・ゲージは、色分けされた低、中、高の範囲を使用して、直線的な数値が付いたゲージで現在値を示します。

  • 矢印のゲージは、値が低、中または高であるかどうかに応じて色分けされた矢印形です。矢印の方向は、現在値が前の値より高い(上向き)、同じ(右向き)または低い(下向き)のいずれであるかを示します。

2.2 ホームページの使用

Oracle BAMのホーム・ページ(BAMビューアとも呼ばれる)では、アクセス権を持つダッシュボードおよびアラート履歴を表示できます。

この項では、次の項目について説明します。

2.2.1 プロジェクトの選択

プロジェクトには、関連するダッシュボードのグループが含まれます。現在のプロジェクトにより、開くことができるダッシュボードが決まります。

プロジェクト名は、ホームページの右側にある「ダッシュボード」タブの左上隅に表示されます。BPM Analyticsは、BAMの初期のデフォルト・プロジェクトです。

プロジェクトを開くには:

  1. プロジェクト名の右側にある下向き矢印をクリックします。

  2. ポップアップ・メニューから「プロジェクトを開く」を選択します。

    「プロジェクトを開く」ダイアログが表示されます。

  3. 開くプロジェクトの名前をクリックします。

    プロジェクトが開き、プロジェクト名が「ダッシュボード」タブの左上隅に表示されます。

2.2.2 最新およびお気に入りのカルーセル・ビューまたはリスト・ビューの選択

「最新」および「お気に入り」のリストの表示方法を変更するには、次のいずれかを選択します。

  • カルーセル・ビュー: 各リストが、水平に並んだサムネイルとして、リスト内の位置を選択するための水平スライダが付いて、別々に表示されます。最新のダッシュボードでリストを更新するには、「リフレッシュ」をクリックします。ダッシュボードを開くには、そのサムネイルをダブルクリックします。

  • リスト・ビュー: 両方のリストが、垂直に並んだ表の行として表示され、各行にサムネイル、ダッシュボードの情報およびアイコンが含められます。最新のダッシュボードでリストを更新するには、「リフレッシュ」をクリックします。リストを展開するには、「追加アイテムのロード」をクリックします。ダッシュボードを開くには、そのサムネイルをクリックします。

2.2.3 ダッシュボードを開く

ダッシュボードは、「ダッシュボード」タブ、「最新」リストまたは「お気に入り」リストから開くことができます。

  • 「ダッシュボード」タブで、ドロップダウンリストのダッシュボード名をクリックして「開く」アイコンをクリックするか、ダッシュボード名を右クリックして「開く」メニュー・アイテムを選択します。ダッシュボードが新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。

  • 「最新」または「お気に入り」のリストで、「カルーセル・ビュー」のダッシュボード・サムネイルを1回クリックすると、それが中央に移動して再びダッシュボードが開きます。「リスト・ビュー」のサムネイルをクリックするとダッシュボードが開きます。

ダッシュボードが新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。

2.2.4 「お気に入り」リストへのダッシュボードの追加

すばやく見つける必要があるダッシュボードを「お気に入り」リストに追加できます。

  • 「ダッシュボード」タブで、ダッシュボード・アイコンをクリックして「お気に入り」(星形)アイコンをクリックするか、ダッシュボード・アイコンを右クリックして「お気に入り」メニュー・アイテムを選択します。

    「お気に入り」リストのダッシュボードを「カルーセル・ビュー」ですぐに表示するには、「お気に入り」リストの「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

  • 「リスト・ビュー」で、ダッシュボードの「お気に入り」(星形)アイコンをクリックします。アイコンは、グレー表示から金色に変化します。

2.2.5 Oracle BAMの起動時にダッシュボードを開く

BAMの起動時に自動的に開くダッシュボードを選択できます。

  • 「ダッシュボード」タブで、ダッシュボード・アイコンをクリックして「起動時に開始」アイコンをクリックするか、ダッシュボード・アイコンを右クリックして「起動時に開始」メニュー・アイテムを選択します。

  • 「カルーセル・ビュー」の「最新」または「お気に入り」リストで、ダッシュボードのサムネイルをクリックし、「最新」または「お気に入り」ヘッダーをクリックし、「起動時に開始」メニュー・アイテムを選択します。

  • 「リスト・ビュー」で、「起動時に開始」アイコンをクリックします。アイコンは、緑色からグレー表示に変化します。

Oracle BAMにログインしてホームページに移動すると、ダッシュボードが別のブラウザ・ウィンドウで自動的に起動します。

2.2.6 アラート履歴の表示

「アラート」タブでアラート・アクティビティの最近の履歴を表示できます。「アラート履歴」リストは、「今日」、「今週」、「旧」の3つのセクションに分割されています。

各アラート・インスタンスに対し、「アラート履歴」リストには、アラート名、関連付けられたメッセージおよびアラートがトリガーされた日付と時刻が表示されます。

すべてのユーザーのアラートを表示できます。「アラート履歴」リストのフィルタリングを参照してください。

成功したアラートは、メッセージの横に緑色のチェックマークが表示されます。失敗したアラートには赤色の「x」アイコンが表示され、ロード時または処理時のアラートの失敗内容がメッセージで示されます。エラーに関するその他の情報を確認するには、「x」アイコンをクリックします。

2.2.6.1 「アラート履歴」リストのフィルタリング

特定のアラートについて確認する場合は、アラート名または日付範囲で「アラート履歴」リストをフィルタリングできます。

「アラート履歴」リストをフィルタリングするには:

  1. 「アラート」タブで、「フィルタ条件」の右側にある矢印をクリックします。

    追加のフィルタ設定が表示されます。

  2. アラート名でフィルタするには、「アラート名」テキスト・ボックスに名前を入力し、[Enter]を押します。名前の一部を入力すると、その部分を含む、すべてのアラートが表示されます。そのリストから名前を選択できます。

    「アラート履歴」リストには、入力した名前に一致するアラートのみが表示されます。

  3. すべてのユーザーに対するアラートを表示するには、「すべてのユーザーのアラート履歴」ボックスを選択します。このチェック・ボックスは、管理者ロールを持つユーザーにのみ表示されます。

    「アラート履歴」リストには、すべてのユーザーが送信および受信したアラートが表示されます。

  4. 日付でフィルタするには、「自」および「至」テキスト・ボックスに日付を入力するか、各「日付を選択」アイコンをクリックし、ポップアップ・カレンダから日付を選択します。

    「アラート履歴」リストには、指定した日付範囲のアラートのみが表示されます。

2.2.6.2 「アラート履歴」リストの消去

多数のアラートがアクティブに起動しており、「アラート履歴」リストが大きくなった場合は、リストを消去できます。

「アラート履歴」リストを消去するには:

  1. 「アラート」タブで、「すべてクリア」をクリックします。

    「アラート履歴」リストの消去を確認するメッセージが表示されます。

  2. 「OK」をクリックします。

    「アラート履歴」リストが削除されます。クリア後に起動された新しいアラートのみが、リストに表示されます。

2.3 ダッシュボードの表示

ダッシュボードが別のブラウザ・ウィンドウに開きます。ダッシュボード・ウィンドウには、ホームページとは別の、独自の一連の表示オプションがあります。

この項では、次の項目について説明します。

2.3.1 ダッシュボード・パラメータ

パラメータは、データ・フィールドの値を表す変数です。プロンプトは、ユーザーにパラメータの値の指定を求めるリクエストです。たとえば、ダッシュボードで国別の製品売上を表示し、ユーザーに国のパラメータ値を選択することを要求できます。

値を変更できるパラメータを表示するには、ダッシュボードの右端の中央にある矢印をクリックします。「パラメータ」リストが表示されます。ダッシュボードのビューは、指定したパラメータの値に応じて変化します。

パラメータ・タイプは次のとおりです。

  • 非日時のフィールドの値パラメータは、値を1つのみ指定できるテキスト・ボックスとなります。

  • 日時フィールドの値パラメータには、年、月、日、時間、分、秒のドロップダウン・リスト、および「リフレッシュ」ボタンがあります。

  • リスト・パラメータでは、ドロップダウン・リストに複数の値を表示したり、場合によっては、それに伴うチェック・ボックスで複数の値を指定できます。

2.3.2 ビューのランタイム・データのフィルタリング

ビューに表示されるデータに条件を適用できます。たとえば、優先順位が2以上のプロセスのみを表示できます。

アクティブ・データが有効な場合、実行時データをフィルタ処理できません。

ビューのランタイム・データをフィルタするには:

  1. ビューの右上隅にある「ランタイム・フィルタおよびアクティブ・データ・プロパティ」(ギア)アイコンをクリックします。
  2. 「フィルタ」タブを選択します。
  3. 「フィルタ」ドロップダウン・リストからフィルタリングのタイプ(「番号別」、「文字列別」(テキスト)または「日時別」)を選択します。

    注意:

    数値フィールドによるフィルタリングでは、2桁の精度のみがサポートされています。フィールドの実際の値の精度がより高い場合は、正確にフィルタできません。たとえば、値12.34と比較してフィルタできますが、値12.345の場合はできません。

  4. フィルタするデータ・フィールドの左側にあるボックスを選択します。
  5. チェックした各データ・フィールドについて、ドロップダウン・リストから演算子を選択します。比較演算子として、「NULL」または「NULL以外」を選択します。番号別または日時別にフィルタ処理する場合は、「間」も選択できます。文字列別または日時別でフィルタ処理する場合は、「相似」または「相似でない」も選択できます。

    注意:

    likeおよびnot like文字列検索では、大文字小文字が区別され、ワイルドカードが必要です。たとえば、USの検索は、US%またはus%と同じ結果になりません。

  6. 比較演算子として「相似」または「相似でない」を選択した場合は、データを比較する値を入力します。「間」を選択した場合は、範囲を定義する2つの値を入力します。日時別でフィルタ処理する場合は、入力するかわりに「日付および時間の選択」アイコンをクリックすることもできます。
  7. 「OK」をクリックします。

    ビューの右上隅に、ビューがフィルタされていることを示すフィルタ・アイコンが表示されます。

2.3.3 ビューのアクティブ・データの有効化

アクティブ・データは、データの連続的な集計、または定義された時間ウィンドウ内のデータ・セグメントの表示を行います。時間ウィンドウ内での時間の経過に伴い、古いデータがビューから削除され新しいデータが追加されます。

アクティブ・データは、基本的な、面、棒、折れ線、コンボ、円、散布図およびバブルのビューでのみサポートされています。これらのビュー・タイプの他のバリエーションでは、アクティブ・データはサポートされていません。ただし、アクティブ・データは、ゲージ・ビューと、点テーマおよびGPSテーマ・ジオマップのビューのすべてのバリエーションでサポートされています。

アクティブ・データは、横棒、KPIウォッチリスト、ツリーマップおよび色テーマ・ジオマップの各ビューではサポートされていません。

アクティブ・データは外部データ・オブジェクトではサポートされていません。

アクティブ・データのタイム・スライスは、「プリファレンス」のタイムゾーンによって制御されません。アクティブ・データの時間はUTCに基づいています。

アクティブ・データを構成するには:

  1. ビューの右上隅にある「ランタイム・フィルタおよびアクティブ・データ・プロパティ」(ギア)アイコンをクリックします。
  2. 「アクティブにする」タブを選択します。
  3. 「この問合せを連続した問合せにする」ボックスを選択します。
  4. データ集計(平均、合計などの計算)をアクティブにするには、次の設定を指定します。
    • アクティブ・データ縮小: オプションで、連続的なデータ集計を有効にするには、このボックスを選択します。

    • 間隔: ビューで集計結果を更新する頻度を指定します。

    • 単位: 「間隔」に、「日」、「時間」、「分」または「秒」を選択します。

    「間隔」および「単位」を変更すると、新しいデータ・スナップショットは、間隔が終了した場合にのみレンダリングされます。たとえば、間隔が1分に設定されている場合、新しいスナップショットが1分後に表示されてから、アクティブ・データ縮小が発生します。

  5. 時間ウィンドウを定義するには、次の設定を指定します。
    • 時間ウィンドウを使用: オプションで、データが更新される期間および頻度を定義するには、このボックスを選択します。たとえば、過去1時間に完了したコールの数を10分ごとに更新できます。

    • スライド範囲のベース: ローリング・ウィンドウの計算が基準とする日付または時間の列。たとえば、コール開始時刻を選択した場合、指定したセルがローリング・ウィンドウ期間内かどうかがシステムによって判別されます。

      この設定は、選択したデータ・オブジェクトがリレーションである場合のみ表示されます。これは、ストリーム・データ・オブジェクトではサポートされていません。

    • 範囲長: データが表示される過去から現在までの時間。範囲の例は、過去30分または過去24時間などです。

    • 更新間隔: ローリング・ウィンドウ内の結果が更新される頻度。

    • 単位: 「範囲長」および「更新間隔」に、「日」、「時間」、「分」または「秒」を選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

2.3.4 ビューのディメンションの変更

ディメンションは、数値データ・フィールド値が平均または合計などの集計用にグループ化するカテゴリです。たとえば、売上の合計は地域によってまたは営業担当によってグループ化できます。

「アクティブ・データ」が有効な場合、ディメンションは変更できません。

時系列を使用する問合せに基づくビュー内のディメンションは変更できません。詳細は、「時間グループまたは時系列の使用」を参照してください。

ビューのディメンションを変更するには:

  1. ビューの右上隅にある「ディメンションの変更」(下向き矢印)アイコンをクリックします。
  2. 含めるディメンションの左側にあるボックスを選択します。

    「日時」フィールドはサポートされていません。

  3. 「OK」をクリックします。

    ビューのX-軸は、選択したディメンションに応じて変わります。

2.3.5 ビュー・データの確認

Oracle BAMビューには次の4つのタイプのドリルがあります。

  • ドリルダウン: 1つ下のレベルの階層データを表示します。たとえば、国の売上の合計をドリルダウンして、州または都道府県ごとの売上の合計を表示できます。ドリルダウンするには:

    • ドリルダウンするデータ・ポイント、棒、ノードまたは円グラフの区分をクリックします。

    • データ・ポイント、棒、ノード、円グラフの区分、または「縮小リスト」行を右クリックし、メニューからドリル・レベルを選択します。

  • ドリルアップ: 1つ上のレベルの階層データを表示します。ドリルダウンした後、ドリルアップして戻ることができます。ドリルアップする手順は、次のとおりです。

    • データ・ポイント、棒、ノード、円グラフの区分、または「縮小リスト」行を右クリックし、メニューからドリル・レベルを選択します。

    • データ・ポイント、棒、ノード、円グラフの区分、または「縮小リスト」行を右クリックし、「ホーム」を選択して、ビューの最初のドリル・レベルに戻ります。

  • ドリル・スルー: 階層の最下位レベルの実際のデータを表示します。たとえば、売上の合計をドリル・スルーすると、個々の売上を表示できます。ドリル・スルーする手順は、次のとおりです。

    • データ・ポイント、棒または円グラフの区分をクリックして、データをドリル・スルーするまでドリルダウンします。

    • データ・ポイント、棒、円グラフの区分、「縮小リスト」行またはゲージを右クリックして、メニューから「詳細の表示」を選択します。

  • ドリル・アクロス: ターゲット・ダッシュボードまたはURLを新しいブラウザ・ウィンドウで表示します。すべてのビューにドリル・アクロス・ターゲットがあるわけではありません。ドリル・アクロスするには、ビューを右クリックし、ターゲット名を選択します。

ドリル時にはアクティブ・データは停止され、その後再開されます。

注意:

面、折れ線またはコンボ・ビューで、1つのデータ・ポイントのみが含まれるレベルにドリルダウンすると、線は描画されず、ドリルアップは実行できません。ビューをリストアするには、ドリルを適用するフィルタを削除します。詳細は、「ビューのランタイム・データのフィルタリング」を参照してください。

2.3.6 アクションの表示

1つ以上のカスタム・アクションがビューに構成されている場合、緑色の三角形が含まれる正方形アイコンが右上隅に表示されます。このアイコンをクリックしてアクションの名前を表示し、アクションを選択します。

すべてのビューには次のアクション・タイプがあります。

  • 「ダッシュボードを開く」は、新規ブラウザ・ウィンドウで、指定されたダッシュボードを開きます。

  • 「URLを開く」は、新規ブラウザ・ウィンドウで、指定されたURLを開きます。

  • 「ビューのリフレッシュ」で、最新のデータおよびプロパティを使用してビューを再表示します。

  • 「確認メッセージの表示」で、アクションを実行する前に、確認メッセージ・ダイアログを表示します。

アクション・リスト・ビューには次の追加アクション・タイプがあります。

  • 「挿入」はデータを挿入します。

  • 「更新」はデータを更新します。

  • 「保存」は、「アクション・リスト」に対して行われたすべての変更を保存します。

  • 「削除」は、選択した行を「アクション・リスト」から削除します。

2.3.7 ビューからのデータのエクスポート

このトピックでは、ビューアとしてデータをビジネス・ビューからエクスポートする方法を説明します。

ビジネス・ビューからデータをエクスポートするには:
  1. ビューの右上隅にあるエクスポート・ボタンをクリックします。
  2. 結果のCSVファイルをローカル・デスクトップに保存します。
    このCSVファイルは標準のテキスト・エディタで開くことができます。