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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2BおよびHealthcareのインストールと構成
12c (12.1.3)
E59409-01
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1 B2BとHealthcareのインストールのプランニング

この章では、B2BとHealthcareのインストールと構成を行う準備について説明します。

製品インストールやドメイン構成の途中または後で問題が発生しないよう、十分に確認する必要がある様々なトピックを扱います。

この章の構成は、次のとおりです。

1.1 このドキュメントの使用

この項には次のトピックが含まれます:

1.1.1 標準インストール・トポロジの最初の使用

ここでは、B2BとHealthcareの標準インストール・トポロジ(図1-1図1-2)の作成について説明します。これらのトポロジを高可用性を備えたセキュアなトポロジに拡張し、本番システムに適したものにすることができます。

標準インストール・トポロジはこの製品のトポロジ例であり、このトポロジのみがサポートされるわけではありません。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の「標準インストール・トポロジの理解」を参照してください。

1.1.2 アップグレード・シナリオでのこのドキュメントの使用

アップグレード手順の一部としてB2BとHealthcareをインストールする場合は、このガイドの手順に従ってソフトウェアをインストールしてください。ただし、構成ウィザードを実行してWebLogicドメインを作成しないでください。

ソフトウェアのインストール後は、Oracle SOA SuiteとBusiness Process Managementのアップグレードを参照してください。

1.1.3 このドキュメントを使用したドメインの拡張

このドキュメントの手順は新しいドメインを作成する方法を説明したもので、使用中のシステムにその他のOracle Fusion Middleware製品はインストールされていないことを前提としています。インストールおよびドメイン作成の手順のすべてがこの前提に基づいています。

その他のOracle Fusion Middleware製品がすでにシステムにインストールされている場合(たとえば、Oracle Fusion Middleware InfrastructureまたはSOA Suiteをすでにインストールしていて、ドメインが稼働している場合)、同じ手順を使用して既存のドメインを拡張できます。その場合は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の同じドメインでの複数製品のインストールに関する項にある重要な情報を参照してください。

新しいドメインを作成しているときに、この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行ってから、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。

1.1.4 構成オプションの理解

このドキュメントは、次のオプションでOracle B2BおよびHealthcareを構成するために使用できます。

  • WebLogicドメイン内のOracle B2B

    B2Bインストール・タイプを選択した後、構成時にB2Bテンプレートを選択して標準のWebLogicドメインを作成します。

  • WebLogicドメイン内のHealthcare

    Healthcareインストール・タイプを選択した後、構成時にHealthcareテンプレートを選択してHealthcare用の標準のWebLogicドメインを作成します。

  • HIPAA準拠のHealthcare

    B2Bインストール・タイプを選択し、構成時にB2Bテンプレートも選択します。ドメインを構成した後でも、B2Bユーザー・インタフェースを使用してHIPAA (healthcare)ドキュメントを交換できます。B2Bだけを構成し、Healthcareライブラリを構成せずにHealthcareを利用したい場合は、この構成オプションを使用できます。

詳細は、1.8項を参照してください。

1.2 標準インストール・トポロジの理解

この項には次のトピックが含まれます:

1.2.1 B2Bの標準インストール・トポロジの理解

図1-1にB2Bの標準インストール・トポロジを示します。

図1-1 B2Bの標準インストール・トポロジ

図1-1の説明が続きます
「図1-1 B2Bの標準インストール・トポロジ」の説明

1.2.2 Healthcareの標準インストール・トポロジの理解

図1-2にHealthcareの標準インストール・トポロジを示します。

図1-2 Healthcareの標準インストール・トポロジ

図1-2の説明が続きます
「図1-2 Healthcareの標準インストール・トポロジ」の説明

1.2.3 標準インストールのトポロジ図に示された要素の理解

表1-1は、図1-1図1-2で示したトポロジ図内の各要素の説明です。

表1-1 B2BとHealthcareの標準インストール・トポロジに含まれる要素の説明

要素 説明と追加ドキュメントへのリンク

APPHOST

アプリケーション層をホストしているマシンを示す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。

DBHOST

データベースをホストしているマシンを示す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。

WebLogicドメイン

論理的に関連するJavaコンポーネントのグループ(ここでは管理サーバー、管理対象サーバーおよびその他の関連するソフトウェアコンポーネント)。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle WebLogic Serverドメインの概要に関する項を参照してください。

管理サーバー

ドメインの構成オブジェクトをメンテナンスし、管理対象サーバーへの構成変更を分散させる、ドメインの中央制御エンティティ。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理サーバーの概要に関する項を参照してください。

Enterprise Manager

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control。ドメインを管理するために使用する主要ツール。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control」を参照してください。

クラスタ

同時に稼働し連携する、複数のWebLogic Serverインスタンスの集合。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。

マシン

1つまたは複数のWebLogic Serverインスタンス(サーバー)をホストするコンピュータを論理的に表現するもの。マシンは、ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動または停止するためにWebLogicの管理対象サーバーとノード・マネージャを論理的に結び付けるものでもあり、管理対象サーバーはマシンに関連付けされている必要があります。

管理対象サーバー

アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよび関連リソースをホストします。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。

インフラストラクチャ

次のものを含むサービスの集合:

  • Metadata Repository (MDS)

    これにはOracle Application Developer Frameworkなどの、Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのメタデータが含まれます。

    詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のメタデータ・リポジトリの概要に関する項を参照してください。

  • Oracle Application Developer Framework (Oracle ADF)

  • Oracle Web Services Manager (OWSM)

SOA

次を含むOracle SOA Suiteサービスの集合。

  • SOAコア・コンポーネント

  • Oracle Enterprise Scheduler

  • BAMコンポーネント

  • Foundation Pack

  • Managed File Transferインタフェース

  • イベント処理

  • SOA用のEnterprise Managerプラグイン

  • BAM用のEnterprise Managerプラグイン

  • ESS用のEnterprise Managerプラグイン


1.3 標準インストール・トポロジのインストールと構成のロードマップ

このガイドでは、標準インストール・トポロジをインストールして構成するために必要なすべての手順について説明します。このトポロジの変更バージョンを作成する場合に使用できる補足情報への参照も、ガイドの手順内に記載されています。

表1-2に、このトポロジをインストールして構成するために必要な手順を示します。

表1-2 B2BとHealthcareのインストール・ロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

システム環境の確認

インストールの前に、最小限のシステム要件およびネットワーク要件を満たしていることを確認します。

第1.4項を参照してください。

適切なディストリビューションの入手

B2BとHealthcareのどちらにも、既存のOracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャのインストールとOracle SOA Suiteが必要です。B2BとHealthcareは、Oracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャおよびOracle SOA Suiteと同じOracleホームにインストールされている必要があります。

B2BおよびHealthcareのための個別のディストリビューション(fmw_12.1.3.0.0_b2b.jar)があります。

第1.5項を参照してください。

インストール・ディレクトリの決定

作成する必要があるディレクトリが作成されているか、またはインストーラからアクセスでき、最小要件を満たすシステムに存在していることを確認します。

B2BとHealthcareは、Oracle Fusion MiddlewareインフラストラクチャとOracle SOA Suiteを格納している既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。

Oracle Fusion Middlewareの理解の主要なOracle Fusion Middlewareディレクトリの場所に関する項を参照してください。

Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストール

Oracle Fusion Middleware Infrastructureをインストールして、B2BおよびHealthcare用のOracleホーム・ディレクトリを作成します。

Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストールおよび構成を参照してください。

Oracle SOA Suiteをインストールします

B2BとHealthcareをインストールする前に、Oracle SOA Suiteをインストールする必要があります。

『Oracle SOA Suite FoundationおよびBusiness Process Managementのインストールと構成』を参照してください。

ソフトウェアをインストールします

Oracle Universal Installerを実行してB2BとHealthcareをインストールします。

ソフトウェアのインストールにより、使用しているシステムにソフトウェアが転送され、Oracleホーム・ディレクトリが作成されます。

第2章を参照してください。

データベース・プロファイルの選択と、Oracle SOA SuiteおよびHealthcareの統合要件の確認

必要なスキーマをデータベースにインストールする前に、Oracle SOA SuiteとOracle B2BおよびHealthcareスキーマ用に設定する必要があるカスタム変数に関する情報を確認します。

第1.9項を参照してください。

スキーマの作成

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、構成に必要なスキーマを作成します。

第3.1項を参照してください。

WebLogicドメインの作成

構成ウィザードを使用してWebLogicドメインの作成および構成を行います。

B2BまたはHIPAAのトポロジを作成する場合は、第3.2項を参照してください。

Healthcareのトポロジを作成する場合は、第4章を参照してください。

高可用性のためのドメインの管理と準備

ドメインを管理するための追加のツールおよびリソースを確認し、可用性が高くなるようにドメインを構成します。

第5章を参照してください。


1.4 システム環境の検証ロードマップ

表1-3には、インストールおよび構成のプロセスを開始する前に、よく読んで理解しておく必要のある重要な情報が記載されています。ここでは、B2BとHealthcareのインストールと構成に備えて、適切な環境を整えるために実行する必要のある重要なタスクとチェックを示します。

表1-3 システム環境の検証ロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

動作保証およびシステム要件を確認します

インストールおよび構成について、ご使用のオペレーティング・システムが動作保証され適切に構成されることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する項を参照してください。

適切なインストール・ユーザーを特定します

インストール・ユーザーが、ソフトウェアをインストールおよび構成するための適切な権限を持っていることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。

目的のシステムでインストール・ディレクトリおよび構成ディレクトリを選択します

推奨ディレクトリ構造に従って、インストールおよび構成に必要なディレクトリが作成できることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

動作保証されたJDKをインストールします

配布のインストール・プログラムは、ご使用のシステムで動作保証されたJDKを必要とします。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のJDKのインストールに関する項を参照してください。

Oracleデータベースをインストールして構成します

WebLogicドメインを構成するには、B2BとHealthcareで必要なスキーマ用に適切に構成された動作保証済みデータベースへのアクセス権を持っている必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証されたデータベースのインストールおよび構成に関する項を参照してください。


1.5 製品の配布の理解と入手

Oracle Fusion Middleware Infrastructure、Oracle SOA、Oracle B2BおよびHealthcareのディストリビューションは、.jarファイルとして入手できます。このディストリビューションをインストールして構成するには、動作保証されたJDKをシステムにインストールしておく必要があります。


ヒント:

配布の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の製品の配布の理解と入手に関する項を参照してください。


配布の入手方法は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の製品の配布の入手に関する項を参照してください。

1.6 インストール・チェックリストの確認

表1-4は、Oracle B2BまたはHealthcareのインストール時に知っておく(または決定する)必要がある重要な項目を示したものです。

表1-4 インストール・チェックリスト

情報 値の例 説明

JAVA_HOME

/home/Oracle/jdk7_55/jdk1.7.0_55

Java JDK 1.7ホーム・ディレクトリを指す環境変数。

データベースのホスト名

examplehost.exampledomain

データベースを実行しているホストの名前とドメイン。

データベース・ポート

1521

データベースがリスニングしているポート番号。デフォルトのOracleデータベース・リスニング・ポートは1521です。

データベース・サービス名

orcl

Oracleデータベースには一意のサービス名が必要です。デフォルトのサービス名は、orclです。

DBAユーザー名

SYS

データベース管理権限を持つユーザーの名前。OracleデータベースのデフォルトのDBAユーザーは、SYSです。

DBAパスワード

ExamplePassword1

データベース管理権限を持つユーザーのパスワード。

ORACLE_HOME

/home/Oracle/product/Oracle_Home

ソフトウェアのインストール先ディレクトリ。このディレクトリには、Oracle Fusion Middleware Infrastructure、Oracle B2BまたはHealthcare、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteが(必要に応じて)含まれます。

WebLogic Serverのホスト名

examplehost.exampledomain.com

Oracle WebLogic ServerとOracle B2BおよびHealthcareコンソールのホスト名。

コンソール・ポート

7001

Oracle WebLogic ServerとOracle B2BおよびHealthcareコンソールのポート。

DOMAIN_HOME

/home/Oracle/config/domains/b2b_domain

ドメイン・データの格納場所。

APPLICATION_HOME

/home/Oracle/config/applications/b2b_domain

アプリケーション・データの格納場所。

WebLogicドメインの管理者のユーザー名

weblogic

Oracle WebLogic Serverの管理権限を持つユーザーの名前。デフォルトの管理者ユーザーは、weblogicです。

管理者ユーザーのパスワード

ExamplePassword1

Oracle WebLogic Serverの管理権限を持つユーザーのパスワード。

$FTP_ROOT

${ORACLE_HOME}/b2b/ftp_root

埋込みFTPサーバーのルート・ディレクトリ。

FTPポート

7021

埋込みFTPサーバーのポート。

RCUユーティリティ

ORACLE_HOME/oracle_common/bin

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)へのパス。

RCUスキーマの接頭辞

b2bまたはhc

Oracle B2BおよびHealthcareによって使用されるデータベース・スキーマ名の接頭辞。

RCUスキーマのパスワード

ExamplePassword1

Oracle B2BおよびHealthcareによって使用されるデータベース・スキーマのパスワード。

Configユーティリティ

ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

ドメインを作成し構成するための構成ウィザードへのパス。


1.7 Oracle B2Bについて

Oracle B2Bは、企業と取引パートナ間における安全で信頼性の高いビジネス・ドキュメントの交信を可能にするE-Commerceゲートウェイです。Oracle B2Bでサポートされている業界標準のE-Commerceプロトコルのリストについては、B2Bのユーザーズ・ガイドのB2Bでサポートされているプロトコルに関する項を参照してください。

ただし、一部のOracle B2B機能は標準インストールに含まれているので、Oracle B2Bをインストールしてコンパクト・ドメインを構成しなくても、Oracle B2Bの制限付きバージョンをアクティブ化できます。これらの制限付きOracle B2B機能を使用した場合は、カスタム・ドキュメントのみを交換できます。

1.8 Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationについて

Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationでは、ヘルスケア・データを処理するアプリケーションの設計、作成および管理にOracle SOA Suiteのいくつかの機能が使用されます。X12 HIPAAのユースケースについては、1.7項で説明されているOracle B2Bの完全インストールを使用できます。ただし、HL7ドキュメントを使用しているヘルスケア・プロバイダの場合は、Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationソフトウェアをインストールする必要があります。このソフトウェアは、Healthcare Integration JDeveloperアダプタとHealthcare Integrationユーザー・インタフェースで構成されており、カスタマイズされたWebベースのコンソールを使用してHL7ドキュメントを設計、モニタリング、管理できます。Oracle SOA Suite for Healthcare IntegrationをOracleホームにインストールし終えた時点でのデフォルトは、Oracle B2Bユーザー・インタフェースです。Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースを使用する場合は、インストール後と構成時に次の2つのタスクを実行する必要があります。

  1. ドメイン構成ウィザードを実行する前に、RCUを使用してカスタム変数を設定します。

  2. ドメインの構成時に、Oracle SOA Suite for Healthcare Integration固有のテンプレートを選択します。

この2つのタスクを実行しないと、Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースは正しく機能しません。これらの構成の詳細は、第1.9.2項を参照してください。

1.9 Oracle B2BおよびHealthcareに必要なカスタム変数について

Oracle B2BおよびHealthcareソフトウェアをインストールしたら、Oracle WebLogicドメインを構成するためにデータベース・スキーマを作成する必要があります。Oracle B2BまたはHealthcareスキーマをインストールする際には、2つのカスタム変数を設定するよう求めるメッセージが表示されます。これらの変数は、これらのスキーマがデータベース内でどのように作成されるかに影響します。そのため、スキーマをインストールする前に、次に示す情報を確認しておく必要があります。ここに示すトピックは、どちらも第3章タスク6「カスタム変数の指定」に関連しています。

1.9.1 データベース・プロファイル・カスタム変数について

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の「カスタム変数」画面にある、データベース・プロファイル・カスタム変数を使用すると、SOAインフラストラクチャ・スキーマをインストールするデータベースに関する予測サイズまたはプロファイルを確認できます。Oracle SOA Suite構成に必要なデータベースのサイズを推定する場合は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』のデータベース増加管理戦略の開発に関する項に記載された情報を考慮に入れてください。

データベース・プロファイルとして「SMALL」または「MEDIUM」と入力すると、スキーマの作成時に、RCUは特別なアクションを実行します。「SMALL」「MEDIUM」オプションは、情報提供の目的にのみ入力する必要があります。

データベース・プロファイルとして「LARGE」を入力すると、RCUは、間隔パーティション化というOracleデータベースの機能を使用して、SOAインフラストラクチャ・スキーマを作成します。間隔パーティション化により、多数のコンポジット・アプリケーションを処理する必要がある場合に、データベースの効率が向上します。「LARGE」データベース・プロファイルを入力すると、RCUは、Oracle SOA Suiteの削除スクリプトとガイドラインでサポートされる方法で、間隔パーティション化した表を作成します。

データベースのパーティション化に関する詳細は、Oracle Database VLDBおよびパーティション化ガイドで、次の内容に関する項を参照してください。

  • パーティション化の概念

  • 間隔パーティション化

1.9.2 Healthcare Integrationカスタム変数について

Healthcare Integrationユーザー・インタフェース使用する予定がない場合は、Healthcare Integrationカスタム変数の値として「NO」を入力します。Healthcare Integrationユーザー・インタフェースを使用する予定がある場合は、「YES」を選択します。それ以外の場合は、Healthcare Integrationユーザー・インタフェースをインストールして構成しても正しく機能しなくなります。詳細は、Oracle SOA Suite Healthcare Integrationユーザーズ・ガイドのOracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースの使用方法に関する項を参照してください。

Healthcare Integrationカスタム変数の値として「YES」を入力すると、RCUは、データベース内に追加のマテリアライズド・ビューを作成します。Healthcare Integrationユーザー・インタフェースには、このビューが必要になります。「NO」を入力した場合は、次に示すSQLスクリプトをデータベースで実行することで、これに該当する追加のスキーマ構成タスクを後から実行できます。このスクリプトは、B2Bインストール・タイプにHealthcareを選択すると、Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームにインストールされます。

ORACLE_HOME/common/sql/soainfra/sql/oracle/b2b_mv.sql