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Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのアップグレード
12c (12.1.3)
E57555-04
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7 AIAFP 11gからSOAコア拡張機能12cを含むSOAへのアップグレード

この章では、Application Integration Architecture Foundation Pack (AIAFP) 11gのアップグレード手順について説明します。12cでは、AIAFPはSOAコア拡張機能と呼ばれます。

この章では、次のタスクについて説明します。


注意:

現時点でOracle Application Integration Architecture Foundation Pack (AIAFP) 11gリリース1 (11.1.1.7)を実行している場合は、アップグレードを行う前に、パッチRUP 2 (17553612)および個別パッチ(18464591)以降を適用する必要があります。

Oracle Application Integration Architecture Foundation Pack 11g (11.1.1.6)を実行している場合は、RUP5 (17423167)を適用する必要があります。

サポートされている開始点の詳細は、第1.2項「SOA 12c (12.1.3)アップグレードの開始点の理解」を参照してください。


7.1 SOA拡張機能12c (12.1.3)へのアップグレード

「SOA SuiteおよびBusiness Process Management 12c (12.1.3)のアップグレード」で説明する手順に従って、Oracle Application Integration Architecture Foundation Pack 11gを含むSOAを、SOAコア拡張機能12c (12.1.3)を含むSOAにアップグレードします。

AIAFPのアップグレード時には、次に示す追加のオプションに注意してください。

アップグレード・アシスタントの画面 説明および必要なアクション
使用可能なコンポーネント タスク2「スキーマをアップグレードする」でスキーマをアップグレードするときは、次に示すように、「使用可能なコンポーネント」画面でSOAコア拡張機能を選択していることを確認します。1213_ua_schemas_avail_comp_sce.pngの説明が続きます
図1213_ua_schemas_avail_comp_sce.pngの説明
11g AIAFPの詳細 第3.6項「アップグレード・アシスタントを使用したドメイン・コンポーネント構成のアップグレード」に記載されたタスクを実行するときは、次に示すように、11g AIAFPの詳細画面で、11g AIAFPディレクトリの場所とインスタンス名を入力する必要があります。1213_ua_aiafp_details.pngの説明が続きます
図1213_ua_aiafp_details.pngの説明
SCEクラスタの構成 SOA 11gクラスタにAIAFP 11gがインストールされている場合は、共有ディレクトリの場所を指定する必要があります。sce_cluster.pngの説明が続きます
図sce_cluster.pngの説明

7.2 SOAコア拡張機能のアップグレード後タスクの実行

SOAコア拡張機能12c (12.1.3)へのアップグレード後には、次に示すアップグレード後タスクを実行する必要があります。

7.2.1 不要なAIAユーザーおよびグループのSOAコア拡張機能からの削除(オプション)

AIAFP 11gから商標変更されたSOAコア拡張機能12c (12.1.3)へのアップグレードの一環として、廃止された11g AIAのユーザーとグループの一部が非推奨にされています。このようなユーザーとグループは、削除してもかまいません。

アップグレード・アシスタントを実行して、SOAコア拡張機能12c (12.1.3)への構成のアップグレードを行うと、インストールされるantスクリプトを実行できるようになります。このスクリプトでは、次に示すように、該当する不要なユーザーとグループを削除できます。

タスク1   管理サーバーおよびSOA管理対象サーバーを起動します。

管理サーバーを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は次を実行します。

./startWebLogic.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合は次を実行します。

startWebLogic.cmd

SOA管理対象サーバーを起動するには、Oracle Fusion Middleware Controlにログインして、管理対象サーバーの起動に関する項の手順を実行します。

タスク2   次のコマンドを使用して環境変数を設定します。

次のコマンドを使用して、SOAコア拡張機能環境変数を設定します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

cd <Domain_Home>/soa/aiafp/bin
./aiaenv.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合:

cd <Domain_Home>/soa/aiafp/bin
aiaenv.bat
タスク3   次のantスクリプトを実行して、不要なセキュリティ構成を削除します。

antは、FMW 12.1.3.0.0の一部として、MW_HOME/oracle_common/modules/org.apache.ant_1.9.2にインストールされており、前の手順でPATHに追加されています。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

ant -f $SOA_HOME/aiafp/Install/config/PostUpgrade.xml

Windowsオペレーティング・システムの場合:

ant -f  %SOA_HOME%/aiafp/Install/config/PostUpgrade.xml

注意:

  • ログ・ファイルは$DOMAIN_HOME/soa/aia/logsディレクトリにあります。

  • このスクリプトを実行すると、ユーザーAIAIntegrationAdminが削除されます。

  • このスクリプトを実行すると、グループAIALifecycleUser、AIALifecycleDeveloperおよびAIALifecycleInstallDeveloperが削除されます。

  • 失敗モード: デプロイ・プランの内部でタスクの実行に失敗すると、スクリプトは最初のエラー発生時に失敗の状態で終了し、失敗の内容をログに出力します。