Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成 12c (12.1.3) E56221-02 |
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この章では、Oracle Fusion Middleware InfrastructureのWebLogic Serverドメインを作成および構成する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
Fusion Middleware Infrastructureドメインを構成する前に、このリリースのOracle Fusion Middlewareで使用する動作保証されたデータベースに、次のスキーマをインストールする必要があります。
Metadata Services (MDS)
Audit Services (IAU)
Audit Services Append (IAU_APPEND)
Audit Services Viewer (IAU_VIEWER)
Oracle Platform Security Services (OPSS)
User Messaging Service (UMS)
WebLogic Services (WLS)
Call Control (UCSCC)
Service Table (STB)
これらのスキーマを、この項の手順に従ってインストールします。
動作保証されたデータベースを適切にインストールして構成し、そのデータベースを起動して稼働させておく必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の「データベースおよびデータベース・スキーマのインストール」を参照してください。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動するには:
システムのORACLE_HOME
/oracle_common/bin
ディレクトリに移動します。
次の手順でRCUを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./rcu
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
rcu.bat
Oracle Fusion Middleware Infrastructureドメインにスキーマを作成するには、この項の手順に従います。
「次へ」をクリックします。
データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っている場合は、「リポジトリの作成」画面で「システム・ロードおよび製品ロードの同時実行」を選択します。このドキュメントの手順では、必要な権限があることを想定しています。
データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。これによってSQLスクリプトが生成され、これをデータベース管理者が利用できます。『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。
ヒント: この画面のオプションの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のリポジトリの作成に関する項を参照してください。 |
「データベース接続の詳細」画面に、データベースに接続するためのRCUに関するデータベース接続の詳細が表示されます。
「次へ」をクリックして続行し、データベースへの接続が成功したことを通知するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。
ヒント: この画面のオプションの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のデータベース接続の詳細に関する項を参照してください。 |
スキーマに使用するカスタム接頭辞を指定した後、「AS共通スキーマ」を選択します。このセクションのすべてのスキーマが自動的に選択されます。
カスタム接頭辞は、これらのスキーマをこのドメインで使用するために論理的にまとめてグループ化するために使用されます。
ヒント: カスタム接頭辞の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。 マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください。 |
ヒント: ここで入力したカスタム接頭辞を書き留めておく必要があります。これは後でドメインの作成時に必要になります。 |
「次へ」をクリックして続行し、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを通知するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。
データベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを指定して確認します。
ヒント: この画面で設定したパスワードを書き留めておく必要があります。これは後でドメインの作成時に必要になります。 |
残りのRCU画面を最後までナビゲートし、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面が表示されたら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。
RCUおよびその機能と概念の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』を参照してください。
この項では、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成手順を説明します。ドメイン作成に使用できるその他の方法については、『構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインの作成、拡張、管理のためのその他のツールに関する項を参照してください。
この項では、次の項目について説明します。
ドメインの構成を開始するには、ORACLE_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリにナビゲートし、WebLogic Serverの構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./config.sh
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
config.cmd
Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート」メニューから「すべてのプログラム」を選択し、「Oracle」、「OracleHome」、「WebLogic Server 12c (12.1.3)」、「ツール」、「構成ウィザード」の順に選択することで構成ウィザードを起動することもできます。
トポロジにドメインを作成して構成するには、この項の手順に従います。
注意: この項で説明する手順と同じ手順を使用して既存のドメインを拡張することができます。手順に示された内容と要件が合わないときは、適切な内容を選択していることを確認し、その他の詳細について説明されているドキュメントを参照してください。 複数の製品を単一のドメインで構成する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の同じドメインにおける複数製品のインストールに関する項を参照してください。 |
「構成タイプ」画面で、「新規ドメインを作成します。」を選択します。
「ドメインの場所」フィールドで、使用するドメイン・ホーム・ディレクトリを指定します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』の「Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとは」にまとめられているディレクトリ構造(Oracleホーム・ディレクトリの外部にドメイン・ホームを置く)に従って、ドメイン・ホームを配置することをお薦めします。このディレクトリ構造によって、ソフトウェアをアップグレードまたは再インストールする必要があるときに問題が起きにくくできます。
ヒント: ドメイン・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のドメイン・ホームの選択に関する項を参照してください。 ソフトウェアの再インストールの詳細は、第5.8項を参照してください。 この画面の他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。 |
「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを作成(P)」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。
Oracle Enterprise Manager - 12.1.3.0 [em]]
このテンプレートを選択すると、次の依存性が自動的に選択されます。
Oracle JRF - 12.1.3.0 [oracle_common]
WebLogic Coherenceクラスタ拡張機能 - 12.1.3.0 [wlserver]
Oracle WSM Policy Manager - 12.1.3.0 [oracle_common]
ヒント: この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のテンプレートに関する項を参照してください。 |
「アプリケーションの場所」画面で、ドメインに関連するアプリケーションの格納先を選択します。この場所は、アプリケーション・ホーム・ディレクトリとも呼ばれます。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』の「Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとは」にまとめられているディレクトリ構造(Oracleホーム・ディレクトリの外部にアプリケーション・ホームを置く)に従って、アプリケーション・ホームを配置することをお薦めします。このディレクトリ構造によって、ソフトウェアをアップグレードまたは再インストールする必要があるときに問題が起きにくくできます。
ヒント: アプリケーション・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のアプリケーション・ホームの選択に関する項を参照してください。 ソフトウェアの再インストールの詳細は、第5.8項を参照してください。 この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のアプリケーションの場所に関する項を参照してください。 |
「管理者アカウント」画面で、ドメインのデフォルトのWebLogic管理者アカウントに対するユーザー名およびパスワードを指定します。
この画面で設定したユーザー名およびパスワードを書き留めておくことをお薦めします(これらの資格証明は、後でドメインの管理サーバーを起動して接続する際に必要になります)。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面:
「ドメイン・モード」フィールドで「本番(P)」を選択します。
「JDK」フィールドで「Oracle Hotspot JDK」を選択します。
この画面で「本番モード」を選択すると、ご使用の環境に高度なセキュリティが施され、アプリケーションのデプロイと管理サーバーの起動にユーザー名とパスワードが必要になります。
ヒント: 開発モードと本番モードの違いなど、この画面のオプションについては『構成ウィザードによるドメインの作成』のドメイン・モードとJDKに関する項を参照してください。 本番モードでは起動アイデンティティ・ファイルを作成することで、管理サーバーの起動時にユーザー名とパスワードの指定を省略できます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバーの起動アイデンティティ・ファイルの作成に関する項を参照してください。 |
この画面のフィールドをアクティブ化するには、「RCUデータ」を選択します。「RCUデータ」オプションによってデータベースおよびサービス表(STB)スキーマに接続し、ドメインの構成に必要なスキーマのスキーマ情報を自動的に受け取るように構成ウィザードで指定できます。
注意: この画面で「手動構成」を選択する場合、「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面で、スキーマのパラメータを手動で指定する必要があります。 |
「RCUデータ」を選択した後、次のフィールドを入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
DBMS/サービス |
データベースDBMS名を入力します。サービス・タイプ・ドライバを選択した場合はサービス名を入力します。 |
ホスト名 |
データベースをホストするサーバーの名前を入力します。 |
ポート |
データベースがリスニングしているポート番号を入力します。 |
スキーマ所有者 スキーマ・パスワード |
データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これはRCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに指定されたスキーマ(第3.1項「データベース・スキーマの作成」を参照)のユーザー名およびパスワードです。 デフォルトのユーザー名は |
データベース接続情報の指定が完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、処理が成功したことを示しています。
Connecting to the database server...OK Retrieving schema data from database server...OK Binding local schema components with retrieved data...OK Successfully Done.
ヒント: RCUデータオプションの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。 この画面のその他のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のデータソースのデフォルトに関する項を参照してください。 |
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面の値が、すべてのスキーマについて適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表には適切な値がすでに挿入されています。
ヒント: 可用性の高い環境で、Oracle RACデータベースに適したデータ・ソース構成を行うことに関する追加情報は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』における次の項を参照してください。
この画面のその他のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のJDBCコンポーネント・スキーマに関する項を参照してください。 |
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。
「ステータス」列の緑色のチェック・マークは、テスト結果が正常であったことを示します。何か問題があった場合は、画面の「接続結果ログ」セクションのエラー・メッセージを確認して問題を修正した後、接続を再度テストします。
ヒント: この画面のその他のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のコンポーネント・スキーマのテストに関する項を参照してください。 |
トポロジのドメイン構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択する必要があります。
管理サーバー
管理サーバーのアドレス・リスニングを適切に構成するために必要です。
ノード・マネージャ
管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence
管理対象サーバーとクラスタを構成し、マシンを構成して管理対象サーバーをマシンにターゲット設定するために必要です。
ヒント: 動的クラスタの構成については、次の内容を参照してください。
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「管理サーバー」画面で、「リスニング・アドレス」の横にあるドロップダウン・リストを選択し、管理サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」は使用しないでください。
「ノード・マネージャ」画面を使用して、構成するノード・マネージャのタイプおよびノード・マネージャ資格証明を選択します。
「ノード・マネージャ・タイプ」に「ドメインごとのデフォルトの場所」を選択し、ノード・マネージャ資格証明を指定します。
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のノード・マネージャに関する項を参照してください。 ノード・マネージャのタイプの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャの概要に関する項を参照してください。 |
「管理対象サーバー」画面で、2つの管理対象サーバーを作成します。
「追加」ボタンをクリックして新規に管理対象サーバーを作成します。
「サーバー名」列でinfra_server_1
を指定します。
「リスニング・アドレス」ドロップダウン・リストで、管理サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」は使用しないでください。
「サーバー・グループ」ドロップダウン・リストでJRF-MAN-SVRとWSMPM-MAN-SVRの両方を選択します。これら2つのサーバー・グループによって、Oracle JRFとOracle Web Services Manager (OWSM)のサービスが、作成中の管理対象サーバーにターゲット設定されます。
サーバー・グループは、定義されたアプリケーション・サービス・グループをそれぞれに定義されたサーバー・グループにマッピングすることで、Fusion Middlewareアプリケーションおよびサービスを1つ以上のサーバーにターゲット設定します。特定のサーバー・グループにマップされたアプリケーション・サービスは、そのグループに割り当てられたすべてのサーバーに自動的にターゲット設定されます。詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』のアプリケーション・サービス・グループ、サーバー・グループおよびアプリケーション・サービス・マッピングに関する項を参照してください。
WSM-CACHE-SVRサーバー・グループに関する注意: Oracle Web ServicesのNonceキャッシュはWSM-CACHE-SVRサーバー・グループにより自動的に構成され、大半のアプリケーションに適しています。Nonceは、SOAPリクエストで1回のみ使用できる一意の番号で、リプレイ攻撃を防止するために使用されます。Nonceキャッシュは、Webサービス・アプリケーションを実行する、追加された管理対象サーバーの台数に、無理なく合わせられます。 高度なキャッシュ構成の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のOracle CoherenceによるNonceのキャッシュに関する項を参照してください(Nonceキャッシュの使用とWSM-CACHE-SVRサーバー・グループに関する追加の説明があります)。 |
この手順をもう1度実行して、infra_server_2
という2つ目の管理対象サーバーを作成します。
2つ目の管理対象サーバーの構成は、高可用性のための標準トポロジを構成するために必要な手順の1つです。高可用性環境を作成しない場合、この手順は任意です。
高可用性の標準トポロジの詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のFusion Middlewareの標準HAトポロジの理解に関する項を参照してください。
ドメインを構成した後に高可用性を構成するための次の手順は、第4.3項を参照してください。
これらのサーバー名は、このドキュメント全体で使用します。異なる名前を指定した場合は、必要に応じて読み替えてください。
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。 |
「クラスタ」画面を使用して新規クラスタを作成します。
「追加」ボタンをクリックします。
「クラスタ名」フィールドでinfra_cluster_1
を指定します。
クラスタの「アドレス」フィールドは空白にしておきます。
デフォルトでは、クラスタのサーバー・インスタンスはユニキャストを使用して相互に通信します。クラスタの通信にマルチキャストを使用するように変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストの選択についての考慮事項に関する項を参照してください。
Fusion Middleware Controlを使用して新規にクラスタを作成することもできます。その場合、クラスタ通信(ユニキャストまたはマルチキャスト)は新規クラスタの作成時に構成できます。詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプで、クラスタの作成と構成に関する項を参照してください。
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のクラスタに関する項を参照してください。 |
「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用してinfra_server_1
およびinfra_server_2
を新規クラスタinfra_cluster_1
に割り当てます。
「クラスタ」ペインで、サーバーを割り当てるクラスタ(ここではinfra_cluster_1
)を選択します。
「サーバー」ペインで次のいずれかを実行してinfra_server_1
をinfra_cluster_1
に割り当てます。
infra_server_1
を1回クリックして選択し、右矢印をクリックして、「クラスタ」ペインの選択したクラスタの下(infra_cluster_1
)に移動します。
infra_server_1
をダブルクリックして、「クラスタ」ペインの選択したクラスタ(infra_cluster_1
)の下に移動します。
もう1度繰り返して、infra_server_2
をinfra_cluster_1
に割り当てます。
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のクラスタへのサーバーの割当てに関する項を参照してください。 |
「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。Coherenceクラスタのリスニング・ポートは、デフォルトのポート番号0のままにします。
注意: ユニキャスト・リスニング・ポートを0に設定すると、管理対象サーバー・ポート番号のオフセットが作成されます。オフセットは5000で、管理対象サーバー・ポート番号に割り当てられる最大許容値が65535ではなく60535であることを意味します。 |
詳細とCoherence構成の次の手順について表4-2を参照してください。
注意: Coherenceのライセンス情報については、『ライセンス情報』の「Oracle Coherence」を参照してください。 |
ドメインで新規にマシンを作成するには、「マシン」画面を使用します。ノード・マネージャでサーバーの起動と停止ができるようするために、マシンが必要です。
ヒント: 高可用性環境を作成する場合で、ターゲット・トポロジに必要なマシン・リストを把握している場合は、この項の次の手順に従って、ここですべてのマシンを作成できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のオプションのスケール・アウト手順に関する項を参照してください。 |
「追加」ボタンをクリックして、新規マシンを作成します。
「名前」フィールドでinfra_machine_1
を指定します。
「ノード・マネージャ・リスニング・アドレス」フィールドで、管理対象サーバーが構成されるマシンのIPアドレスを選択します。
localhost以外の特定のインタフェースを指定する必要があります。これによってCoherenceクラスタのアドレスが動的に算出されます。
「ノード・マネージャ・リスニング・ポート」フィールドのポートを確認します。
この例に示されているポート番号5556
は、このドキュメントの他の例にも使用されています。このポート番号は、使用するポート番号に必要に応じて読み替えてください。
注意: 既存のドメインを拡張する場合は、既存のドメインにサーバーを割り当てます。特に必要がないかぎり、新規にマシンを作成する必要はありません。 |
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のマシンに関する項を参照してください。 |
「サーバーのマシンへの割当」画面で、管理サーバーと管理対象サーバーを、作成した新規マシンに割り当てます。
「マシン」ペインで、サーバーを割り当てるマシン(ここではinfra_machine_1
)を選択します。
「サーバー」ペインで次のいずれかを実行してAdminServer
をinfra_machine_1
に割り当てます。
AdminServer
を1回クリックして選択し、右矢印をクリックして、「マシン」ペインの選択したマシンの下(infra_machine_1
)に移動します。
AdminServer
をダブルクリックして、「マシン」ペインの選択したマシン(infra_machine_1
)の下に移動します。
もう1度繰り返して、infra_server_1
とinfra_server_2
の両方をinfra_machine_1
に割り当てます。
ヒント: この画面のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』のマシンへのサーバーの割当てに関する項を参照してください。 |
作成しようとしているドメインの詳細な構成情報が「構成のサマリー」画面に表示されます。画面上の各項目の詳細について、情報が適切であることを確認します。
修正が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することによって前の画面に戻ることもできます。
「作成」をクリックするまでドメインの作成は開始されません。
ヒント: この画面のその他のオプションについては、『構成ウィザードによるドメインの作成』の構成のサマリーに関する項を参照してください。 |
構成したドメインに関する次の項目が「構成に成功しました」画面に表示されます。
ドメインの場所
管理サーバーURL
いずれの項目も後で必要になるため、メモしておいてください。ドメインの場所はノード・マネージャと管理サーバーを開始するために使用するスクリプトへのアクセスに必要で、URLは管理サーバーへのアクセスに必要です。
「終了」をクリックして構成ウィザードを終了します。
構成が完了したら次のように実行し、ドメインを管理できるツールにアクセスします。
注意: ドメインの管理に使用できるその他のツールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項を参照してください。 |
ドメインごとにノード・マネージャを起動するには、DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次のようにnohup
を使用してノード・マネージャを起動し、出力ファイルにnm.out
のようにします。
nohup ./startNodeManager.sh > nm.out&
Windowsオペレーティング・システムでは次を実行します。
startNodeManager.cmd
注意: Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによってシステムが再起動されるたびにノード・マネージャを自動的に起動できます。 詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のスタートアップ・サービスとしてのノード・マネージャの実行を参照してください。 |
ノード・マネージャのその他の構成オプションについては、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。
管理サーバーを起動するには、DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムでは次を実行します。
./startWebLogic.sh
Windowsオペレーティング・システムでは次を実行します。
startWebLogic.cmd
タスク5の「ドメイン・モードおよびJDK」画面で「本番モード」を選択した場合、タスク4の「管理者アカウント」画面での表示と同様に、管理者ユーザーのログイン資格証明を求めるプロンプトが表示されます。
ヒント: 管理サーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』の管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。 本番モードでは起動アイデンティティ・ファイルを作成することで、管理サーバーの起動時にユーザー名とパスワードの指定を省略できます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバーの起動アイデンティティ・ファイルの作成に関する項を参照してください。 |
管理サーバー・コンソールにアクセスすることによって、管理サーバーが起動されて実行中であることを確認できます。URLは、タスク19の「構成に成功しました」画面に表示されます。
注意: 本番スキーマをホストしているデータベースが起動されて稼働中であり、管理サーバーからアクセス可能であることを確認してください。 |
http://administration_server_host:administration_server_port/console
管理サーバーのデフォルトのポート番号は7001
です。
管理コンソールの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの使用のスタート・ガイドに関する項を参照してください。
管理対象サーバーを起動する手順は次のとおりです。
Oracle Fusion Middleware Controlにログインします。
http://administration_server_host:administration_server_port/em
管理サーバーのホストおよびポート番号は、「構成に成功しました」画面(タスク19)のURLに表示されたものです。管理サーバーのデフォルトのポート番号は7001
です。
ログイン資格証明は、「管理者アカウント」画面(タスク4)に表示されたものです。
「ターゲット・ナビゲーション」ペインから、矢印をクリックして管理対象サーバー(infra_server_1
およびinfra_server_2
)が表示されるまでドメインを展開します。
1つ目の管理対象サーバー(infra_server_1
)を選択します。
「WebLogic Server」メニューの横の「起動」を選択します。
ターゲット・ナビゲーション・ペインでドメイン名を選択し、起動して稼働中であるすべてのサーバーを表示します。
ヒント: Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用したOracle Fusion Middlewareの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle Fusion Middlewareの管理』を参照してください。 |
ドメインが適切に構成されていることを確認するには、第4.1項を参照してください。ドメインが適切に構成されていることを確認するには、この項に記載されているタスクを理解して実行する必要があります。