ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Managed File Transferのインストールと構成
12c (12.1.3)
E56219-02
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

2 Oracle Managed File Transferソフトウェアのインストール

この章では、Oracle Managed File Transfer (MFT)ソフトウェアのインストール方法を説明します。

インストールを開始する前に、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャが『Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』に説明されているとおりにインストールされていることを確認します。また、第1.4項で説明されている最小要件をすべて満たしていることを確認します。この章が終わるまでに、Managed File TransferソフトウェアがOracleホームにインストールされます。

この章は次の項で構成されています。

2.1 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システムにログインします。

  2. 動作保証されたJDKがシステムに存在していることがインストーラでは必要です。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページで12c (12.1.3)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。

  3. JAVA_HOME環境変数を、ご使用のシステム上の動作保証されたJDKの場所に設定します。この場所は、binより上のディレクトリにする必要があります。たとえば、JDKが/home/Oracle/JDK/jdk7_55/jdk1.7.0_55に配置されている場合は、次のようになります。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME /home/Oracle/JDK/jdk7_55/jdk1.7.0_55
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    set JAVA_HOME=C:\home\Oracle\JDK\jdk7_55\jdk1.7.0_55
    
  4. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  5. 次の例に示すとおり、ご使用のシステムのJDKディレクトリからjava実行可能ファイルを実行し、インストール・プログラムを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    $JAVA_HOME/bin/java -jar fmw_12.1.3.0.0_mft.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    %JAVA_HOME%\bin\java -jar fmw_12.1.3.0.0_mft.jar
    

注意:

インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。


インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の詳細は、第2.2項を参照してください。

2.2 インストール画面のナビゲート

インストール・プログラムでは表2-1に記載された順番で一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表2-1 Oracle Managed File Transferのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムで、初めてOracle製品をこのホストにインストールする場合にこの画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールでOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

この画面は、Windowsオペレーティング・システムでは表示されません。

ようこそ

これは、製品インストーラの開始画面です。

インストール場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。この場所には、すでにOracle Fusion Middlewareインフラストラクチャが含まれている必要があります。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

前提条件のチェック

この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告メッセージやエラー・メッセージが出力された場合、第1.4項に記載されている次のドキュメントのいずれかを参照できます。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを検証できます。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

進捗バーが100%に達すると、インストールが完了します。「終了」をクリックしてインストーラを終了するか、「次」をクリックして次の画面に進みます。

インストール完了

この画面には、完了したインストールについての要約が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


2.3 インストールの検証

インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。

2.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのインストール・ログ・ファイルの理解に関する項を参照してください。

2.3.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要なディレクトリに関する項を参照してください。

2.3.3 Oracleホームの内容の表示

Oracleホームの内容を、viewInventoryスクリプトを使用して表示することもできます。詳細は、Oracle Universal Installerを使用したソフトウェアのインストールに関するマニュアルのOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。