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Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール
12c (12.1.3) Oracle® Fusion Middleware
E56239-05
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7 サンプル・アプリケーションの実行

この章では、統合WebLogic Serverのデフォルト・ドメインを使用してOracle SOA Suite Quick Startディストリビューションのサンプル・アプリケーションをロードし、実行する方法を説明します。また、Oracle Process Management Suiteサンプル・アプリケーションの検索方法とOracle Event Processingプロジェクトの開始方法も説明します。

この章には次の項が含まれます:

7.1 Oracle SOA Suiteサンプル・アプリケーションProcessOrderの実行

この項では、SOA Quick Startデフォルト・ドメインでのOracle SOA Suiteコンポーネントを使用したサンプル・アプリケーションの実行方法を説明します。統合WebLogic Server、SOAコンポジットおよびOracle Service Busプロジェクトを使用して、クレジット・カードの確認などのオーダー処理を行うアプリケーションを実行します。

タスク1   アプリケーション・ファイルのダウンロードと解凍
  1. http://www.oracle.com/technetwork/middleware/soasuite/learnmore/soasuitesamplestutorials-2765831.htmlに移動します。e2e-1201-sample.zipをダウンロードします。

  2. e2e-1201-sample.zipをOracleホームの外部のフォルダに解凍します。こうすることにより、プロジェクト・ファイルを失わずにOracle JDeveloperインストールを削除できます。このzipファイルには、e2e-1201-composites-sample.zip、e2e-1201-servicebus-sample.zipおよびSampleOrder.xmlが含まれています。

  3. e2e-1201-composites-sample.zipおよびe2e-1201-servicebus-sample.zipを同じディレクトリに解凍します。ディレクトリにはOrderSample.xmlと2つのサブフォルダ(e2e-1201-compositesとe2e-1201-servicebus)が含まれるはずです。

    図samplefoldertop.gifの説明が続きます
    図samplefoldertop.gifの説明

    サブフォルダe2e-1201-compositesのディレクトリ構造は次のとおりです。

    sampledirectorycomposites.gifの説明が続きます
    図sampledirectorycomposites.gifの説明

    サブフォルダe2e-1201-servicebusのディレクトリ構造は次のとおりです。

    sampledirectoryservicebus.gifの説明が続きます
    図sampledirectoryservicebus.gifの説明

タスク2   JDeveloperおよび統合WebLogic Serverの起動

次のコマンドを使用してJDeveloperを起動します。

環境 実行コマンド
Linux
cd ORACLE_HOME/jdeveloper/jdev/bin
./jdev
Windows
CD ORACLE_HOME\jdeveloper\jdev\bin
jdeveloper.exe

メニューバーから「実行」を選択して統合WebLogic Serverを起動します。ドロップダウン・メニューから「サーバー・インスタンスの起動」を選択します(図7-1)。

図7-1 統合WebLogic Serverの起動

図7-1の説明が続きます
「図7-1 統合WebLogic Serverの起動」の説明

ログに次のメッセージが表示されれば、統合WebLogic Serverは正常に起動しています。

[SOA Platform is running and accepting requests
[IntegratedWebLogicServer started.]
タスク3   プロジェクト・ファイルのロード
  1. フォルダe2e-1201-compositesからe2e-1201-composites.jwsをロードします。

    opencompositeapp.gifの説明が続きます
    図opencompositeapp.gifの説明

    「警告」というタイトルのダイアログ・ボックスに、アプリケーション・ファイルをOracle JDeveloper 12.1.3.0.0のファイル形式に変換する際の警告が表示されます。「はい」をクリックして、ファイルを移行します。

    ファイルの移行が正常に完了すると、e2e-1201-compositesの内容が「アプリケーション」ペインにリストされます。

    loadedcomposites.gifの説明が続きます
    図loadedcomposites.gifの説明

  2. コンポジット名をクリックしてドロップダウン・メニューで「アプリケーションを開く」オプションを表示します。

    openappmenu.gifの説明が続きます
    図openappmenu.gifの説明

    このオプションを使用して、サブフォルダe2e-1201-servicebusからe2e-1201-servicebus.jwsをロードします。

    e2e-1201-servicebus.jwsの内容がe2e-1201-servicebusと同じ「アプリケーション」ペインにロードされます。

    loadedservicebus.gifの説明が続きます
    図loadedservicebus.gifの説明

    2つのアプリケーションを切り替えるには、「アプリケーションを開く」オプションにアクセスしたときと同じドロップダウン・メニューを使用します。

タスク4   SOAコンポジットValidatePaymentのデプロイ

このタスクではいくつかの手順を踏みます。

  1. 「アプリケーション」ドロップダウン・メニューで「e2e-1201-composites」に切り替えます。

  2. コンテンツ・リストで「validatePayment」を右クリックし、ポップアップ・メニューで「デプロイ」を強調表示します。続いて、「validatePayment」を選択して「デプロイメント・アクション」プロンプトを起動します。

    deploycompositesvp.gifの説明が続きます
    図deploycompositesvp.gifの説明

  3. 「デプロイメント・アクション」プロンプトは5つの画面で構成されています。

    • 「デプロイメント・アクション」画面では、「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」が自動的に強調表示されます。「次へ」をクリックします。

    • 「構成のデプロイ」画面では、画面の情報を確認します。「コンポジット・リビジョンをデフォルトとしてマークします」が選択されたままの状態で「次へ」をクリックします。

    • 「サーバーの選択」画面には、使用可能なサーバーがリストされます。「IntegratedWebLogicServer」がデフォルトで選択されていなければ選択します。「次へ」をクリックします。

    • 「SOAサーバー」ページでは、複数のサーバーが使用可能な場合、特定のサーバーをターゲット設定できます。「DefaultServer」は自動的に選択されます。「次へ」をクリックします。

    • 「サマリー」画面では、選択したデプロイメント・オプションを確認できます。「終了」をクリックします。

  4. JDeveloper画面の下部にあるメッセージ - ログ・ペインに次のテキストが表示されれば、コンポジットは正常にデプロイされています。

    Compilation of project 'ValidatePayment.jpr' finished.
    Successful compilation: 0 errors, 0 warnings.
    
タスク5   Service BusプロジェクトからのValidatePaymentのデプロイ

「アプリケーション」ドロップダウン・メニューを使用して「e2e-1201-servicebus」に切り替えます。

コンテンツ・リストで「ValidatePayment」を右クリックし、ポップアップ・メニューで「デプロイ」を強調表示します。続いて、「e2e-1201-servicebus_ValidatePayment_ServiceBusProjectProfile」を選択して「デプロイメント・アクション」プロンプトを起動します。

「デプロイメント・アクション」プロンプトは3つの画面で構成されています。

  1. 「デプロイメント・アクション」画面では、Service Busサーバーへのデプロイが自動的に強調表示されます。「次へ」をクリックします。

  2. 「サーバーの選択」画面で、「IntegratedWebLogicServer」がデフォルトで選択されていなければ選択します。「次へ」をクリックします。

  3. 「サマリー」画面では、選択したデプロイメント・オプションを確認できます。「終了」をクリックします。

タスク6   SOAコンポジットからのProcessOrderのデプロイ

アプリケーション・ドロップダウン・メニューで「e2e-1201-composites」を選択します。コンテンツ・リストで「ProcessOrder」を右クリックし、ポップアップ・メニューで「デプロイ」を強調表示します。続いて、「ProcessOrder...」を選択して「デプロイメント・アクション」プロンプトを起動します。

「デプロイメント・アクション」プロンプトは5つの画面で構成されています。

  1. 「デプロイメント・アクション」画面では、「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」が自動的に強調表示されます。「次へ」をクリックします。

  2. 「構成のデプロイ」画面では、画面の情報を確認します。「コンポジット・リビジョンをデフォルトとしてマークします」が選択されたままの状態で「次へ」をクリックします。

  3. 「サーバーの選択」画面には、使用可能なサーバーがリストされます。「IntegratedWebLogicServer」がデフォルトで選択されていなければ選択します。「次へ」をクリックします。

  4. 「SOAサーバー」ページでは、複数のサーバーが使用可能な場合、特定のサーバーをターゲット設定できます。「DefaultServer」は自動的に選択されます。「次へ」をクリックします。

  5. 「サマリー」画面では、選択したデプロイメント・オプションを確認できます。「終了」をクリックします。

タスク7   Service BusプロジェクトからのProcessOrderSBのデプロイ

アプリケーション・ドロップダウン・メニューで「e2e-1201-servicebus」を選択します。コンテンツ・リストで「ProcessOrderSB」を右クリックし、「デプロイ」を強調表示します。

「デプロイメント・アクション」プロンプトは3つの画面で構成されています。

  1. 「デプロイメント・アクション」画面では、Service Busサーバーへのデプロイが自動的に強調表示されます。「次へ」をクリックします。

  2. 「サーバーの選択」画面で、「IntegratedWebLogicServer」がデフォルトで選択されていなければ選択します。「次へ」をクリックします。

  3. 「サマリー」画面では、選択したデプロイメント・オプションを確認できます。「終了」をクリックします。

タスク8   Service Busの概要のオープン

「e2e-1201-servicebus」の下の「ProcessOrderSB」ノードを開きます。コンテンツ・リストで「ProcessOrderSB」を右クリックし、「開く」を選択します。

openprocessordersb.gifの説明が続きます
図openprocessordersb.gifの説明

これにより、プロジェクトのメイン・キャンバスにプロジェクトの概要が開きます。

図processordersb.gifの説明が続きます
図processordersb.gifの説明

「プロキシ・サービス」スイムレーンで「ProcessPS」ボックスを右クリックし、「実行」を選択します。これにより、プロキシ・サービス・テスト・アプリケーションがWebブラウザで起動します。

testpage.gifの説明が続きます
図testpage.gifの説明

タスク9   サンプル・ペイロードの入力

「ペイロード」フィールドの横にある「参照」ボタンを使用してSampleOrder.xmlを検索します。続いて、ページの上部にある「実行」ボタンをクリックします。

アプリケーションが実行されていることを示すポップアップ・ウィンドウが表示されます。

ページを更新すると、xmlフォームに入力されたすべての請求情報が表示されます。レスポンス・ドキュメントの見出しまでスクロール・ダウンし、「OrderNumber」が生成されているかどうかを確認します。生成されていれば、アプリケーションは正常に実行されています。

sampleresponse.gifの説明が続きます
図sampleresponse.gifの説明

これで、サンプル・アプリケーションが完了しました。SOA 12cの新機能の詳細は、SOA 12cエンドツーエンド(e2e)チュートリアル(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/soasuite/learnmore/soasuitesamplestutorials-2765831.html)をダウンロードしてください。

7.2 Oracle Business Process Management Suiteサンプル・アプリケーションの作成

エンドツーエンド・ローン・アプリケーションを構築するためのOracle Business Process Management Suiteチュートリアルについては、次のURLを参照してください。

https://java.net/projects/oraclebpmsuite12c/downloads/directory/Samples/Loan%20Application%20End%20to%20End.

7.3 JDeveloperによるOracle Event Processingプロジェクトの作成

12c (12.1.3)からは、Oracle JDeveloperがOracle Event Processingと互換になりました。Oracle JDeveloperでOracle Event Processingプロジェクトを構築および実行する方法は、Oracle Event Processingスタート・ガイドのOracle Event Processingプロジェクトの作成に関する項を参照してください。

7.4 次の手順

サンプル・アプリケーションを正常に実行できたら、次のアクションを実施できます。

アクション リソース
独自のアプリケーションを作成またはテストします。 Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のOracle JDeveloperによるアプリケーション開発のスタート・ガイドに関する項を参照してください。
現在のQuick Startディストリビューションを削除します。 このドキュメントの第8章を参照してください。
別のQuick Startディストリビューションをインストールします。 インストール可能な他のQuick Startディストリビューションについては、このドキュメントの第1章を参照してください。