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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのインストールと構成
12c (12.1.3)
E56228-03
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2 Oracle HTTP Serverソフトウェアのインストール

この章では、Oracle HTTP Serverソフトウェアをインストールする方法について説明します。

内容は次のとおりです。

2.1 インストール・プログラムの開始

インストール・プログラムを開始するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システムにログインします。

  2. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。

    • Linuxの場合:

      ./ohs_121300_linux64.bin

    • Windowsの場合:

      ohs_121300_win64.exe

      ohs_121300_win64.exeファイルをダブルクリックすることによっても、インストーラを開始できます。


    注意:

    実行権限のないohs_121300_linux64.binは実行できません。このコマンドを実行する前には、実行権限のチェックと付与を必ず行ってください。

    インストール・プログラムが表示されると、インストールの開始が可能です。

    各インストール・プログラム画面の説明については、第2.2項を参照してください。

2.2 インストール画面のナビゲート

表2-1では、インストール・プログラムが表示される順序に画面が列挙されています。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。


注意:

Oracle Fusion Middleware Infrastructure画面がサンプル画面として使用されており、「インストール・タイプ」画面以外のすべての画面がまったく同じものとなっています。

表2-1 Oracle HTTP Serverインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

この画面は、UNIXオペレーティング・システムで、このホストに初めてOracle製品をインストールする場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名に、中央インベントリの場所に対する書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールの「Oracle中央インベントリの理解」を参照してください。

この画面はWindowsオペレーティング・システムでは表示されません。

ようこそ

この画面では、製品インストーラが紹介されています。

「インストール場所」

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

  • WebLogic ServerドメインにOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、既存のOracle Fusion Middleware InfrastructureのOracleホームへのパスを入力する必要があります。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、Oracleホーム・ディレクトリを任意に指定できます。ただしこのソフトウェアを確実に、新規のOracleホームにインストールしてください。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のディレクトリ選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストール・タイプを選択し、これに続いて、インストールしようとする製品および機能セットを選択します。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「スタンドアロンHTTPサーバー」(「WebLogic Serverとは切り離して管理」)を選択します。

  • WebLogic ServerドメインにOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択します。

前提条件のチェック

この画面では、システムが必要最小限の要件を満たしているかどうかを検証します。

警告またはエラー・メッセージが表示された場合、第1.6項のドキュメントのいずれか1つを参照できます。

「セキュリティ・アップデートの指定」

注意: この画面は、インストール・タイプとして「スタンドアロンHTTPサーバー(WebLogic Serverとは切り離して管理)」を選択した場合にのみ表示されます。

すでにOracleサポートのアカウントをお持ちの場合、この画面を使用してセキュリティ・アップデートを受信する方法を指定します。

これがない場合でこの手順をスキップする場合は、チェック・ボックスをクリアして、後続のダイアログ・ボックスにおける選択を確認します。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを検証できます。このようなオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所およびファイル名を指定します。レスポンス・ファイルは後で、サイレント・インストールで使用可能です。

サイレント・インストールまたはコマンド行インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了(F)」をクリックしてインストーラを終了します。


2.3 インストールの確認

インストールが正常に完了したことを確認するために、ディレクトリ構造を付録Aに示されているものと比較することができます。


注意:

Oracle HTTP Serverを構成するには、次に一覧表示されている各場所へ、移動します。
  • 「インストール・タイプ」画面で「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択した場合は、第3章へ移動します。

  • 「インストール・タイプ」画面で「スタンドアロンHTTPサーバー」(「WebLogic Serverとは切り離して管理」)を選択した場合は、第4章へ移動します。