wlevs.Admin
を使用して、Oracle Event Processingの管理、Oracle Continuous Query Language (Oracle CQL)プロセッサのルールの動的構成、およびイベントの待機時間とスループットの監視を実行できます。
この付録の内容は次のとおりです。
wlevs.Admin
ユーティリティはコマンドライン・インタフェースであり、Oracle Event Processingを管理し、Oracle CQLプロセッサのルールを動的に構成して、アプリケーションのイベント待機時間およびスループットを監視します。このユーティリティは、JMXを使用してサーバーとデプロイされたアプリケーションの構成およびランタイムMBeanに対して問い合せます。
Oracle Event Processing構成フレームワークにより、アプリケーションとサーバー構成に対する複数のユーザーによる同時変更が可能になります。フレームワークは、この同時実行性を管理するためにロック処理は使用しませんが、オプティミスティック・バージョン・ベース同時実行性を使用します。これは、2人のユーザーが常に更新対象の同一オブジェクトの構成を表示できますが、1人のユーザーのみがそれらに対する変更を確定できることを意味します。同じ構成オブジェクトを更新しようとすると、他のユーザーにはエラーが表示され、更新された構成を表示するためにはセッションをリフレッシュする必要があります。
それぞれのwlevs.Admin
ユーティリティ・コマンドは独自のトランザクションで実行します。各コマンドの実行後に暗黙的に確定されるということになります。複数の構成変更を1回のトランザクションで一括処理する場合は、wlevs.Admin
ユーティリティを使用せず、JMXを使用して直接変更を実行します。
Oracle Event Processingをインストールして実行しているコンピュータとは別のコンピュータでwlevs.Admin
ユーティリティを実行できます。
wlevs.Adminユーティリティのリモート実行
wlevs.Admin
コマンドライン・ユーティリティを使用するときにSSLを使用するには、最初に信頼キー・ストアを作成する必要があります。
詳細は、「ネットワーク・トラフィックを保護するためのSSL」を参照してください。
SSLモードでのwlevs.Adminユーティリティの実行
このトピックでは、wlevs.Admin
ユーティリティを使用するための構文を説明します。
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] COMMAND-NAME command-arguments
コマンド名と引数では、大文字と小文字は区別されません。
次の項では、wlevs.Admin
ユーティリティに指定できる引数に関する構文の詳細情報を説明します。
次の項では、wlevs.Admin
ユーティリティのサポートされているコマンドに関する構文の詳細情報を説明します。
次の各項にある多くの例で、環境の設定は次のとおりです。
Oracle Event Processingサーバー・インスタンスは、ポート9002
でJMXリクエストをリスニングします。
Oracle Event Processingサーバー・インスタンスは、ariel
という名前のホスト・マシン上にインストールされ、このホスト名をリスニング・アドレスに使用します。
wlevs
というユーザー名には、システム管理者権限が与えられており、管理者パスワードにはwlevs
が使用されます。
また、すべての例は複数行に表示されています。コマンドを実行するときは、すべての引数およびコマンドを1行に入力してください。
ほとんどのwlevs.Admin
コマンドを起動するときには、このトピックの引数を指定してOracle Event Processingサーバー・インスタンスに接続する必要があります。
java wlevs.Admin [ {-url URL} | -protocol protocol | {-listenAddress hostname -listenPort port} ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] COMMAND-NAME command-arguments
表A-1 接続引数
引数 | 定義 |
---|---|
-url service:jmx:msarmi:// |
管理する対象のOracle Event ProcessingインスタンスとのJMX接続を確立するURLを指定します。説明:
この引数を使用する場合、
たとえば、Oracle Event Processingがarielというホスト名のコンピュータで実行されており、JMXリスニング・ポートが9002である場合、URLは次のようになります。 -url service:jmx:msarmi://ariel:9002/jndi/jmxconnector Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、「JMX」を参照してください。 |
-listenAddress hostname
|
Oracle Event Processingインスタンスが稼働中のコンピュータ名を指定します。この引数は、 この引数は、 たとえば、Oracle Event Processingが -listenAddress ariel |
-listenPort port
|
JMX接続をリスニングするOracle Event Processingに構成されたポートを指定します。この引数は、 この引数は、 JMXポートは、管理対象のOracle Event Processingドメインの <netio>
<name>NetIO</name>
<port>9002</port>
</netio>
たとえば、このポートが -listenPort 9002 Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、「JMX」を参照してください。 |
ほとんどのwlevs.Admin
コマンドを起動するときには、このトピックの引数を指定し、コマンドを起動する権限を持つOracle Event Processingユーザーのユーザー資格証明を提供する必要があります。Oracle Event Processingドメインに対してセキュリティが有効になっていない場合には、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ -username username [-password password] ] [ Common Arguments ] COMMAND-NAME command-arguments
表A-2 ユーザー資格証明の引数
引数 | 定義 |
---|---|
-username username |
コマンドを発行するユーザーの名前。このユーザーには、コマンドのターゲットを表示または変更するための適切な許可が必要です。 |
-password password |
このユーザー名に関連付けられたパスワード。 |
注意:
すべてのコマンドについて、wlevs.Admin
ユーティリティがサーバーに接続できないとき、またはOracle Event Processingサーバー・インスタンスでユーザー名とパスワードが拒否されたとき、終了コードは1になります。
この項では共通引数を示します。
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ -verbose ] COMMAND-NAME command-arguments
すべてのwlevs.Admin
コマンドは、詳細出力を取得するために表A-3の引数をサポートしています。
表A-3 共通引数
引数 | 定義 |
---|---|
-verbose |
|
HELPコマンドでは、すべてのOracle Event Processingコマンドについて、またはHELPコマンド・ラインに値としてコマンドを指定した場合は単一のコマンドについて、構文と使用方法に関する情報を表示します。
このコマンドは、Oracle Event Processingがインストールされている任意のコンピュータで発行できます。このコマンドを呼び出すためにサーバー・インスタンスを起動する必要はなく、また、サーバーに対してセキュリティが有効になっているときでも、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。
構文
java wlevs.Admin HELP [COMMAND]
COMMAND
引数は次のとおりになります。
キーワードALL
は、すべてのコマンドの使用情報を戻します。
キーワードMBEAN
、RULES
、またはLIFECYCLE
のいずれかで、3つの異なるグループのコマンドに関する使用情報を戻します。
UPLOAD
などのコマンドで、特定のコマンドに関する使用情報を戻します。
例
次の例では、UPLOAD
コマンドの使用法に関する情報をリクエストしています。
java wlevs.Admin HELP UPLOAD
コマンドは次の出力を返します。
Description: Uploads rules to be configured in the processor. Usage: java wlevs.Admin [-url | -listenAddress <host-name> -listenPort <port>] -username <username> -password <password> UPLOAD -application <application name> -processor <processor name> -sourceURL "source url" Where: -application = Name of the application. -processor = Name of the processor. -sourceURL = source URL containing the rules in an XML format. java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs UPLOAD -application myapplication -processor processor -sourceURL file:/d:/test/rules.xml
SHUTDOWN
コマンドは、指定されたOracle Event Processingサーバー・インスタンスを正常に停止することによって、サーバー・インスタンスのライフ・サイクルを管理します。正常な停止では、進行中の特定のアプリケーションの処理を完了する時間がOracle Event Processingに与えられます。
-url
接続引数は、host
およびjmxport
の値に基づいて、停止する特定のOracle Event Processingサーバー・インスタンスを指定します。詳細は、「接続引数」を参照してください。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] SHUTDOWN [-scheduleAt seconds]
表A-4 SHUTDOWN引数
引数 | 定義 |
---|---|
-scheduleAt seconds
|
Oracle Event Processingインスタンスが停止するまでの秒数を指定します。 このパラメータを指定しない場合、サーバー・インスタンスはただちに停止します。 |
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスを10分後に停止することを指示しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs SHUTDOWN -scheduleAt 600
コマンドの発行後に、サーバー・インスタンスはログ・ファイルと標準出力にメッセージを出力します。メッセージには、サーバーの状態が変更されることと停止シーケンスが開始されることが示されます。
この項では、Oracle CQLルールを管理するコマンドを示します。
表A-5は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定プロセッサのOracle CQLルールを管理するコマンドの概要です。
表A-5 アプリケーションのOracle CQLルールを管理するためのコマンドの概要
コマンド | 説明 |
---|---|
Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサの既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューのテキストを戻します。 |
|
新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに追加します。 |
|
既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサから削除します。 |
|
既存Oracle CQLルール、問合せ、またはビューを新規Oracle CQLテキストに置換します。 |
|
以前に停止したOracle CQLルールまたは問合せを開始します。 |
|
以前に開始したOracle CQLルールまたは問合せを停止します。 |
|
コンポーネント構成XMLファイルからルールをアップロードして、Oracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに構成します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをコンポーネント構成XMLファイルにダウンロードします。 |
Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサからOracle CQLルール、問合せ、またはビューの全文を戻します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] GETRULE -application application -processor processor -rule rulename
表A-6 GETRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule rulename
|
参照するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。 ルール、問合せ、またはビューの名前が不明な場合は、それに対して問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。 |
例
次の例は、myview
というOracle CQLビューの全文をhelloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
から取得する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs GETRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myview
新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションの指定されたプロセッサに追加します。同一名のルール、問合せ、またはビュー(rulename
、queryname
、またはviewname
パラメータで識別される)がすでに存在する場合、ADDRULE
コマンドが既存のルール、問合せ、またはビューを新規のものに置換します。
注意:
Oracle CQL問合せは、その入力チャネルが入力イベントを提供すると、すぐにイベントの出力を開始します。チャネル上で問合せセレクタとアップストリームOracle CQLプロセッサを併用する場合、問合せをアップストリームOracle CQLプロセッサに追加する時刻と、ダウンストリーム・チャネル上で問合せセレクタを構成する時刻との間で、ダウンストリーム・チャネル上で要求していない問合せ結果を観察する場合があります。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] ADDRULE -application application -processor processor -rule [rulename] rulestring | -query [queryname] querystring | -view [viewname] viewstring [-schema comma-separated-names] [-active true | false]
表A-7 ADDRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule [rulename] rulestring |
アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLルールを指定します。Oracle CQLルールには次が含まれます。
Oracle CQLの |
-query [queryname] querystring |
アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQL問合せを指定します。
Oracle CQLの |
-view [viewname] viewstring [-schema
|
アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLビューを指定します。
Oracle CQLの
|
-active true | false |
ルールが開始され、追加後にイベントを処理する準備ができているかどうかを指定します。 この引数の有効な値は |
例
次の例では、Oracle CQL問合せSELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]
を、myquery
という名前で、helloworld
アプリケーションのOracle CQLプロセッサhelloworldProcessor
に追加する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs ADDRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -query myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]"
既存のOracle CQLルールをOracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサから削除します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] DELETERULE -application application -processor processor -rule rulename
表A-8 DELETERULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule rulename
|
削除するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。 ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。 |
例
次の例は、myview
というOracle CQLビューをhelloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
から削除する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs DELETERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myview
既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューを別のルール、問合せ、またはビューに置換します。Oracle Event Processingは、最初に元のルール、問合せ、またはビューを破棄してから、新規のものをそれぞれの場所に挿入します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] REPLACERULE -application application -processor processor -rule rulename rulestring
表A-9 REPLACERULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule rulename rulestring |
置換するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。Oracle Event Processingは、古いルール、問合せ、またはビューを削除してから、新規のものを同一の名前で、ただしルール・テキストは新規にして挿入します。ビューの場合、Oracle Event Processingは Oracle CQLの |
例
次の例では、myquery
というOracle CQL問合せを、helloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
のOracle CQLテキストSELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]
に置換する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs REPLACERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]"
Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に停止された既存のOracle CQLルールまたは問合せを開始します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STARTRULE -application application -processor processor -rule rulename
表A-10 STARTRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule rulename
|
開始するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。 注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。 ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。 |
例
次の例は、myquery
というOracle CQL問合せをhelloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
から開始する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STARTRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery
Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に開始された既存のOracle CQLルールまたは問合せを停止します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STOPRULE -application application -processor processor -rule rulename
表A-11 STOPRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
管理対象のOracle CQLルールまたは問合せを持つOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 完全一致アプリケーション名が現在不明な場合、それを取得するための また、アプリケーションの |
-processor processor
|
特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-rule rulename
|
停止するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。 注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。 ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。 |
例
次の例は、myquery
というOracle CQL問合せをhelloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
から停止する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STOPRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery
指定プロセッサに構成されたOracle CQLルールを、アップロードされたコンポーネント構成ファイルのOracle CQLルールに置換します。
Oracle CQLルールのリストが含まれるコンポーネント構成ファイルは、コンポーネント構成ファイルのスキーマに準拠しています(Oracle Event Processingスキーマ・リファレンスを参照してください)。このファイルには、指定プロセッサに現在構成されているルールを置換する1つ以上のOracle CQLルールが含まれます。そのようなコンポーネント構成ファイルの例は、次のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <config> <processor> <name>helloworldProcessor</name> <rules> <query id="helloworldRule1"> <![CDATA[ SELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2] > </query> </rules> </processor> </config>
前述の例では、コンポーネント構成ファイルは、helloworldRule1
という名前の単一の Oracle CQL問合せを構成し、そのOracle CQL問合せテキストはSELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2]
です。
注意:
wlevs.Admin
ユーティリティのUPLOAD
コマンドを使用するとき、他のOracle CQLコマンドを実行するときと同様に、-processor
引数を使用して、Oracle CQLプロセッサ名をOracle CQLルールの追加先に指定します。これは、ネーミング競合を避けるために、ユーティリティがコンポーネント構成ファイル内の任意の<name>
要素を無視することを意味します。
コンポーネント構成ファイルの作成の詳細と例は、『Oracle Event Processingアプリケーションの開発』を参照してください。
「DOWNLOAD」で説明されているように、DOWNLOAD
コマンドを使用して、プロセッサのコンポーネント構成ファイルのコピーを取得できます。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] UPLOAD -application application -processor processor -sourceURL sourcefileURL
表A-12 UPLOAD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-sourceURL sourcefileURL
|
次の形式のOracle CQLルールを含むコンポーネント構成ファイルのURLを指定します。
|
例
次の例は、Oracle CQLルールをc:\processor\config\myrules.xml
ファイルからhelloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
へアップロードする方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor -sourceURL file:///c:/processor/config/myrules.xml
Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール・セットを、XMLコンポーネント構成ファイルにダウンロードします。
このXMLファイルは、「UPLOAD」で説明されているのと同一の形式です。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] DOWNLOAD -application application -processor processor -file destinationfile [-overwrite overwrite]
表A-13 DOWNLOAD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-processor processor
|
特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、 完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。 |
-file destinationfile
|
必ずファイルのフル・パス名を指定してください。 |
-overwrite overwrite
|
この引数の有効な値は、 |
例
次の例では、helloworld
アプリケーションのOracle CQL helloworldProcessor
に付属のOracle CQLルール・セットを、c:\processor\config\myrules.xml
ファイルへダウンロードする方法を示します。ユーティリティは任意の既存ファイルをオーバーライドします。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs DOWNLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor -file c:\processor\config\myrules.xml -overwrite true
この項では、MBeanを管理するコマンドを示します。
次の項は、Oracle Event Processing MBeanを管理するためのwlevs.Admin
コマンドを説明します。
Oracle Event Processing MBeanの詳細な説明は、Oracle Stream Analytics Java APIリファレンスを参照してください。
アクセス、表示、または変更する対象のMBean(1つまたは複数)を指定するには、すべてのMBean管理コマンドで、-mbean
引数または-type
引数を指定する必要があります。
MBeanの単一のインスタンスを操作する場合は、-mbean
引数を使用します。
-type
引数を使用すると、指定するタイプのインスタンスであるすべてのMBeanに作用します。MBeanのタイプは、MBeanがインスタンスであるインタフェース・クラスを示します。すべてのOracle Event Processing MBeanは、com.bea.wlevs.management.configuration
、com.bea.wlevs.management.runtime
、com.bea.wlevs.deployment.mbean
およびcom.bea.wlevs.server.management.mbean
パッケージで定義されたインタフェース・クラスのいずれかのインスタンスです。すべてのOracle Event Processing MBeanインタフェース・クラスの完全なリストは、それぞれのパッケージのOracle Stream Analytics Java APIリファレンスを参照してください。
-type
引数に付与する値を決定するには、次の手順を実行します。MBeanのインタフェース・クラスを検索し、MBean
接尾辞をクラス名から削除します。たとえば、com.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBean
のインスタンスであるMBeanには、CQLProcessor
を使用します。
MBeanプロパティおよびJMXオブジェクト名を、http://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlで説明されている形式で表示します。
コマンドの出力は次のとおりです。
{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} . . .
プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。
-pretty
が指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。
MBeanName: object-name property1: value property2: value . . . MBeanName: object-name property1: value abbribute2: value
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] GET [-pretty] {-type mbeanType| -mbean objectName} [-property property1] [-property property2]...
表A-15 GET引数
引数 | 定義 |
---|---|
-type mbeanType
|
指定したタイプのすべてのMBean情報を戻します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。 |
-mbean objectName
|
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。 たとえば、プロセッサ・ステージのMBeanを参照する場合、ネーミングは次のとおりになります(実際には、文字列は1行にする必要があります)。 "com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, Application=<name of the application>" |
-pretty |
プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。 |
-property property
|
リストする1つまたは複数のMBeanプロパティ(属性)の名前を指定します。
|
例
次の例は、helloworld
というアプリケーションがOracle Event Processingにデプロイされたとき、プロセッサ・ステージに登録されたCQLProcessorMBean
のすべてのプロパティを示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs GET -pretty -mbean com.bea.wlevs:Name=cqlprocessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld
次の例は、すべてのCQLProcessorMBean
MBeanのすべてのインスタンスを示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs GET -pretty -type CQLProcessor
1つ以上のMBeanの管理操作を起動します。Oracle Event Processing MBeanでは、通常このコマンドを使用して大半のOracle Event Processing MBeanが付与するget
Attribute
およびset
Attribute
以外の操作を起動します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] INVOKE {-type mbeanType | -mbean objectName} -method methodname [argument . . .]
表A-16 INVOKE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-type mbeanType
|
特定のタイプのすべてのMBeanに対する操作を起動します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。 |
-mbean objectName
|
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。 たとえば、プロセッサ・ステージのMBeanを呼び出す場合、名前の指定は次のようになります。 "com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, Application=<name of the application>" |
-method methodname
|
呼び出すメソッドの名前。 |
argument
|
メソッド呼出しに渡される引数。 引数がString配列である場合は、次の形式で引数を渡す必要があります。 "String1;String2;. . . " |
例
次の例は、MBean com.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBean
のaddRule
メソッドを起動します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs INVOKE -mbean com.bea.wlevs:Name=cqlprocessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld -method addRule "SELECT * FROM Withdrawal RETAIN ALL"
次のObjectName
クラスの規則に従って指定したパターンと一致するパターンのOracle Event Processing MBeanを検索します: http://docs.oracle.com/javase/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html
ObjectName
クラスの規則に準拠する名前でMBeanサーバーに登録されるOracle Event Processing MBeanタイプから作成されるすべてのMBean。特定のMBeanインスタンスを取得または変更するためにwlevs.Admin
コマンドを使用するには、MBeanのObjectName
を把握する必要があります。
コマンドの出力は次のとおりです。
{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} . . .
プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。
-pretty
が指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。
MBeanName: object-name property1: value property2: value . . . MBeanName: object-name property1: value abbribute2: value
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] QUERY -pretty -pattern object-name-pattern
表A-17 QUERY引数
引数 | 定義 |
---|---|
-pretty |
プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。 |
-pattern object-name-pattern
|
QUERYコマンドの検索対象のhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html property-list
ここで、property-listはhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlの1つ以上のコンポーネント(プロパティと値のペア)を指定します。 プロパティと値のペアは任意の順序で指定できます。 指定したプロパティと値のペアの内部ではパターン・マッチングは行われません。完全なプロパティと値のペアのみがパターン・マッチングで使用されます。ただし、1つまたは複数のプロパティと値のペアのかわりに、*ワイルドカード文字を使用できます。 たとえば、
|
例
次の例は、すべてのcom.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBean
MBeanを検索します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs QUERY -pattern *:Type=CQLProcessor,*
コマンドが成功した場合、検出されたMBeanの属性を戻します(行が折り返されているのは、読みやすくするためです)。
{MBeanName="com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=CQLProcessor,Application=com.bea.wlevs.dataservices"{ AllRules=defaultRule = select * from DSMonitorEvent retain 1 event where metric > 10000}{ AllRulesInfo=defaultRule = {RULE_TYPE=RULE, STARTED=true, VALUE=select * from DSMonitorEvent retain 1 event where metric > 10000, ID=defaultRule}}{Databases=}{Name=MonitorProcessor} {NotificationInfo=[Ljavax.management.MBeanNotificationInfo;@20d319} {ObjectName=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=CQLProcessor, Application=com.bea.wlevs.dataservices}{PlaybackConfiguration=}{PlayingBack=false} {RecordConfiguration=}{RecordPlayback=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor, Type=RecordPlayback,Application=com.bea.wlevs.dataservices}{Recording=false} {Type=CQLProcessor}}
Oracle Event ProcessingアプリケーションのCQLルールを管理するためのすべてのコマンドでは、アプリケーション名とルールを適用する先の特定のプロセッサ名を把握する必要があります。通常、これらの名前は把握済ですが、把握していない場合はQUERY
コマンドを使用してアプリケーションおよびその付属プロセッサを表すMBeanインスタンスから情報を取得できます。
特に、次の-pattern引数
を使用すると、所定のOracle Event Processingインスタンスのすべてのアプリケーション、プロセッサ、およびルールのリストを取得できます。
-pattern com.bea.wlevs:*,Type=CQLProcessor
次に例を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs QUERY -pretty -pattern com.bea.wlevs:*,Type=CQLProcessor
このコマンドのサンプル出力を次に示します。
Command Output ------------------------------------------------------ MBeanName: "com.bea.wlevs:Name=helloworldProcessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld," AllRules: helloworldRule = select * from HelloWorldEvent retain 1 event --end of command output --------
このサンプル出力の項目は次のとおりです。
アプリケーション名はhelloworld
です。
helloworldアプリケーションには、helloworldProcessor
というプロセッサが含まれます。
helloworldProcessor
には、helloworldRule
というルールが含まれます。
指定したプロパティ(属性)値をMBeanに対して設定します。
コマンドが成功した場合、OK
を戻してサーバー構成への新しい値を保存します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] SET {-type mbeanType | -mbean objectName} -property property1 property1_value [-property property2 property2_value] . . .
表A-18 SET引数
引数 | 定義 |
---|---|
-type mbeanType
|
特定のタイプのすべてのMBeanのプロパティを設定します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。 |
-mbean objectName
|
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。 "com.bea.wlevs:Name=<name of the stage>,Type=<MBean type>,Application=<name of the deployed application>" |
-property property
|
設定されるプロパティの名前。 |
property _value
|
設定される値。
|
例
次の例は、helloworld
アプリケーションのhelloworldOutstream
というチャネルのMaxSize
プロパティを設定する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs SET -mbean com.bea.wlevs:Name=helloworldOutstream,Type=Channel,Application=helloworld -property MaxSize 1024
この項では、イベントの記録および再生を制御するためのコマンドについて説明します。
表A-19は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定ステージのイベントの記録および再生を管理するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。
注意:
ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。
表A-19 イベントの記録および再生を制御するためのコマンドの概要
コマンド | 説明 |
---|---|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を開始します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を停止します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に使用するパラメータを構成します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録をスケジュールします。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録構成を一覧表示します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を開始します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を停止します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に使用するパラメータを構成します。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生をスケジュールします。 |
|
Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生構成を一覧表示します。 |
Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対してイベントの記録を開始します。
注意:
ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。
ステージを後で記録が開始されるように構成した場合、その構成は無視され、記録はすぐに開始されます。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STARTRECORD -application application -stage stage
表A-20 STARTRECORD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベントの記録を開始する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STARTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter
注意:
ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。
イベントの記録が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの記録を停止します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STOPRECORD -application application -stage stage
表A-21 STOPRECORD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベントの記録を停止する方法を示します。イベントの記録は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STOPRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したパラメータを構成します。このコマンドを使用して最初にステージのイベントの記録を構成したり、データセット名またはプロバイダ名を変更したりします。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] CONFIGURERECORD -application application -stage stage [-datasetName datasetname] [-storeProvider storeprovidername] [-eventTypes eventtypes] [-scheduleStartTime startime] [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]
表A-22 CONFIGURERECORD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-datasetName
|
イベントの記録先のデータセット名を指定します。 |
-storeProvider
|
Oracle Event Processingサーバーの デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、または 詳細は、Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンスを参照してください。 |
-eventTypes
|
記録対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。 |
-scheduleStartTime starttime
|
記録を開始する時刻を指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの mm-dd-yyyy:hh:mm:ss たとえば、記録を2013年10月20日午前11:22:07に開始するように指定するには、次の値を使用します。 10-20-2013:11:22:07 XMLSchemaの |
-scheduleEndTime endtime
|
記録が終了する実際の時間を指定します。 終了時間を次のXMLSchemaの mm-dd-yyyy:hh:mm:ss たとえば、記録を2013年10月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。 10-20-2013:18:00:00 XMLSchemaの 記録を永久に実行するには、
|
-scheduleDuration duration
|
このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、
|
例
この項の例では、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
のイベントの記録を構成する方法を示します。
次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter -datasetName myds -storeProvider mysp -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00
次の例では、記録の開始時間および継続時間を指定しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter -datasetName myds -storeProvider mysp -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleDuration 01:00:00
次の例では、null
の開始時間および継続時間を指定しており、これは、記録が永久に実行されることを意味します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter -datasetName myds -storeProvider mysp -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleDuration null
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したスケジュール・パラメータを構成します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] SCHEDULERECORD -application application -stage stage [-scheduleStartTime startime] [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]
表A-23 SCHEDULERECORD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-scheduleStartTime starttime
|
記録を開始する時刻を指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの
たとえば、記録を10月20日に開始するように指定するには (2013年午前11:22:07)、次の値を使用します。
|
-scheduleEndTime endtime
|
記録が終了する実際の時間を指定します。 終了時間を次のXMLSchemaの
たとえば、記録を10月20日に終了するように指定するには (2013年午後6時)、次の値を使用します。
XMLSchemaの 記録を永久に実行するには、
|
-scheduleDuration duration
|
このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、
|
例
この項の例では、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
のイベント記録のスケジュールを構成する方法を示します。
次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs SCHEDULERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndndTime 10-20-2013:18:00:00
Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの記録構成を一覧表示します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] LISTRECORD -application application -stage stage
表A-24 LISTRECORD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベント記録の構成を一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs LISTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter
Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージのイベントの再生を開始します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STARTPLAYBACK -application application -stage stage [-filterStartTime starttime] [-filterEndTime endtime | -filterDuration duration] [-speed speed] [-repeat true | false]
表A-25 STARTPLAYBACK引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage stage |
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-filterStartTime startime
|
この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの yyyy-mm-ddThh:mm:ss たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。 2010-01-20T05:00:00 XMLSchemaの すべてのイベントを再生用に指定する場合、 |
-filterEndTime endtime
|
この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。 終了時間を次のXMLSchemaの yyyy-mm-ddThh:mm:ss たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。 2010-01-20T18:00:00 XMLSchemaの
|
-filterDuration duration
|
イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、
|
-speed speed
|
再生速度を正のfloatとして指定します。 デフォルト値は1で、これは通常速度に相当します。2の値は、イベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。 |
-repeat repeat
|
指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。 有効な値は |
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベントの再生を開始する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STARTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter
イベントの再生が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの再生を停止します。
構文
表A-26 STOPPLAYBACK引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage stage |
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] STOPPLAYBACK -application application -stage stage
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベントの再生を停止する方法を示します。イベントの再生は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs STOPPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生記録に関連したパラメータを構成します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] CONFIGUREPLAYBACK -application application -stage stage [-datasetName datasetname] [-storeProvider storeprovidername] [-eventTypes eventtypes] [-scheduleStartTime sstart] [-scheduleEndTime send | -scheduleDuration sduration] [-filterStartTime fstart] [-filterEndTime fend | -filterDuration fduration] [-speed speed] [-repeat true | false]
表A-27 CONFIGUREPLAYBACK引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage stage |
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-datasetName
|
イベントの記録先のデータセット名を指定します。 |
-storeProvider
|
Oracle Event Processingサーバーの デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、または 詳細は、Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンスを参照してください。 |
-eventTypes
|
再生対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。 |
-scheduleStartTime sstart
|
再生を開始する時間を指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの
たとえば、記録を10月20日に開始するように指定するには (2013年午前11:22:07)、次の値を使用します。
XMLSchemaの |
-scheduleEndTime send
|
再生が終了する実際の時間を指定します。 終了時間を次のXMLSchemaの mm-dd-yyyy:hh:mm:ss たとえば、再生を2013年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。 10-20-2013:18:00:00 XMLSchemaの 記録を永久に実行するには、
|
-scheduleDuration sduration
|
このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。イベントの再生を永久に実行するには、
|
-filterStartTime fstart
|
この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの yyyy-mm-ddThh:mm:ss たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。 2010-01-20T05:00:00 XMLSchemaの すべてのイベントを再生用に指定する場合、 |
-filterEndTime fend
|
この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。 終了時間を次のXMLSchemaの yyyy-mm-ddThh:mm:ss たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。 2010-01-20T18:00:00 XMLSchemaの
|
-filterDuration fduration
|
イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、
|
-speed speed
|
再生速度を正のfloatとして指定します。 デフォルト値は1で、これは通常速度に相当します。2の値は、イベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。 |
-repeat repeat
|
指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。 有効な値は |
例
この項の例では、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
のイベントの再生を構成する方法を示します。
次の例では、再生の開始および終了時刻を指定し、再生速度を通常速度の倍にしています。また、指定した時間間隔でのイベントの再生が終了したら、再び再生を開始することを指定しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00 -speed 2 -repeat true
次の例では、再生の開始時刻と持続時間を指定し、再生速度を通常の半分にしています。また、イベントの再生は1度だけ行います。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter -scheduleStartTime 10:20:2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00 -speed 0.5 -repeat false
次の例では、null
の開始および継続時間を指定しています。これは、再生が通常の速度で永久に実行されることを意味します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter -scheduleStartTime 10:20:2013:11:22:07 -scheduleDuration null
Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に関連したスケジュール・パラメータを構成します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] SCHEDULEPLAYBACK -application application -stage stage [-scheduleStartTime startime] [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]
表A-28 SCHEDULEPLAYBACK引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
-scheduleStartTime starttime
|
再生を開始する時間を指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの mm-dd-yyyy:hh:mm:ss たとえば、記録を2013年10月20日午前11:22:07に開始するように指定するには、次の値を使用します。 10-20-2013:11:22:07 XMLSchemaの XMLSchemaの |
-scheduleEndTime endtime
|
再生が終了する実際の時間を指定します。 開始時間を次のXMLSchemaの mm-dd-yyyy:hh:mm:ss たとえば、記録を2013年10月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。 10-20-2013:18:00:00 記録を永久に実行するには、
|
-scheduleDuration duration
|
このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、
|
例
この項の例では、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
のイベント再生のスケジュールを構成する方法を示します。
次の例では、イベント再生の開始時間および終了時間を指定しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs SCHEDULEPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndndTime 10-20-2013:18:00:00
Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの再生構成を一覧表示します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] LISTPLAYBACK -application application -stage stage
表A-29 LISTPLAYBACK引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage
|
特定のステージ名を指定します。このステージは、 |
例
次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスへデプロイされたhelloworld
アプリケーションのhelloworldAdapter
ステージでイベント再生の構成を一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs LISTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter
この項では、スループットおよび待機時間を監視するためのコマンドについて説明します。
表A-30は、Oracle Event Processingアプリケーションのスループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。
表A-30 スループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要
コマンド | 説明 |
---|---|
イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。 |
|
イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる最大時間または待機時間を監視します。 |
|
EPNのパスを流れるイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。 |
|
指定されたステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの数をモニターします。 |
イベントが指定アプリケーションのEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。
パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間をモニターできます。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] MONITORAVGLATENCY -application application -startStage startStage -startStagePoint stagePoint -endStage endStage -endStagePoint stagePoint -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit
表A-31 MONITORAVGLATENCY引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startStage startStage |
待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、 |
-startStagePoint startStagePoint |
指定した開始ステージの待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。 有効な値は、 |
-endStage endStage |
待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、 |
-endStagePoint endStagePoint |
指定した終了ステージの待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。 有効な値は、 |
-avgInterval avgInterval
|
平均待機時間が計算される期間の平均間隔を指定します。単位を デフォルト値は100です。 |
例
次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworld
アプリケーションのcqlprocessor
コンポーネントを通過するイベントの平均待機時間を監視する方法を示します。同一のステージが開始および終了ステージの両方(cqlprocessor
)に指定されるため、待機時間の監視は単一のステージを通って流れるイベントに対してのみ行われます。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS
パスの開始点と終了点の間のイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。
パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間しきい値をモニターできます。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD -application application -startStage startStage -startStagePoint stagePoint -endStage endStage -endStagePoint stagePoint -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit -threshold threshold
表A-32 MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startStage startStage |
待機時間のしきい値を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、 |
-startStagePoint startStagePoint |
指定した開始ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。 有効な値は、 |
-endStage endStage |
待機時間のしきい値を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、 |
-endStagePoint endStagePoint |
指定した終了ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。 有効な値は、 |
-avgInterval avgInterval
|
平均待機時間のしきい値が計算される平均間隔を指定します。 デフォルト値は100です。単位を |
-threshold threshold
|
しきい値を指定します。この値を超えると、平均間隔の終わりごとにメトリック・イベントが出力されます。 デフォルトは100です。単位を |
例
次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworld
アプリケーションのcqlprocessor
ステージにおける平均待機時間が10秒を超えるイベントの平均待機時間のしきい値を監視する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS -threshold 100
指定されたアプリケーションでEPNの指定されたパスを流れるイベントの最大待機時間をモニターします。
パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの最大待機時間をモニターできます。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] MONITORMAXLATENCY -application application -startStage startStage -startStagePoint stagePoint -endStage endStage -endStagePoint stagePoint -maxInterval maxInterval -timeUnit timeUnit
表A-33 MONITORMAXLATENCY引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startStage startStage |
最大待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、 |
-startStagePoint startStagePoint |
指定した開始ステージの最大待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。 有効な値は、 |
-endStage endStage |
最大待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、 |
-endStagePoint endStagePoint |
指定した終了ステージの最大待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。 有効な値は、 |
-maxInterval maxInterval
|
最大待機時間が計算される間隔を指定します。 デフォルト値は100です。単位を |
例
次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworld
アプリケーションのcqlprocessor
ステージを通過するイベントの最大待機時間を監視する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs MONITORMAXLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit -maxInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS
指定されたアプリケーションでEPNのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの平均件数をモニターします。
構文
java wlevs.Admin
[ Connection Arguments ]
[ User Credentials Arguments ]
[ Common Arguments ]
MONITORAVGTHROUGHPUT -application application
-stage stage -StagePoint stagePoint
-throughputInterval throughputInterval -avgInterval avgInterval
-timeUnit timeUnit
表A-34 MONITORAVGLATENCY引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-stage stage |
イベントのスループットを監視する対象のステージ名を指定します。このステージは、 |
-stagePoint stagePoint |
指定したステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでスループットをモニターするかどうかを指定します。 有効な値は、 |
-throughputInterval throughputInterval
|
スループットが計算されるスループット間隔を指定します。 デフォルト値は100です。単位を |
-avgInterval avgInterval
|
平均スループットが計算される平均間隔を指定します。 デフォルト値は100です。単位を |
例
次の例は、helloworld
アプリケーションのcqlprocessor
ステージのエントリ・ポイントを通過するイベントの件数を監視する方法を示しています。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs MONITORMAXLATENCY -application helloworld -stage cqlprocessor -stagePoint entry -throughputInterval 100 -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS
この項では、構成履歴を管理するためのコマンドについて説明します。
表A-35は、Oracle Event Processingコンポーネントの構成履歴を管理するコマンドの概要です。詳細は、「構成履歴の管理」を参照してください。
後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。
表A-35 構成履歴を管理するためのコマンドの概要
コマンド | 説明 |
---|---|
構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。 |
|
指定期間の変更レコードを削除します。 |
|
アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。 |
|
アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。 |
|
変更レコードIDによって指定された変更レコードをロールバックします。 |
構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] LISTCHANGERECORDS LISTRESOURCEREVISIONS UNDOCONFIGCHANGE DELETECONFIGCHANGEHISTORY
例
次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs LISTCHANGERECORDS
構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] DELETECONFIGCHANGEHISTORY -applicationapplication
-startTimestarttime
-endTimeendtime
表A-36 DELETECONFIGCHANGEHISTORY引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startTime starttime
|
変更レコードを削除する期間の開始時間を指定します。
|
-endTime end-ime
|
変更レコードを削除する期間の終了時間を指定します。
|
例
次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs CONFIGHISTORY
アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] LISTCHANGERECORDS -application application -startTime starttime -endTime endtime
表A-37 GETRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
変更レコードを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startTime starttime
|
変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。
|
-endTime end-ime
|
変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。
|
例
次の例は、helloworld
アプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべての変更レコードを一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs LISTCHANGERECORDS -application helloworld -startTime 10-20-2007:11:10:07 -endTime 10-20-2007:11:22:07
アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] LISTRESOURCEREVISIONS -application application -startTime starttime -endTime endtime
表A-38 GETRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
リソース・リビジョンを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-startTime starttime
|
リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。
|
-endTime end-ime
|
リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。
|
例
次の例は、helloworld
アプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンを一覧表示する方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs LISTRESOURCEREVISIONS -application helloworld -startTime 10-20-2007:11:10:07 -endTime 10-20-2007:11:22:07
変更レコードIDで指定された変更レコードによって定義された変更をロールバックします。
構文
java wlevs.Admin [ Connection Arguments ] [ User Credentials Arguments ] [ Common Arguments ] UNDOCONFIGCHANGE -applicationapplication
-recordIdchangerecordid
表A-39 GETRULE引数
引数 | 定義 |
---|---|
-application application
|
変更レコードを元に戻す対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。 アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:
|
-recordId changerecordid
|
元に戻す変更レコードの識別子を指定します。 変更レコードの識別子を取得するため、次を使用できます: |
例
次の例は、helloworld
アプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンをロールバックする方法を示します。
java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector -username wlevs -password wlevs UNDOCONFIGCHANGE -application helloworld -recordId tr.1267607521409.10110