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Oracle® Fusion Middleware Oracle Event Processingの管理
12c リリース(12.1.3)
E57532-04
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A wlevs.Adminコマンドライン・リファレンスについて

wlevs.Adminを使用して、Oracle Event Processingの管理、Oracle Continuous Query Language (Oracle CQL)プロセッサのルールの動的構成、およびイベントの待機時間とスループットの監視を実行できます。

この付録の内容は次のとおりです。

A.1 wlevs.Adminユーティリティの概要

wlevs.Adminユーティリティはコマンドライン・インタフェースであり、Oracle Event Processingを管理し、Oracle CQLプロセッサのルールを動的に構成して、アプリケーションのイベント待機時間およびスループットを監視します。このユーティリティは、JMXを使用してサーバーとデプロイされたアプリケーションの構成およびランタイムMBeanに対して問い合せます。

Oracle Event Processing構成フレームワークにより、アプリケーションとサーバー構成に対する複数のユーザーによる同時変更が可能になります。フレームワークは、この同時実行性を管理するためにロック処理は使用しませんが、オプティミスティック・バージョン・ベース同時実行性を使用します。これは、2人のユーザーが常に更新対象の同一オブジェクトの構成を表示できますが、1人のユーザーのみがそれらに対する変更を確定できることを意味します。同じ構成オブジェクトを更新しようとすると、他のユーザーにはエラーが表示され、更新された構成を表示するためにはセッションをリフレッシュする必要があります。

それぞれのwlevs.Adminユーティリティ・コマンドは独自のトランザクションで実行します。各コマンドの実行後に暗黙的に確定されるということになります。複数の構成変更を1回のトランザクションで一括処理する場合は、wlevs.Adminユーティリティを使用せず、JMXを使用して直接変更を実行します。

A.2 wlevs.Adminユーティリティ環境の構成

wlevs.Adminユーティリティを使用する前に、環境を適切に構成する必要があります。

wlevs.Adminユーティリティ環境の構成

  1. 管理対象ドメインのJMX接続を構成します。「JMX」を参照してください。
  2. 次のいずれかの方法でCLASSPATHを設定します。
    • ユーティリティの実行時に-jar引数を使用して、CLASSPATHを暗黙的に設定します。

      -jar引数を/Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevsadmin.jarファイルに設定します。

      -jar引数を使用するとき、コマンドラインでwlevs.Adminユーティリティ名は指定しないでください。次に例を示します。

      java -jar d:/Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevsadmin.jar
           -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
           UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor
           -sourceURL file:///d:/test/newrules2.xml 
      
    • 次のファイルをCLASSPATH環境変数に追加して、明示的にCLASSPATHを更新します。

      /Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevsadmin.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevs.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.deployment.server_12.1.2.0_0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.ede_12.1.2.0_0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.management_12.1.2.0_0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.jndi.context_8.0.0.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.jmx_8.0.0.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.rmi_8.0.0.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.i18n_3.0.0.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.diagnostics.core_4.0.0.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/javax.xml.stream_1.1.1.0.jar
      /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.bootbundle_13.0.0.0.jar

A.3 リモートでwlevs.Adminユーティリティの実行

Oracle Event Processingをインストールして実行しているコンピュータとは別のコンピュータでwlevs.Adminユーティリティを実行できます。

wlevs.Adminユーティリティのリモート実行

  1. Oracle Event Processingがインストールされているコンピュータからwlevs.Adminを実行するコンピュータに、次のJARファイルをコピーします。JARファイルのコピー先のディレクトリ名は、任意の名前とすることができます。
    /Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevsadmin.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/oep/bin/wlevs.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.deployment.server_12.1.2.0_0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.ede_12.1.2.0_0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/oep/modules/com.bea.wlevs.management_12.1.2.0_0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlsever/modules/com.bea.core.jndi.context_8.0.0.0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.jmx_8.0.0.0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.rmi_8.0.0.0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.i18n_3.0.0.0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/com.bea.core.diagnostics.core_4.0.0.0.jar
    /Oracle/Middleware/my_oep/wlserver/modules/javax.xml.stream_1.1.1.0.jar
    
  2. 次のいずれかの方法でCLASSPATHを設定します。
    • ユーティリティの実行時に-jar引数を使用して、CLASSPATHを暗黙的に設定します。引数をNEW_DIRECTORY/wlevsadmin.jarファイルに設定し、ここでNEW_DIRECTORYは、必要なJARファイルをコピーしたリモート・コンピュータ上のディレクトリを示します。-jar引数を使用するとき、コマンドラインでwlevs.Adminユーティリティ名は指定しないでください。

    • リモート・コンピュータへコピーしたすべてのファイルをCLASSPATH環境変数に追加して、明示的にCLASSPATHを更新します。

  3. 「SSLモードでのwlevs.Adminユーティリティの実行」で説明されているように、wlevs.AdminユーティリティをSSLモードで実行します。

A.4 SSLモードでのwlevs.Adminユーティリティの実行

wlevs.Adminコマンドライン・ユーティリティを使用するときにSSLを使用するには、最初に信頼キー・ストアを作成する必要があります。

SSLモードでのwlevs.Adminユーティリティの実行

  1. Oracle Event Processingサーバーが起動していない場合は、起動します。

    「サーバーの起動と停止」を参照してください。

  2. sslディレクトリに変更します。

    デフォルトでは、sslディレクトリはOracle/Middleware/my_oep/user_projects/domains/<domainname>/<servername>にあります。

  3. 次のコマンドを1行に指定して信頼キー・ストアを生成します。
    java -classpath Oracle\Middleware\my_oep\oep\
    common\lib\evspath.jar;Oracle\Middleware\my_oep\oep\utils\security\
    wlevsgrabcert.jar com.bea.wlevs.security.util.GrabCert host:secureport 
    -alias=alias truststorepath
    

    host: myServer2が動作しているコンピュータ。

    secureport: myServer2用に構成されたSSLネットワークI/Oポート。デフォルト値は9003です。詳細は、「SSLの手動での構成」を参照してください。

    alias: 信頼キー・ストアの証明書の別名。デフォルト値はホスト名です。

    truststorepath: 生成される信頼キー・ストア・ファイルのフル・パス名。デフォルトはevstrust.jksです。

    次に例を示します。

    java -classpath C:\Oracle\Middleware\my_oep\oep\
    common\lib\evspath.jar;C:\Oracle\Middleware\my_oep\utils\security\
    wlevsgrabcert.jar com.bea.wlevs.security.util.GrabCert myServer2:9003 -alias=myServer2 evstrust.jks
    
  4. 次のプロパティを使用して、次の例で示されるようにURLにセキュア・ポートを指定します。

    -Djavax.net.ssl.trustStore: 前述の手順で作成した信頼キー・ストア・ファイルの名前。

    -Djavax.net.ssl.trustStorePassword: 信頼キー・ストア・ファイルのパスワード。

    java -Djavax.net.ssl.trustStore=clitrust.jks
         -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=secret 
         -jar wlevsadmin.jar
         -url service:jmx:msarmis://localhost:9003/jndi/jmxconnector
         -username wlevs -password wlevs
         SHUTDOWN -scheduleAt 600

A.5 wlevs.Adminユーティリティを呼び出すための構文

このトピックでは、wlevs.Adminユーティリティを使用するための構文を説明します。

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ] 
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    COMMAND-NAME command-arguments 

コマンド名と引数では、大文字と小文字は区別されません。

次の項では、wlevs.Adminユーティリティに指定できる引数に関する構文の詳細情報を説明します。

次の項では、wlevs.Adminユーティリティのサポートされているコマンドに関する構文の詳細情報を説明します。

A.5.1 環境の例

次の各項にある多くの例で、環境の設定は次のとおりです。

  • Oracle Event Processingサーバー・インスタンスは、ポート9002でJMXリクエストをリスニングします。

  • Oracle Event Processingサーバー・インスタンスは、arielという名前のホスト・マシン上にインストールされ、このホスト名をリスニング・アドレスに使用します。

  • wlevsというユーザー名には、システム管理者権限が与えられており、管理者パスワードにはwlevsが使用されます。

また、すべての例は複数行に表示されています。コマンドを実行するときは、すべての引数およびコマンドを1行に入力してください。

A.5.2 wlevs.Adminによって戻された終了コード

すべてのwlevs.Adminコマンドは、コマンドが成功したときは終了コード0を返し、コマンドが失敗したときは終了コード1を返します。

Windowsコマンド・プロンプトから終了コードを表示するには、wlevs.Adminコマンドの実行後にecho %ERRORLEVEL%と入力します。bashシェルで終了コードを表示するには、echo $?と入力します。

wlevs.Adminは、コマンドの処理中に例外が発生したときはSystem.exit(1)を呼び出し、これによってAntおよび他のJavaクライアントJVMが終了します。

A.6 接続引数

ほとんどのwlevs.Adminコマンドを起動するときには、このトピックの引数を指定してOracle Event Processingサーバー・インスタンスに接続する必要があります。

java wlevs.Admin 
    [ {-url URL} | -protocol protocol | {-listenAddress hostname -listenPort port} ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ]
    COMMAND-NAME command-arguments

表A-1 接続引数

引数 定義
-url service:jmx:msarmi://host:port/jndi/jmxconnector

管理する対象のOracle Event ProcessingインスタンスとのJMX接続を確立するURLを指定します。説明:

  • hostは、Oracle Event Processingインスタンスが稼働中のコンピュータ名を示します

  • portは、Oracle Event ProcessingサーバーのJNDIポートを示します

この引数を使用する場合、-listenAddress-listenPortも指定しないでください。

host以外に、記述されているとおりに残りのURLを指定します。

たとえば、Oracle Event Processingがarielというホスト名のコンピュータで実行されており、JMXリスニング・ポートが9002である場合、URLは次のようになります。

  -url service:jmx:msarmi://ariel:9002/jndi/jmxconnector

Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、「JMX」を参照してください。

-listenAddress hostname

Oracle Event Processingインスタンスが稼働中のコンピュータ名を指定します。この引数は、-listenPortとともに、管理対象のサーバーへのJMX接続を確立するURLを構築するために使用されます。

この引数は、-urlかわりに、-listenPortとともに使用します。

たとえば、Oracle Event Processingarielというホスト名のコンピュータ上で稼働している場合、この引数は次のようになります。

  -listenAddress ariel
-listenPort port

JMX接続をリスニングするOracle Event Processingに構成されたポートを指定します。この引数は、-listenAddressとともに、管理対象のサーバーへのJMX接続を確立するURLを構築するために使用されます。

この引数は、-urlかわりに、-listenAddressとともに使用します。

JMXポートは、管理対象のOracle Event Processingドメインのconfig.xmlファイルで構成されます。特に、このポートは次に示すように<netio>要素の<port>子要素です。

  <netio>
      <name>NetIO</name>
      <port>9002</port>
  </netio>

たとえば、このポートが9002なら、引数として次のように指定します。

  -listenPort 9002

Oracle Event ProcessingのJMX、JNDI、およびRMIの構成に関する詳細は、「JMX」を参照してください。

A.7 ユーザー資格証明の引数

ほとんどのwlevs.Adminコマンドを起動するときには、このトピックの引数を指定し、コマンドを起動する権限を持つOracle Event Processingユーザーのユーザー資格証明を提供する必要があります。Oracle Event Processingドメインに対してセキュリティが有効になっていない場合には、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。

java wlevs.Admin
    [ Connection Arguments ]
    [ -username username [-password password] ] 
    [ Common Arguments ]
    COMMAND-NAME command-arguments 

表A-2 ユーザー資格証明の引数

引数 定義

-username username

コマンドを発行するユーザーの名前。このユーザーには、コマンドのターゲットを表示または変更するための適切な許可が必要です。

-password password

このユーザー名に関連付けられたパスワード。

注意:

すべてのコマンドについて、wlevs.Adminユーティリティがサーバーに接続できないとき、またはOracle Event Processingサーバー・インスタンスでユーザー名とパスワードが拒否されたとき、終了コードは1になります。

A.8 共通引数

この項では共通引数を示します。

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ] 
    [ -verbose ] 
    COMMAND-NAME command-arguments 

すべてのwlevs.Adminコマンドは、詳細出力を取得するために表A-3の引数をサポートしています。

表A-3 共通引数

引数 定義

-verbose

wlevs.Adminが追加の詳細情報を出力することを指定します。

A.9 HELPコマンド

HELPコマンドでは、すべてのOracle Event Processingコマンドについて、またはHELPコマンド・ラインに値としてコマンドを指定した場合は単一のコマンドについて、構文と使用方法に関する情報を表示します。

このコマンドは、Oracle Event Processingがインストールされている任意のコンピュータで発行できます。このコマンドを呼び出すためにサーバー・インスタンスを起動する必要はなく、また、サーバーに対してセキュリティが有効になっているときでも、ユーザー資格証明を入力する必要はありません。

構文

java wlevs.Admin HELP [COMMAND]

COMMAND引数は次のとおりになります。

  • キーワードALLは、すべてのコマンドの使用情報を戻します。

  • キーワードMBEANRULES、またはLIFECYCLEのいずれかで、3つの異なるグループのコマンドに関する使用情報を戻します。

  • UPLOADなどのコマンドで、特定のコマンドに関する使用情報を戻します。

次の例では、UPLOADコマンドの使用法に関する情報をリクエストしています。

java wlevs.Admin HELP UPLOAD

コマンドは次の出力を返します。

Description:
Uploads rules to be configured in the processor.

Usage:
java wlevs.Admin
   [-url | -listenAddress <host-name> -listenPort <port>]
  -username <username> -password <password>
   UPLOAD -application <application name> -processor <processor name> -sourceURL "source url"

Where:
-application = Name of the application.
-processor = Name of the processor.
-sourceURL = source URL containing the rules in an XML format.

java wlevs.Admin -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs UPLOAD -application myapplication 
     -processor processor -sourceURL file:/d:/test/rules.xml

A.10 SHUTDOWNコマンド

SHUTDOWNコマンドは、指定されたOracle Event Processingサーバー・インスタンスを正常に停止することによって、サーバー・インスタンスのライフ・サイクルを管理します。正常な停止では、進行中の特定のアプリケーションの処理を完了する時間がOracle Event Processingに与えられます。

-url接続引数は、hostおよびjmxportの値に基づいて、停止する特定のOracle Event Processingサーバー・インスタンスを指定します。詳細は、「接続引数」を参照してください。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SHUTDOWN [-scheduleAt seconds] 

表A-4 SHUTDOWN引数

引数 定義
-scheduleAt seconds

Oracle Event Processingインスタンスが停止するまでの秒数を指定します。

このパラメータを指定しない場合、サーバー・インスタンスはただちに停止します。

次の例は、指定したOracle Event Processingインスタンスを10分後に停止することを指示しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     SHUTDOWN -scheduleAt 600

コマンドの発行後に、サーバー・インスタンスはログ・ファイルと標準出力にメッセージを出力します。メッセージには、サーバーの状態が変更されることと停止シーケンスが開始されることが示されます。

A.11 Oracle CQLルールを管理するためのコマンド

この項では、Oracle CQLルールを管理するコマンドを示します。

表A-5は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定プロセッサのOracle CQLルールを管理するコマンドの概要です。

表A-5 アプリケーションのOracle CQLルールを管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサの既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューのテキストを戻します。

ADDRULE

新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに追加します。

DELETERULE

既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサから削除します。

REPLACERULE

既存Oracle CQLルール、問合せ、またはビューを新規Oracle CQLテキストに置換します。

STARTRULE

以前に停止したOracle CQLルールまたは問合せを開始します。

STOPRULE

以前に開始したOracle CQLルールまたは問合せを停止します。

UPLOAD

コンポーネント構成XMLファイルからルールをアップロードして、Oracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをOracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに構成します。

DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションのプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール、問合せ、またはビューのセットをコンポーネント構成XMLファイルにダウンロードします。

A.11.1 GETRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサからOracle CQLルール、問合せ、またはビューの全文を戻します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GETRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-6 GETRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(「Oracle Event Processingビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

参照するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。

ルール、問合せ、またはビューの名前が不明な場合は、それに対して問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のプロセッサのルール・リストも取得できます。

次の例は、myviewというOracle CQLビューの全文をhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから取得する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     GETRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
     -rule myview

A.11.2 ADDRULE

新規Oracle CQLルール、問合せ、またはビューをOracle Event Processingアプリケーションの指定されたプロセッサに追加します。同一名のルール、問合せ、またはビュー(rulenamequeryname、またはviewnameパラメータで識別される)がすでに存在する場合、ADDRULEコマンドが既存のルール、問合せ、またはビューを新規のものに置換します。

注意:

Oracle CQL問合せは、その入力チャネルが入力イベントを提供すると、すぐにイベントの出力を開始します。チャネル上で問合せセレクタとアップストリームOracle CQLプロセッサを併用する場合、問合せをアップストリームOracle CQLプロセッサに追加する時刻と、ダウンストリーム・チャネル上で問合せセレクタを構成する時刻との間で、ダウンストリーム・チャネル上で要求していない問合せ結果を観察する場合があります。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    ADDRULE -application application -processor processor 
        -rule  [rulename]  rulestring  | 
        -query [queryname] querystring | 
        -view  [viewname]  viewstring [-schema comma-separated-names]
        [-active true | false]

表A-7 ADDRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(「Oracle Event Processingビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule [rulename] rulestring

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLルールを指定します。Oracle CQLルールには次が含まれます。

  • REGISTER|CREATE FUNCTION (集計および単一行関数)

  • REGISTER|CREATE WINDOW

rulenameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのrulestringを二重引用符で囲んで入力します。

-query [queryname] querystring

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQL問合せを指定します。

querynameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのquerystringを二重引用符で囲んで入力します。

-view [viewname] viewstring [-schema comma-separated-names]

アプリケーションの指定プロセッサに追加するOracle CQLビューを指定します。

viewnameパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event Processingが名前を生成します。

Oracle CQLのviewstringを二重引用符で囲んで入力します。

comma-separated-namesパラメータは不要です。これを指定しない場合、Oracle Event ProcessingviewstringのSELECT文に基づいてスキーマを生成します。

-active true | false

ルールが開始され、追加後にイベントを処理する準備ができているかどうかを指定します。

この引数の有効な値はtrue (追加後にルールを開始)またはfalse (追加後にルールを開始しない)で、デフォルト値はtrueです。falseに設定する場合、STARTRULEを使用してルールを開始します。

次の例では、Oracle CQL問合せSELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]を、myqueryという名前で、helloworldアプリケーションのOracle CQLプロセッサhelloworldProcessorに追加する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     ADDRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
     -query myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 5]"

A.11.3 DELETERULE

既存のOracle CQLルールをOracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサから削除します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DELETERULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-8 DELETERULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(「Oracle Event Processingビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

削除するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。

次の例は、myviewというOracle CQLビューをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから削除する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     DELETERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myview

A.11.4 REPLACERULE

既存のOracle CQLルール、問合せ、またはビューを別のルール、問合せ、またはビューに置換します。Oracle Event Processingは、最初に元のルール、問合せ、またはビューを破棄してから、新規のものをそれぞれの場所に挿入します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    REPLACERULE -application application -processor processor 
        -rule rulename rulestring 

表A-9 REPLACERULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing 「Oracle Event Processingのビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename rulestring

置換するOracle CQLルール、問合せ、またはビューの名前を指定します。Oracle Event Processingは、古いルール、問合せ、またはビューを削除してから、新規のものを同一の名前で、ただしルール・テキストは新規にして挿入します。ビューの場合、Oracle Event ProcessingrulestringのSELECT文に基づいてスキーマを生成します。

Oracle CQLのrulestringを二重引用符で囲んで入力します。

次の例では、myqueryというOracle CQL問合せを、helloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorのOracle CQLテキストSELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]に置換する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     REPLACERULE -application helloworld -processor helloworldProcessor 
     -rule myquery "SELECT * FROM Withdrawal [Rows 10]"

A.11.5 STARTRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に停止された既存のOracle CQLルールまたは問合せを開始します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-10 STARTRULE引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing 「Oracle Event Processingのビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

開始するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。

注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。

次の例は、myqueryというOracle CQL問合せをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから開始する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STARTRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery

A.11.6 STOPRULE

Oracle Event Processingアプリケーションの指定プロセッサで以前に開始された既存のOracle CQLルールまたは問合せを停止します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPRULE -application application -processor processor -rule rulename

表A-11 STOPRULE引数

引数 定義
-application application

管理対象のOracle CQLルールまたは問合せを持つOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

完全一致アプリケーション名が現在不明な場合、それを取得するためのwlevs.Adminの使用に関する詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

また、アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照すると、完全一致アプリケーション名を取得できます。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルール、問合せ、およびビューが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-rule rulename

停止するOracle CQLルールまたは問合せの名前を指定します。

注意: ビューの停止と開始はできません。ビューは常にアクティブです。

ルール名が不明な場合は、それを問い合せるための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。また、DOWNLOADコマンドを使用して特定のOracle CQLプロセッサのルール、問合せ、またはビューのリストも取得できます。

次の例は、myqueryというOracle CQL問合せをhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorから停止する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STOPRULE -application helloworld -processor helloworldProcessor -rule myquery

A.11.7 UPLOAD

指定プロセッサに構成されたOracle CQLルールを、アップロードされたコンポーネント構成ファイルのOracle CQLルールに置換します。

Oracle CQLルールのリストが含まれるコンポーネント構成ファイルは、コンポーネント構成ファイルのスキーマに準拠しています(Oracle Event Processingスキーマ・リファレンスを参照してください)。このファイルには、指定プロセッサに現在構成されているルールを置換する1つ以上のOracle CQLルールが含まれます。そのようなコンポーネント構成ファイルの例は、次のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
<config>
  <processor>
  <name>helloworldProcessor</name> 
    <rules>
      <query id="helloworldRule1">
          <![CDATA[  SELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2] > 
      </query>
    </rules>
  </processor>
</config>

前述の例では、コンポーネント構成ファイルは、helloworldRule1という名前の単一の Oracle CQL問合せを構成し、そのOracle CQL問合せテキストはSELECT * FROM HelloWorldEvent [Rows 2]です。

注意:

wlevs.AdminユーティリティのUPLOADコマンドを使用するとき、他のOracle CQLコマンドを実行するときと同様に、-processor引数を使用して、Oracle CQLプロセッサ名をOracle CQLルールの追加先に指定します。これは、ネーミング競合を避けるために、ユーティリティがコンポーネント構成ファイル内の任意の<name>要素を無視することを意味します。

コンポーネント構成ファイルの作成の詳細と例は、『Oracle Event Processingアプリケーションの開発』を参照してください。

「DOWNLOAD」で説明されているように、DOWNLOADコマンドを使用して、プロセッサのコンポーネント構成ファイルのコピーを取得できます。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    UPLOAD -application application -processor processor -sourceURL sourcefileURL

表A-12 UPLOAD引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing 「Oracle Event Processingのビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のOracle CQLプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-sourceURL sourcefileURL

次の形式のOracle CQLルールを含むコンポーネント構成ファイルのURLを指定します。

file:///path-to-file

次の例は、Oracle CQLルールをc:\processor\config\myrules.xmlファイルからhelloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorへアップロードする方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     UPLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
     -sourceURL file:///c:/processor/config/myrules.xml

A.11.8 DOWNLOAD

Oracle Event Processingアプリケーションの指定されたOracle CQLプロセッサに関連付けられたOracle CQLルール・セットを、XMLコンポーネント構成ファイルにダウンロードします。

このXMLファイルは、「UPLOAD」で説明されているのと同一の形式です。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    DOWNLOAD -application application -processor processor 
    -file destinationfile [-overwrite overwrite]

表A-13 DOWNLOAD引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します: Oracle Event Processing Visualizerを起動します(「Oracle Event Processingビジュアライザの使用」を参照)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-processor processor

特定のプロセッサ名を指定します。このプロセッサは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのOracle CQLルールが管理対象となります。

完全一致名が不明な場合は、それを取得するための詳細は、「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください。

-file destinationfile

wlevs.Adminユーティリティを使用してOracle CQLルールをダウンロードする先のコンポーネント構成XMLファイル名を指定します。

必ずファイルのフル・パス名を指定してください。

-overwrite overwrite

wlevs.Adminユーティリティが既存ファイルをオーバーライドするかどうかを指定します。

この引数の有効な値は、trueまたはfalseで、デフォルト値はfalseです。

次の例では、helloworldアプリケーションのOracle CQL helloworldProcessorに付属のOracle CQLルール・セットを、c:\processor\config\myrules.xmlファイルへダウンロードする方法を示します。ユーティリティは任意の既存ファイルをオーバーライドします。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     DOWNLOAD -application helloworld -processor helloworldProcessor 
     -file c:\processor\config\myrules.xml -overwrite true

A.12 MBeanを管理するためのコマンド

この項では、MBeanを管理するコマンドを示します。

次の項は、Oracle Event Processing MBeanを管理するためのwlevs.Adminコマンドを説明します。

Oracle Event Processing MBeanの詳細な説明は、Oracle Stream Analytics Java APIリファレンスを参照してください。

A.12.1 MBeanタイプの指定

アクセス、表示、または変更する対象のMBean(1つまたは複数)を指定するには、すべてのMBean管理コマンドで、-mbean引数または-type引数を指定する必要があります。

MBeanの単一のインスタンスを操作する場合は、-mbean引数を使用します。

-type引数を使用すると、指定するタイプのインスタンスであるすべてのMBeanに作用します。MBeanのタイプは、MBeanがインスタンスであるインタフェース・クラスを示します。すべてのOracle Event Processing MBeanは、com.bea.wlevs.management.configurationcom.bea.wlevs.management.runtimecom.bea.wlevs.deployment.mbeanおよびcom.bea.wlevs.server.management.mbeanパッケージで定義されたインタフェース・クラスのいずれかのインスタンスです。すべてのOracle Event Processing MBeanインタフェース・クラスの完全なリストは、それぞれのパッケージのOracle Stream Analytics Java APIリファレンスを参照してください。

-type引数に付与する値を決定するには、次の手順を実行します。MBeanのインタフェース・クラスを検索し、MBean接尾辞をクラス名から削除します。たとえば、com.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBeanのインスタンスであるMBeanには、CQLProcessorを使用します。

A.12.2 MBean管理コマンド

表A-14は、MBean管理コマンドの概要です。

表A-14 MBean管理コマンドの概要

コマンド 説明

GET

MBeanのプロパティを表示します。

INVOKE

基になるリソースに対して公開されているMBeanの管理操作を呼び出します。

QUERY

指定するパターンにObjectNameが一致するMBeanを検索します。

SET

指定したMBeanインスタンスに対して、指定したプロパティ値を設定します。

A.12.3 GET

MBeanプロパティおよびJMXオブジェクト名を、http://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlで説明されている形式で表示します。

コマンドの出力は次のとおりです。

{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} 
. . .

プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。

-prettyが指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。

MBeanName: object-name
property1: value
property2: value
.
.
.
MBeanName: object-name
property1: value
abbribute2: value

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    GET [-pretty] {-type mbeanType| -mbean objectName} [-property property1] [-property property2]...

表A-15 GET引数

引数 定義
-type mbeanType

指定したタイプのすべてのMBean情報を戻します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

たとえば、プロセッサ・ステージのMBeanを参照する場合、ネーミングは次のとおりになります(実際には、文字列は1行にする必要があります)。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, 
Application=<name of the application>"
-pretty 

プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。

-property property

リストする1つまたは複数のMBeanプロパティ(属性)の名前を指定します。

-propertyが指定されていない場合、すべてのプロパティが表示されます。

次の例は、helloworldというアプリケーションがOracle Event Processingにデプロイされたとき、プロセッサ・ステージに登録されたCQLProcessorMBeanのすべてのプロパティを示します。

java wlevs.Admin
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector
     -username wlevs -password wlevs
     GET -pretty
     -mbean com.bea.wlevs:Name=cqlprocessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld

次の例は、すべてのCQLProcessorMBean MBeanのすべてのインスタンスを示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     GET -pretty -type CQLProcessor

A.12.4 INVOKE

1つ以上のMBeanの管理操作を起動します。Oracle Event Processing MBeanでは、通常このコマンドを使用して大半のOracle Event Processing MBeanが付与するgetAttributeおよびsetAttribute以外の操作を起動します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    INVOKE {-type mbeanType | -mbean objectName} -method methodname [argument . . .]

表A-16 INVOKE引数

引数 定義
-type mbeanType

特定のタイプのすべてのMBeanに対する操作を起動します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

たとえば、プロセッサ・ステージのMBeanを呼び出す場合、名前の指定は次のようになります。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the Stage>,Type=<type of Mbean>, Application=<name of the application>"
-method methodname

呼び出すメソッドの名前。

argument

メソッド呼出しに渡される引数。

引数がString配列である場合は、次の形式で引数を渡す必要があります。

"String1;String2;. . . "

次の例は、MBean com.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBeanaddRuleメソッドを起動します。

java wlevs.Admin 
    -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
    -username wlevs -password wlevs 
    INVOKE -mbean com.bea.wlevs:Name=cqlprocessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld 
    -method addRule "SELECT * FROM Withdrawal RETAIN ALL"

A.12.5 QUERY

次のObjectNameクラスの規則に従って指定したパターンと一致するパターンのOracle Event Processing MBeanを検索します: http://docs.oracle.com/javase/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html

ObjectNameクラスの規則に準拠する名前でMBeanサーバーに登録されるOracle Event Processing MBeanタイプから作成されるすべてのMBean。特定のMBeanインスタンスを取得または変更するためにwlevs.Adminコマンドを使用するには、MBeanのObjectNameを把握する必要があります。

コマンドの出力は次のとおりです。

{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} 
. . .

プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中カッコで囲まれています。この形式によって、スクリプトによる出力の解析が容易になります。

-prettyが指定される場合、それぞれのプロパティと値のペアは新しい行に表示され、ペアの区切りに中カッコは使用されません。

MBeanName: object-name
property1: value
property2: value
.
.
.
MBeanName: object-name
property1: value
abbribute2: value

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    QUERY -pretty -pattern object-name-pattern 

表A-17 QUERY引数

引数 定義
-pretty 

プロパティと値のペアを1行に1組ずつ配置します。

-pattern object-name-pattern

QUERYコマンドの検索対象のhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlの一部。この値は次のパターンに準拠する必要があります。

property-list

ここで、property-listはhttp://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.htmlの1つ以上のコンポーネント(プロパティと値のペア)を指定します。

プロパティと値のペアは任意の順序で指定できます。

指定したプロパティと値のペアの内部ではパターン・マッチングは行われません。完全なプロパティと値のペアのみがパターン・マッチングで使用されます。ただし、1つまたは複数のプロパティと値のペアのかわりに、*ワイルドカード文字を使用できます。

たとえば、type=epl*は有効ではありませんが、type=CQLProcessor,*は有効です。

property-listのプロパティと値のペアを少なくとも1つ付与すると、property-listがまだカンマ区切りのリストである場合にかぎり、所定のパターンでワイルドカードを任意の場所で検索できます。

次の例は、すべてのcom.bea.wlevs.management.configuration.CQLProcessorMBean MBeanを検索します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     QUERY -pattern *:Type=CQLProcessor,*

コマンドが成功した場合、検出されたMBeanの属性を戻します(行が折り返されているのは、読みやすくするためです)。

{MBeanName="com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=CQLProcessor,Application=com.bea.wlevs.dataservices"{
 AllRules=defaultRule = select * from DSMonitorEvent retain 1 event where metric > 10000}{
 AllRulesInfo=defaultRule = {RULE_TYPE=RULE, STARTED=true, VALUE=select * from DSMonitorEvent 
 retain 1 event where metric > 10000, ID=defaultRule}}{Databases=}{Name=MonitorProcessor}
 {NotificationInfo=[Ljavax.management.MBeanNotificationInfo;@20d319}
 {ObjectName=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,Type=CQLProcessor,
 Application=com.bea.wlevs.dataservices}{PlaybackConfiguration=}{PlayingBack=false}
 {RecordConfiguration=}{RecordPlayback=com.bea.wlevs:Name=MonitorProcessor,
 Type=RecordPlayback,Application=com.bea.wlevs.dataservices}{Recording=false}
 {Type=CQLProcessor}}

A.12.6 アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ

Oracle Event ProcessingアプリケーションのCQLルールを管理するためのすべてのコマンドでは、アプリケーション名とルールを適用する先の特定のプロセッサ名を把握する必要があります。通常、これらの名前は把握済ですが、把握していない場合はQUERYコマンドを使用してアプリケーションおよびその付属プロセッサを表すMBeanインスタンスから情報を取得できます。

特に、次の-pattern引数を使用すると、所定のOracle Event Processingインスタンスのすべてのアプリケーション、プロセッサ、およびルールのリストを取得できます。

-pattern  com.bea.wlevs:*,Type=CQLProcessor 

次に例を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     QUERY -pretty 
     -pattern com.bea.wlevs:*,Type=CQLProcessor

このコマンドのサンプル出力を次に示します。

Command Output
------------------------------------------------------
MBeanName: "com.bea.wlevs:Name=helloworldProcessor,Type=CQLProcessor,Application=helloworld,"
       AllRules:
       helloworldRule =  select * from HelloWorldEvent retain 1 event 
--end of command output -------- 

このサンプル出力の項目は次のとおりです。

  • アプリケーション名はhelloworldです。

  • helloworldアプリケーションには、helloworldProcessorというプロセッサが含まれます。

  • helloworldProcessorには、helloworldRuleというルールが含まれます。

A.12.7 SET

指定したプロパティ(属性)値をMBeanに対して設定します。

コマンドが成功した場合、OKを戻してサーバー構成への新しい値を保存します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SET {-type mbeanType | -mbean objectName}
    -property property1 property1_value 
    [-property property2 property2_value] . . .

表A-18 SET引数

引数 定義
-type mbeanType

特定のタイプのすべてのMBeanのプロパティを設定します。詳細は、「MBeanタイプの指定」を参照してください。

-mbean objectName

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名。

"com.bea.wlevs:Name=<name of the stage>,Type=<MBean type>,Application=<name of the deployed application>"
-property property

設定されるプロパティの名前。

property _value

設定される値。

  • 一部のプロパティでは、Oracle Event Processing MBeanの名前を指定する必要があります。この場合、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/api/javax/management/ObjectName.html形式のMBeanの完全修飾オブジェクト名を指定します。たとえば(実際には、文字列は1行にする必要があります)。

    "com.bea.wlevs:Name=<name of the stage>,Type=<type of MBean>,
    Application=<name of the application>"
  • プロパティ値がMBean配列のとき、それぞれのMBeanオブジェクト名をセミコロンで区切り、プロパティ値リスト全体を引用符で囲みます。次に例を示します。

    "com.bea.wlevs:Application=<name of the application>,Type=<type of MBean>,Name=<name of the Stage>;Type=<type of MBean>,Name=<name of the stage>" 
  • プロパティ値が文字列の配列である場合は、各文字列をセミコロンで区切り、プロパティ値のリスト全体を引用符で囲みます。

       "String1;String2;. . . "
  • プロパティ値が文字列または文字列の配列である場合は、次のいずれかを使用して値をnullに設定できます。

    -property property-name "" 
    -property property-name 
  • プロパティ値にスペースが含まれる場合は、値を引用符で囲みます。

    "-Da=1 -Db=3" 

次の例は、helloworldアプリケーションのhelloworldOutstreamというチャネルのMaxSizeプロパティを設定する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     SET -mbean com.bea.wlevs:Name=helloworldOutstream,Type=Channel,Application=helloworld 
     -property  MaxSize 1024

A.13 イベントの記録および再生を制御するためのコマンド

この項では、イベントの記録および再生を制御するためのコマンドについて説明します。

表A-19は、Oracle Event Processingアプリケーションの特定ステージのイベントの記録および再生を管理するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。

表A-19 イベントの記録および再生を制御するためのコマンドの概要

コマンド 説明

STARTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を開始します。

STOPRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの記録を停止します。

CONFIGURERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に使用するパラメータを構成します。

SCHEDULERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録をスケジュールします。

LISTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの記録構成を一覧表示します。

STARTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を開始します。

STOPPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対してイベントの再生を停止します。

CONFIGUREPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に使用するパラメータを構成します。

SCHEDULEPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生をスケジュールします。

LISTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションにおけるステージのイベントの再生構成を一覧表示します。

A.13.1 STARTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対してイベントの記録を開始します。

注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。

ステージを後で記録が開始されるように構成した場合、その構成は無視され、記録はすぐに開始されます。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTRECORD -application application -stage stage

表A-20 STARTRECORD引数

引数 定義
-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの記録を開始する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STARTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

注意:

ステージでイベントの記録および再生を制御するためのコマンドを使用する前に、最初に適切なイベントの記録および再生オプションを使用してステージを構成する必要があります。「CONFIGURERECORD」を参照してください。

A.13.2 STOPRECORD

イベントの記録が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの記録を停止します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPRECORD -application application -stage stage

表A-21 STOPRECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの記録を停止する方法を示します。イベントの記録は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STOPRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.13.3 CONFIGURERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したパラメータを構成します。このコマンドを使用して最初にステージのイベントの記録を構成したり、データセット名またはプロバイダ名を変更したりします。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    CONFIGURERECORD -application application -stage stage
        [-datasetName datasetname] 
        [-storeProvider storeprovidername] 
        [-eventTypes eventtypes] 
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-22 CONFIGURERECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-datasetName datasetname

イベントの記録先のデータセット名を指定します。

-storeProvider storeprovidername

Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルで定義される有効なdata-sourceの名前を指定します。

デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、またはdefault-providerの引数値を指定します。

詳細は、Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンスを参照してください。

-eventTypes eventtypes

記録対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。

-scheduleStartTime starttime

記録を開始する時刻を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を2013年10月20日午前11:22:07に開始するように指定するには、次の値を使用します。

10-20-2013:11:22:07

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime endtime

記録が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を2013年10月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

10-20-2013:18:00:00 

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベントの記録を構成する方法を示します。

次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -datasetName myds -storeProvider mysp
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00

次の例では、記録の開始時間および継続時間を指定しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter
     -datasetName myds -storeProvider mysp
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleDuration 01:00:00

次の例では、nullの開始時間および継続時間を指定しており、これは、記録が永久に実行されることを意味します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGURERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -datasetName myds -storeProvider mysp
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleDuration null

A.13.4 SCHEDULERECORD

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの記録に関連したスケジュール・パラメータを構成します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SCHEDULERECORD -application application -stage stage
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-23 SCHEDULERECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-scheduleStartTime starttime

記録を開始する時刻を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を10月20日に開始するように指定するには

(2013年午前11:22:07)、次の値を使用します。

10-20-2013:11:22:07

-scheduleEndTime endtime

記録が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を10月20日に終了するように指定するには

(2013年午後6時)、次の値を使用します。

10-20-2013:18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの記録が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベント記録のスケジュールを構成する方法を示します。

次の例では、記録の開始および終了時刻を指定しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     SCHEDULERECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndndTime 10-20-2013:18:00:00

A.13.5 LISTRECORD

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの記録構成を一覧表示します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTRECORD -application application -stage stage

表A-24 LISTRECORD引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベント記録の構成を一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     LISTRECORD -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.13.6 STARTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージのイベントの再生を開始します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTPLAYBACK -application application -stage stage
        [-filterStartTime starttime] 
        [-filterEndTime endtime | -filterDuration duration]        [-speed speed]         [-repeat true | false]

表A-25 STARTPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-filterStartTime startime

この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

-filterEndTime endtime

この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterDuration duration

イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-speed speed

再生速度を正のfloatとして指定します。

デフォルト値は1で、これは通常速度に相当します。2の値は、イベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。

-repeat repeat

指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。

有効な値はtrueまたはfalseです。デフォルト値はfalseです。値をtrueに指定すると、繰り返し再生は故意に停止されるまで無限の回数分継続することになります(STOPPLAYBACKを参照してください)。値をfalseに指定すると、イベントは1回のみ再生されることになります。

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの再生を開始する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STARTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.13.7 STOPPLAYBACK

イベントの再生が以前開始されたOracle Event Processingアプリケーションのステージに関するイベントの再生を停止します。

構文

表A-26 STOPPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STOPPLAYBACK -application application -stage stage

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの再生を停止する方法を示します。イベントの再生は以前に次のステージに対して開始されたと仮定します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STOPPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.13.8 CONFIGUREPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生記録に関連したパラメータを構成します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    CONFIGUREPLAYBACK -application application -stage stage
      [-datasetName datasetname] 
      [-storeProvider storeprovidername] 
      [-eventTypes eventtypes] 
      [-scheduleStartTime sstart] 
      [-scheduleEndTime send | -scheduleDuration sduration]
      [-filterStartTime fstart] [-filterEndTime fend | -filterDuration fduration]
      [-speed speed] 
      [-repeat true | false]

表A-27 CONFIGUREPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-datasetName datasetname

イベントの記録先のデータセット名を指定します。

-storeProvider storeprovidername

Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルで定義される有効なdata-sourceの名前を指定します。

デフォルトのBDBプロバイダを選択するには、この引数を空白にするか、またはdefault-providerの引数値を指定します。

詳細は、Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンスを参照してください。

-eventTypes eventtypes

再生対象の有効なイベント型の名前のカンマ区切りリストを指定します。イベント型は、イベント型リポジトリで定義される必要があります。

-scheduleStartTime sstart

再生を開始する時間を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を10月20日に開始するように指定するには

(2013年午前11:22:07)、次の値を使用します。

10-20-2013:11:22:07

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime send

再生が終了する実際の時間を指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、再生を2013年1月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

10-20-2013:18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration sduration

このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。イベントの再生を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterStartTime fstart

この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

-filterEndTime fend

この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterDuration fduration

イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-speed speed

再生速度を正のfloatとして指定します。

デフォルト値は1で、これは通常速度に相当します。2の値は、イベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。

-repeat repeat

指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。

有効な値はtrueまたはfalseです。デフォルト値はfalseです。値をtrueに指定すると、繰り返し再生は故意に停止されるまで無限の回数分継続することになります(STOPPLAYBACKを参照してください)。値をfalseに指定すると、イベントは1回のみ再生されることになります。

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベントの再生を構成する方法を示します。

次の例では、再生の開始および終了時刻を指定し、再生速度を通常速度の倍にしています。また、指定した時間間隔でのイベントの再生が終了したら、再び再生を開始することを指定しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00
      -speed 2 -repeat true

次の例では、再生の開始時刻と持続時間を指定し、再生速度を通常の半分にしています。また、イベントの再生は1度だけ行います。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -scheduleStartTime 10:20:2013:11:22:07 -scheduleEndTime 10-20-2013:18:00:00
     -speed 0.5 -repeat false

次の例では、nullの開始および継続時間を指定しています。これは、再生が通常の速度で永久に実行されることを意味します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGUREPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -scheduleStartTime 10:20:2013:11:22:07 -scheduleDuration null

A.13.9 SCHEDULEPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションのステージに対するイベントの再生に関連したスケジュール・パラメータを構成します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    SCHEDULEPLAYBACK -application application -stage stage
        [-scheduleStartTime startime] 
        [-scheduleEndTime endtime | -scheduleDuration duration]

表A-28 SCHEDULEPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

-scheduleStartTime starttime

再生を開始する時間を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を2013年10月20日午前11:22:07に開始するように指定するには、次の値を使用します。

10-20-2013:11:22:07

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-scheduleEndTime endtime

再生が終了する実際の時間を指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

mm-dd-yyyy:hh:mm:ss

たとえば、記録を2013年10月20日午後6時に終了するように指定するには、次の値を使用します。

10-20-2013:18:00:00

記録を永久に実行するには、nullを指定します。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-scheduleDuration duration

このステージのイベントの再生が終了するまでの継続時間を指定します。記録を永久に実行するには、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-scheduleEndTimeまたは-scheduleDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

この項の例では、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterのイベント再生のスケジュールを構成する方法を示します。

次の例では、イベント再生の開始時間および終了時間を指定しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     SCHEDULEPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 
     -scheduleStartTime 10-20-2013:11:22:07 -scheduleEndndTime 10-20-2013:18:00:00

A.13.10 LISTPLAYBACK

Oracle Event Processingアプリケーションの特定のステージに対するイベントの再生構成を一覧表示します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTPLAYBACK -application application -stage stage

表A-29 LISTPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Event Processingアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します。このステージは、-application引数で指定されたOracle Event Processingアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります。

次の例は、指定したOracle Event ProcessingインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベント再生の構成を一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     LISTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter 

A.14 スループットおよび待機時間を監視するためのコマンド

この項では、スループットおよび待機時間を監視するためのコマンドについて説明します。

表A-30は、Oracle Event Processingアプリケーションのスループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要です。後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-30 スループットおよび待機時間を監視するためのコマンドの概要

コマンド 説明

MONITORAVGLATENCY

イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。

MONITORMAXLATENCY

イベントが指定されたEPNのパスを通過するのにかかる最大時間または待機時間を監視します。

MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD

EPNのパスを流れるイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。

MONITORAVGTHROUGHPUT

指定されたステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの数をモニターします。

A.14.1 MONITORAVGLATENCY

イベントが指定アプリケーションのEPNのパスを通過するのにかかる平均時間または待機時間を監視します。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間をモニターできます。

構文

java wlevs.Admin 
     [ Connection Arguments ]
     [ User Credentials Arguments ]
     [ Common Arguments ]
     MONITORAVGLATENCY -application application 
     -startStage startStage -startStagePoint stagePoint
     -endStage endStage -endStagePoint stagePoint
     -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit

表A-31 MONITORAVGLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-avgInterval avgInterval

平均待機時間が計算される期間の平均間隔を指定します。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

デフォルト値は100です。

次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworldアプリケーションのcqlprocessorコンポーネントを通過するイベントの平均待機時間を監視する方法を示します。同一のステージが開始および終了ステージの両方(cqlprocessor)に指定されるため、待機時間の監視は単一のステージを通って流れるイベントに対してのみ行われます。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor
     -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit 
     -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.14.2 MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD

パスの開始点と終了点の間のイベントの平均待機時間が指定されたしきい値を超えたかどうかをモニターします。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの待機時間しきい値をモニターできます。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD -application application 
    -startStage startStage -startStagePoint stagePoint 
    -endStage endStage -endStagePoint stagePoint 
    -avgInterval avgInterval -timeUnit timeUnit -threshold threshold

表A-32 MONITORAVGLATENCYTHRESHOLD引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

待機時間のしきい値を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

待機時間のしきい値を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの待機時間のしきい値をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-avgInterval avgInterval

平均待機時間のしきい値が計算される平均間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-threshold threshold

しきい値を指定します。この値を超えると、平均間隔の終わりごとにメトリック・イベントが出力されます。

デフォルトは100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworldアプリケーションのcqlprocessorステージにおける平均待機時間が10秒を超えるイベントの平均待機時間のしきい値を監視する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     MONITORAVGLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor
     -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit 
     -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS -threshold 100

A.14.3 MONITORMAXLATENCY

指定されたアプリケーションでEPNの指定されたパスを流れるイベントの最大待機時間をモニターします。

パスの開始ステージと終了ステージを指定し、それぞれのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでパスが開始または終了するかどうかを指定します。パスの開始と終了に同じステージを指定すると、単一のステージを通過するイベントの最大待機時間をモニターできます。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORMAXLATENCY -application application 
    -startStage startStage -startStagePoint stagePoint 
    -endStage endStage -endStagePoint stagePoint 
    -maxInterval maxInterval -timeUnit timeUnit

表A-33 MONITORMAXLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startStage startStage

最大待機時間を監視する対象のパスを開始するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-startStagePoint startStagePoint

指定した開始ステージの最大待機時間をモニターするための特定の開始点を指定します。開始ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを開始できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-endStage endStage

最大待機時間を監視する対象のパスを終了するステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-endStagePoint endStagePoint

指定した終了ステージの最大待機時間をモニターするための特定の終了点を指定します。終了ステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントからモニターを終了できます。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-maxInterval maxInterval

最大待機時間が計算される間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

次の例では、エントリ・ポイントから出口ポイントまで、helloworldアプリケーションのcqlprocessorステージを通過するイベントの最大待機時間を監視する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     MONITORMAXLATENCY -application helloworld -startStage cqlprocessor
     -startStagePoint entry -endStage cqlprocessor -endStagePoint exit 
     -maxInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.14.4 MONITORAVGTHROUGHPUT

指定されたアプリケーションでEPNのステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントを通過するイベントの平均件数をモニターします。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    MONITORAVGTHROUGHPUT -application application 
    -stage stage -StagePoint stagePoint 
    -throughputInterval throughputInterval -avgInterval avgInterval
    -timeUnit timeUnit

表A-34 MONITORAVGLATENCY引数

引数 定義
-application application

スループットおよび待機時間を監視する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

イベントのスループットを監視する対象のステージ名を指定します。このステージは、-applicationオプションによって指定されるアプリケーション内にあります。

-stagePoint stagePoint

指定したステージのエントリ・ポイントまたは出口ポイントでスループットをモニターするかどうかを指定します。

有効な値は、entryおよびexitです。デフォルト値はentryです。

-throughputInterval throughputInterval

スループットが計算されるスループット間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

-avgInterval avgInterval

平均スループットが計算される平均間隔を指定します。

デフォルト値は100です。単位を-timeUnitオプションで指定します。デフォルト値はミリ秒です。

次の例は、helloworldアプリケーションのcqlprocessorステージのエントリ・ポイントを通過するイベントの件数を監視する方法を示しています。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     MONITORMAXLATENCY -application helloworld 
     -stage cqlprocessor -stagePoint entry 
     -throughputInterval 100 -avgInterval 100 -timeUnit MILLISECONDS

A.15 構成履歴を管理するためのコマンド

この項では、構成履歴を管理するためのコマンドについて説明します。

表A-35は、Oracle Event Processingコンポーネントの構成履歴を管理するコマンドの概要です。詳細は、「構成履歴の管理」を参照してください。

後続の項では、コマンド構文および引数について説明し、各コマンドの例を示します。

表A-35 構成履歴を管理するためのコマンドの概要

コマンド 説明

CONFIGHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

DELETECONFIGCHANGEHISTORY

指定期間の変更レコードを削除します。

LISTCHANGERECORDS

アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。

LISTRESOURCEREVISIONS

アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。

UNDOCONFIGCHANGE

変更レコードIDによって指定された変更レコードをロールバックします。

A.15.1 CONFIGHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTCHANGERECORDS
    LISTRESOURCEREVISIONS     UNDOCONFIGCHANGE
    DELETECONFIGCHANGEHISTORY

次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     LISTCHANGERECORDS

A.15.2 DELETECONFIGCHANGEHISTORY

構成履歴の管理コマンドのリストを戻します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ]
    DELETECONFIGCHANGEHISTORY -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-36 DELETECONFIGCHANGEHISTORY引数

引数 定義
-application application

Oracle CQLルールを管理する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

変更レコードを削除する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

変更レコードを削除する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

次の例は、構成履歴の管理コマンドを一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     CONFIGHISTORY

A.15.3 LISTCHANGERECORDS

アプリケーションの変更レコードのリストを戻します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTCHANGERECORDS -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-37 GETRULE引数

引数 定義
-application application

変更レコードを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

変更レコードの表示をフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべての変更レコードを一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     LISTCHANGERECORDS -application helloworld -startTime 10-20-2007:11:10:07 
     -endTime 10-20-2007:11:22:07

A.15.4 LISTRESOURCEREVISIONS

アプリケーションの構成リソース・リビジョンのリストを戻します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    LISTRESOURCEREVISIONS -application application -startTime starttime -endTime endtime

表A-38 GETRULE引数

引数 定義
-application application

リソース・リビジョンを参照する対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(Oracle Event Processing Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-startTime starttime

リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の開始時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

-endTime end-ime

リソース・リビジョンのリストをフィルタ処理する期間の終了時間を指定します。

10-20-2007:11:22:07など、形式はMM-dd-yyyy:HH:mm:ssです。

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンを一覧表示する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
      LISTRESOURCEREVISIONS -application helloworld -startTime 10-20-2007:11:10:07 
     -endTime 10-20-2007:11:22:07

A.15.5 UNDOCONFIGCHANGE

変更レコードIDで指定された変更レコードによって定義された変更をロールバックします。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    UNDOCONFIGCHANGE -application application -recordId changerecordid

表A-39 GETRULE引数

引数 定義
-application application

変更レコードを元に戻す対象のOracle Event Processingアプリケーション名を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Event Processing Visualizerを使用します。Oracle Event Processing Visualizerを起動します(『Oracle Stream Analyticsビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Event Processingインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-recordId changerecordid

元に戻す変更レコードの識別子を指定します。

変更レコードの識別子を取得するため、次を使用できます:

次の例は、helloworldアプリケーションで2007年11月20日11:10:07から11:22:07までに作成されたすべてのリソース・リビジョンをロールバックする方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     UNDOCONFIGCHANGE -application helloworld -recordId tr.1267607521409.10110