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Oracle® Fusion Middleware Oracle JDeveloper拡張機能の開発
12c (12.1.3)
E59418-01
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3 Extension SDKを使用した開発

この章では、JDeveloperにダウンロードできるExtension SDKと、それを使用した独自の拡張機能の開発方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Extension SDKを使用した開発について

JDeveloper Extension Software Developer Kit (SDK)には、サンプル・コードを含んだプロジェクトのコレクションや、Extension SDK APIについてのJavadoc生成ドキュメントが含まれています。

各サンプル・プロジェクトには、サンプルを適切なディレクトリにワンクリックでデプロイするためのデプロイメント・プロファイルが含まれています。すべてのプロジェクトを一度にデプロイすることもできます。

各種拡張機能を提供するコードをテンプレートとして使用することで、類似する複数の機能を効率よく開発できます。

3.2 Extension SDKのダウンロードとインストール

Extension SDKは「更新の確認」ウィザードを使用してダウンロードおよびインストールできます(ダウンロードはOracle Webサイトからも可能です)。

「更新の確認」を使用してExtension SDKをインストールするには、次のようにします。

  1. 『Oracle Jdeveloperによるアプリケーションの開発』の「更新の確認」を使用した拡張機能のインストール方法にある情報に従って操作し、ソース・ページでOfficial Oracle Extensions and Updates更新センターを選択します。

  2. 更新ページで、利用可能な拡張機能のリストからExtension SDKを選択し、「次へ」をクリックします。拡張機能のサイズによっては、インターネットの接続状況に応じてダウンロードに数分かかることがあります。

  3. ウィザードが完了すると、JDeveloperが再起動してExtension SDKがインストールされます。再起動の際、この章で説明したサンプル・プロジェクトを含むサンプル・アプリケーションをJDeveloperにインストールするかどうかをたずねられます。「はい」を選択すると、「アプリケーション」ウィンドウでextensionsdkアプリケーションが開き、サンプル・プロジェクトがリストされます。

ファイアウォール内で作業している場合、JDeveloperはプロキシ・サーバーの詳細情報を入力するまで更新センターに接続できません。この操作は、Webブラウザまたは「プリファレンス」ダイアログ・ボックス(「ツール」メニューから選択可能)のプロキシ・ページで行えます。行わない場合は、「更新の確認」ウィザードがタイムアウトし、Webブラウザとプロキシ・ページが表示されます。

ファイルを使用してExtension SDKをインストールするには、次のようにします。

  1. 『Oracle Jdeveloperによるアプリケーションの開発』の拡張機能をOTNから直接インストールする方法にある情報に従って操作し、Official Oracle JDeveloper Extensionsのページに移動します。

  2. Extension SDKをローカルの場所にダウンロードし、「ヘルプ」メニューから「更新の確認」ウィザードを開きます。

  3. ソース・ページで、「ローカル・ファイルからインストール」を選択し、esdk_bundle.zipファイルの場所を入力して、ウィザードを完了します。

  4. JDeveloperが再起動してExtension SDKがインストールされます。再起動の際、この章で説明したサンプル・プロジェクトを含むサンプル・アプリケーションをJDeveloperにインストールするかどうかをたずねられます。「はい」を選択すると、「アプリケーション」ウィンドウでextensionsdkアプリケーションが開き、サンプル・プロジェクトがリストされます。

3.2.1 Extension SDKインストール時の処理内容

Extension SDKを正常にインストールすると、オプションによってサンプル・アプリケーションが「アプリケーション」ウィンドウ内で開き、JDeveloperの各種機能を説明するサンプル・プロジェクトにアクセスできるようになります。これらのコードを使用することで、独自の拡張機能を効率よく開発できます。

Oracle Fusion Middleware Oracle Extension SDK Java APIリファレンスへは、オンライン・ヘルプ(「ヘルプ」メニューからアクセス)の「目次」リストにある「参照」からアクセスできます。

3.2.2 Extension SDKのインストールに関するトラブルシューティング

ファイアウォール内で作業していて、Extension SDKを正常にダウンロードできない場合は、Webブラウザおよび「プリファレンス」ダイアログ・ボックス(「ツール」メニューから選択可能)のプロキシ・ページで、プロキシ・サーバー設定が設定されていることを確認してください。

「更新の確認」ウィザードによって更新センターの場所が特定された際、接続の速度によっては、利用可能な拡張機能のリストが表示されるまでに数分かかることがあります。

ウィザードでExtension SDKを選択すると、ウィザードの起動中にダウンロードが実行されますが、接続の速度によっては、これにも数分かかることがあります。拡張機能のダウンロードが完了したら、それをインストールするためにJDeveloperを再起動する必要があります。その後、結果を示すメッセージが表示されます。

3.3 サンプル拡張機能の使用

Extension SDKをインストールするときに、様々な種類のJDeveloper要素を作成および使用する方法の例を示す、多数のプロジェクトを含むアプリケーションextensionsdkをインストールします。

サンプルの実行に関する詳細は、第3.4項「サンプル・プロジェクトの実行」を参照してください。

大部分の拡張機能のサンプルの説明は、次を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/samples-083838.html

次のリストは、一部のサンプル拡張機能プロジェクトと、その主な機能の簡略な解説を抜き出したものです。

3.4 サンプル・プロジェクトの実行

JDeveloper内でサンプル・プロジェクトを実行して、それらの動作内容を確認できます。

サンプル・プロジェクトを実行するには、次のようにします。

  1. サンプル・プロジェクト拡張機能を最初に実行する際には、いずれかを右クリックし、「ターゲット・プラットフォームへのデプロイ」を選択する必要があります。

  2. 拡張機能を実行するには、それを右クリックし、「拡張機能の実行」を選択します。

    これにより、サンプル・プロジェクトがインストールされた、JDeveloperの2つ目のコピーが実行されます。