この章では、Oracle JDeveloperソフトウェアをインストールする方法について説明します。この章で説明しているソフトウェアを使用して、SOAまたはBusiness Process Managementアプリケーションを開発することはできません。
SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーション用に事前に構成されたバージョンのJDeveloperをインストールするには、『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』のQuick Startディストリビューションの概要に関する項を参照してください。
この章には次の項が含まれます:
注意: この章で説明しているインストール・タイプはSOA拡張機能をサポートしません。SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーション用に事前に構成されたバージョンのJDeveloperをインストールするには、『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』のQuick Startディストリビューションの概要に関する項を参照してください。 |
第1.6項の説明に従って、ご使用のオペレーティング・システムに対応するインストーラを入手しておく必要があります。どのディストリビューションとインストーラを使用するかによって、次のJDK前提条件に注意する必要があります。
Oracle JDeveloper Javaディストリビューションをインストールする場合に必要なのは、ファイルを解凍することのみです。このプロセスについては、第2.4項で説明されています。
Oracle JDeveloper Studioのプラットフォーム固有のインストーラを使用する場合は、このOracle JDeveloperインストール専用のJDKバージョンが自動的にインストールされます。
Oracle JDeveloper Studioの汎用インストーラを実行する場合は、次の前提条件を満たしていることを確認します。
必要なJDKがシステムにインストールされている必要があります。
ご使用のオペレーティング・システムでJDeveloper 12c (12.1.3)との動作が保証されているJDKバージョンを、このサイトで確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/121300-cert-2164864.html#OperatingSystemsandJavaSE
その後、JDKの動作保証済バージョンをOTNの次の場所から取得できます: http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
インストール・プロセスを合理化するためには、製品とともに使用するJDKを、インストーラ・プログラムの起動に使用するJDKにする必要があります。この場合、目的のJDKをシステムPATH
の最初に設定するか、コマンド行で明示的に参照するようにしてください。
この項では、様々なプラットフォームへのOracle JDeveloper Studioのインストール方法について説明します。
警告: この項で説明しているOracle JDeveloper Studioインストールを使用して、SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーションを開発することはできません。詳細は、2.1項を参照してください。 |
この章の内容は、次のとおりです。
使用するインストーラの種類に応じて、次のいずれかの方法でOracle JDeveloper Studioのインストール・プログラムを起動できます。
Linux、UNIXおよびMac OS Xでの汎用インストーラの起動
ホストされているLinux、UNIXまたはMac OS Xマシンで、プラットフォームに依存しないインストーラを起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。第2.1項の説明に従って汎用インストーラの前提条件を確認していれば、動作保証済のJDKをすでに入手してインストールしたはずです。
コマンド行からjava -version
を実行することで、JDKのバージョンをダブルチェックできます。このコマンドは、マシンにインストールされているJDKのバージョンを返します。出力されたバージョンが12c (12.1.3) JDeveloperで動作保証されていることを次の場所で確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/121300-cert-2164864.html#OperatingSystemsandJavaSE
インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jar
を呼び出して、インストール・プログラムを起動します。
/home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_15/bin/java -jar jdev_suite_121300.jar
この例の\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15
は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。
インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。
Windowsでの汎用インストーラの起動
プラットフォームに依存しないインストーラをWindowsマシンで起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。第2.1項の説明に従って汎用インストーラの前提条件を確認していれば、動作保証済のJDKをすでに入手してインストールしたはずです。
https://www.java.com/en/download/help/version_manual.xml
で説明されているいずれかの方法で、JDKのバージョンをダブルチェックできます。ご使用のJDKバージョンが12c (12.1.3) JDeveloperで動作保証されていることを次の場所で確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/121300-cert-2164864.html#OperatingSystemsandJavaSE
インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jar
を呼び出して、インストール・プログラムを起動します。
\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15\bin\java -jar jdev_suite_121300.jar
この例の\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15
は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。
Linux、UNIXおよびMac OS X用のプラットフォーム固有のインストーラの起動
Linux、UNIXまたはMac OS Xでプラットフォーム固有のインストーラを起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
プラットフォーム固有のインストーラが存在する場所に移動します。
次のコマンドを実行して、インストーラを起動します。
./jdev_suite_121300_linux64.bin
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。
Windows固有のインストーラの起動
プラットフォーム固有のインストーラをWindowsで起動するには、次の手順を実行します。
Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。
Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。
プラットフォーム固有のインストーラが存在する場所に移動します。
インストーラを起動します。コマンド行から起動するには、次のコマンドを実行します。
jdev_suite_121300_win64.exe
Oracle JDeveloperインストーラをダウンロードしたフォルダに移動した後、そのアイコンをダブルクリックしてインストール・ウィザードを起動することもできます。
インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。
サイレント・モードでのインストーラの起動
インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。詳細は、第A.1項を参照してください。
Oracle JDeveloper Studioエディションのインストール・プログラムでは、一連の画面が表2-1に示す順番で表示されます。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。
表2-1 Oracle JDeveloperのインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
この画面は、Oracle製品をこのホストに初めてインストールするときに表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定してください。この画面で選択したオペレーティング・システムのグループ名に、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。 |
ようこそ |
これは、製品インストーラの開始画面です。 |
インストール場所 |
この画面では、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。選択するディレクトリ名に空白が含まれていないことを確認してください。 Oracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成用のディレクトリの選択に関する項を参照してください。 |
前提条件のチェック |
この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。 警告またはエラー・メッセージが生じた場合、第1.5項を参照してください。 |
インストール・サマリー |
この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。 サイレントまたはコマンド行のインストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 |
インストール完了 |
インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。 この画面でOracle JDevleoperをカスタマイズできます。「インストール完了」画面でのOracle JDeveloperのカスタマイズの詳細は、第2.2.3項を参照してください。 |
Oracle Jdeveloperのインストール中に表示されるインストール画面の詳細は、Oracle Universal InstallerによるインストールのOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール画面に関する項を参照してください。
Oracle JDeveloper Studioのインストールが完了すると、インストールした製品の続行に使用できるオプションのリストがインストーラに表示されます。Oracle JDeveloperは、インストーラの「インストール完了」画面に表示されるオプションを使用してカスタマイズできます。図2-1を参照してください。
インストール・ウィザードを使用してOracle JDeveloperをカスタマイズするには、「インストール完了」画面の「次のステップ」セクションをに表示されているいずれかのオプションを選択します。表2-2では、ウィザードの「インストール完了」画面に表示されるオプションについて説明します。
表2-2 起動時のOracle JDeveloperのカスタマイズ用オプション
オプション | 説明およびアクション |
---|---|
デフォルト設定でJDeveloperを開始 |
デフォルト設定を使用してOracle JDeveloperを開始するには、このオプションを選択します。すべてのOracle JDeveloperプロジェクトは、このデフォルトの場所に保存されます。 |
設定をカスタマイズしてからJDeveloperを開始 |
次を行う場合はこのオプションを選択します。
|
JDeveloperを開始せずにインストールを終了 |
JDeveloperをインストール・ウィザードの終了後に起動するためのチェック・ボックスが選択されている場合は、その選択を解除します。Oracle JDeveloperを開始せずにインストール・ウィザードを終了するには、「終了」をクリックします。 |
注意:
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Oracle JDeveloper Studioが正しくインストールされたことを確認するために、ディレクトリ構造を表2-3と比較します。
表2-3では、Oracle JDeveloperのインストールの最後にシステム上に作成されるディレクトリ構造について説明します。
表2-3 Oracle JDeveloperホームのディレクトリの説明
ディレクトリまたはファイル | 説明 |
---|---|
JDeveloperホーム |
このディレクトリは、Oracle JDeveloperの実行に必要なバイナリ・ファイルおよび構成ファイルが含まれているOracleホームです。 |
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このディレクトリには、Coherence製品ファイルが含まれます。 |
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このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで使用されるファイルが含まれます。 |
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このディレクトリには、Oracle JDeveloperホーム・ディレクトリにインストールされたコンポーネント、機能セットおよびパッチに関する情報が含まれます。 |
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このファイルは、 |
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このディレクトリには、Oracle JDeveloperアプリケーションの実行に必要なファイルが含まれます。また、アプリケーション設定の変更に使用できるファイルも含まれます。 |
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このディレクトリには、OPatchおよびサポートされるファイルが含まれます。OPatchは、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアへのパッチの適用に使用するツールです。 |
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このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlおよびJava Required Files (JRF)に必要なバイナリ・ファイルとライブラリ・ファイルが含まれます。 |
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このファイルは、Windowsでのインストールでは存在しない場合があります。このファイルには、インストールのインベントリの場所に関する情報が含まれます。 |
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このディレクトリには、アンインストーラ・プログラムを含む、Oracle Universal Installerによって使用されるファイルが含まれます。製品をインストールした後にOracle Universal Installerを再実行する必要がある場合は、このディレクトリから実行してください。 |
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このディレクトリには、WebLogic Server製品ファイルが含まれます。 |
MAF拡張機能がインストールされたWindowsディストリビューションでは、cfgtoollogs
というフォルダも存在する場合があります。このディレクトリには、インストールおよび構成トランザクションのログ・ファイルが含まれます。
警告: この項で説明しているOracle JDeveloper Studioインストールを使用して、SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suiteアプリケーションを開発することはできません。詳細は、2.1項を参照してください。 |
JDeveloper Javaはインストーラを必要としません。Oracle JDeveloper Javaディストリビューションのインストールに必要なのは解凍ツールのみです。プラットフォーム共通の無償の解凍ツールInfo-Zipは、http://www.info-zip.org/
からダウンロードできます。
注意: Oracle JDeveloperをインストールするディレクトリの名前に、空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:\Program Files はインストール・ディレクトリとして使用しないでください。 |
jdev-java-121300.zip
からJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
必要なJDKを入手します。
ご使用のオペレーティング・システムでJDeveloper 12c (12.1.3)との動作が保証されているJDKバージョンを、このサイトで確認してください: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/121300-cert-2164864.html#OperatingSystemsandJavaSE
その後、JDKの動作保証済バージョンをOTNの次の場所から取得できます: http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
jdev-java-121300.zip
をターゲット・ディレクトリに解凍します。
注意: このドキュメントでは、Java Editionのコンテキストにおいて、インストール・ディレクトリをJDEV_HOME と表記します。たとえば、jdev-java-121300.zip をC:\jdev_install\ に解凍した場合、JDEV_HOME はC:\jdev_install を指します。 |
Oracle JDeveloperのJavaエディションを最初に起動する際、jdev
スクリプトによりJDKのインストール・ディレクトリを指定するよう求められます(見つからない場合)。プロンプトが表示され、Java実行可能ファイルへのパスを入力します。
Windowsの場合、パス定義はD:\jdk1.7.0_15\bin
のようになります。
Linux、UNIXおよびMac OS Xの場合、パス定義は/home/jdk1.7.0_15/bin
のようになります。