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Oracle® Fusion Middleware Oracle Warehouse BuilderからOracle Data Integratorへの移行
12c (12.1.3)
E59398-01
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A メッセージ・リファレンス

この付録では、移行ユーティリティを実行する際に発生する可能性のあるメッセージについて説明します。

オブジェクトを移行できない場合、情報メッセージが表示されます。

オブジェクトが警告付きで移行された場合、警告メッセージが表示されます。

予期しないエラーのためにオブジェクトを移行できない場合、エラー・メッセージが表示されます。

情報メッセージ、警告メッセージおよびエラー・メッセージは、次の形式で移行ユーティリティのログに書き込まれます。

移行ユーティリティのログ・ファイルの詳細は、「ログ・ファイルおよびレポート・ファイルの確認」を参照してください。

表A-1に、OWBおよびODIのエラー・メッセージと警告メッセージの例を示します。メッセージ・テキストはメッセージに表示されるそのままのテキストです。

表A-1 OWBおよびODIのエラー・メッセージと警告メッセージの例

メッセージ 原因 処置

[ERROR][Migration][OWB] OWBワークスペースに接続できません。詳細: {0}

OWBワークスペースへの接続を確立できませんでした。OWBワークスペースへの接続に使用した資格証明情報が無効である可能性があります。

移行ユーティリティ(migration.sh)を実行する際、移行ユーティリティ構成ファイルにある次のパラメータを確認してください。

  • OWB_WORKSPACE_OWNER

  • OWB_URL

  • OWB_WORKSPACE_NAME

これらのパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」を参照してください。

OWBワークスペース所有者のパスワードも確認してください。

[ERROR][Migration][ODI] ODIリポジトリに接続できません。詳細: {0}

ODIリポジトリへの接続を確立できませんでした。ODIリポジトリへの接続に使用した資格証明情報が無効である可能性があります。

移行ユーティリティ(migration.sh)を実行する際、移行ユーティリティ構成ファイルにある次のパラメータを確認してください。

  • ODI_MASTER_USER

  • ODI_MASTER_URL

  • ODI_MASTER_DRIVER

  • ODI_USERNAME

  • ODI_WORK_REPOSITORY_NAME

これらのパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」を参照してください。

ODIマスター・リポジトリとODIユーザーのパスワードも確認してください。


表A-2に、移行ユーティリティのエラー・メッセージと警告メッセージをリストします。メッセージはメッセージIDの数字の順序でリストされています。メッセージ・テキストはメッセージに表示されるそのままのテキストです。

表A-2 移行ユーティリティの情報メッセージ、警告メッセージおよびエラー・メッセージ

メッセージ 原因 処置

[MU-1001] パラメータの数が無効です。次の4つのパラメータに入力する必要があります: ODIマスター・リポジトリのパスワード、ODIユーザーのパスワード、OWBのパスワード、設定ファイルへのフルパス。

移行ユーティリティ(migration.sh)の実行時に、必要なパラメータに入力されていませんでした。

移行ユーティリティ(migration.sh)の実行時に、必要なパラメータに入力してください。

正しい構文の詳細は、「移行ユーティリティの構文およびパラメータ」を参照してください。

[ERROR] [Migration] [OWB] OWBワークスペースに接続できません。詳細: {0}

OWBワークスペースへの接続を確立できません。OWBワークスペースへの接続に使用した資格証明情報が無効である可能性があります。

移行ユーティリティ(migration.sh)を実行する際、移行ユーティリティ構成ファイルにある次のパラメータを確認してください。

  • OWB_WORKSPACE_OWNER

  • OWB_URL

  • OWB_WORKSPACE_NAME

[ERROR] [Migration] [ODI] ODIリポジトリに接続できません。詳細: {0}

ODIリポジトリへの接続を確立できません。ODIリポジトリへの接続に使用した資格証明情報が無効である可能性があります。

移行ユーティリティ(migration.sh)を実行する際、移行ユーティリティ構成ファイルにある次のパラメータを確認してください。

  • ODI_MASTER_USER

  • ODI_MASTER_URL

  • ODI_MASTER_DRIVER

  • ODI_USERNAME

  • ODI_WORK_REPOSITORY_NAME

[MU-1004] 構成ファイル{0}をロードできません。詳細:{1}

移行ユーティリティ構成ファイルが存在しないか、読取り可能でないか、アクセスできません。

移行ユーティリティ構成ファイルが存在し、読取り可能でアクセス可能であるか確認してください。構成ファイルへのフルパスとファイル名を指定してください。

構成ファイルの詳細は、「移行ユーティリティ構成ファイルの作成」を参照してください。

[MU-1005] 選択したオブジェクト{0}が存在しないか、選択内容が無効です。これはスキップされます。

無効または存在しないオブジェクトが、移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATION_OBJECTSパラメータで指定されました。

移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATION_OBJECTSパラメータで指定された値を確認してください。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」MIGRATION_OBJECTSを参照してください。「OWBワークスペースの特定のオブジェクトの移行」も参照してください。

[MU-1006] 無効なオブジェクト名{0}が選択された{1}にあります。この選択はスキップされます。

無効なオブジェクト名が、移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATION_OBJECTSパラメータで指定されました。

移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATION_OBJECTSパラメータで指定された値を確認してください。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」MIGRATION_OBJECTSを参照してください。「OWBワークスペースの特定のオブジェクトの移行」も参照してください。

[MU-1007] 移行に失敗しました。詳細: {0}

メッセージに説明されているとおりです。

メッセージを確認し、問題の原因を特定して適切な処置を行ってください。

[MU-1008] ログまたはレポート・ファイル{0}に書き込めません。詳細:{1}

ログまたはレポート・ファイルが移行ユーティリティにアクセス可能ではありません。

移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATION_LOG_FILEパラメータで指定されたパスを確認してください。指定した場所で新規ファイルが作成可能であり、ファイルの書込みに十分なディスク領域があるか確認してください。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」MIGRATION_LOG_FILEを参照してください。

[MU-1009] 構成オプション{0}が無効です。これは無視されます。

移行ユーティリティの構成ファイルで無効なパラメータが指定されています。

移行ユーティリティの構成ファイル内のパラメータが正しいことを確認してください。

[MU-1010] {0}はすでに存在するためスキップされます。

移行ユーティリティの構成ファイル内のパラメータMIGRATION_STRATEGYNODUPに指定されています。MIGRATION_STRATEGYNODUPに設定されている場合、移行ユーティリティによって、ODIリポジトリに存在するその名前のオブジェクトが照合され、存在する場合、そのオブジェクトは移行されず、ODIリポジトリ内の既存のオブジェクトが使用されます。

処置はありません。

[MU-2001] プラットフォーム{1}のロケーション{0}の移行はサポートされていません。

このプラットフォームのロケーションは移行用にサポートされていません。

処置はありません。

[MU-2002] プラットフォームが関連付けられていないロケーション{0}の移行はサポートされていません。

ロケーションがプラットフォームに関連付けられていません。

処置はありません。

[MU-3001] ファイル{0}をロードできません。詳細: {1}。

ファイルPlatformMappingsForMigration.xmlOWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリに存在しないか、移行ユーティリティがそのディレクトリにアクセスできません。

ファイルPlatformMappingsForMigration.xmlOWB_HOME/owb/bin/adminディレクトリに存在し、移行ユーティリティがそのディレクトリにアクセス可能であるか確認してください(OWB_HOMEがご使用のOWBインストール・ディレクトリです)。

このファイルにはOWBプラットフォームとODIテクノロジ間のマッピングが含まれています。このファイルの詳細は、「OWBプラットフォームからODIテクノロジ」を参照してください。

[MU-3002] OWBプラットフォーム: {0}に対応するODIテクノロジが見つかりません。

指定したOWBプラットフォームから任意のODIテクノロジへのマッピングがファイルPlatformMappingsForMigration.xmlにありません。

指定したOWBプラットフォームのマッピングを、ファイルPlatformMappingsForMigration.xmlのODIテクノロジのマッピングに追加してください。

このファイルにはOWBプラットフォームとODIテクノロジ間のマッピングが含まれています。このファイルの詳細は、「OWBプラットフォームからODIテクノロジ」を参照してください。

[MU-3003] テクノロジ: {0}がODIに見つかりません。

指定したテクノロジがODIリポジトリに定義されていません。

指定したテクノロジをODIで定義するか、正しいODIテクノロジを参照するようにファイルPlatformMappingsForMigration.xmlを変更してください。

このファイルにはOWBプラットフォームとODIテクノロジ間のマッピングが含まれています。このファイルおよびこれらのマッピングの詳細は、「OWBプラットフォームからODIテクノロジ」を参照してください。

[MU-4001] 列{2}でサポートされないデータ型{3}が使用されているため、{0}:{1}の移行はサポートされていません。

指定した列で使用されているデータ型が移行用にサポートされていません。

可能な場合は、OWBでデータ型を変更してください。

移行用にサポートされているデータ型の詳細は、「移行詳細のリファレンス」を参照してください。

[MU-4002] {0}:{1}に複数のプライマリ・キーがあります。ODIで使用できるプライマリ・キーは1つのみで、冗長なプライマリ・キーは代替キーとして移行されます。

OWB表には複数のプライマリ・キーを定義できますが、ODIデータ・ストアに定義できるプライマリ・キーは1つです。OWBにあるプライマリ・キーのうち1つのみがODIのプライマリ・キーとして移行されます。残りは代替キーとして移行されます。

処置はありません。

[MU-4003] 同じ名前{2}を持つ複数の列が含まれるため、{0}:{1}は移行されません。

以前OWBで発生した問題のため、OWB表に重複する列がある可能性があります。

OWB表を確認し、列の名前を変更してください。列の名前が表内で一意であることを確認してください。

[MU-5001] マッピング演算子{0}:{1}を使用したマッピングの移行はサポートされていません。

指定したマッピング演算子は移行用にサポートされていません。

処置はありません。

[MU-5002] 複数の戻り属性を含むマッピング演算子{0}:{1}を使用したマッピングの移行はサポートされていません。

複数の戻り属性を持つファンクション演算子は移行されません。

処置はありません。

[MU-5003] OUTパラメータ{2}を含むマッピング演算子{0}:{1}を使用したマッピングの移行はサポートされていません。

OUTパラメータのあるファンクション演算子は移行されません。

処置はありません。

[MU-5004] INOUTパラメータ{2}を含むマッピング演算子{0}:{1}を使用したマッピングの移行はサポートされていません。

INOUTパラメータのあるファンクション演算子は移行されません。

処置はありません。

[MU-5005] マッピング演算子{0}:{1}で属性{3}に複合データ型{2}が使用されているマッピングの移行はサポートされていません。

複合データ型がマッピング属性で使用されているマッピング演算子は移行されません。

処置はありません。

[MU-5006] 戻り属性を定義していないマッピング演算子{0}:{1}を使用したマッピングの移行はサポートされていません。

戻り属性のないファンクション演算子は移行されません。

処置はありません。

[MU-5007] マッピング演算子{0}:{1}のファンクション名を決定できないため、マッピングは移行されません。

ファンクション演算子のプロパティFUNCTION_NAMEが定義されていません。

ファンクション演算子のプロパティFUNCTION_NAMEに値を設定してください。

[MU-5008] ODIで物理ノード{0}に抽出ナレッジ・モジュールを設定できません。詳細: {1}

メッセージに説明されているとおりです。

メッセージを確認し、問題の原因を特定して適切な処置を行ってください。

[MU-5009] マッピング演算子{0}:{1}のバウンド・オブジェクトが移行されていないため、マッピングは移行されません。

マッピング演算子のバウンド・オブジェクトは移行されません。

バウンド・オブジェクトが移行されなかった原因を判別するため、移行ユーティリティのログを確認してください。

[MU-5010] マッピング演算子{0}:{1}に出力属性グループがないため、マッピングは移行されません。

参照演算子に出力属性グループがありません。

OWBで参照演算子を変更して、そこに出力属性グループを追加してください。

[MU-5011] 参照{0}の出力属性グループ{1}がバインドされていないため、マッピングは移行されません。移行ユーティリティ"MIGRATE_UNBOUND_OPERATOR"の構成オプションを使用するか、バインドされていない出力属性グループのあるマッピングを修正してください。

参照演算子の出力属性グループがバインドされていません。

参照演算子の出力属性グループをバインドするか、移行ユーティリティ構成ファイルのMIGRATE_UNBOUND_OPERATORパラメータをTRUEに設定してください。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」MIGRATE_UNBOUND_OPERATORを参照してください。

[MU-5012] 出力属性グループ{2}のマッピング演算子{0}:{1}のバウンド・オブジェクトが移行されていないため、マッピングは移行されません。

参照演算子の出力属性グループのバウンド・オブジェクトが移行されていません。

バウンド・オブジェクトが移行されなかった原因を判別するため、移行ユーティリティのログを確認してください。

[MU-5013] 参照{0}の出力属性グループ{1}に入力属性グループが定義されていないため、マッピングは移行されません。

参照演算子の出力属性グループに、対応する入力属性グループがありません。

参照演算子を変更して、各出力属性グループに対して入力属性グループを追加してください。

[MU-5018] マッピング演算子{0}:{1}で属性{2}にサポートされていないデータ型{3}が使用されているため、マッピングは移行されません。

マッピング属性に設定されているデータ型{3}が移行用にサポートされていません。

可能な場合は、マッピング属性のデータ型をサポートされているデータ型に変更してください。

移行用にサポートされているデータ型の詳細は、「移行詳細のリファレンス」を参照してください。

[MU-5019] 式[{1}]を属性{0}に設定できません。詳細: {2}。

メッセージに説明されているとおりです。

メッセージを確認し、問題の原因を特定して適切な処置を行ってください。

[MU-5020] {1}のためマッピング結合演算子{0}をバイナリ結合に分割できません。

結合演算子の結合条件を正常に解析できません。

結合条件を確認し、可能な場合は条件を変更してください。

[MU-5021] マッピング・ジョイナ演算子{0}は、マッピング・プロパティ「ANSI SQL構文」がfalseに設定されているか、移行ユーティリティ"SPLIT_JOIN_FOR_ANSI_SYNTAX"がfalseに設定されている一方で、いくつかの入力グループのロールが"Outer"に設定されているため、移行後にバイナリ結合に分割されます。

ジョイナ演算子のいくつかの入力グループに対してロールがOuterに設定されています。ジョイナ演算子はバイナリ結合に分割されます。移行ユーティリティ構成ファイルのSPLIT_JOIN_FOR_ANSI_SYNTAXパラメータで指定された値は無視されます。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」SPLIT_JOIN_FOR_ANSI_SYNTAXを参照してください。

処置はありません。

[MU-5022] 演算子{1}:{2}について、OWBのロード・タイプ{0}に対応する統合タイプがODIに見つかりません。デフォルトの統合タイプ{3}が使用されています。

ODIでは削除などの統合タイプはサポートされていません。

処置はありません。

[MU-5023] マッピング演算子{0}:{1}が原因で、マッピングは移行されません。移行ユーティリティ"MIGRATE_UNBOUND_OPERATOR"の構成オプションを使用するか、バインドされていない演算子のあるマッピングを修正してください。

マッピング演算子がバインドされていません。

移行ユーティリティ構成ファイルでMIGRATE_UNBOUND_OPERATORパラメータを設定するか、バインドされていない演算子のあるマッピングを修正してください。

このパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」MIGRATE_UNBOUND_OPERATORを参照してください。

[MU-5024] データ・ルールを含むマッピング演算子{0}:{1}の移行はサポートされていません。

データ・ルール・セットのあるマッピング演算子は移行用にサポートされていません。

処置はありません。

[MU-5025] マッピング演算子{0}:{1}のバウンド・オブジェクトが選択されていません。

マッピング演算子のバウンド・オブジェクトが移行対象として選択されていません。

移行ユーティリティ構成ファイルでMIGRATION_OBJECTSパラメータを使用してバウンド・オブジェクトが明示的に選択されているか確認するか、MIGRATE_DEPENDENCIESパラメータがTRUEに設定されていることを確認してください。

これらのパラメータの詳細は、「構成ファイルのパラメータ」を参照してください。

[MU-5026] 演算子{0}:{1}のODI ExternalTableアクセス・パラメータのオプションを生成できません。詳細: {2}。

メッセージに説明されているとおりです。

メッセージを確認し、問題の原因を特定して適切な処置を行ってください。

[MU-5027] {1} DataStoreコンポーネント用に生成された{2}がそのコンポーネントで保持されていないため、演算子{0}のあるマッピングを移行できません。

指定されたマッピングに、生成されたBEGIN_MAPPING_SQLを保持するためのソース・データ・ストア・コンポーネントがないか、生成されたEND_MAPPING_SQLを保持するためのターゲット・データ・ストア・コンポーネントがありません。

マッピング前またはマッピング後の演算子がODIでBEGIN/END_MAPPING_SQLに移行されていますが、これら2つのオプションがソース/ターゲット・データ・ストア・コンポーネントに依存しています。ソース/ターゲット・データ・ストア・コンポーネントが見つからない場合に例外が発生します。

処置はありません。

[MU-5028] 生成された{1}を{2} DataStoreコンポーネントに格納するときにエラー: {3}が発生した演算子{0}のあるマッピングを移行できません。

生成されたBEGIN/END_MAPPING_SQLを指定のODIデータ・ストアのKMオプションに格納するときに、不明な問題(無効な式など)が発生しました。

処置はありません。