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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Busでのサービスの開発
12c (12.1.3)
E53004-06
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4 JDeveloperの開発環境の設定

この章では、Service Busに関連する開発環境の設定(デフォルトのDerbyデータベースの使用やデフォルトのJMSレポート・プロバイダの無効化など)について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 JDeveloperでのサーバー接続の作成

JDeveloperからサービスをデプロイするには、使用するJDeveloper環境をOracle WebLogic Serverに接続する必要があります。このためには、アプリケーション・サーバー接続を作成します。Oracle Metadata Services (MDS)リポジトリへの接続を作成して、SOA Suiteアプリケーションとアーティファクトを共有することもできます。

4.1.1 アプリケーション・サーバー接続の作成方法

JDeveloperで開発する場合、Service Busアプリケーションがデプロイされるアプリケーション・サーバーへの接続を作成する必要があります。この接続を作成すると、アプリケーションをサーバーにデプロイでき、すでにそのサーバーにデプロイされている他のアプリケーションやアーティファクトにアクセスすることもできます。

手順については、Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のターゲット・アプリケーション・サーバーへの接続の作成方法に関する項を参照してください。

4.1.2 SOA-MDS接続の作成方法

他のコンポジットとデータを共有するService Busアプリケーションをデプロイするには、「SOA-MDS接続の作成」ウィザードを使用して、データベースに基づくOracle MDSリポジトリ・サーバーへの接続を作成します。

SOA-MDS接続を作成するには:

  1. 「ファイル」メイン・メニューから「新規」をポイントし、「ギャラリから」を選択します。

    新規ギャラリ・ウィザードが表示されます。

  2. 「全般」カテゴリで「接続」を選択します。
  3. 「SOA-MDS接続」を選択し、「OK」をクリックします。

    「SOA-MDS接続の作成」ダイアログが表示されます。

  4. 接続フィールドに、環境に適した値を指定します。

    各フィールドおよび入力する必要のある値に関する情報を入手するには、ダイアログの「ヘルプ」をクリックしてください。

  5. 「OK」をクリックします。

    これで、「リソース」ウィンドウ内の接続を参照し、/appsノードの下の共有アーティファクトを表示できます。

4.1.3 MDSリポジトリの場所の変更方法

デフォルトのMDSリポジトリ接続は、JDeveloperシステムの$JDEV_USER_DIR/soamdsまたはアプリケーション・データ・フォルダにあるデフォルトのリポジトリを使用します。必要に応じて、リポジトリの場所を変更できます。

MDSリポジトリの場所を変更するには:

  1. 「リソース」ウィンドウをJDeveloperで表示できない場合、「ウィンドウ」メニューをクリックし、「リソース」を選択します。
  2. 「リソース」ウィンドウで、SOA-MDSを展開し、リポジトリ名(デフォルト名はSOA_DesignTimeRepository)を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

    「SOA-MDS接続の編集」ダイアログが表示されます。

    図4-1 「SOA-MDS接続の編集」ダイアログ

    図4-1の説明が続きます
    「図4-1 「SOA-MDS接続の編集」ダイアログ」の説明
  3. 「MDSルート・フォルダ」フィールドで、リポジトリの新しいルート・ディレクトリを選択します。

    注意:

    任意のディレクトリを選択できますが、appsという名前のフォルダを直下に作成する必要があります。

  4. 「接続のテスト」をクリックし、ディレクトリを確認します。
  5. テストが正常に完了したら、「OK」をクリックします。

4.2 Oracle JCAアダプタの接続ファクトリの作成

Oracle JCAアダプタは、WebLogic Serverコンテナ内にJCAリソース・アダプタとしてデプロイされます。アダプタは、JAR形式を使用して、リソース・アダプタ・アーカイブ(RAR)ファイルとしてパッケージ化されます。アダプタがデプロイされる際は、RARファイルが使用され、アダプタがコネクタとしてWebLogic Serverまたは中間層プラットフォームに登録されます。RARファイルの内容は次のとおりです。

  • ra.xmlファイル。これは、リソース・アダプタに関するデプロイメント固有の情報を含むデプロイメント記述子XMLファイルです。

  • Oracle WebLogic Serverとリソース・アダプタ間の規約に関する宣言的な情報

アダプタは、接続ファクトリのエンドポイントを定義するweblogic-ra.xmlテンプレート・ファイルもパッケージ化します。接続ファクトリおよび接続プールの作成については、テクノロジ・アダプタの理解のアダプタ・フレームワークに関する項を参照してください。

4.3 JMSレポート・プロバイダの無効化

デフォルトでは、Service Bus JMSレポート・プロバイダは、Service Busドメインにデプロイされます。レポート・プロバイダは、データベースを使用してレポート・データを永続化します。開発ドメインでJMSレポート・プロバイダを使用しない場合、ドメイン作成プロセス中にJMSレポート・プロバイダを無効化するか割当て解除できます。

詳細は、『Oracle Service Busの管理』のJMSレポート・プロバイダを割当て解除する方法に関する項を参照してください。レポート・プロバイダを無効にすると、サーバーの起動時にJMSレポート・プロバイダの無害なエラーを抑制できます。