Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理 12c (12.1.3) E54311-05 |
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この章の内容は次のとおりです。
コンポジットからサービスを起動するとエラーが発生する場合があります。このエラーは、サービスのフォルトとして取得されます。インバウンド・アダプタのインスタンスおよびフォルトの詳細は、「ダッシュボード」ページの「インスタンスとフォルト」セクションに表示されます。
インバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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インバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトを監視します。
soa-infraの下でコンポジットを選択したら、デフォルトで「ダッシュボード」ページが選択されます。
「フロー・インスタンス」タブを選択します。その下に「フォルトがあるインスタンス」セクションが表示されます。「インスタンスとフォルト」セクション内でインスタンスとフォルトを表示できます。
フォルトの詳細は、「インスタンスとフォルト」セクションに折れ線グラフで表示されます。このグラフ内で最新のフォルトを検索できます。この折れ線グラフは、サーバー起動時以降の送信メッセージの合計数およびフォルトの合計数を示します。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
インバウンド・アダプタの最新のフォルトと拒否メッセージの詳細は、「ダッシュボード」ページの「フロー・インスタンス」タブで確認できます。
インバウンド・アダプタの最新の拒否メッセージを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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インバウンド・アダプタの最新のフォルトと拒否メッセージを監視します。
「ダッシュボード」をクリックします。
「ダッシュボード」ページが表示されます。
「フロー・インスタンス」タブ内の「インスタンスとフォルト」セクションにリストされた最新のフォルトと拒否メッセージを確認します。
最新のフォルトと拒否メッセージのリストが、エラー・メッセージ、フォルト時間、ビジネス・フロー・インスタンスIDなどの詳細とともに表示されます。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
インバウンド・アダプタのフォルトと拒否メッセージの詳細は、「フロー・インスタンス」ページで確認できます。
インバウンド・アダプタの拒否メッセージを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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インバウンド・アダプタのフォルトと拒否メッセージを監視する手順は、次のとおりです。
「フロー・インスタンス」タブ内の「インスタンスとフォルト」セクションにリストされた最新のフォルトと拒否メッセージを確認します。
フォルトと拒否メッセージのリストが、エラー・メッセージ、フォルト時間、ビジネス・フロー・インスタンスIDなどの詳細とともに表示されます。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
インバウンド・アダプタのフォルトと拒否メッセージを検索するには、検索機能を使用します。
インバウンド・アダプタのフォルトと拒否メッセージを検索する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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「フロー・インスタンス」タブを選択して、「フォルトがあるインスタンス」セクションを取得します。
次の検索オプションのいずれかまたは全部を入力します。
時間範囲内のインスタンス
エラー・メッセージ・テキストの一部分を入力します。
時間
フォルトのIDを入力します。
コンポジット
トグルから「開始中」または「参加中」を選択します。
状態
「アクティブ」を選択します(「すべてアクティブ」、「リカバリ」、「実行中」または「一時停止」のいずれか)。または「非アクティブ」を選択します(「すべて非アクティブ」、「完了」、「失敗」または「中断」のいずれか)。
フォルト
使用可能なフォルトのリストからタイプを選択します。これには、「全フォルト」、「リカバリが必要です」、「リカバリ不可」、「リカバリ済」、「システム自動再試行」が含まれます
「最新のインスタンス」、「フォルトがあるインスタンス」、「リカバリ可能なインスタンス」のみの検索も選択できます。
「検索」をクリックして検索操作を開始します。
指定した基準に一致するフォルトまたは拒否メッセージが表示されます。
「リセット」をクリックして検索基準をリセットします。
アダプタの構成の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
検索基準を指定して、データベースから直接拒否メッセージを削除できます。
インバウンド・アダプタの拒否メッセージを削除する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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「フロー・インスタンス」タブを選択して、「フォルトがあるインスタンス」セクションを取得します。
「選択したフロー・インスタンスの削除」アイコンをクリックします。
「選択したフロー・インスタンスの削除」ダイアログが表示されます。
「削除」をクリックします。
フォルトを削除するには、「インスタンス」ページから、関連するビジネス・フロー・インスタンスを削除する必要があります。
アダプタの構成の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
「プロパティ」ページで、インバウンド・アダプタのプロパティの詳細を表示できます。
インバウンド・アダプタのプロパティを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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インバウンド・アダプタのプロパティを監視します。
「プロパティ」をクリックします。
そのアダプタの「プロパティ」ページが表示されます。
プロパティのリストが、名前や値などの詳細とともに表示されます。
注意:
インバウンドの非同期リクエスト/リプライ・シナリオ(リプライ送信操作の前にメッセージ取得操作が実行される)が含まれるアダプタでは、アクティブ化仕様に関する詳細のみが表示され、相互作用の仕様に関する詳細は表示されません。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
コンポジットからの参照の起動は、エラーになる場合があります。このエラーは、参照内でフォルトとしてキャプチャされます。「ダッシュボード」ページの「インスタンスとフォルト」セクションで、アウトバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトの詳細を表示できます。
アウトバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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アウトバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトを監視します。
「ダッシュボード」をクリックします。
「ダッシュボード」ページが表示されます。
「フロー・インスタンス」タブをクリックして、「インスタンスとフォルト」セクションにリストされたインスタンスとフォルトを確認します。
フォルトの詳細は、「インスタンスとフォルト」セクションに折れ線グラフで表示されます。この折れ線グラフは、サーバー起動時以降の送信メッセージの合計数およびフォルトの合計数を示します。
「表ビュー」を選択して展開された表ビュー・リストを表示し、サーバー起動時以降のメッセージの合計数またはフォルトの合計数を確認します。このリストは、昇順または降順にソートしたり、「拡張」を選択して拡張基準でソートできます。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
アウトバウンド・アダプタのインスタンスとフォルトの詳細は、「フォルト」ページに表示できます。
アウトバウンド・アダプタのフォルトを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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アウトバウンド・アダプタのフォルトを監視する手順は、次のとおりです。
「フロー・インスタンス」タブを選択して、「フォルトがあるインスタンス」セクションを取得します。
「表ビュー」を選択して、フォルト、サーバー起動時以降の受信メッセージの合計数およびフォルトの合計数のリストを表示し、好みにあわせて表示されたデータをソートします。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
アウトバウンド・アダプタのフォルトを検索するには、検索機能を使用します。
アウトバウンド・アダプタのフォルトを検索する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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「フロー・インスタンス」タブを選択して、「フォルトがあるインスタンス」セクションを取得します。
右側にある「検索」アイコンをクリックして保存済の検索を実行します。
「検索オプション」セクションで、次の検索基準のいずれかまたは全部を入力します。
「リセット」アイコンを選択して検索基準をリセットします。
「ディスク」アイコンを選択してカスタム検索を保存します。
「ブックマーク」アイコンを選択してブックマーク可能なリンクを生成します。
右側にある「ファンネル」アイコンを選択してフィルタをカスタマイズ(追加または削除)します。
「フィルタの追加/削除」リンクで、「時間」、「コンポジット」、「リシーケンサ」、「フロー・インスタンス」、「状態」、「フォルト」または「ユーザー」ごとにフィルタを追加または削除できます。
「検索オプション」を使用して、「最新のインスタンス」、「フォルトがあるインスタンス」、「リカバリ可能なインスタンス」、「すべての保存済検索」を設定できます。
「期間のカスタマイズ」か、過去の時間数、分数、日数または週数を選択できます。
「参加中」またはコンポジットを選択します。
「状態」を、「すべてアクティブ」、「リカバリ」、「一時停止」、「実行中」から選択します。
フォルトとして、「全フォルト」、「リカバリが必要です」、「リカバリ不可」、「リカバリ済」、「システム自動再試行」のいずれかを選択します。
「検索」をクリックして検索操作を開始します。
指定した基準に一致するフォルトが表示されます。
アダプタの構成の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
アウトバウンド・アダプタのプロパティの詳細は、「プロパティ」ページで表示できます。
アウトバウンド・アダプタのプロパティを監視する手順は、次のとおりです。
次のいずれかのオプションを使用して、SOAコンポジット・アプリケーションに移動します。
SOAインフラストラクチャのメニューから... | ナビゲータのSOAフォルダから... |
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アウトバウンド・アダプタのプロパティを監視します。
「プロパティ」タブをクリックします。
プロパティ・ページが表示されます。
「表示」をクリックします。
プロパティのリストが、名前や値などの詳細とともに表示されます。
注意:
アウトバウンドの非同期リクエスト/リプライ・シナリオ(レスポンス取得操作の前にメッセージ送信操作が実行される)が含まれるアダプタの場合、相互作用の仕様に関する詳細のみが表示され、アクティブ化の仕様に関する詳細は表示されません。
アダプタの監視の詳細は、テクノロジ・アダプタの理解を参照してください。
Oracle Fusion Middlewareコンポーネントは、起動および停止情報、エラー、警告メッセージ、HTTPリクエスト時のアクセス情報など、すべての種類のイベントを記録するメッセージが格納されたログ・ファイルを生成します。すべてのOracle JCAアダプタに対してロガーは1つしか生成されず、このロガーはoracle.soa.adapter
と呼ばれます。
ファイル・アダプタ・ログを監視する手順は、次のとおりです。
ログの構成の詳細は、「ログ・ファイルの構成」を参照してください。ログに関連する診断の詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションに関する問題の診断」を参照してください。
Oracleアダプタの構成レポートには、アダプタの構成方法に関する情報が示されます。スナップショット・レポートと監視レポートに加えて診断情報が示されます。このサポートがないと、顧客は診断のために複数のコンソールやログを調べる必要があります。診断レポートでレポートされるアダプタ・プロパティよりはるかに多くのアダプタ・プロパティが存在します。しかし、レポートに示されている情報は最も関連性の高いプロパティの情報です。
構成レポートには、サービス・エンドポイントに関する情報が示されます。このようなレポートはそれぞれ相互に関連しており、そうでなければ各種レポート間を何回も移動してアダプタ構成に関連する情報を見つける必要がある情報が提供されます。
アダプタ構成レポートで取得される情報は、次のとおりです。
接続ファクトリ・プロパティ
サービス定義プロパティ(アクティブ化プロパティやサービス・エンドポイントに関連するその他の仕様)
サービス・チューニング・プロパティ: サービスをチューニングして、スループットや抑制などのパフォーマンス項目の変更に使用されるサービス・エンドポイントのプロパティ
参照定義プロパティ(相互作用プロパティや参照エンドポイントに含まれるその他のタイプの仕様)
参照チューニング・プロパティ: サービスをチューニングして、スループットや抑制などのパフォーマンス・ファクタの変更に使用される参照エンドポイントのプロパティ。
レポートには、接続ファクトリ・プロパティには属さないアダプタ固有のプロパティに関する情報は示されません。たとえば、レポートにはLDAP RootDSEのプロパティに関する情報は示されません。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで次のアダプタ・レポートの表示を有効にできます。
「監視レポート」ページの上部のチェック・ボックスを選択して、レポートを有効にできます。「プロパティ」タブで対応するプロパティを追加することによっても、レポートを有効にできます。
リアルタイム監視統計が表示される監視レポート内では、アクティブ化の仕様によって次のような構成関連の情報が示されます。
接続ファクトリ・プロパティとして表示されるEIS接続構成。
アクセス先のリソース。これには、管理対象接続やこのような接続の最新のタイムスタンプが含まれます。
現在空いている接続や接続の最大プール・サイズなど、その他のチューニング情報。
図26-1に、診断レポートとスナップショット・レポートに関連した監視レポートの外観を示します。このレポートには、サービス・エンドポイントに関する情報が表示されています。
監視レポートの要素の説明は、図26-1を参照してください。
表26-1 アダプタ監視レポートの要素
要素 | 説明 |
---|---|
サーバー名 |
エンドポイントがデプロイされるサーバーの名前。 |
EIS接続ステータス |
EISがエンドポイントに接続されているかどうかを示します。ステータスが「未接続」であるときにスタック・トレースを取得するには、ステータス・アイコンをクリックします。 |
管理対象接続 |
このアダプタからエンタープライズ情報システム(EIS)システムへの管理対象接続の接続プール統計。 |
現在空いています |
このコネクタ接続プールのプール・サイズ。 |
平均使用数 |
作成された接続のうち実行中の平均使用数で、プールが最後に縮小されて以降、コネクタ・プールでアクティブなものです。 |
現在空いています |
現在の合計空き接続数。 |
最大プール・サイズ |
このコネクタ接続プールに構成されている最大容量。 |
最新のタイムスタンプ |
最後のメッセージの公開および最後のサービスのアクティブ化に関する最新のタイムスタンプ。 |
最後のメッセージの公開 |
サービス・エンドポイントのファブリックに公開された最後のメッセージと、参照エンドポイントのEISに公開された最後のメッセージ。 |
最後のサービスのアクティブ化 |
サービス・エンドポイントの最後のアクティブ化。サービス・エンドポイント専用です。 |
最後の参照インタラクション |
参照エンドポイントの最後のアクティブ化。参照エンドポイント専用です。 |
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlダッシュボードの診断レポート内の構成レポートには、特定のサービス・エンドポイントの接続ファクトリ・プロパティ、バインディング・プロパティおよびアクティブ化プロパティのサマリーが表示されます。
図26-2は、サービス・エンドポイントのアダプタ構成レポートを示しています。このレポートには、デプロイメント構成タイプ、EIS接続性およびサービス・プロパティ(この場合はファイル・アダプタに固有のプロパティである定義プロパティとチューニング・プロパティ)に関する情報が表示されています。
アダプタ構成レポートの要素の説明は、表26-2を参照してください。
WebLogic Serverコンソール内で接続ファクトリを構成するプロセスを開始するには、ページの右上にある「関連リンク」を選択する必要があります。
表26-2 アダプタ構成レポートの要素
要素 | 説明 |
---|---|
デプロイメント構成タイプ |
エンドポイントがアクティブ/アクティブまたはアクティブ/パッシブ構成の一部であるかどうかを示します。これはサービス・エンドポイントに対してのみ表示されます。 |
EIS接続性 |
このエンドポイントに関連する接続ファクトリ・プロパティ、およびエンタープライズ情報システムへの接続に関する情報が表示されます。 |
サービス・プロパティ |
このエンドポイントに固有のサービスを定義する際に使用する定義プロパティ、およびこのエンドポイントに固有のサービスをチューニングする際に使用するチューニング・プロパティがリストされます。参照エンドポイントの場合、定義プロパティとチューニング・プロパティを含む参照プロパティがあります。 プロパティの詳細なリストおよび定義は、テクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイドの付録を参照してください。 |
サービスまたは参照アダプタ・レポート・ページの「スナップショット・レポート」セクションには、指定された期間の接続停止時間およびメッセージ統計が表示されます。
スナップショット・レポートは、選択された期間の履歴データを集計します。
スナップショット・データ永続性のデフォルトは15分で、「データベースへの書込み」が選択されている場合に取得されたデータが保持される時間コレクションの期間です。スナップショット間隔は、「プロパティ」タブのsnapshotInterval
プロパティから構成できます。「プロパティ」タブの一部のプロパティのデフォルト値は明示的に表示されないため、「プロパティ」ページからsnapshotInterval
プロパティを追加して、必要に応じて変更してください。レポートの画面で「データベースへの書込み」を選択すると、データを保持できます。
同様に、enableSnapshots
(「データベースへの書込み」の有効化)を追加または変更したり、「レポートの有効化」
チェック・ボックス(レポートの有効化)を選択できます。
特定のアダプタの動作との関連で各スナップショット・レポートを理解する必要があります。たとえば、データベース・アダプタの場合、レポートおよび表示されるペイロード・サイズはアダプタによって生成されるXMLのサイズであり、アダプタによって消費されるXMLのサイズではありません。
アダプタに出力がない場合は、サイズは0とレポートされます。
同じサービス・エンドポイントの場合、スナップショット・レポートの情報を監視レポートと相関付けることができます。
図26-3は、「メッセージの統計」タブが選択されたスナップショット・レポートの例を示しています。レポートには次の情報が表示されています。
データが24時間以内に取得されること
情報が収集されるサーバーの名前
平均メッセージ・サイズ(バイト)
最大メッセージ・サイズ(バイト)
最小メッセージ・サイズ(バイト)
合計メッセージ・サイズ(バイト)
メッセージ数
データの場所: 「永続」または「メモリー内」を指定し、アイコンやツールチップによって示されます。
データベースへの書込み: データ永続性を有効にします。デフォルトでは、データは保持されません。有効にすると、永続性が一度に同時に、EIS接続統計およびメッセージ統計の両方に対して有効になります。永続性を有効にすると、データベースへの書込みに対する値が表示されます("15分ごと"など)。
図26-4は、「EIS接続停止時間」または停止時間が表示されたスナップショット・レポートの例を示しています。レポートには次の情報が表示されています。
サーバー名
EIS停止時間の開始: 接続停止時間が開始した時刻
EIS停止時間の終了: 接続停止時間が終了した時刻
エラー・サマリー: 停止時間に関連する可能性があるエラーのサマリー。
EIS接続停止時間の合計。
データの場所: 「永続」または「メモリー内」を指定し、アイコンやツールチップによって示されます。
「XMLの表示」ボタン: クリックすると、表示される情報のXMLデータが示されます。
スナップショット永続性期間では、データが保持される期間の履歴データを提供できます。この期間は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのグローバル・リフレッシュ期間とは異なります。
また、スナップショット間隔(デフォルトは15分)とデータの取得期間(デフォルトは1日)も区別する必要があります。
永続データまたはメモリー内データは、問合せ基準ごとに表示されます(つまり、EIS接続停止時間が検索に使用する時間範囲内にあるか、メッセージ公開時間が検索に使用する時間範囲内にあります)。
永続性の設定により、保存済データをクラッシュおよび停止時間から保護することができます。ただし、保存済データを保持すると、パフォーマンスが低下します。
レポートの「データの場所」列には、レポートのデータの元の場所(永続データまたはメモリー内データ)を示す2つのアイコンの一方または両方が該当行に表示されます。
また、次の状況では、データが永続化されないことにも注意してください。
非永続(メモリー内)データでは、次の場合にデータが永続化されません。
「データベースへの書込み」が選択されていない場合
アダプタのコンポジット・アプリケーションが停止またはリタイアされている場合
コンポジットがアンデプロイされている場合
(サービス・エンドポイントに対して)アダプタ・エンドポイントが非アクティブな場合
SOAサーバーがバウンスされている場合
自動パージが行われた場合
永続データでは、次の場合にデータが永続化されません。
自動パージが行われた場合
過去のデータを検索して取得することができます。そのため、存在するデータには、いつでも「データの取得」検索コントロールを使用できます。検索機能は、エンタープライズ情報システム(EIS)に固有の接続統計を使用しており、メッセージ統計とは異なります。
スナップショット・アダプタ・レポートに表示される様々な要素とその意味は、表26-3を参照してください。
表26-3 スナップショット・アダプタ・レポートの要素
要素 | 説明 |
---|---|
EIS接続停止時間 |
(サービス停止時間の場合のみ表示されます。) |
時間範囲の選択 |
時間範囲フィルタにより、スナップショット・レポートに表示される統計を特定の分数、時間数、日数または週数で区切ります。 |
XMLの表示 |
XML形式で、EIS接続の停止時間を示します。 |
サーバー名 |
メッセージが表示されているこのアダプタに接続されているサーバーの名前。 |
EIS接続停止時間の終了 |
EIS接続がリストアされる時間。 |
EIS停止時間の開始 |
EIS接続が失われる時間。 |
エラー・サマリー |
スタック・トレースを提供する場合は「エラー・サマリー」を選択します。 |
メッセージの統計 |
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サーバー名 |
このエンドポイントが表示されるサーバーの名前。 |
平均メッセージ・サイズ |
フィルタされたスナップショット間隔に処理される平均メッセージ・サイズ。 |
最大メッセージ・サイズ |
フィルタされたスナップショット間隔に処理される最大メッセージ・サイズ。 |
最小メッセージ・サイズ |
フィルタされたスナップショット間隔に処理される最小メッセージ・サイズ。 |
合計メッセージ・サイズ(バイト) |
フィルタされたスナップショット間隔に処理されるすべてのメッセージの合計。 |
メッセージ数 |
フィルタされたスナップショット間隔に処理されるメッセージ数。 |
データの場所 |
「永続」または「メモリー内」を指定し、アイコンやツールチップによって示されます。 |
データベースへの書込み |
永続性を有効にするには、このチェック・ボックスを選択します。有効にすると、データベースへの書込み頻度が、値(15分ごとなど)で示されます。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されていません。永続性は同時に、EIS接続統計およびメッセージ統計の両方に対して有効になります。次のメッセージが画面に表示されます: データを永続化する場合に選択します。永続化したデータは、停止時間またはクラッシュの場合や、レポートを無効にした場合も使用可能なままになりますが、パフォーマンスに影響します。 永続性操作には、スナップショット・スケジューラや繰り返し行われるI/O (ディスクの読取りおよび書込み)操作が含まれます。メモリーからのI/O操作はデータベース操作より高速であるため、永続性操作はメモリー内操作とは異なります。 |
次の表に、各アダプタ・タイプの構成レポート・カテゴリ、使用可能なプロパティ名および各プロパティの説明を示します。アダプタ構成プロパティはサービス/参照Mbeanおよびアダプタ・バインディングMBeanに設定できますが、アダプタ構成レポートには、アダプタ・バインディングMBeanからのプロパティのみが表示されます。
表26-4 MSMQアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-5 MSMQアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-6 MSMQアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-7 MSMQアダプタの参照定義プロパティ
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表26-8 MSMQアダプタの参照チューニング・プロパティ
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表26-9 ファイル・アダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-10 ファイル・アダプタのサービス定義プロパティ
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表26-11 ファイル・アダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-12 ファイル・アダプタの参照定義プロパティ
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表26-13 ファイル・アダプタの参照チューニング・プロパティ
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表26-14 FTPアダプタ固有の接続ファクトリ・プロパティ(ファイル・アダプタのプロパティに加えて)
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表26-15 FTPアダプタ固有のサービス定義プロパティ(ファイル・アダプタのプロパティに加えて)
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表26-16 FTPアダプタ固有のサービス・チューニング・プロパティ(ファイル・アダプタのプロパティに加えて)
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表26-17 ソケット・アダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-18 ソケット・アダプタのサービス定義プロパティ
|
表26-19 ソケット・アダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-20 ソケット・アダプタの参照定義プロパティ
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表26-21 UMSアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-22 UMSアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-23 UMSアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-24 UMSアダプタの参照定義プロパティ
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表26-25 UMSアダプタの送信メッセージ・プロパティ
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表26-26 LDAPアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-27 LDAPアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-28 LDAPアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-29 LDAPアダプタの参照定義プロパティ
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表26-30 LDAPアダプタの参照チューニング・プロパティ
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表26-31 DBアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-32 DBアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
|
表26-33 DBアダプタの参照定義プロパティ
|
表26-34 JMSアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-35 JMSアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-36 JMSアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
|
表26-37 JMSアダプタの参照定義プロパティ
|
表26-38 JMSアダプタの参照チューニング・プロパティ
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表26-39 AQアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-40 AQアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-41 AQアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
|
表26-42 AQアダプタの参照定義プロパティ
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表26-43 コヒーレンス・アダプタの接続ファクトリ・プロパティ
|
表26-44 コヒーレンス・アダプタの参照定義プロパティ
|
表26-45 コヒーレンス・アダプタの参照チューニング・プロパティ
|
表26-46 MSMQアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-47 MSMQアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-48 MSMQアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-49 MSMQアダプタの別のポーリング・サイクル
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表26-50 MSMQアダプタの参照定義プロパティ
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表26-51 SAPアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-52 SAPアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-53 SAPアダプタの参照定義プロパティ
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表26-54 Oracle E-Business Suiteアダプタの接続ファクトリ・プロパティ
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表26-55 Oracle E-Business Suiteアダプタのサービス定義プロパティ
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表26-56 Oracle E-Business Suiteアダプタのサービス・チューニング・プロパティ
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表26-57 Oracle E-Business Suiteアダプタの参照定義プロパティ
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Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから、SOAコンポジットのJCAアダプタ・サービスのアクティブ化および非アクティブ化をスケジュールできます。指定したOracle Enterprise Schedulerのスケジュール・メタデータを使用すると、次のことができます。
コンポジットのJCAアダプタ・サービスのアクティブ化に対するリクエストのスケジュール。
コンポジットのJCAアダプタ・サービスの非アクティブ化に対するリクエストのスケジュール。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、アダプタ・エンドポイント(コンポジット・サービス)の現在の状態を表示することもできます。これは、アクティブまたは非アクティブのどちらかになります。
また、既存のメタデータを編集してスケジュールを変更したり、アダプタのスケジュールを削除できます。
注意:
Oracle Enterprise Schedulerのインストールはオプションであるため、Oracle Enterprise Schedulerがインストールされていない場合、この機能は使用できません。
次の手順に従って、SOAコンポジットのJCAアダプタ・サービスのアクティブ化および非アクティブ化をスケジュールします。
次に、作成したメタデータを使用してアダプタの非アクティブ化およびアクティブ化をスケジュールします。
Oracle Enterprise Scheduler/Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのページを使用して作成した既存のメタデータを編集できます。これを行うには、次のようにします。