プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理
12c (12.1.3)
E54311-05
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

2 Oracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteの管理のスタート・ガイド

この章では、ログインしてOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのメニューを移動し、Oracle SOA SuiteとOracle BPM Suiteの構成、監視および管理タスクを実行する方法について説明します。また、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlからシステムMBeanブラウザおよびOracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスする方法についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

サービス・エンジン、サービス・コンポーネント、バインディング・コンポーネントおよびSOAインフラストラクチャの詳細は、「概要と概念」を参照してください。

2.1 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlへのログイン

この項では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlへのログイン方法について説明します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインするには:

  1. ブラウザを使用して次のURLにアクセスします。
    http://host_name:port/em
    

    説明:

    • host_nameは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlがインストールされているホストの名前です。

    • portは、インストール時に動的に設定される番号です。通常、このポートは7001ですが、Oracle HTTP Serverに関連付けられているHTTPポートです。構成時にSSLポートが有効化されていた環境の場合、デフォルト・ポートは7002です。

  2. weblogic/password」と入力し、「ログイン」をクリックします。

    説明:

    • weblogicは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのデフォルトの管理者ユーザー名です(インストール時に変更または独自のユーザー名を作成可能)。

    • passwordは、Oracle SOA Suiteのインストール時に入力したパスワードです。

    最初にログインしたときに、アクセシビリティ・プリファレンス・ダイアログが表示されます。必要な場合は、このダイアログを再度表示しないことを選択できます。

  3. 適切なアクションを選択し、「続行」をクリックします。

    WebLogicドメインのホーム・ページが表示されます。このページから、次の各項で説明するように、異なるいくつかの方法でOracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteに移動できます。

インストールの詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成』および『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』を参照してください。

2.2 Oracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suite管理タスクへの移動

この項では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでOracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteの管理タスクに移動する方法について説明します。

注意:

「WebLogicドメイン」メニューは、ナビゲータの上部に常に表示されます。ナビゲータで「SOA」フォルダを開いてその下に表示されるリンクをクリックすると、ページ上部の「SOAインフラストラクチャ」メニューが使用可能になります。

2.2.1 SOAインフラストラクチャのホーム・ページおよびメニューからの移動

Oracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteの管理タスクには、SOAインフラストラクチャのホーム・ページおよびメニューから移動できます。すべてのデプロイ済SOAコンポジット・アプリケーション、サービス・エンジン、サービス・コンポーネント、ビジネス・イベントおよびその他の要素には、SOAインフラストラクチャからアクセスできます。

SOAインフラストラクチャのホーム・ページおよびメニューから移動する手順は、次のとおりです。

  1. 「SOAインフラストラクチャ」ページに次のいずれかの方法でアクセスします。

    1. 「WebLogicドメイン」ページの「デプロイメント」セクションで、「soa-infra」をクリックします。

    または

    1. 左側のナビゲータで、「SOA」「soa-infra (server_name)」を開きます。

  2. 特定のパーティション(自動的に作成されるdefaultや自分で作成した追加パーティションなど)を展開します。

    これで、その管理対象サーバーのSOAインフラストラクチャの選択したパーティションで実行中のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションが表示されます。SOAコンポジット・アプリケーションは、デプロイされたパーティション別にグループ化されています。パーティションの詳細は、「パーティションの概要」を参照してください。

  3. 「soa-infra (server_name)」をクリックします。

    SOAインフラストラクチャの「ダッシュボード」ページが表示されます。このページには、次の詳細情報が表示されます。

    • 重要な構成設定

    • ランタイム・ヘルス・ステータス

    • システム・バックログ

    • ビジネス・トランザクション・フォルト

    • コンポジットとアダプタ・エンドポイントの可用性

    • エラー通知ルールのアラート

    このページでは、ビジネス・フロー・インスタンスおよび一括リカバリ・ジョブのステータスを検索するための検索機能も提供します。一括リカバリ・ジョブ検索は、Oracle SOA SuiteでOracle Enterprise Schedulerがデプロイされている場合に適用されます。

  4. 「SOAインフラストラクチャ」メニューは、ページ上部のsoa-infra名の下に表示されることに注意してください。

    注意:

    現在の場所に応じて、このメニューのコンテキストは、現在の場所に最も関連のある管理オプションを示すように変更されます。たとえば、次のとおりです。

    • SOAコンポジット・アプリケーションのページでは、「SOAコンポジット」メニューが表示されます。

    • 特定のパーティションのホーム・ページでは、「SOAパーティション」メニューが表示されます。

    • 特定のパーティションまたはSOAコンポジット・アプリケーションのページ内で、「SOAインフラストラクチャ」メニューを引き続き使用できます。ただし、それはページの左上隅に移動します。

  5. 「SOAインフラストラクチャ」メニューを選択します。

    これらの管理オプションを使用すると、次のタスクを実行できます。


    オプション 説明

    ホーム

    このオプションを使用すると、SOAインフラストラクチャの選択したタブに直接移動できます。

    監視

    このオプションを選択すると、次の詳細が表示されます。

    • SOAインフラストラクチャのパフォーマンス統計のサマリー

    • バインディング・コンポーネント、サービス・インフラストラクチャおよびサービス・エンジン間でのリクエストのハンドシェイクに要した時間の詳細を示す、リクエスト処理の詳細

    詳細は、「メッセージ配信リクエスト処理の監視」を参照してください。

    ログ

    このオプションを選択すると、ランタイム・ロガーのロギング・レベルを表示して構成できます。

    詳細は、「ログ・ファイルの構成」および「トラブルシューティングのためのロギング・レベルの設定」を参照してください。

    SOAデプロイ

    このオプションを選択すると、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイできます。

    詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイおよび管理」を参照してください。

    パーティションの管理

    このオプションを選択すると、SOAインフラストラクチャをパーティションと呼ばれる個別のセクションに論理的にグループ化して、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイできます。これにより、コンポジットを論理的にグループ化して、多数のSOAコンポジット・アプリケーションに対する一括ライフ・サイクル管理タスクを実行できるようにします。

    詳細は、「パーティションの概要」および「パーティションおよびワーク・マネージャ・グループの管理」を参照してください。

    ワーク・マネージャ・グループ

    このオプションを使用すると、ワーク・マネージャ・グループを管理できます。ワーク・マネージャ・グループは、各パーティションのOracle SOA Suiteで使用されるワーク・マネージャで構成されます。ワーク・マネージャは、論理スレッド・プールを表すOracle WebLogic Serverエンティティです。これは、作業アイテムが順番に処理を待機するキューに似ています。

    詳細は、「ワーク・マネージャ・グループの管理」を参照してください。

    リシーケンス・グループ

    このオプションを使用すると、「メディエータ・リシーケンス・グループ」ページにアクセスし、指定した期間内に処理されたすべてのリシーケンス・グループを検索できます。リシーケンスによって、非同期のOracle Mediatorメッセージが正しい順序に戻ります。

    詳細は、「リシーケンス・グループの監視」を参照してください。

    サービス・エンジン

    このオプションを選択すると、BPELプロセス、Oracle BPMN、Oracle Mediator、ヒューマン・ワークフロー、およびビジネス・ルールの各サービス・エンジンを監視および管理するタスクにアクセスできます。

    バインディング

    このオプションを選択すると、最新のアクティブなドキュメント・タイプと取引パートナ、およびOracle B2Bのインバウンド・エンドポイントとアウトバウンド・エンドポイントに関する詳細が表示されます。

    詳細は、「Oracle B2Bインフラストラクチャの監視」を参照してください。

    サービスと参照

    このオプションを選択すると、すべてのSOAコンポジット・アプリケーション内のサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントに対するメッセージ処理メトリックが表示されます。

    詳細は、「SOAインフラストラクチャのサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの監視」を参照してください。

    ビジネス・イベント

    このオプションを選択すると、使用可能なビジネス・イベントおよび現在のイベント・サブスクライバが表示されます。

    詳細は、「ビジネス・イベントの管理」を参照してください。

    エラー通知ルール

    このオプションを使用すると、エラー通知ルールを管理できます。ルールは、実行時にアラートを生成するために作成された構成定義です。アラートは、ルール条件が満たされた場合にトリガーされます(たとえば、48時間以内に10を超えるフォルトが発生した場合にトリガーするアラートを定義します)。

    詳細は、「エラー通知ルールの作成」を参照してください。

    注意: このオプションは、Oracle Enterprise SchedulerがOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlとともにデプロイされている場合に表示されます。

    スケジュールの定義

    このオプションを使用すると、ジョブ送信用のスケジュールを定義できます。エラー通知ルールを作成するときは、定義済のスケジュールを選択します。スケジュールでは、スケジューラをトリガーする頻度(2分ごとにスケジューラを起動するなど)を指定します。

    注意: このオプションは、Oracle Enterprise SchedulerがOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlとともにデプロイされている場合に表示されます。

    詳細は、Oracle Enterprise Schedulerの管理を参照してください。

    SOA管理

    このオプションを選択すると、SOAインフラストラクチャおよび各サービス・エンジンを構成する次のタスクにアクセスできます。

    • 共通プロパティ: 構成プロファイルの表示と更新、SOAインフラストラクチャの監査レベルの設定、受信メッセージのペイロード検証の有効化、デフォルト問合せ期間の更新、コールバック・サーバーとサーバーURLの指定、分析およびセンサーの有効化と無効化、Universal Description, Discovery and Integration (UDDI)レジストリ・プロパティの設定、データソースJNDIロケーションの表示、致命的でない接続の再試行回数の設定、Webサービス・バインディング・プロパティの設定など、SOAインフラストラクチャ全体に影響を与えるプロパティの設定が可能です。

      詳細は、「SOAインフラストラクチャ・プロパティの構成」を参照してください。

    • BPELプロパティ: 監査証跡サイズ、変数の最大ドキュメント・サイズ、受信および送信メッセージのペイロード検証、監査証跡レベル、BPELモニターおよびセンサーの無効化ステータスの各設定が可能です。

      詳細は、「BPELプロセス・サービス・エンジン・プロパティの構成」を参照してください。

    • BPMNプロパティ: 監査証跡サイズ、変数の最大ドキュメント・サイズ、受信および送信メッセージのペイロード検証、監査証跡レベル、BPMNモニターおよびセンサーの無効化ステータスの各設定が可能です。このオプションは、Oracle BPM Suiteがインストールされている場合にのみ使用できます。

      詳細は、「BPMNプロセス・サービス・エンジン・プロパティの構成」を参照してください。

    • メディエータ・プロパティ: 監査レベル、メトリック・レベル、パラレル処理で取得する最大行数、パラレル・ロッカー・スレッド・スリープ値、コンテナIDのリフレッシュ時間、コンテナIDのリース・タイムアウト値、リシーケンサ・ロッカー・スリープ値、ロックする最大グループ数およびワーカー・スレッドの設定が可能です。

      詳細は、「サービス・エンジン・プロパティの構成」を参照してください。

    • ワークフロー・プロパティ: 次のタブが表示されます。

      「メーラー」タブ: ワークフロー・サービス通知モード、およびアクション可能な電子メール・アドレス値の設定が可能です。詳細は、「ヒューマン・ワークフロー通知プロパティの構成」を参照してください。

      「タスク」タブ: アクション可能な電子メール・アカウントの設定、ワークフロー・サービス・セッション・タイムアウトの設定、ワークフロー・カスタム・クラス・パスURLの追加、動的割当てとタスク・エスカレーション関数およびパラメータの設定、ワークリスト・アプリケーションURLの設定、タスク割当て先の設定、ポータル・レルム・マッピングの設定およびタスク・オート・リリース構成優先度の追加が可能です。詳細は、「ヒューマン・ワークフロー・タスク・サービス・プロパティの構成」を参照してください。

    • B2Bサーバー・プロパティ: DMS(ダイナミック・モニタリング・サービス)メトリックを有効にできます。詳細は、「Oracle B2Bサーバーのプロパティの構成」を参照してください。

    • 相互参照: 相互参照値を選択できます。詳細は、「相互参照値の削除」を参照してください。

    • トークン構成: グローバル・トークン変数を定義および管理できます。環境間でSOAコンポジット・アプリケーションを移動する場合、各構成プランで一部の値の置換えが必要になります。各プランでの値の代替を回避するために、SOAコンポジット・アプリケーションの特定のURIに対してグローバル・トークン変数を定義できます。

      詳細は、「複数のSOAコンポジット・アプリケーションのグローバル・トークン変数の管理」を参照してください。

    • 自動パージ: 古いフロー・インスタンス、アダプタ・レポートおよびフォルト・アラート・データをデータベースから自動的に削除するパージ・ジョブのスケジュールおよび実行が可能です。

      詳細は、「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用した大量のインスタンスの削除」を参照してください。

      注意: このオプションは、Oracle SOA Suiteクイック・スタート・インストール・オプションに含まれるJavaデータベースを使用している場合は選択できません。このオプションの詳細は、『SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』を参照してください。

    セキュリティ

    このオプションを選択すると、次の選択項目が表示されます。

    • アプリケーション・ポリシー: リソースへのアクセスを制御するために、アプリケーションが依存するアプリケーション・ポリシーを作成できます。

    • アプリケーション・ロール: アプリケーションに対するアプリケーション・ロールを作成できます。

      アプリケーション・ロールの詳細は、『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』を参照してください。

    このオプションは、SOAインフラストラクチャ(soa-infra)アプリケーションを含めたデプロイ済のすべてのJava EEアプリケーションについて使用可能です。これらのオプションは、SOAコンポジットのセキュリティ・ポリシーを構成しません

    ポリシーをコンポジット・アプリケーションにアタッチする方法の詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションのポリシーの管理」を参照してください。

    管理

    このオプションを選択すると、次の選択項目が表示されます。

    • MDS接続: メタデータ・サービス(MDS)接続を管理できます。

    • TopLinkセッション: Oracle TopLink永続フレームワークのキャッシュを管理できます。

    • システムMBeanブラウザ: 複数のアプリケーションとコンポーネント間でプロパティの拡張構成を実施できます。

      詳細は、「システムMBeanブラウザへの移動」を参照してください。また、システムMBeanブラウザの使用方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理を参照してください。

      Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlからのシステムMBeanブラウザを構成することに加え、WebLogic Scripting Tool(WLST)を使用したSOA構成のMBean操作も起動できます。詳細は、SOA Suite用WLSTコマンド・リファレンスを参照してください。

      注意: Oracle BPM Suiteがインストールされていなくても、システムMBeanブラウザにはOracle BPMNのMBeanが含まれています。Oracle BPM Suiteがインストールされていない場合は、このMBeanを使用できないため、無視します。このMBeanが存在しても、他のOracle SOA Suiteコンポーネントの実行時の動作に影響はありません。

    ターゲット情報

    このオプションを選択すると、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのバージョン、Oracleホーム、OracleインスタンスなどのSOAインフラストラクチャに関する一般的な詳細が表示されます。


  6. 手順2で表示されたsoa-infraリストから特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューがナビゲータの上に表示され、SOAコンポジット・アプリケーションの各ページを参照している場合でも、同じ高レベルの管理オプションにアクセスできます。このメニューは、コンポジット・アプリケーションを選択すると位置が変わります。

  7. ナビゲータで「soa-infra」を右クリックします。表示されたメニューでは、「SOAインフラストラクチャ」メニューに表示されている同じ管理オプションにアクセスできます。

2.2.2 SOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページおよびメニューからの移動

特定のSOAコンポジット・アプリケーションのOracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteの管理タスクに直接移動できます。

SOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページおよびメニューから移動する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「SOA」「soa-infra」の順に開きます。
  2. パーティションを展開します。

    SOAインフラストラクチャのパーティションで実行中のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションが表示されます。

  3. 特定のSOAコンポジット・アプリケーションを選択します。

    選択したSOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページが表示されます。このページを使用すると、コンポジット管理タスク(リタイア、アクティブ化、停止、起動、テストなど)の実行と、SOAコンポジット・アプリケーションに組み込まれているサービス・コンポーネント、サービス・バインディング・コンポーネント、参照バインディング・コンポーネントの表示を行うことができます。

  4. SOAコンポジット・アプリケーションの名前の下にある「SOAコンポジット」メニューを選択します。

    これらの管理オプションを使用すると、次のタスクを実行できます。

    オプション 説明

    ホーム

    このオプションを使用すると、SOAコンポジット・アプリケーションの選択したタブに直接移動できます。

    • ダッシュボード: このオプションを使用すると、アプリケーションのホーム・ページから個々のSOAコンポジット・アプリケーションの状態(リタイア、停止、アクティブ化、起動、テストなど)を管理できます。

      詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページでのアプリケーションの状態管理」を参照してください。

    • コンポジット定義: このオプションを使用すると、Oracle JDeveloper 12cで設計したSOAコンポジット・アプリケーションをグラフィカル表示できます。これは、Oracle JDeveloperでのSOAコンポジット・アプリケーションの表示と似ています。Oracle JDeveloper 11gで設計したSOAコンポジット・アプリケーションは表示されません。この問題を解決するには、Oracle JDeveloper 12cでSOAコンポジット・アプリケーションを再度オープンして再デプロイします。

    • フロー・インスタンス: このオプションを使用すると、このSOAコンポジット・アプリケーション内のビジネス・フロー・インスタンスのリストを表示できます。ビジネス・フローは、1つのフロー内で組み合された複数のSOAコンポジット・アプリケーションで構成できます。

    • ユニット・テスト: このオプションを使用すると、テスト・ケースを実行して、現在のSOAコンポジット・アプリケーションとそのWebサービス・パートナの間の相互作用を、本番環境へのデプロイメント前にシミュレートできます。このオプションは、コンポジットのテスト・インスタンスを生成します。

      詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションの自動テストの概要」および「SOAコンポジット・アプリケーションのテストの自動化」を参照してください。

    • ポリシー: このオプションを使用すると、ポリシーを表示し、SOAコンポジット・アプリケーションとの間でアタッチまたはデタッチできます。

      詳細は、「ポリシーの概要」および「SOAコンポジット・アプリケーションのポリシーの管理」を参照してください。

    監視

    このオプションを選択すると、選択したSOAコンポジット・アプリケーションに関するパフォーマンス統計のサマリーが表示されます。

    SOAデプロイ

    このオプションを選択すると、このSOAコンポジット・アプリケーションのアンデプロイまたは再デプロイ、あるいは別のSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイを実行できます。

    詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイ」を参照してください。

    エクスポート

    このオプションを使用すると、デプロイされたSOAコンポジット・アプリケーションをJARファイルにエクスポートできます。

    詳細は、「デプロイ済のSOAコンポジット・アプリケーションのエクスポート」を参照してください。

    サービスのテスト

    このオプションを選択すると、このデプロイ済SOAコンポジット・アプリケーションのインスタンスを「Webサービスのテスト」ページから手動で起動できます。

    詳細は、「ビジネス・フローのテスト・インスタンスの起動」を参照してください。

    SOAインフラストラクチャ

    このオプションを選択すると、SOAインフラストラクチャの「ダッシュボード」ページに移動します。

    詳細は、「SOAインフラストラクチャまたは個々のパーティションの全体的ステータスの監視」を参照してください。

    SOAインフラストラクチャの共通プロパティ

    このオプションを使用すると、構成プロファイルの表示と設定、SOAインフラストラクチャの監査レベルの設定、受信メッセージのペイロード検証の有効化、デフォルト問合せ期間の更新、コールバック・サーバーとサーバーURLの指定、分析とセンサーの無効化、Universal Description, Discovery and Integration (UDDI)レジストリ・プロパティの設定、データソースJNDIロケーションの表示、致命的でない接続の再試行回数の設定、Webサービス・バインディング・プロパティの設定が可能です。

    詳細は、「SOAインフラストラクチャ・プロパティの構成」を参照してください

    サービス/参照プロパティ

    このオプションを選択すると、SOAコンポジット・アプリケーションに含まれるサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントに対してWSDLファイル・プロパティを構成できます。

    詳細は、「サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントのプロパティの構成」を参照してください

    ターゲット情報

    このオプションを選択すると、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのバージョン、Oracleホーム、Oracleインスタンス、コンポジットがデプロイされているパーティションなど、このSOAコンポジット・アプリケーションに関する一般的な詳細が表示されます。

  5. ナビゲータでSOAコンポジット・アプリケーションの名前を右クリックします。表示されたメニューでは、「SOAコンポジット」メニューに表示されている同じ管理オプションにアクセスできます。

2.2.3 パーティションのホーム・ページおよびメニューからの移動

SOAインフラストラクチャの特定のパーティションの管理タスクに移動できます。

パーティションのホーム・ページおよびメニューから移動する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「SOA」「soa-infra」の順に開きます。
  2. 特定のパーティションをクリックします。
  3. ページ上部で「SOAパーティション」メニューを選択します。

    これらの管理オプションを使用すると、次のタスクを実行できます。

    オプション 説明

    ホーム

    このオプションを使用すると、選択したパーティションについて次の選択項目が表示されます。

    • ダッシュボード: このオプションを使用すると、パーティションの重要な構成設定、コンポジットとアダプタ・エンドポイントの可用性、ビジネス・トランザクション・フォルト、ビジネス・フロー・インスタンスと一括リカバリ・ジョブの検索機能およびエラー通知ルールのアラートを監視できます。

      詳細は、「SOAインフラストラクチャまたは個々のパーティションの全体的ステータスの監視」を参照してください

    • デプロイ済コンポジット: このオプションを使用すると、パーティション内のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションの状態を管理できます。

    • フロー・インスタンス: このオプションを使用すると、パーティション内のビジネス・フロー・インスタンスのリストを表示できます。ビジネス・フローは、1つのフロー内で組み合された複数のSOAコンポジット・アプリケーションで構成できます。

      詳細は、「ビジネス・フロー・インスタンスのトラッキング」を参照してください。

    • エラー・ホスピタル: このオプションを使用すると、パーティション内で発生したフォルトを管理し、パーティション全体のフォルト・データに関連付けられている集計済統計を表示できます。

      詳細は、「エラー・ホスピタルでのフォルトからのリカバリ」を参照してください。

    コンポジット制御

    このオプションを選択すると、次の一括ライフ・サイクル管理タスクが表示されます。

    • 「すべて起動」: このパーティション内のすべてのコンポジットを起動するダイアログが起動されます。

    • 「すべてシャットダウン」: このパーティション内のすべてのコンポジットをシャットダウンするダイアログが起動されます。

    • 「すべてアクティブ化」: このパーティション内のすべてのコンポジットをアクティブ化するダイアログが起動されます。

    • 「すべてリタイア」: このパーティション内のすべてのコンポジットをリタイアさせるダイアログが起動されます。

    これらのコンポジットの状態の詳細は、「SOAインフラストラクチャ・レベルでのすべてのアプリケーションの状態管理」を参照してください。

    SOAデプロイ

    このオプションを選択すると、次の管理タスクが表示されます。

    • 「このパーティションにデプロイ」: コンポジットを選択してこのパーティションにデプロイするために、「SOAコンポジットのデプロイ」ウィザードを起動します。

    • 「このパーティションからすべてアンデプロイ」: このパーティション内のすべてのコンポジットをアンデプロイするダイアログが起動されます。

    • 「再デプロイ」: コンポジットを選択してこのパーティションに再デプロイするために、「SOAコンポジットの再デプロイ」ウィザードを起動します。

    詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションのデプロイおよび管理」を参照してください。

    このパーティションの削除

    このオプションを選択すると、このパーティションを削除するダイアログが起動されます。パーティションが削除される前に、パーティション内のすべてのコンポジットが自動的にアンデプロイされます。

    リシーケンス・グループ

    このオプションを使用すると、「メディエータ・リシーケンス・グループ」ページにアクセスし、指定した期間内に処理されたすべてのリシーケンス・グループを検索できます。リシーケンスによって、非同期のOracle Mediatorメッセージが正しい順序に戻ります。

    詳細は、「リシーケンス・グループの監視」を参照してください。

    エラー通知ルール

    このオプションを使用すると、このパーティションのエラー通知ルールを管理できます。ルールは、実行時にアラートを生成するために作成された構成定義です。アラートは、ルール条件が満たされた場合にトリガーされます(たとえば、48時間以内に10を超えるフォルトが発生した場合にトリガーするアラートを定義します)。

    詳細は、「エラー・ホスピタルでのフォルトからのリカバリ」を参照してください。

    注意: このオプションは、Oracle Enterprise SchedulerがOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlとともにデプロイされている場合に表示されます。

    ターゲット情報

    このオプションでは、パーティション(ターゲット)名、Oracle Fusion Middlewareのバージョン、Oracle Fusion Middlewareのホーム・ディレクトリ、ドメインのホーム・ディレクトリ、ホスト名、デプロイされたサーバーなど、パーティションについての一般的な詳細が表示されます。

  4. ナビゲータでパーティションの名前を右クリックします。表示されたメニューでは、「SOAパーティション」メニューに表示されている同じ管理オプションにアクセスできます。

2.2.4 デプロイ済Java EEアプリケーションへの移動

Oracle SOA Suiteコンポーネントおよび(インストールされている場合)Oracle BPM Suiteコンポーネントに関連したデプロイ済Java EEアプリケーションに移動できます。これは、SOAシステム・コンポーネント(テクノロジ・アダプタ、Oracle B2B、Oracle BPM Worklistなど)を表すJava EEアプリケーションです。Webサービスをデプロイし、そのサービスがここにリストされていることを確認できます。また、個々のアプリケーション(例: デプロイ済Webサービス)をクリックし、WARファイルとEARファイルを管理してここからデプロイできることをテストできます。独自のJava EEアプリケーションをデプロイしている場合は、それらもここに表示されます。

デプロイ済Java EEアプリケーションに移動する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「アプリケーションのデプロイ」を展開します。
  2. 「内部アプリケーション」を展開します。
  3. 「リソース・アダプタ」を展開します。

    Oracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteコンポーネントに関連したデプロイ済Java EEアプリケーションのリストが表示されます。

  4. 特定のアプリケーションをクリックし、アプリケーション・パフォーマンスの詳細を表示します。

    Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにはデプロイ済モジュールすべてのURLが表示されますが、このページからは直接起動できません。

2.2.5 Oracle WebLogic Server管理コンソールおよび他のページへの移動

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのほとんどのページの右上隅には、「関連リンク」メニューがあります。現在の場所に応じて、このメニューのコンテキストは、関連ページへのリンクを示すように変更されます。たとえば、BPELプロセス・サービス・エンジンのページを参照している場合、「関連リンク」メニューには、SOAインフラストラクチャのホーム・ページ、BPELプロセス構成プロパティのページ、Oracle WebLogic Server管理コンソールへの各リンク、およびサービス・エンジン・ログ・ファイルに関するページへのリンクが表示されます。図2-1に詳細を示します。また、BPELサービス・エンジン・ページ上部の「soa-infra」をクリックすると、SOAインフラストラクチャのホーム・ページに直接移動することもできます。

図2-1 SOAコンポジット・アプリケーションの「関連リンク」メニュー

図2-1の説明が続きます
「図2-1 SOAコンポジット・アプリケーションの「関連リンク」メニュー」の説明

SOAコンポジット・アプリケーションのサービス・コンポーネント(BPELプロセスやOracle Mediatorなど)のページを参照している場合は、いくつかのナビゲーション・メニューおよびリンクを使用できます。

  • 「関連リンク」メニューには、SOAインフラストラクチャのホーム・ページおよび適用可能なサービス・エンジンのホーム・ページへのリンクが表示されます。図2-2に詳細を示します。

  • SOAコンポジット・アプリケーション内を移動すると、ブレッドクラムが左上隅に表示されます。

  • SOAコンポジット・アプリケーション・ページ(サービス・コンポーネントのページを含む)内では、SOAインフラストラクチャのページへのリンクも、「SOAインフラストラクチャ」メニューを介して引き続き使用できます。このメニューは、ナビゲータの上にある「WebLogicドメイン」メニューの横に表示されます。たとえば、このメニューを使用すると、特定のBPELサービス・コンポーネントのホーム・ページから、BPELサービス・エンジンの構成プロパティのページに直接移動できます。

  • ページ上部の名前をクリックすると、親のページに移動できます。たとえば、サービス・コンポーネント・ページの最上部にあるコンポジットの名前をクリックすると、そのコンポーネントが含まれているコンポジットに移動できます。

図2-2 SOAコンポジット・アプリケーションのサービス・コンポーネントの「関連リンク」メニュー

図2-2の説明が続きます
「図2-2 SOAコンポジット・アプリケーションのサービス・コンポーネントの「関連リンク」メニュー」の説明

サービス・エンジン、SOA管理(「SOAインフラストラクチャの共通プロパティ」ページなど)およびビジネス・イベントの各ページでは、「関連リンク」リストからOracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスできます。「WebLogic Serverコンソール」を選択すると、新しいブラウザ・ページが開き、Oracle WebLogic Server管理コンソールのログイン・プロンプトが表示されます。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの現在のページは、そのまま表示されます。ログイン後は、ホーム・ページが表示されます。図2-3に詳細を示します。

図2-3 Oracle WebLogic Server管理コンソール

図2-3の説明が続きます
「図2-3 Oracle WebLogic Server管理コンソール」の説明

次のOracle SOA Suiteタスクは、Oracle WebLogic Server管理コンソールから実行できます。

  • コンポジット参照に対するアダプタ接続の構成。

  • アダプタで使用するデータソースの作成と管理。

  • アダプタで使用するJMSリソースの作成と管理。

  • SOAインフラストラクチャ・データソースの管理(例: 接続プールの設定変更)。

  • ヒューマン・ワークフロー・ユーザーのセキュリティの管理。

  • Oracle WebLogic Serverトランザクション(JTA)の設定(例: トランザクション・タイムアウト値)の管理。

  • ヒューマン・タスク・ユーザー・インタフェースのデプロイ。

2.2.6 WebLogicドメインのホーム・ページからSOAインフラストラクチャまたはSOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページへの移動

SOAインフラストラクチャ、特定のSOAパーティションまたは特定のSOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページには、WebLogicドメインのホーム・ページからアクセスできます。

SOAインフラストラクチャまたはSOAコンポジット・アプリケーションのホーム・ページに移動するには、次の手順を実行します。

  1. WebLogicドメインのホーム・ページの「デプロイメント」セクションで、「soa-infra」または特定のSOAコンポジット・アプリケーションをクリックします。

    選択した項目のホーム・ページが表示されます。

2.3 状況依存オンライン・ヘルプへのアクセス

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの各ページでは、「ヘルプ」メイン・メニューの「このページのヘルプ」オプションから、状況依存ヘルプにアクセスできます。

状況依存オンライン・ヘルプにアクセスする手順は、次のとおりです。

  1. ページの右上隅で、「weblogic」「ヘルプ」メイン・メニューから「このページのヘルプ」を選択します。

    該当ページのフィールドについて説明する状況依存ヘルプが表示されます。

    「ヘルプ」メイン・メニュー・リストには、次の選択項目が示されます。

    選択項目 説明

    目次

    Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの関連ガイドへのリンクとともに目次が表示されます。

    このページのヘルプ

    選択したページの選択可能フィールドについて説明する状況依存ヘルプが表示されます。

    使用方法

    選択したページに関連する概要および手順のドキュメントへのリンクが表示されます。

    ドキュメント・ライブラリ

    Oracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリのメイン・ページが表示されます。

    ユーザー・フォーラム

    Oracle Fusion Middlewareユーザー・フォーラムが表示されます。

    Oracle Technology Network

    Oracle Fusion MiddlewareのOracle Fusion Middlewareメイン・ページが表示されます。

2.4 システムMBeanブラウザへのナビゲート

Oracle SOA Suiteの構成パラメータの一部はOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのプロパティ・ページに公開されません。ただし、これらのパラメータはシステムMBeanブラウザを使用して変更できます。

マネージドBean (MBean)は、アプリケーション、サービス、コンポーネント、デバイスなど、分散環境内のJava Management Extensions (JMX)管理可能リソースを表すJavaオブジェクトです。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、特定の監視タスクおよび構成タスクを実行するMBeanを管理するためのシステムMBeanブラウザが用意されています。

この項では、システムMBeanにアクセスする各種の方法を説明し、個別のSOAインフラストラクチャおよびサービス・コンポーネントのプロパティを編集する方法を説明する参照ドキュメントを紹介します。

システムMBeanブラウザについての一般的な情報は、Oracle Fusion Middlewareの管理のFusion Middleware ControlのMBeanブラウザの使用のスタート・ガイドに関する項を参照してください。

2.4.1 メイン・ページからのシステムMBeanブラウザへのアクセス

「システムMBeanブラウザ」メイン・ページに直接アクセスできます。メイン・ページでは、システムMBeanブラウザ内のすべてのプロパティにアクセスできます。管理対象のセクションまでナビゲーション・ツリーを移動する必要があります。

メイン・ページからシステムMBeanブラウザにアクセスする手順は次のとおりです。

  1. ナビゲータで「soa-infra」を右クリックします。
  2. 「管理」「システムMBeanブラウザ」を選択します。

    「システムMBeanブラウザ」が表示されます。

  3. 「アプリケーション定義のMBeans」まで下にスクロールします。
  4. 「アプリケーション定義のMBeans」を展開して、特定のセクションにアクセスします。名前がわかっている場合は(BPELConfigなど)、上部の「検索」フィールドも使用できます。

    このセクションには多くのOracle SOA Suiteコンポーネントのプロパティが表示されます。

  5. 構成が必要なプロパティが含まれるコンポーネントを展開します。たとえば、「oracle.as.soainfra.config」「サーバー: server_name「BPELConfig」「bpel」の順に展開します。また、この場所には、「「コンポーネント・プロパティ」ページからのシステムMBeanブラウザへのアクセス」の手順3で説明されている「詳細BPEL構成プロパティ」ショートカットをクリックしてもアクセスできます。

    このガイドでは、システムMBeanブラウザのメイン・ページから構成プロパティにナビゲートする様々な例を示します。ここではいくつかの例を紹介します。

2.4.2 「コンポーネント・プロパティ」ページからのシステムMBeanブラウザへのアクセス

システムMBeanブラウザには、Oracle SOA Suiteコンポーネントのプロパティ・ページの様々なメニューからもアクセスできます。これらのショートカットを使用すると、「アプリケーション定義のMBeans」グループのoracle.as.soainfra.configセクションなど、MBeanツリーの個別のセクションに直接アクセスできます。これにより、SOAインフラストラクチャおよびサービス・コンポーネントの共通プロパティの多くに迅速にアクセスできます。

コンポーネントのプロパティ・ページからシステムMBeanブラウザにアクセスする手順は次のとおりです。

  1. ナビゲータで「soa-infra」を右クリックします。
  2. 「SOA管理」を選択します。
  3. システムMBeanブラウザのプロパティの管理対象の適切なコンポーネントを選択し、ページを下にスクロールしてショートカットにアクセスします。
    選択 スクロール先およびクリック対象 参照先

    共通プロパティ(SOAインフラストラクチャ)

    詳細SOAインフラ拡張構成プロパティ

    SOAインフラストラクチャ・プロパティの構成

    BPELプロパティ

    詳細BPEL構成プロパティ

    BPELプロセス・サービス・エンジンのプロパティの構成

    BPMNプロパティ

    注意: このオプションはOracle BPM Suiteがインストールされている場合のみ表示され選択可能になります。

    詳細BPMN構成プロパティ

    「BPMNプロセス・サービス・エンジン・プロパティの構成」

    メディエータ・プロパティ

    詳細メディエータ構成プロパティ

    「サービス・エンジン・プロパティの構成」

    「ワークフロー・プロパティ」「メーラー」タブ

    詳細ワークフロー通知構成プロパティ

    ヒューマン・ワークフローの通知プロパティの構成

    「ワークフロー・プロパティ」「タスク」タブ

    詳細ワークフロー・タスク・サービス構成プロパティ

    ヒューマン・ワークフロー・タスク・サービス・プロパティの構成

    B2Bサーバー・プロパティ

    詳細B2B構成プロパティ

    「Oracle B2Bサーバーのプロパティの構成」

    自動パージ

    その他の自動パージ構成のプロパティ

    「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用した大量のインスタンスの削除」

    たとえば、「詳細BPEL構成プロパティ」リンクを選択すると、システムMBeanブラウザの「oracle.as.soainfra.config」「Server: server_name」「BPELConfig」「bpel」セクションに自動的に移動します。構成するプロパティは、ページの右側に表示されます。

2.5 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlからのログアウト

この項では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのログアウト方法について説明します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlからログアウトするには:

  1. ログアウトについては、次の詳細に注意してください。
    • 複数のページ(例: ヘルプ・ダイアログ、トポロジ・ビューア、フローのトレース)が開いている場合は、いずれかのページからログアウトすると、開いているすべてのページでアプリケーション全体からログアウトします。

    • 未保存の構成変更がある状態でログアウトした場合、警告メッセージは表示されず、変更は失われます。

  2. ページの右上隅で、「weblogic」をクリックし、メニューから「ログアウト」を選択します。

2.6 アクセシビリティ・オプションの設定

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlによって、アプリケーションを監視および管理するページにアクセシビリティ・オプションが提供されます。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlはスクリーン・リーダーをサポートし、キーボード・ナビゲーションをサポートするための標準のショートカット・キーを提供しています。読みやすくするために、コンソール・ページを高コントラストで表示したり、大きなフォントで表示したりすることもできます。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでアクセシビリティを構成する方法の詳細および手順は、『Oracle Fusion Middleware』の管理Oracle Fusion Middlewareアクセシビリティ・オプションの使用に関する項を参照してください。