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Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release 2013.1.3.0
Oracle Technology Network
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Analytics

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データセット

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Analytics の設定

プロパティー

秒あたりのデータ保持ポリシーを定義する方法

Analytics のインタフェース

統計およびデータセット

パフォーマンスへの影響

Analytics の設定

デフォルトで、アプライアンスは秒単位で、すべてのアクティブなデータセットの分析データを無期限に保持します。これは大量のディスクスペースを消費し、BUI での操作を遅くする大きなデータセットが作成される可能性があるため、データ保持ポリシーを設定することを強くお勧めします。長期間、大量の履歴データを保持する予定がある場合、保持ポリシーは特に重要です。

保持ポリシーは、一定の時間または保持期間のあいだ、秒あたり、分あたり、または時間あたりのデータ忠実度レベルで収集されるデータの最小量を制限します。データの忠実度レベルあたり 1 つの保持ポリシーを設定できます。たとえば、最低 1日分のデータを秒あたりの間隔で保存する保持ポリシーを定義し、最低 1 週間分のデータを分あたりの間隔で保存する 2 つ目のポリシーを定義し、さらに最低 1 か月分のデータを時間あたりの間隔で保存する 3 番目のポリシーを定義できます。コンプライアンスニーズを含むビジネス要件に従って、最小量のデータのみを維持することをお勧めします。

秒あたりのデータはもっとも忠実度が高いため、分あたりや時間あたりのデータよりもメモリーとディスク容量が多く必要になります。同様に、長い保持期間を設定すると、格納されるデータが多くなります。データセットのサイズをモニターするには、BUI で「分析」 > 「データセット」に移動するか、CLI で analytics datasets コンテキストを使用します。使用する領域の量が最小で、ビジネス要件を満たすように、保持ポリシーを調整してください。保持ポリシーはアクティブなすべてのデータセットに適用され、一時停止されたデータセットは影響を受けません。

各保持忠実度が上がるにつれて、保存時間を延長する必要があることに注意してください。たとえば、秒あたりのデータに対して週単位の保持期間を定義したり、分あたりのデータに対して日単位の保持期間を定義したりすることはできません。

ワークシートのグラフは、アプライアンスで使用可能な最高のデータ忠実度で表示されます。たとえば、保持ポリシーでは、秒あたりのデータを収集しないが、分あたりのデータを収集する場合、グラフは、分あたりのデータを使用して描画されます。

データ保持ポリシーを有効にすると、以前のデータはただちに削除されるものと見なしてください。たとえば、3 時間以上に秒あたりのポリシーを設定した場合、3 時間を超過するデータはすべて削除されるものと見なしてください。実際に、アプライアンスは古いデータを定期的に削除しますが、パフォーマンスに影響が及ぶことを避けるために古いデータの削除を遅らせることがあります。定期的に最高の忠実度のデータを廃棄する保持ポリシーを設定することによって、Analytics で使用される領域を大幅に縮小できます。

保持ポリシーを有効にするには、スーパーユーザー権限を保持しているか、データセットスコープ内部で承認を構成している必要があります。ユーザーの承認スコープを定義する方法の詳細は、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、ユーザーの構成を参照してください。