Oracle® Solaris Studio 12.4: セキュリティーガイド

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更新: 2014 年 10 月
 
 

IDE でのリモート開発の使用

IDE でリモート構築ホストを使用するには、ログイン資格が必要です。IDE が実行中のクライアントシステムでセキュリティーが損なわれると、リモートサーバーホストへの無許可アクセスを招く可能性があります。共有デスクトップ環境で、ログイン資格を保存することは、高レベルのセキュリティーを必要とする状況ではお勧めできません。

リモート開発に関連するもう 1 つの考慮領域は、リモート開発中にクライアントシステム上でソースコードがキャッシュされることです。IDE のパフォーマンスと応答性を向上させるために、IDE のリモート開発機能は、ソースコードなどのファイルをサーバーからクライアントマシンにキャッシュします。クライアントマシンのキャッシュフォルダは user_directory/var/cache/remote-files です。

Solaris および Linux プラットフォームでは、user_directory~/.solstudio/ide-version-OS-architecture (たとえば、~/.solstudio/ide-12.4-SunOS-i386) です。

Microsoft Windows プラットフォームでは、user_directory~/Application Data/.solstudio/dd-version です。

Mac OS X プラットフォームでは、user_directory~/Library/Application/Support/solstudio/dd-version です。

機密に関わるセキュリティー環境では、削除や暗号化などを含め、このキャッシュフォルダに注意を払ってください。