ブロック・チェンジ・トラッキングを使用すると、変更されたブロックをブロック・チェンジ・トラッキング・ファイルに記録することによって、増分バックアップのパフォーマンスが向上します。増分バックアップ中にすべてのデータ・ブロックをスキャンして変更されたブロックを識別するかわりに、RMANはこのファイルを使用して、バックアップが必要な変更されたブロックを識別します。
ブロック・チェンジ・トラッキングは、データベースがオープンまたはマウントされている場合に有効にできます。この項では、ブロック・チェンジ・トラッキングをOracle Managed Fileとしてデータベース領域に作成することを想定しています(データベース領域とは、データファイル、制御ファイル、オンラインREDOログ・ファイルなどのアクティブなデータベース・ファイルをデータベースが保持する場所です)。
ブロック・チェンジ・トラッキングが有効になっているかどうかを確認するには、SQLまたはRMANプロンプトから次の文を使用して、V$BLOCK_CHANGE_TRACKING
ビューのSTATUS
およびFILENAME
列を確認します。
SELECT status, filename FROM V$BLOCK_CHANGE_TRACKING;
ブロック・チェンジ・トラッキングを有効にする手順
関連項目:
V$BLOCK_CHANGE_TRACKING
ビューの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
DB_CREATE_FILE_DEST
初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。