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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.3.3 RMANを使用したターゲット・データベースへの接続

バックアップまたはリカバリ操作を実行したり、バックアップおよびリカバリ設定を構成するには、Oracle Recovery Manager (RMAN)クライアントを起動し、ターゲット・データベースに接続する必要があります。ターゲット・データベースは、RMANを使用してバックアップまたはリストアする必要があるOracle Databaseです。ターゲット・データベースへの接続には、SYSDBAまたはSYSBACKUP管理権限が必要です。

ターゲット・データベースに接続するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド・ウィンドウを開きます。
  2. 環境変数ORACLE_SIDが、データベースのシステム識別子(SID)に設定されていることを確認します。
    $ ORACLE_SID=prod; export ORACLE_SID
    
  3. 次のいずれかを行います:
    • SYSBACKUP権限を付与されたデータベース・ユーザーとして接続するには、次のコマンドを入力します。

      rman target '"username as sysbackup"'
      

      一重引用符および二重引用符が必要です。要求された場合にはユーザーのパスワードを入力します。

    • オペレーティング・システム認証を使用して接続するには、必ずOSBACKUPDBAグループ(通常、UNIXおよびLinuxシステムではbackupdbaグループ)のメンバーであるユーザーとしてデータベース・ホストにログインし、次のコマンドを入力します。

      rman target /
      

      SYSDBAまたはSYSBACKUPを明示的に指定しない場合は、SYSDBA権限でターゲット・データベースに接続されます。

注意:

あるデータベース・ホストでRMANを起動し、別のホストでターゲット・データベースに接続することができます。これはリモート・データベースへの接続として知られ、次のことが必要です。

  • 接続文字列にネット・サービス名を指定する。

  • SYSBACKUPとして接続するには、リモート・データベースのパスワード・ファイルにユーザー名を入力する。

リモート・データベースへの接続はこのマニュアルの範囲外です。詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

関連項目:

  • マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)およびプラガブル・データベース(PDB)への接続の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください

  • ターゲット・データベースへの接続の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  • バックアップおよびリカバリを実行するためのユーザーの構成

  • ネット・サービス名に関する情報は、クライアント接続を参照してください。