プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

2.3.5.2 DBCAテンプレートのタイプ

Database Configuration Assistant (DBCA)テンプレートは、次のタイプに分けられます。

表2-1に、それぞれの特性を示します。

表2-1 DBCAテンプレートのタイプ

タイプ ファイル拡張子 データファイル データベース構造

シード

.dbc

あり

このタイプのテンプレートには、既存のデータベース(シード・データベース)の構造および物理データファイルの両方が含まれています。新しいデータベースは、シード・データベースのコピーとして起動し、次の変更のみを必要とします。

  • データベース名

  • データファイルの格納先

  • 制御ファイルの数

  • オンラインREDOログ・グループの数

  • 初期化パラメータ

これ以外の設定は、データベースの作成後にカスタム・スクリプトを使用して変更できます。スクリプトは、DBCA、コマンドラインのSQL文、またはOracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)によって起動できます。

シード・データベースのデータファイルは、Recovery Manager (RMAN)バックアップの圧縮形式で、拡張子が.dfbのファイルに格納されます。シード・データベースの制御ファイルは、拡張子が.ctlのファイルに格納されます。(このファイルは、データファイルをOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループに格納する場合またはデータファイルをOracle Managed Filesとして格納する場合にのみ必要となります。).dbcファイルには、シード・データベースのデータファイルの場所、および制御ファイルをマウントする場合に使用するソース・データベースの名前が含まれています。

非シード

.dbt

なし

このタイプのテンプレートは新しいデータベースを作成するために使用されます。これには作成するデータベースの特性が含まれます。非シード・テンプレートは、すべてのデータファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルがユーザーの仕様に合わせて作成され、名前、サイズ、その他の属性を必要に応じて変更できるため、シード・テンプレートより柔軟です。