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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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11.7.1 EM Expressを使用したシードからの新しいPDBの作成

この項では、EM Expressを使用したシード(PDB$SEED)からの新しいPDBの作成について説明します。

注意:

シードから新しいPDBを作成する前に:

  • PDBを作成するCDBが存在し、EM ExpressがそのCDBにアクセスするように構成されている必要があります。

  • PDBを作成するCDBが読取り/書込みモードであることが必要です。

  • ターゲット・ホストのユーザーは、(PDBを作成する) CDBが属するOracleホームの所有者である必要があります。

シードから新しいPDBを作成する手順:

  1. EM Expressで、PDBを作成するCDBの「コンテナ」ページに移動します。

    詳細は、「コンテナ」ページへのアクセスを参照してください。

  2. 「コンテナ」ページの「コンテナ」セクションで、「アクション」メニューから「作成」を選択します。シードからPDBを作成ウィザードが表示されます。

  3. シードからPDBを作成ウィザードの「一般」ページで、次のフィールドに値を入力します。

    • PDB名: 作成するPDBに使用する名前を入力します。

    • ユーザー名: 作成するPDBを管理する管理ユーザーの名前を入力します。

      このページで指定するユーザー名とパスワードを使用して、管理者をPDBのローカル・ユーザーとして作成し、その管理者にローカルのPDB_DBAロールを付与します。デフォルトでは、PDB_DBAロールには権限は付与されません。PDBの作成後、PDB_DBAロールにロールまたは権限を付与できます。

      関連項目:

      PDB_DBAロールおよびOracleデータベース・インストールに事前定義されたその他のロールの詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。

    • パスワード: 管理ユーザーのパスワードを入力します。

    • パスワードの確認: 管理ユーザーのパスワードを再度入力します。

    右矢印ボタンをクリックして、「記憶域」ページに移動します。

  4. 「記憶域」ページで、PDBのデータファイルを格納する場所のタイプを選択します。

    • ターゲットCDB (PDBを作成しているCDB)でOracle Managed Filesが有効になっている場合、同じ設定を使用するには、「Oracle Managed Files(OMF)の使用」を選択します。

    • ターゲットCDBでOMFを使用していない場合は、データファイルの場所を指定するか、「データファイルの場所」フィールドに指定されているデフォルトをそのまま使用します。

  5. 「記憶域」ページで、データファイルに無制限の記憶域を設定するかどうかも選択します。

    無制限の記憶域を設定しない場合は、次のフィールドの値を指定する必要があります。

    • 最大サイズ: PDBに属するすべての表領域が使用できる記憶域の量。

    • 最大共有一時サイズ: すべてのPDBが共有し、PDBに接続しているセッションが使用可能な、デフォルト一時表領域の記憶域の量。

    これらのフィールドに値を指定しない場合は、PDBの作成時にそれぞれの値が無制限に設定されます。

  6. CDBに現在アクティブなリソース・プランがある場合は、「リソース制限」ページが表示されます。

    これらのフィールドに値を指定するか、作成するPDBのデフォルト値を維持します。

    • 共有: このPDBに新しい共有値を指定するか、現在の値を維持します。

    • CPU使用率制限(%): このPDBのCPU使用率に新しい値を指定するか、現在の値を維持します。

    • パラレル・サーバー制限(%): このPDBのパラレル・サーバー使用率に新しい値を指定するか、現在の値を維持します。

  7. 「OK」をクリックします。

    PDBが作成され、読取り/書込みモードでオープンします。EM Expressによって、「コンテナ」ページの「コンテナ」セクションに表示されるコンテナ・リストにPDBが追加されます。

このPDB用にEM ExpressのHTTPSポートを構成したら、EM Expressを使用してPDBを管理できるようになります。PDBでEM_EXPRESS_ALLロールを付与されている管理ユーザーは、EM Expressを使用してPDBを管理できます。

関連項目:

PDB用にEM ExpressのHTTPSポートを構成する詳細は、EM ExpressのHTTPSポートの構成を参照してください