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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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6.3.1 表領域の作成

表領域を追加作成してユーザー・データを格納できます。このため、すべてのデータがUSERS表領域内に格納されているとはかぎりません。次のような場合に表領域を追加作成します。

  • 特定のユーザー、ユーザー・グループまたはアプリケーションに関して、すべてのアプリケーション・データを、バックアップおよびリカバリまたはメンテナンス目的で、別々の表領域または表領域のセットに保持することが有効な場合があります。たとえば、ハードウェアまたはソフトウェアの障害のためにバックアップからすべてのアプリケーション・データをリカバリする場合、オフライン・リストアを実行できます。アプリケーション・データを個別の表領域に保持すると、他のデータベース・アプリケーションの操作に影響を与えることなく、該当する表領域のみをオフラインにしてリカバリできます。

  • これらの大きいパーティション化された表を持つ一部のアプリケーションは、複数の表領域でデータ分散を行うことで利点があります。頻繁にアクセスされるデータはパフォーマンスの高いディスクに配置され、めったに検索されないデータはより費用のかからない記憶域に配置されます。このデータを分散する方法は使用可能な記憶域の最適な使用方法です。

表領域を作成するには、次のようにします。

  1. Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)の「記憶域」メニューから、「表領域」を選択します。

    「表領域」ページが表示されます。

  2. 新しい表領域を作成するには、「作成」ボタンをクリックします。

    「表領域の作成」ウィザードが表示され、一般ページが表示されます。

  3. 「名前」フィールドに表領域の名前を入力します。
  4. 「BIGFILE」セクションで「SMALLFILE」を選択します。

    注意:

    「bigfile表領域の使用」を選択した場合、表領域に含めることができるデータファイルは1つのみです。bigfile表領域は、Oracle Automatic Storage Managementまたはストライプ化、RAIDおよび動的に拡張可能な論理ボリュームをサポートしている他の論理ボリューム・マネージャを使用する大規模データベースで使用されます。

    EM ExpressはOracle Automatic Storage Managementデータベース・インスタンスをサポートしていません。

  5. 「ステータス」セクションで「オンライン」を選択します。
  6. ウィザードの次のページに移動するには、右矢印ボタンをクリックします。

    データファイルの追加ページが表示されます。

  7. 「データファイル」フィールドにデータファイルの名前を入力します。データファイル名のサフィックスに数字が含まれる場合(df_1など)、「+」ボタンをクリックするか、[Enter]キーを押して、データファイルの追加ページで選択するオプションを使用して複数のデータファイルを作成できます。
  8. 「ファイル・サイズ」フィールドに、データファイルの位置と初期サイズの適切な値を入力します。
  9. 「自動拡張」を選択します。
  10. 「増分」フィールドで、拡張するたびにファイルに追加する追加領域を選択します。
  11. 「最大ファイル・サイズ」フィールドに、このデータファイルの最大サイズを入力します。
  12. 新しい表領域にデータファイルを追加した後、右矢印ボタンをクリックして、ウィザードの次のページに移動します。

    領域ページが表示されます。

    注意:

    ウィザードのデータファイルの追加ページおよび後続のページで、右矢印ボタンをクリックして次のページに移動したり、「OK」をクリックしてウィザードを続行せずに表領域を作成できます。残りのウィザード・ページでは、表領域を作成するのにデフォルト値が使用されます。

  13. 「ブロック・サイズ」で、表領域に使用するブロック・サイズを選択します。
  14. 「エクステント割当て」「自動」を選択します。
  15. 右矢印ボタンをクリックして、ウィザードの次のページに移動します。

    ロギング・ページが表示されます。

  16. 「ロギング」セクションで「ロギング」を選択します。
  17. 右矢印ボタンをクリックして、ウィザードの最終ページに移動します。

    セグメント・ページが表示されます。

  18. 「セグメント領域の管理」セクションで「自動」を選択します。
  19. 「圧縮」セクションで「なし」を選択します。
  20. 「OK」をクリックし、表領域を追加します。

関連項目:

表領域について