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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.6.1 バックアップ管理の概要

バックアップおよびリカバリ計画で重要なことは、作成後のバックアップの管理です。バックアップ管理には不要なバックアップの削除、およびバックアップが使用可能であるかを確認する定期的なチェックの実行が含まれます。

Oracle Recovery Manager (RMAN)リポジトリに記録されたバックアップには次のステータス値のいずれかがあります。

バックアップは不要になることもあります。不要なバックアップは、現在構成されている保存ポリシーに基づいて、データ・リカバリの目的を満たすために必要でなくなったバックアップです。

RMANで実行できるメンテナンス・タスクは次のとおりです。

注意:

バックアップがすでに存在しない場合は、RMANリポジトリからバックアップ・レコードをただちに削除してください。使用可能なバックアップの正確なレコードがないと、リカバリの実行が必要なときに、データベースの完全なバックアップが存在しないことが判明する可能性があります。

バックアップの定期的なクロスチェックなどのタスクは、バックアップ計画の一環として定期的にスケジュールしてください。

高速リカバリ領域をバックアップ記憶域に使用している場合、多くのメンテナンス・アクティビティが不要になるか、または削減されます。バックアップ・ファイルおよびその他のファイルは、必要に応じて自動記憶領域管理メカニズムにより削除されるため、保存ポリシーに違反することなく、進行中のデータベース操作での記憶領域要求に応えることができます。ただし、高速リカバリ領域の領域使用量を監視して、バックアップおよびその他のリカバリ関連ファイルの格納に十分な大きさがあることを確認する必要があります。