プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

6.4.1 オンラインREDOログの多重化

オンラインREDOログは、多重化することをお薦めします。多重化を行うと、インスタンス障害やメディア障害の場合にデータをより効果的に保護できます。オンラインREDOログはOracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)を使用して多重化できます。

オンラインREDOログを多重化するには、各オンラインREDOログ・グループにメンバーを追加する必要があります。オンラインREDOログ・グループが対称である必要はありませんが、すべてのグループのメンバーを同じ数にすることをお薦めします。単一のデータベースは2つ以上のオンラインREDOログ・グループを持つ必要があります。

注意:

オンラインREDOログを多重化する場合、データベースの実行I/Oの量を増やす必要があります。構成によっては、データベースのパフォーマンス全体に影響が及ぶ可能性があります。

オンラインREDOログを多重化するには、次の手順を実行します。

  1. EM Expressの「記憶域」メニューから「REDOログ・グループ」を選択します。

    「REDOログ・グループ」ページが表示されます。

  2. グループを選択して、「メンバーの追加」をクリックします。

    メンバーの追加ページが表示されます。

  3. 「ファイル・ディレクトリ」フィールドに、ディスク上のデータファイルの格納場所となるディレクトリを入力します。

    このファイルはREDOログ・ファイル・グループの他のメンバーと同じディレクトリに作成できますが、各メンバーは個別のディスク・ドライブに格納することをお薦めします。こうすることで、ドライブ障害が発生した場合もメンバーにアクセスできます。

  4. 「ファイル名」フィールドで、新しいREDOログ・メンバーのファイル名を入力します。

    たとえば、既存のメンバー・ファイル名がREDO01.logの場合、このメンバーをREDO01a.logと指定します。

  5. 「OK」をクリックします。

    確認メッセージが表示されます。

  6. 既存のすべてのログ・グループに対して、手順2から手順5を繰り返します。