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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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3.6 データベースのホームページのアクセス

データベースのホームページはOracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)のメイン・データベース管理ページです。

データベースのホームページにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. EM ExpressのHTTPSポートが構成されていることを確認します。

    EM ExpressのHTTPSポートの構成を参照してください。

  2. Webブラウザで、管理するデータベースまたはプラガブル・データベース(PDB)用のEM ExpressのURLを次のように入力します。
    https://database-hostname:portnumber/em
    

    たとえば、mydbhost.example.comという名前のホスト・コンピュータにデータベースをインストールし、ポート番号5500をデータベース用のEM ExpressのHTTPSポート番号として構成している場合は、次のURLを入力します。

    https://mydbhost.example.com:5500/em
    

    EM Expressにアクセスしたときに、データベース・インスタンスが実行中の場合は、ログイン・ページが表示されます。

    データベース・インスタンスが実行されていない場合は、起動します。インスタンスの起動の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

    ポート番号5501を、管理するPDB用のEM ExpressのHTTPSポート番号として構成している場合は、次のURLを入力します。

    https://mydbhost.example.com:5501/em
    

    PDBが読取り/書込みモードでオープンしている場合は、EM Expressへのアクセス時に「ログイン」ページが表示されます。

    PDBが読取り/書込みモードでオープンしていない場合は、読取り/書込みモードでオープンします。ALTER PLUGGABLE DATABASE文を使用したPDBの読取り/書込みモードでのオープンの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  3. EM Expressにアクセス権限のあるユーザー・アカウントでデータベースまたはPDBにログインします。EM Expressに対してEM_EXPRESS_BASICおよびEM_EXPRESS_ALLロールが作成され、これらのロールの少なくとも1つを付与されたユーザーがEM Expressにログインできます。

    このユーザーは、最初はSYSまたはSYSTEMのいずれかで、データベースのインストール時に指定したパスワードを使用します。

    SYSTEMアカウントを使用して日常的な管理タスクを実行できますが、Oracle Databaseを管理するための名前付きユーザー・アカウントを作成して、データベース・アクティビティを監視できるようにすることをお薦めします。データベースのバックアップ、リカバリまたはアップグレードを行うには、SYSDBA権限のあるユーザーとしてログインする必要があります。

    EM Expressにデータベースのホームページが表示されます。

  4. 他のEM Expressページに移動した後、データベースのホームページに戻るには、次の手順を実行します。

データベース・ホームページの様々なセクションでは、データベースの環境および状態について説明します。「ステータス」セクションには、データベースの基本情報が表示されます。データベース・インスタンスがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の場合、「ステータス」セクションの「タイプ」フィールドの次の行はリンクになっていて、このインスタンスをCDBとして識別し、CDB内のPDB数を示します。「CDB (n PDB)」リンクをクリックすると、CDBの「コンテナ」ページが開き、CDBコンテナ(PDB)のステータス、パフォーマンスおよびリソース情報が表示されます。「インシデント - 過去24時間」セクションには、過去24時間のデータベースのクリティカル・エラーのアラートが示されます。また、「SQLモニター」セクションでは、データベースのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性のある長時間実行中のSQL文に警告が出されます。メニュー・オプションを使用すると、問題領域に関する詳細を参照できる以外に、場合によっては問題解決の推奨事項を入手できます。「データベースの監視およびチューニング」を参照してください。

関連項目: